概要
平成ライダー10作目を記念した『仮面ライダーディケイド』を一区切りとして、次作『仮面ライダーW』から最終作『仮面ライダージオウ』までの10作品を総称する名称。「平成ライダー」と異なり、公式用語ではない。
該当作品
- 『仮面ライダーW』(2009~2010年)
- 『仮面ライダーオーズ/OOO』(2010~2011年)
- 『仮面ライダーフォーゼ』(2011~2012年)
- 『仮面ライダーウィザード』(2012~2013年)
- 『仮面ライダー鎧武/ガイム』(2013~2014年)
- 『仮面ライダードライブ』(2014~2015年)
- 『仮面ライダーゴースト』(2015〜2016年)
- 『仮面ライダーエグゼイド』(2016〜2017年)
- 『仮面ライダービルド』(2017〜2018年)
- 『仮面ライダージオウ』(2018年〜2019年)
『W』から『ウィザード』までと『ビルド』『ジオウ』は9月スタート、『鎧武/ガイム』から『エグゼイド』までは10月スタートである(=『ウィザード』は例年より1ヶ月長く、『エグゼイド』は1ヶ月短い)。
主な特徴
作風、形式
- 一期よりも世界観や設定がぶっ飛んでいる。二人で一人の仮面ライダーになったり、主人公が小銭と替えのパンツしか持たない自由人だったり、学園ものだったり、仮面ライダーが魔法を使ったり、フルーツモチーフの武将だったり、ライダーなのに車に乗ったり、主人公が第1話で死亡したり、ゲームで病気を治療する医師だったり、3つに分かれた国で仮面ライダーが軍事兵器として使われていたり、主人公が王様になる夢を叶えるために過去のライダーの力を継承したり。
- ストーリーは1エピソード2話構成である事が多い(一期にも見られた)。
- 『ウィザード』以降は2話構成を崩している作品も登場している。
- 全体的に明るくコミカルでカラフル、ポップな印象が強い。しかし、(特にクリスマス前回や終盤など)一期に負けず劣らずかつ毒の強いシリアスなエピソードも多く、世界観の根幹に関わる設定はどの作品も案外ハートフルボッコなものばかりである。後半には明るい作風に見せかけた重苦しい世界観の作品も登場するようになった(ダンスバトルから世界の命運を賭けた戦争に発展する鎧武/ガイム、どんより現象をぶっ飛ばす爽やかなヒーローを主役にしているが次第に人間のエゴがクローズアップされていくドライブ、ゲームでウイルス退治が謳い文句だったが後半は命を賭けたゲームが展開されたエグゼイド、ラブ&ピースを目指す正義のヒーローが突如として戦争に巻き込まれるビルドなど)。
- 上記のコミカルな描写と関連するが、怪人による明確な殺人描写が平成一期と比較して格段に減少している。一期では自分の目的や快楽のために怪人が一般市民を殺害する描写が多かったが、二期ではそのようなシーンは少なく、あったとしても凄惨には描かれずに超常的な事象として演出されることが多い。また怪人の手にかかってしまったとしても、その怪人が倒されれば元に戻るといったケースもよく使われる。
- 放映開始時期の都合上、1クール目の終盤と2クール目の開始時期が放映休止を挟む年末年始にかかる為、1クール目終盤の12・13話辺りで物語の節目となる重要な展開を迎える事が多い。登場人物達のそれまでの人間関係が大きな変化を見せたり、かなり衝撃的な展開になる作品も少なくない。1クールアニメでいう第3話の悲劇に近い。
- 全ての作品がそれぞれ「独立した別々の世界の出来事」として描かれていた平成一期とは異なり、基本的に『W』〜『エグゼイド』までの作品は「同じ世界の出来事」として描かれる描写が数多くなされた。この描写を信じて「平成一期は全て独立した世界、平成二期は『W』〜『エグゼイド』までは繋がっている世界」と解釈するファンは非常に多い。
- ただし、後になればなるほどこうした意見に反する描写が増えるようになっていった。この点については「時系列について」の項目を参照。
- 夏の劇場版でも、以上の設定を鑑みて、現行ライダーと次期主役ライダーの共演(及び初お披露目)が恒例となっていた。ただしこちらについては製作時期の事情により、当初から「夏映画の次期主役ライダーのキャラが実際の本編とは違う」「本編の設定とは矛盾している」問題が出てきていた。(『ビルド』ではこれらの問題を逆手に取った描写がされた。)
