「ぜ〜んぶのゲームをクリアして、人類を救うスーパードクターになって!」
演:松田るか
変身する仮面ライダー
概要
『仮面ライダーエグゼイド』の登場人物、仮野明日那の本来の姿であり音ゲー「DOREMIFA BEAT(ドレミファビート)」のキャラクター。
「コスチュームチェーンジ!」のかけ声で明日那の姿から変化する。明日那の時とは口調や服装も変わってハイテンションになり、髪もピンクになる。冬の時期になってからは外では、服と同じ色で同じ飾りの付いたポンチョを羽織る様になった。
ゲームキャラクターと言うだけあり本来の居場所はCR(電脳救命センター)の筐体らしく、第1話終盤でポッピーピポパポとしての姿を初披露した際にも変身と同時にゲームの中に移動した。只、こちらの姿でも現実世界での行動は可能。
飛彩や大我からは状態を問わず、この名称で呼ばれている。シリアスな場面でもこう呼ぶ為、状況によっては中々シュールである。
主な任務は仮面ライダー達のナビゲートで、その縁か今作の仮面ライダーの生みの親である檀黎斗とは顔見知りであり、彼の指示を受けて動いている節がある(本編と関係のあるネットムービー『 【裏技】ヴァーチャルオペレーションズ』第1話より)。
その為、黎斗の思惑に関与していないとも言い切れない所もあるが、第11話の描写から、どうやら黎斗がバグスターと裏で手を組んでいたことには気づいてはいなかったようだ。
とはいってもゲームキャラが現実世界へと干渉できる点だけを見れば、何か秘密が隠されていないとは言い切れない存在かもしれない。
正体と考察
その正体はゲーム「ドレミファビート」から生まれたバグスター。名前も「ドレミファビート」の同名キャラクターから付けられている。人間に近い姿だが、グラファイト同様に人間に擬態しているのか、ポッピーの姿が怪人態なのかは不明。バグスターがゲームキャラクターそのものである様に扱われることが多い事を鑑みると、後者の可能性の方が高い。(この場合仮野明日那としての姿は人間態であることになる。)
第12話で初めて判明した事実であり、永夢や飛彩にも説明はされていなかったが、2人は既に気がついていた。
他方で、上司的存在である檀黎斗が知っていたかどうかは巧妙にボカされている。パラド曰く「プログラムを書き換えて情報収集に利用していた」そうなので、バグスターであることは承知していたと思われるが、それにもかかわらず、ドレミファビートのバグスターが必要な状況で彼女をガン無視していた。
元々ポッピー自体が黎斗によって生み出された存在である為、彼女がドレミファビートのバグスターであることは間違いなく知っていたはずだが、どういった理由で彼女の存在を無視していたのかは作中では語られず真相は闇の中である。
バグスターであるためかライダー達が用いる「エナジーアイテム」も使用可能。またアイテムを取る際手にしていたカトラリーにエナジーを込めて巨大な双刀の如く振り回していた事からある程度の戦闘能力はあると推測できる。
また、リズムゲー出身のバグスターゆえか歌のセンスは目を見張るもの。ただしアカペラは患者のストレスとなる程に下手な模様。
完全体となった際に人間を乗っ取ったのかは長らく謎のままだったが、第26話でパラドが「ポッピーピポパポも例外じゃない」と言及し、さらには第28話で彼女の宿主の記憶がフラッシュバックされたことから、そうであることは間違いないだろう。フラッシュバック時の描写などから、宿主も女性だったようだ。
第31話で明らかになった宿主の正体、それは黎斗の母親である檀櫻子(だんさくらこ)。櫻子は病気により余命宣告を受けており、彼女が病死する前にバックアップを残しておくという目的でバグスターウイルスに感染させられていた。
