演:泉里香
概要
葛葉紘汰の実の姉でありユグドラシル・コーポレーションの関連企業で働くOL。
両親を早くに喪った後、親代わりとしても紘汰を育ててきた。
明るく楽天的だが芯の強い性格であり、紘汰がバイトを辞めて、インベスゲームで得た賞金を受け取らず、「仕事っていうのは知らない誰かの役に立つことよ」、「遊んで手に入れたお金でこの家を支える気はありません」と紘汰を論した。
第17話では呉島光実の作戦で人質になっていた……はずだったが、実行役の凰蓮・ピエール・アルフォンゾの店の一室に連れて来られてケーキを振る舞われており、その後何事にもなく解放されてしまった為、本人は人質になった自覚は無く、福引きの特典を楽しんだだけと思っている。
戦闘の激化に伴い、一時はレデュエに捕らえられたりもしていたが、救出されビートライダーズと共に過ごしていた。しかし駆紋戒斗と紘汰の最後の戦いを前にして、変身願望が大きくなり続けた末に、紘汰が人間でなくなってしまった事実を知り悲しむも、街から脱出するように促され、これが姉弟の今生の別れとなってしまった。
最終回では呉島貴虎と「シャルモン」で会談。弟とすれ違っていた事に苦悩する貴虎を励ましつつ、紘汰が選んだ道を信じる発言をした。
余談
上記のインベスゲームの賞金を「遊びで得たお金はダメ(要約)」と諭したが、成功者は『遊びの延長を仕事にして成功した』人達も大なり小なり存在する為、彼女の諭しは半分当たりで半分ハズレとも言える。
ただし当時の紘汰は世のエンターテイナー達のように観客を沸かせ楽しませることを真剣に考えていたわけでもなく、無邪気に力を振り回してまさしく遊んでいただけであった。晶の言葉に全く反論することができなかったのも、図星をつかれたからだと思われる。
また作中に於いては、これが最終的に弟の変身願望を大きくし過ぎる最初のきっかけともなっており、本人自身最終回でその事を振り返っている。
演じた泉氏は本作がシリーズ初出演であるが、特撮番組全般としては実写版『美少女戦士セーラームーン』の水野亜美/セーラーマーキュリー役以来の出演となる。