- TV本編だけでは完全に内容を理解できない作品が多い(例外として『オーズ/OOO』は作風の都合上故か、TV本編のみで作品がちゃんと完結し、劇場版等を観る事でより楽しめる様になっている)。
- 劇場版等の外伝作品の殆どがTV本編中、もしくはTV本編の前日談又は後日談(パラレルだとしても「似たような出来事がTV本編でも起きていた」という様な複雑なパターンも稀にある。)として正史に組み込まれており、それらを見た前提で話が進んでいく作品が多い為、この事を頭に入れておかないとTV本編に伏線として貼られていた要素が次の話では唐突に消えて回収された事になっていたり、逆に劇場版に登場するネタや用語・アイテム等が何の説明も無くサラッと登場したりする事がある為困惑する。劇場版や特別編での先行登場で、別作品のライダー同士に面識があった事を前提にコラボ映画のストーリーが展開されるパターンもある。
- 一期でも僅かながら見られる例ではあるが、映画やハイパーバトルビデオ、番組公式ホームページ、超全集のような書籍はもちろん、本編後日談などを描いた外伝Vシネマシリーズや講談社キャラクター文庫を始めとした小説、ネットムービー、Blu-rayの映像特典、ファイナルステージ、ドラマCD、漫画、番組公式Twitter等、外部展開が一期以上に多彩になったため複雑さが増している。
- つまり、「外伝作品を見る事でより本編の世界観が深まる」というより「外伝作品も見ないとTV本編の内容を理解できない部分がある」作品が多いと言える。幸いにも本編内で話の終了後に公式から見るように促されたり、他のメディアで見る順番を教えていたりする為、そちらを参考にすると良い。とは言え金銭に余裕のある視聴者でなければハードルが高くなるため、内容次第では「何故これを本編でやらないのか?」といった批判が出ることも少なくない。
スタッフ
- 世代交代の波が、東映でシリーズを統括するチーフプロデューサー人事に及び、白倉伸一郎がほぼ連続してチーフPを務めた一期とは異なる1年毎の交代となっている。2年連続でPの座にあったのは大森敬仁ただ1人(『エグゼイド』→『ビルド』)。
脚本面
- 脚本面では世代交代が大きく進んだ。メインライターに限っても、東映特撮初挑戦になる脚本家を起用する例が相次いでいる(表を参照)。
●テレビシリーズ
作品名 | メインライター | 備考 |
---|---|---|
仮面ライダーW | 三条陸 | 初挑戦(※1) |
仮面ライダーオーズ/OOO | 小林靖子 | |
仮面ライダーフォーゼ | 中島かずき | (※2) |
仮面ライダーウィザード | きだつよし・香村純子 | (※3)(※4) |
仮面ライダー鎧武/ガイム | 虚淵玄・鋼屋ジン | 初挑戦(※5) |
仮面ライダードライブ | 三条陸 | (※1) |
仮面ライダーゴースト | 福田卓郎 | 初挑戦(※6) |
仮面ライダーエグゼイド | 高橋悠也 | |
仮面ライダービルド | 武藤将吾 | 初挑戦 |
仮面ライダージオウ | 下山健人 |
※1 三条は、『W』以前に『魔法戦隊マジレンジャー』の魔法呪文考案として協力した経験あり。
※2 中島は、「劇団☆新感線」の作家。『フォーゼ』以前に『獣拳戦隊ゲキレンジャー』と『W』にサブライターとして参加。
※3 きだは、「TEAM 発砲・B・ZIN」の作家。『星獣戦隊ギンガマン』『仮面ライダークウガ』にサブライターとして、『仮面ライダー響鬼』にメインライターとして参加。
※4 香村は、『ウィザード』以前に『炎神戦隊ゴーオンジャー』『天装戦隊ゴセイジャー』『海賊戦隊ゴーカイジャー』にサブライターとして参加。ライダーシリーズには初参加。
※5 虚淵玄は、元々はニトロプラスのゲーム作品などの脚本家。鋼屋ジンも同じく、元々はゲーム作品などの脚本家。
※6 福田は、『ゴースト』以前に、東映特撮ではないが『ウルトラマンマックス』『ULTRASEVENX』にサブライターとして参加経験あり。
キャラクター