つまり彼女はある意味黎斗の母親であると同時に黎斗の娘という、歴代ライダーヒロインの中でも唯一無二のキャラとなった。
また彼女が感染したのは6年前、ゼロデイより前であり、恐らく世界で二番目に実体化したバグスター。
また、黎斗がポッピーを情報収集に利用しなかった理由としては、自分の母親から生まれたバグスター=母親の面影を重ねていたと考えられる。
仮面ライダークロニクル以降
第24話にて幻夢コーポレーションの新社長・天ヶ崎恋に「社運を賭けた新作ゲームの主題歌」を依頼され、見事な歌を披露(この歌をバックにエグゼイド達はバグスターと戦っている)。しかし歌い終わった彼女はすっかり洗脳されており、恋により電脳空間へ連れて行かれる。恋が呟く新作ゲームの名は『仮面ライダークロニクル』。黎斗が探し求めていた仮面ライダークロニクル完成のピースであるドレミファビートのバグスターとは、やはり彼女だったのだ。
ポッピーの参入とグラファイトの復活により、究極のゲームは完成した。
なお、洗脳前も「幻夢コーポレーションは大切な自分の故郷」と語っている。
第25話では仮面ライダークロニクルのキャンペーンガール及びナビゲーターとして登場。一般市民が変身するライドプレイヤーにゲームのルールを教えたり、プレイヤーが分からない事があればすぐに現れる。一見、洗脳前とあまり変わってないように見えるが、仮面ライダーが戦いを有利にする為のガシャコンウェポンを所持していることをプレイヤーに伝え扇動したり、プレイヤーがゲームオーバーを迎えた後で初めてゲームオーバーの真実について笑顔で告知するなど、第24話以前の彼女とは違う冷酷な一面を見せている。その所業は有名な某白い営業マンをも思わせるところ。
終盤にて天ヶ崎恋から、ときめきクライシスガシャットとガシャコンバグヴァイザーⅡを手渡された。
そして第26話にて遂に仮面ライダーポッピーに変身。違反行為をしたエグゼイドに運営からの刺客として襲い掛かり、割って入ったスナイプ諸共変身解除に追い込んだ。
以前と変わらない言動ながらも容赦なく仮面ライダーに攻撃を加える彼女の態度に永夢は動揺するが、パラドはセーブデータ=記憶がリセットされたことを伝える。曰く、CRに協力していたのはデータ収集のために黎斗によってプログラムされた一時的な役割にすぎず、「仮面ライダークロニクル」が完成した現在はバグスターとしての本来の姿に戻っている、とのこと。しかし今は恋の力によって洗脳された状態であるため、どの程度真実なのかは不明。
第27話ではリボルを撃破したニコの前に現れ、バグスターを倒すと手に入るガシャットロフィーについて説明するなど、変わらずゲームのナビゲートを続けている。
しかしバーニアのゲーム病に感染したニコが大我に救われたところを見て「良かった…」と呟くなど、一瞬だけだが洗脳前の優しい彼女に戻っており…?
第28話ではパラドクスに追い詰められているライドプレイヤーを救助しようとしたエグゼイドとブレイブの前に再度出現、彼等の違反行為を罰するべく仮面ライダーポッピーに変身。ガシャコンバグヴァイザーⅡのビームでブレイブの変身を解除させ、更には挑みかかって来たライドプレイヤーをも攻撃し、プレイヤーの右足を負傷させてしまう(ポッピー曰く「自分はバグスターだからプレイヤーにも攻撃するので要注意♪」との事)。
しかしエグゼイドマキシマムゲーマーレベル99の『マキシマムマイティクリティカルフィニッシュ』を相殺しきれずにその身に受けた事で彼女の体内の悪い遺伝子がリプログラミングされ、無事にリセットされていた記憶を取り戻した。しかし彼女が永夢達の仲間に戻る事を良しと思わないパラドに連れ戻されてしまう。
