『『ドクターマイティXX!』』
概要
『仮面ライダーエグゼイド』第42話で九条貴利矢と新檀黎斗が戦いの中で生み出したガシャット。
他のガシャットとは異なり、ゲームそのものではなくバグスターウイルスに対するワクチンプログラムがベースとなっている他、全ての音声が2人によるデュエットになっている。
誕生経緯
仮面ライダークロニクルのバグスター全てを攻略し、ガシャットロフィーを全て揃え遂にラスボス・ゲムデウスを召喚したCR一行。しかし、檀正宗がゲムデウスの思考プログラムを書き換えていた影響で、ゲムデウスは自らのウイルスを大量に撒き散らしてしまいゲーム病のパンデミックが発生。
鏡飛彩や花家大我、西馬ニコが患者の対応に追われる中、宝生永夢とパラドは変身しゲムデウスに戦いを挑む。しかしムテキゲーマーの力と言えどゲムデウスには及ばず、大苦戦してしまう。
そんな中、CRに残っていた九条貴利矢と新檀黎斗。貴利矢は仮野明日那からガシャコンバグヴァイザーⅡを借りた上で「バグスターの自分達にしか出来ないことがある」と黎斗の目の前でバイクゲーマーレベル0に変身。ステージセレクトで場所を変えると明日那がバグヴァイザーで患者から採取していたゲムデウスウイルスを黎斗に浴びせ始める。仕返しと受け取った黎斗はゾンビアクションゲーマーレベルX-0に変身。貴利矢にもゲムデウスウイルスを感染させた上で戦闘開始(貴利矢はプロトスポーツバイクゲーマーレベル0にフォームチェンジ)。
やがて黎斗の残りライフは50となる。この戦いの意味がわからない黎斗は「仕返しのつもりか」と貴利矢に問いかけるが、貴利矢はマキシマムゲーマーレベル99の活躍で仕返しは終わっていると言い返した上で、この戦いの真意を語る。
感染したゲムデウスウイルスに次第に順応し、その力を使いこなしてクロノスに対抗していったグラファイトの様子から『バグスターの体こそゲムデウス抗体醸成の切り札になる』と貴利矢は閃いた、そして、コンティニューができる黎斗が適任であると。彼に罪の償いをさせることも兼ねて貴利矢は黎斗と自分の身体を実験体にしてゲムデウスワクチンを作ろうとしていたのだ。
互いのゲーマドライバーにブランクのダブルガシャットを装填し、再び戦闘に入る。
貴利矢は黎斗が死ぬ度ゲムデウスウイルスを植え付けつつ戦い続け、遂に黎斗のライフは残り5になってしまう(※戦闘開始時点での残りライフは82だった為、77回ゲームオーバーになったことになる)。
しかしそのタイミングで漸く黎斗の体内に抗体が完成、抗体がコンティニューしても持続しているか確認するためにもう一度ゲームオーバーとなる。そして抗体の持続が確認された為戦闘を終了し、黎斗はガシャットの開発に入る。
かくして、ドクターマイティXXガシャットが完成した。
劇中での活躍
ガシャット完成直後黎斗をバグヴァイザーⅡに吸い込み衛生省へ引き渡した為、貴利矢が永夢へ届けた。
ムテキゲーマーがガシャコンキースラッシャーに装填して「ドクターマイティクリティカルフィニッシュ」を発動、ゲムデウスを斬りつけその力を大きく抑制した。
ゲムデウスは大幅にステータスダウン、エグゼイドとパラドクスに圧倒されるほど弱体化しパンデミックも抑えることに成功した。
だが、抗体の大元である檀黎斗神程の抵抗力は与えられないのか、第43話でゲムデウスクロノスの活動開始によりウイルスが再活性化した際には(黎斗に直接治療された貴利矢を含む)感染者全員のゲーム病が再発してしまった。
これに対し、ポッピーピポパポが患者を救う為自身にガシャットを挿して自身をゲムデウスの抗体として霧散、自分の命と引き換えに全ての患者のゲーム病を治した。
バグスターがこのガシャットを使用した場合、身体そのものをゲムデウスの抗体に変換できるが、ウイルスである自身の身体を保てず消えてしまうようだ。残ったガシャットはパラドが回収し…
第44話終盤、パラドが自身のゲーマドライバーにこのガシャットを挿して正宗から分離したゲムデウスを抑制、削除に成功した。その直後、このガシャットごとパラドも消滅してしまった。
ゲムデウスが消滅したことでこのガシャットは役目を終えているので問題にはならなかったが、むしろパラドの消滅により永夢の変身能力がなくなったことが問題になってしまった(そんなことはなかったのだが)。
このガシャットの効果によりゲムデウスと一体化したゲムデウスクロノスも抑制しており、その結果ゲムデウスと分離したクロノス、果てはバグスターと化していた正宗本人をも抑制することとなり、レベルの概念を越えているはずのクロノスがレベル2の仮面ライダー達を相手に防戦一方となるほどに弱体化させている。
劇中で消滅した2人は偶然にもウイルス培養により復活することが出来たが、ウイルス1粒から元の姿へ復元するにはさすがに時間がかかる模様(同じゲームデータを持つバグスターウイルスがあればいつでも即座に復活できるガシャコンバグヴァイザーと異なり、1からウイルスをストレス等により活性化・培養する必要があったからだと思われる。永夢は直前に『仲間は戦っているのに自分は戦えない』という強いストレスを感じており、黎斗は自身がバグスターである故に感染できないのでストレスで培養することは考えにくく、本人も「体内で培養した」と語っている)。
玩具版
『レベルアーップ!ドクターマイティ!2人で作る!ドクターマイティ!2人でメイキーング!X!』
『ダブルアーップ!私が君を!自分がお前を!何度も何度も倒して!XX!』
檀黎斗神「I am God...」
貴利矢「いややかましいな神」
ベース音声はマイティブラザーズXX。
予告時点での視聴者の予想通り、プレミアムバンダイで第42話の放送終了後に受注開始。
劇中ではキメワザなどの音声のみだけだったが、ゲーマドライバーと組み合わせての変身遊びも可能。勿論その音声も貴利矢と黎斗の掛け合いである。
変身音声は2パターン収録されており、通常版でない方は「音程無視のデンジャラスな歌い方をする黎斗を横目に、貴利矢がドン引きして淡々と歌う」感じらしい。レベルXの変身音の最後の貴利矢のツッコミが「ノリノリだな神」になり、レベルXXの場合は「音程を合わせろよ神」になる。黎斗は変身音の最後に笑う。
特にレベルXX変身音の最後にいたってはもはや公式が病気、というか公式がゲーム病である。
レベルXX時はムテキゲーマーが描かれている。
好評につき一次受注は二日で終了。既に二次受注も終了している。
関連タグ
Dr.マリオ:恐らくモチーフの一つだと思われる。