- 一期に輪をかけてトリッキーなキャラクターが多い。また作風がコミカルになったことに合わせて、漫画的な設定のキャラクターが多く、リアリティを追求した1期とは非常に対照的である。
- 痛Tシャツを着たおっさんや片腕を出したおっさんなど謎のファッションセンスの持ち主が多い。特にTシャツ関連はプレミアムバンダイで即発売される。一期のころは劇中に登場して、それが人気になったから商品化していたが、二期は最初から商品化ありきでネタアパレルを出している。
- 劇中で架空のファッションブランドを設定し、主要人物がそれを愛用している。プレミアムバンダイで販売されるときはそのブランド名が前面に押し出される。
- 名前が横文字(欧米風)の素面のレギュラーキャラクターが登場する作品が多い(1期では『クウガ』『キバ』くらいだが、2期は『W』『オーズ/OOO』『ウィザード』『ドライブ』~『エグゼイド』『ジオウ』の6作品)
- これは、一期のキャラクターは現代社会に溶け込むことを基本とした者が多く、二期のキャラクターは現代社会に溶け込まずに活動する者が多いことを示している。
- 「主人公に相棒がいる」、いわゆるバディものを前面に出した作品が多い。逆に言うと、一期主人公に多い孤高感は薄れている。
- その「相棒」は大抵人外(腕だけの怪人だったり、変身ベルトだったり、使い魔だったり、データ生命体だったり、地球外生命体の片割れだったり)。主人公の片割れが人外だったケースもある。
- 『仮面ライダー電王』以降に導入されたダブルライダー制を導入することが多く、その場合2号ライダーは主人公とは別の思惑を持って動いていることが多い。しかし、場合によっては登場直後から仲間だったり、主人公の相棒が2号ライダーに変身したりする。
- 初登場はクールなのに、途中で視聴者からネタキャラ扱いされる敵側のキャラクターが多い。(平成一期でもネタキャラに該当する者はいたが、二期になってから敵キャラクター側で意図的に描かれているようなパターンが増えている)。
ラスボス
- ライダーの普遍的テーマの一つである「親殺し」を表してか、敵の親玉もしくは真の黒幕がメインキャラクターの父親であることが多い。特にドライブからビルドまでは4年連続でこの展開を採用し視聴者を驚かせた。
- 敵の親玉もしくは真の黒幕を倒した後(もしくは別のキャラクターに倒される前後)で、別のキャラクターと戦うことがあるため、ラスボスと呼べる存在がどれになるのかという議論で意見が分かれることがある。
作品名 | 親玉・黒幕 | もう一人の敵 | テレビ最後の敵 |
---|---|---|---|
仮面ライダーW | 園咲琉兵衛(テラー・ドーパント) | 加頭順(ユートピア・ドーパント) | エナジー・ドーパント |
仮面ライダーオーズ/OOO | 真木清人(恐竜グリード) | ウヴァ(メダルの器 暴走形態) | ウヴァ(メダルの器 暴走形態) |
仮面ライダーフォーゼ | 我望光明(サジタリウス・ゾディアーツ) | サジタリウス・ゾディアーツ | |
仮面ライダーウィザード | 笛木奏(白い魔法使い/仮面ライダーワイズマン) | ソラ(グレムリン) | アマダム |
仮面ライダー鎧武/ガイム | ロシュオ | 駆紋戒斗(ロード・バロン) | 仮面ライダー邪武 |
仮面ライダードライブ | 蛮野天十郎(ゴルドドライブ) | シグマサーキュラー | 眼魔アサルト |
仮面ライダーゴースト | アデル(パーフェクト・ガンマイザー) | グレートアイザー | バグスターウイルス |
仮面ライダーエグゼイド | 檀黎斗(仮面ライダーゲンム) | 檀正宗(仮面ライダークロノス) | 仮面ライダークロノス |
仮面ライダービルド | エボルト(仮面ライダーエボル) | エボルト怪人態 | |
仮面ライダージオウ | スウォルツ(アナザーディケイド) | アナザーディケイド |
これは、冬映画(『MOVIE大戦』・『平成ジェネレーションズ』)やOV・小説などで続編が作られるため、戦いはまだまだ続くということを見せる必要がある事と、諸事情で最終回後の特別編が作られる場合がある事も関係していると思われる。