その後、リプログラミングの影響で自身がかつて乗っ取った宿主の人間の記憶を思い出した事で人間とバグスターの間で揺れ動き始めるも、パラドからは人間と戦うように迫られ、更には自身のゲーム病を治すべくライドプレイヤー達も襲い掛かって来た為、止むを得ず仮面ライダーポッピーに変身して応戦。しかし抵抗の意志は無く、上述の足を負傷したプレイヤーのゲーム病を治すべく参戦したブレイブ、ポッピーの目撃情報を辿って来たスナイプとライドプレイヤーニコの猛攻を受けて変身解除まで追い詰められるも、そんな彼女を庇うべくエグゼイドが制止に入る。
今もなお自身を助けようとしてくれる永夢に「バグスターは人間に憎まれる存在なの!」「バグスターは人類の敵だから!」と自身を倒すよう促すポッピーだったが、そんな彼女の言葉を聞いた永夢は自ら変身を解除。彼女のガシャコンバグヴァイザーⅡを自身に突きつけさせ、永夢は敢えて厳しく言い放つ。
「だったら、俺と戦え」
「人間を攻略したいんだろう…世界を支配したいんだろう…?」
「…攻撃しろ!!」
敵として倒されたいなら、敵として自分を攻撃しろ。そんな永夢の台詞を聞かされたポッピーは…
「…嫌だ!戦いたくない!!」
「誰も悲しませたくない!誰も傷つけたくない!皆で仲良く、ドレミファビートがしたいよぉ…!!」
自らの意志で、ガシャコンバグヴァイザーⅡを投げ捨てた。
ようやく自身の本音を曝け出したポッピー。それを見て笑顔を浮かべた永夢は「やろうぜ。皆で一緒に」と優しく語りかけ、ポッピーも泣きながら笑顔でそれに頷く。そんな彼女達を祝福するかのように「GAME CLEAR!」の音声も発せられ、彼女のゲーム病に感染していたプレイヤーも無事に完治(ゲームクリア扱いになったのは、バガモン同様「そのゲームのマスコットキャラを笑顔にする」と言うクリア条件を満たしたから)。
今も仲間として想ってくれている永夢の優しさに救われたポッピーピポパポは、ようやく仲間として彼等の下に戻る事ができたのだった。
そしてパラドに乗っ取られた永夢を救う為、第29話では宿主の記憶を頼りに、黎斗が拠点として使用していた旧幻夢コーポレーション跡地に向かい、黎斗が「感染対策」と称し残していたゲーマドライバーとプロトマイティアクションXガシャットオリジンをレベル0マニュアルと共に発見した(これらのアイテムが入っていた宝箱は真新しく、ポッピーの見立てでは「そんなに古くない」らしい)。
パラドから永夢を救う為第30話でプロトマイティアクションXの世界に飛び込み、一体のバグスターウイルスだった黎斗を発見。ゲーマドライバーとプロトマイティアクションXガシャットオリジンを用いて彼を復活させた。しかしあくまで勝手に振る舞おうとする黎斗がバグスターとして復活したことを逆手に取って、ガシャコンバグヴァイザーⅡに閉じ込め行動を制限する。
第31話では誰の手にも余る黎斗を仕方なく自分の筐体の中に移し(その中でも勝手に彼専用のオフィスに模様替えされるなどやはり好き勝手されたが)、自分の罪を認めず高圧的に振る舞う黎斗とライダーたちの仲を取り持とうと苦心することに。まるで母親のような行動だが、上記の通り本当に宿主が黎斗の母親「檀櫻子」であることが判明。何度言っても聞かずにパラドに襲い掛かった黎斗を仮面ライダーポッピーに変身し「クリティカルクルセイド」で戒めると、自分を作り出してくれた彼に対して感謝を述べた。その姿を「もはやバグスターじゃない」と本気で排除を決めたパラドクスの攻撃から咄嗟に黎斗を守ろうとするも、逆に彼によって庇われて命を救われた(この回の放送日については余談で後述)。
ポッピーの決断(第44話ネタバレ注意!)