ライダー・装備
- 作品の設定と同様に、平成一期のライダーに輪をかけてぶっ飛んだデザインのビジュアルが多い。特に、フルーツと鎧を組み合わせた『鎧武/ガイム』、ゲームキャラクターをモチーフにした『エグゼイド』、平成最終作であり顔面にライダーの文字が描かれた『ジオウ』の三作品は初見のインパクトが強く、物議をかもした。
フォームチェンジ
- 主役ライダーのフォームチェンジや装備が一期に比べて非常に多種多彩。いわゆる中間フォームが複数登場する作品も多く、本編終了後に最終フォームを超える究極フォームが登場することも増えた。その一方で、フォームが増えすぎた結果パワーインフレも速くなり新登場した形態がすぐに活躍できなくなるケースも多くなっている(これは理由こそ違うが近年のウルトラシリーズにも言える事である)。
- 一方でこれを逆手に取り、終盤で基本形態やそれに準ずる形態がラスボス撃破という大金星を挙げたりする例もある(一期にも見られるが)。
- 各変身形態の名称がほぼ「○○フォーム」に統一されていた一期作品と異なり、独自の名称がある作品が多い。
変身ベルト・変身アイテム
- 基本的にベルトだけで変身する事はなく、様々なサブアイテムを装填して(or読み込ませて)変身する。フォームチェンジもこれらサブアイテムで行われ、レジェンドライダー版として昭和・平成を問わず過去作のライダーをモチーフとしたアイテムの玩具が発売される例が多い(これらの要素は平成二期からと言う訳ではなく、厳密にはキバ、ゴーオンジャー世代が最初となる)。ちなみに第一作から第三作までは(ディケイドの一つから)装填するサブアイテム数が一つづつ増えていたが、流石に無理があったのか5以上にはならなかった。
- どの作品でもサブアイテムは劇中のキーアイテムであり、敵味方関係なく収集の対象になることが多く、争奪戦もよく発生する(サイズ故に戦闘中に攻撃を受けてアイテムが飛び出し敵の手に…となることもしばしば)。そして玩具では種類の多さに加えてプレミアムバンダイ等での限定発売もあるため、全てを集めるのは(金銭面も含め)困難を極める。
- キーアイテムの形状、モチーフが多彩になっている一方で仮面ライダーが使用する本体の変身アイテム自体はサブライダー含めて殆どがベルトとなり、第一期では『響鬼』と『カブト』を中心に見られた「ベルト以外で変身する『仮面ライダー』」は極めて少ない。
- ダブルライダー制の場合、2号ライダーの使用する変身ベルトは1号ライダーとは変身のシステムそのものが違う場合が多い。具体的には、サブアイテムを一つしか使わない、変身に使用するサブアイテムが違う、主人公の使用するベルトとギミックが違うなど。
- 逆に、複数のライダーが登場する場合は、1号ライダーと2号ライダーが同じベルトで変身するが、2号ライダーとそれ以降のライダーが別のベルトで変身する。逆に1号ライダーだけが特別なベルトで変身し、それ以外のライダーが同じ変身ベルト、もしくは変身ガジェットで変身する。など、共通のアイテムを使用しての変身と専用のアイテムを使用しての変身と言う二つのパターンが混在している。
- 『鎧武/ガイム』からだが、物語序盤は登場するライダー全員が同じベルトで変身し、物語中盤から新型のベルトによって変身する新世代ライダーとも言うべき存在が現れるようになった。また、ライダーの中には、強化形態として新世代ライダーになる者も出てきた。
- 変身ベルトがうるさい、歌うベルト。
- ライダーだけでなく怪人の中にもアイテムやベルトを使用して変身するものが登場。
- また、これまではぼかされることも多かったベルトやその周辺ツールの製作者が活躍することが多くなる。彼らはとてもクセが強い人物として描かれることが多い。
作品名 | 変身用アイテム | 怪人関連アイテム |
---|---|---|
仮面ライダーW | ガイアメモリ | ドーパントメモリ(ガイアメモリ) |
仮面ライダーオーズ/OOO | オーメダル(コアメダル/セルメダル) | 同左 |
仮面ライダーフォーゼ | アストロスイッチ | ゾディアーツスイッチ |
仮面ライダーウィザード | ウィザードリング | なし |
仮面ライダー鎧武/ガイム | ロックシード | なし |
仮面ライダードライブ | シフトカー/シグナルバイク | バイラルコア |
仮面ライダーゴースト | ゴーストアイコン | 眼魔眼魂 |
仮面ライダーエグゼイド | ライダーガシャット | ガシャコンバグヴァイザー |
仮面ライダービルド | フルボトル/スクラッシュゼリー | スマッシュボトル/ロストフルボトル |
仮面ライダージオウ | ライドウォッチ | アナザーウォッチ |
その他の装備・アイテム
- 武器もベルトと同様サブアイテムとの連動機能のついたものが主流となる。
- 『鎧武/ガイム』から、最強フォームの専用武器がなくなった(登場時期的に新番組情報のリーク時期と衝突し買い控えが発生するため)。
- サブアイテムと連動するガジェットが存在する。ライダーのサポートや武器のアシスト、諜報、映像記録、撮影、追跡尾行、また、戦いに巻き込まれた時などに、民間人の誘導、護衛などを行う。作品によってはサブアイテムの一種がガジェット的な役割を担うものも。
作品名 | ガジェット |
---|---|
仮面ライダーW | メモリガジェット/(自立型メモリ) |
仮面ライダーオーズ/OOO | カンドロイド |
仮面ライダーフォーゼ | フードロイド |
仮面ライダーウィザード | プラモンスター |
仮面ライダードライブ | (シフトカー/シグナルバイク) |
仮面ライダーゴースト | ゴーストガジェット |
仮面ライダービルド | クローズドラゴン |
仮面ライダージオウ | ライドガジェット |
- 仮面「ライダー」でありながらバイク、それどころか乗り物にすら乗っている描写が無い or 少ないライダーが一期より増えた。元々仮面ライダーは『事件現場にバイクで颯爽とやって来るヒーロー』という設定なのに、バイクに乗らないのはもったいないと言う意見も多い。
敵
- 第1作『W』で、平成では初めて「異種族と化してはおらずあくまで人間として悪事を働く怪人」が登場。この傾向はそれ以後も引き継がれ、敵組織は巨大法人であることが多い。
- 鴻上ファウンデーションなど味方側の企業も総じて胡散臭い。
- 異世界からの侵略者を扱った作品が複数ある(『鎧武/ガイム』『ゴースト』『ジオウ』)。
- ライダーの項でも記述した通り、怪人は専用アイテムを使って人間が変身するか、召喚するパターンが多い。人外の怪人もいるが、その誕生や進化にあたって特定の人間を媒介とするものが多い。
- 戦闘員が一期よりも多く登場する。
- 『鎧武/ガイム』から『ビルド』までは登場怪人のレパートリーが少なめ(改造込みのものも含む)であり、特に『ビルド』のスマッシュは歴代でもトップクラスに種類が少ない。
- 『鎧武/ガイム』から『ジオウ』までは、ライダーが倒した怪人と同じ姿の別個体が登場する頻度が高い。
- 代わりにライダーの人数・フォーム数は多くなっている。
ジンクス
- 終盤では主人公側の主要人物が死亡あるいは消滅するジンクスがある(大抵は何らかの形で復活しているが、復活しても再び死ぬケースもある)。
- 『エグゼイド』では、序盤から主人公の味方が死亡した(人気が高かったこともあり後に復活)。
- 一度味方になった2号ライダーと途中で敵対する場合が多い(いずれも最終的には和解している)。
その他
- 前作と現行作品のライダー同士の共演である『MOVIE大戦』・『平成ジェネレーションズ』(通称・冬映画)、歴代ライダーや戦隊の共演である『スーパーヒーロー大戦』『仮面ライダー大戦』(通称・春映画)がスタート(但し両者の先駆けは一期の『電王&キバ クライマックス刑事』からである)。ただし春映画は『超スーパーヒーロー大戦』を最後に制作されていない。
- また、単作の映画(通称・夏映画)では劇場版限定フォームが登場する(春映画・冬映画では登場する場合としない場合がある)。
時系列について
平成二期の時系列を参照
狂言回しとして登場する用語
財団X:Wの本編ととある小説、フォーゼの本編と映画、エグゼイド裏技、冬映画に登場する。
舞台となる街と活動拠点