第44話にて、檀正宗/ゲムデウスクロノスが引き起こしたパンデミックは拡大し、貴利矢を始めとしたゲムデウスウイルスのゲーム病患者や町の市民達が次々とバグスターウイルス化してしまう。そんなパンデミックを止めるために、ゲムデウスワクチンの内蔵されたドクターマイティXXガシャットを永夢から奪い取り、第9話でグラファイトがプロトドラゴナイトハンターZガシャットでウイルスを町中に広めた時のように、自身の体にドクターマイティXXガシャットを打ち込む事でゲムデウスワクチンを町中に広めて感染者達を一斉に治す手段を選ぶ。しかしゲムデウスすら弱らせるほどのワクチンを同じバグスターである彼女が打ち込めば、当然彼女は消滅してしまう。他にも方法があるはずだと永夢はポッピーの考えに反対するが、既にポッピーの覚悟は決まっていた。
「患者の命を脅かし続けたバグスターは、いつか死滅しなければならない。それが私達、バグスターの運命だから」
そう告げたポッピーは「一緒にドレミファビートをやろう」という永夢との約束を守れずに終わる事を永夢に謝罪した後、自身の身体にドクターマイティXXガシャットを差し込む。
「永夢。命と笑顔を守る、皆のドクターになって」
永夢とパラドに仮面ライダークロニクルの攻略を託し、光の粒子となった彼女は町全体にゲムデウスワクチンを広めて感染者達を治していく。その中で、これまで共に戦ってきた仲間達に彼女はメッセージを伝えていく。
「私、信じてるから。皆ならきっと、仮面ライダークロニクルを攻略できるって」
「飛彩。甘い物、食べ過ぎないようにね」
「貴利矢。嘘はほどほどにね」
「大我。ニコちゃんに優しくしてあげてね」
「ニコちゃん。大我をよろしくね」
「黎斗。皆に迷惑かけちゃ駄目だよ。これからはプレイヤーを笑顔にする、楽しいゲームを作って」
ポッピーの消滅を悟り慟哭する黎斗の前に姿を見せたポッピーは、かつての宿主だった彼の母親のように優しく彼の頬に触れ、笑顔を浮かべた後、黎斗が彼女の手を握る前に消滅するのだった。
黎斗の手のひらに、一粒の光の粒子を優しく握りしめた…。
と、思いきや、その一粒の粒子を培養していた黎斗によって、最終話で復活を果たした。
主な人間関係
黎斗の推薦もあって天才ゲーマーMであった彼をライダーにする為に衛生省に進言し、仮面ライダーとしてCRに引き入れたパートナー。
1、2クールは彼の教育係的な立ち位置でもあり、徐々に深い信頼関係を構築する。
後に永夢が適合手術を受けていない、さらにはゲーム病であるという彼にとって厳しい環境に置かれた際に「永夢には特別な才能がある」「永夢ならきっと大丈夫」と彼を信じ続けた。
3クール目に洗脳され、バグスターとして彼女が立ちはだかった際、永夢も彼女を信じ続け、リプログラミングと彼の説得によりCRに仲間として復帰した。
その後、パラドにより永夢が命の危機に瀕した時、「今度は私が永夢の笑顔を取り戻す」と誓い、結果的に状況を一転させる力を持つ黎斗を復活させ、彼の窮地を救った。
先述の通り、生みの親で、彼の母親からポッピーは生まれたため、彼女は黎斗の母親でもあり娘である。
彼の命でCRのサポートに回っていたのだが、彼の裏切りを知るとショックを受けていた。実際に黎斗がゲーム病に搬送された際、「今までたくさんの命を奪った苦しみを思い知ったでしょう?」と怒りの言葉をかけていた。
その反面この世界に自分を産んでくれたことに対する感謝と宿主譲りの子を大切に思う気持ちを有している。
新檀黎斗として復活した際罪を償ってくれることを願っており、彼が何かやらかすたびにお仕置きしている。黎斗も自分が生み出した命であることを自覚しており、彼女に対して頭が上がらず、大切に思っている。
同じCRのメンバー、彼からは明日那の状態であっても呼び方なんてどうでもいいという理由で「ポッピーピポパポ」と呼び方統一されている。
飛彩のケーキを勝手に食べたり、悪気はないとはいえ突き飛ばしているなどクールな彼に対して多少コミカルな行動を起こしている。
彼はポッピーを信頼出来る仲間と思っているが、彼女がクロニクルの攻略バグスター及び悪性のバグスターとなった際、心苦しい思いで判断し、大我とニコと共にポッピーを切除しようとしたことがあるが、洗脳が解除された際、謝罪し、元の仲間関係に戻っている。
彼が恋人を取り戻すために正宗側についた際、彼女も非難したが、内心気持ちがわかっているため、彼がCRに復帰した時しこりなく元の仲間関係に戻っている。