一期ではざっくり「東京のどこか」、設定されても実在の地名が用いられていた舞台が、「○○町」「○○市」などと全ての作品で架空の地名が設定されるようになった(天ノ川学園のように東京の外にあることが明らかになっているケースすらある)。
そして、一期ではあったりなかったり、あったとしても主人公があまり出入りしない場所だったりした「活動拠点」が全ての作品で明確化されるようになっている。
主人公が戦いの疲れを癒す場所であり、周りの人達は時に主人公を鼓舞し、時には叱咤激励し、あらゆる面からサポートしてくれる。
尚、拠点の撮影セットは本編の撮影終了後に取り壊されるため、冬映画シリーズでは前作側のライダーの拠点が登場しないことがほとんどである。
作品名 | 街 | 拠点 |
---|---|---|
仮面ライダーW | 風都市 | 鳴海探偵事務所 |
仮面ライダーオーズ/OOO | 夢見町(武蔵野市) | クスクシエ |
仮面ライダーフォーゼ | 天ノ川学園都市 | 天ノ川学園高校・ラビットハッチ |
仮面ライダーウィザード | 鳥井坂 | 面影堂 |
仮面ライダー鎧武/ガイム | 沢芽市 | ドルーパーズ |
仮面ライダードライブ | 久瑠間(台東区) | 警視庁特状課(久瑠間運転免許試験場内) |
仮面ライダーゴースト | 陸堂市(東京都) | 大天空寺(不可思議現象研究所) |
仮面ライダーエグゼイド | 清空市(東京都) | 電脳救命センター(聖都大学附属病院内) |
仮面ライダービルド | 東都 | nascita |
仮面ライダージオウ | 右央地区(東京都) | クジゴジ堂 |
数字モチーフ
『W』は2、『オーズ/OOO』は3と作品の主要素として強調される数字が存在し、続く『フォーゼ』の変身アイテム数が4であったことから生まれた、所謂コジツケである。
(例えば「ゴーストは15個の眼魂を集める→「15」の方が数字として重要ではないか」「ビルドは2つのボトルのベストマッチ→10よりも2を推す方向でいっている」「ジオウは平成ライダー20作記念作品であり時計を模した顔も10時10分を指す(合わせると20)という20推しな上に、ジオウ(ZI-O)という名自体が20に由来する説すらある」などのツッコミができてしまう)
アメトーークの「仮面ライダー芸人」でも取り上げられているが、公式ではフォーゼの時点で否定されている。
ちなみにディケイドを平成2期0作目と数え、ライダーカードの換装を「1」としてカウントされることもある。
数字 | 作品 | 要素 |
---|---|---|
2 | W | ダブルドライバーにメモリを左右1本づつ入れて変身する二人で一人の仮面ライダー |
3 | オーズ/OOO | オーズドライバーに三枚のコアメダルを入れコンボを決めて変身 |
4 | フォーゼ | フォーゼドライバーに4つのスイッチをはめて両手両足にアタッチメントを付属 |
5 | ウィザード | 五本の指を模したウィザードライバー |
6 | 鎧武/ガイム | ロックシードの錠を開けると「6」の形 |
7 | ドライブ | タイトルに「7」が3つのラッキーセブン、「7」種類のタイヤカキマゼール、シフトカー変形後が「7」に見えなくもない |
8 | ゴースト | 8を横に倒して∞、目が二つ、ゴーストドライバーのクリアパーツに施されている瞼モールドとレバーがつながっているので縦にすれば8にみえないこともない |
9 | エグゼイド | 「救急(99)」だけにガシャットも9の形 |
10 | ビルド | 『10』に似た『IQ』から主人公は天才物理学者、主人公の名前が戦兎(せんと)=1010(10と10、あるいは10進法の10を2進法で表したもの)。またビルドドライバーのレバーが漢数字の一、大きい歯車状のパーツが英数字の0で『10』。スカイウォールの惨劇が発生したのが『10』年前。 |
11 | ジオウ | 強化形態の「ジオウⅡ」→「Ⅱ」→分解して「11」 |
関連イラスト
関連項目
仮面ライダー ライダーズクレスト 平成ライダー 平成一期 令和ライダー
スーパー戦隊シリーズ:同期の東映特撮シリーズスーパーヒーロー大戦と春休み合体スペシャルで共演する事が多い