5年前CRに所属していたため、知己の関係、5年前の事件のせいで関係が悪化し、敵対心持っていたが、彼がCRと協力するたびにその気持ちが薄れていった。
彼女が悪性バグスターとなった際、大我は切除に躊躇する素振りを見せなかったが、洗脳状態が解かれた際「今度裏切ったら容赦しない」と釘刺されるも元の仲間関係に戻っている。
永夢の仲間のため同じく敵視されていて茄子を出され「ボケなーす」とバカにされていたりしたが、大我がCRと半ば協力関係をとっていたり、ポッピー自身彼女に倒されそうになったりした後CRに戻った事もあり、一緒に行動する事が多くなった。
そして、女性ライダー同士で同時変身と言う仮面ライダーシリーズでは極めて珍しい快挙を彼女と成し遂げた(本当の初は麻生恵と麻生ゆりのバーストモードとセーブモードのWイクサ。ただし別々のライダーに変身したという意味ではこの二人が史上初である)。
ゲムデウスによるパンデミックの際、ニコが感染した少年をゲームで元気付けたのを見て、ニコに「向いてるんじゃない?こういう仕事(看護師)」と声を掛けた。
九条貴利矢/仮面ライダーレーザー/仮面ライダーレーザーターボ
彼は当初CRとは別の部外者であり、ズケズケと首を突っ込む彼を他のドクター同様疎ましく感じていたが、消滅の際永夢達と看取った。
その後バグスターとして復活した際、共にプロトガシャット内のデータを解析し、消滅者を蘇らせることが出来るか検証している。
彼女と同じバグスター。
第3クールで洗脳された際、彼の仲間として仮面ライダークロニクルのナビゲーターを演じていたが、永夢によるリプログラミングで記憶と本来の性格に戻り、自分のあり方に迷った際、脅迫され、バグスターとしてのあり方である「人間を消去して生きる」ことを強要されてしまう。CRに戻った後、「お前はもはやバグスターではない」と彼に命を狙われる間柄に。
クロノス登場後は、死の恐怖に怯える彼に「今まで奪ったプレイヤーの命の大切さ」を説くも、「お前だって人を消滅させて生まれた」と反論される。
しかし洗脳から一連の出来事を経験した彼女はパラドの言葉に「だからこそ人間の笑顔を取り戻したい」と反論し返すなど、「バグスターが人類と共存出来る可能性もある」という確固たる信念を彼との問答で見せ始める。
そして「死ぬために生まれたんじゃない、クロニクルの主人公は俺だ」という言葉に彼の内面の複雑さに気づき、死の恐怖と命を沢山奪ったことに気づき苦しむパラドに永夢の真意と「人類を消滅させた先に何があるの?」「心にこだわるのはなぜ?」と伝え、彼の永夢に影響された彼の本心を理解し、寄り添い、彼が永夢と本当の意味での協力プレイが出来るきっかけを作った。
同種族で、第3クールの際バグスターの仲間として共に行動していた。彼から「完全体にはかつての宿主の記憶が引き継がれている」という事実を聞かされた。
彼の最期の際、「道は違えども仲間である」とパラドと共に認められている。
幻夢の新社長であるバグスター、彼によって洗脳され、クロニクルのナビゲーター兼中級バグスター攻略キャラに仕立てられる。
洗脳状態であっても、彼の暑苦しいアプローチに、ビンタで跳ね除けたりと少々塩対応気味ている。
ポッピーに与えられた仮面ライダーポッピーの変身装備は彼によるもので、ラヴリーガールズの一員として行動したことも。
宿主である檀櫻子の夫であり、幻夢コーポレーション初代社長。
ポッピーは櫻子の生まれ変わりとも言える存在だが、正宗側は興味を示しておらず、ポッピーは衛生省の明日那としてしか対面しておらず、それも最低限の会話しかしていない。
しかし悪事を働く正宗にポッピーとしては何か思うところはあるためか、永夢が消滅者を救うために貴利矢とともに仮面ライダークロニクルガシャットの奪取を目論む際、彼らについていき、クロノスと戦ったことも。
本編後の活躍
『ガールズリミックス』
初客演作品。今回は町で密かな暗躍をしている謎の電波人間を追って亜樹子の計らいで集められた仮面ライダーの1人として登場。何気に『仮面ライダーゲンムズ』で実質的な身内及び生みの親が世界を跨いだ親子喧嘩を繰り広げたり世界に居座ったりと現在進行形で迷惑を掛けている『仮面ライダーゼロワン』世界の住人であるイズと共演を果たした(他にも脚本家+プロデューサーが同じ繋がりでもある)。元々イズが結構ノリの良い性格なので波長が合うのか出会った当初から仲が良くなっていた。
尚、『エグゼイド』本編でもエナジーアイテムが入っている障害物を破壊したりと変身前でもそれなりに戦闘能力がある様な描写があったが、本作にて改めてそれなりに訓練を積んでいる相手でも素手で完勝出来る腕っぷしがある事が判明した。この時、変身後の新体操の様な動きに加えて、女性では珍しい頭突きも披露した。
もし、『ガールズリミックス』の時系列を一応現実世界の2022年とする(『ビヨンド・ジェネレーションズ』は仮面ライダーリバイス13~14話(=2021年12月17日)の後日談です)と、本作は一応『マイティノベルX』よりも前の話になる(『ノベルX』は2023年の出来事である為)。
実は今作の主役である五十嵐さくらと夏木花は両名共にポッピーとは縁がある。さくらは『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ』にてクローンライダーとしてポッピーに変身しており、花はアギレラ時代の話である『The_Mystery』のマルチアングルムービーにてポッピーのコスプレをしている。
余談
『エグゼイド』のマスコットキャラクターや看板娘の様な役割を担っている様で、主にYouTubeで配信されているネットムービーの殆どには彼女が出演しており、作品によっては司会進行やナレーターを担当している。
松田るか氏はこの役を演じるにあたり、イメージとして「きゃりーぱみゅぱみゅ」・「初音ミク」・「則巻アラレ」を挙げている。
過去には『555』のヒロインと『キバ』の敵幹部を演じた芳賀優里亜や、同じ作品で敵と味方に分かれた双子を演じた中山絵梨奈氏のケースはあったが、同じ作品でヒロインが闇堕ちして仮面ライダーに変身するのはTV本編では初となる(映画では、『仮面ライダーウィザード』のコヨミが該当)。
因みに現在の所、バグスターたちの中では唯一の純粋な女性怪人的な立場の人物だったりする。
※劇場版にしか登場しないギリルバグスターや、ラヴリカバグスターの取り巻き達であるラヴリーガールズは人間態を持たないので除外。
第28話で正気を取り戻す前の彼女が負傷させたプレイヤー(鮫島)だが、大のサバゲー好きで、仮面ライダークロニクルでゲームオーバーになるとプレイヤーが死亡する事を事前に知った上でゲームに参加している。スリルを求める彼にとって実際に命をかけた勝負ができることは魅力的だったのだろうか。
第28話で彼女が無事に仲間に復帰した事を反映して、第29話ではオープニング映像に細かな変更が加えられている。具体的には、ポッピーピポパポの表情が無表情から笑顔に、テレビ画面の中の明日那が画面の中に閉じ込められている様な動きをせずにただ振り返るだけに変更されている。
前述の通り、第31話は母と子についてフィーチャーされているが、この回の放送日は丁度母の日であった。
なお演じた松田るか氏は、前作『仮面ライダーゴースト」』の「てれびくん」限定DVDの登場人物、笹原カツミ役でゲスト出演をしている。
実は仮面ライダージオウでのエグゼイド編の客演までは永夢以外では唯一エグゼイド本編の全てのスピンオフに登場する断トツの登場率を持っている。
純粋な人間ではないメインライダーヒロインは過去作にも前例が多いが、実は『エグゼイド』の彼女から『ゼロワン』のイズまで連続して人外もしくは特殊な力をもつヒロインである。
- 仮野明日那/ポッピーピポパポ→バグスター
- 石動美空→謎のバングルの影響で火星の王妃の力を扱える。
- ツクヨミ→未来人な上、別世界の王となり得る存在であり、タイムジャッカーのそれより強力な時間停止能力を持つ
- イズ→機械生命体ヒューマギア。
関連イラスト
関連タグ
ピンプルペル、People_Game:彼女のオリジナル曲(挿入歌)。
関連・類似項目
ビートクエストゲーマーレベル3:同じくドレミファビートガシャットでブレイブがレベルアップした形態。
光夏海/仮面ライダーキバーラ:仮面ライダーに変身したライダーヒロイン繋がり。ただし、闇堕ちしたのは主人公の方である。後にエグゼイドの主人公も、敵に乗っ取られる形で闇堕ちした。
ユイ(SAO):似たような存在(本来はデスゲームのナビゲート役だが、いろいろあって主人公と共に行動するようになるなど)
仮面ライダーシリーズメインヒロイン
人外相棒
ユルセン → ポッピーピポパポ・パラド → ???(※リンク先ネタバレ)