マキシマムマイティX!
「マックス大変身!」
マキシマムガシャット!
ガッチャーン! レベルマックス!
最大級のパワフルボディ!ダリラガーン!ダゴズバーン!
マキシマムパワーX!
「俺のレベルはマキシマム…レベル99(ナインティナイン)だ!」
概要
宝生永夢がマキシマムマイティXガシャットを使って変身したエグゼイドの強化形態。レベルは99。
デスピサロを連想させる胴体の巨大な顔が印象的な「マキシマムゲーマ」を装着した姿。
ガシャットを挿入しレバーを開放するとレベル2の姿になると共にマキシマムゲーマが召喚され、ガシャット底面部の「アーマライドスイッチ」を押すとマキシマムゲーマがエグゼイドを格納し変形・変身が完了する。
また、「M」の人格の際にはスイッチを起動後、手をXのポーズで交差させる変身ポーズでガシャットを挿入、第29~36話での通常の「永夢」の人格ではマイティアクションx、マイティブラザーズxxと同じポーズでガシャットを挿入している。
ガシャットの形状や変身後の姿、その能力など、あらゆる点でこれまでのライダー達とは一線を画している。
能力
身長 | 256.0cm |
---|---|
体重 | 256.0kg |
パンチ力 | 99t |
キック力 | 99t |
ジャンプ力 | 99m |
走力 | 100mを0.99秒 |
身長と体重は256と8ビットで表現できる数が元となった数値。
(厳密には8ビットで表現できるのは0〜255の256段階であり、256を表現するには9ビット必要である)
スペックはほぼ全てが99に関係しており、『エグゼイド』中のライダーどころか平成ライダーシリーズの中でも最高クラス。
平成ライダー最強クラスのクウガ・アルティメットフォームにさえキック力以外全て勝り、そのキック力も1t差と僅差である。
走力も群を抜いており、第24話ではモータスバグスターレベル20のバイクを楽々と追い抜いた。レーザー・レベル2(バイク形態)の最高時速が100mを約1.30秒(278.0km/h)なので、バイクを追い越すと言う描写も納得である。
殴り合いでも単純に強く、見た目に反して動きも素早い上、手足は伸縮自在なので攻撃範囲も広い。まさに『マキシマム』の名に恥じない強さのバグスターの天敵ともいえる形態である。
また、強化アーマーからエグゼイドを高速射出することで、レベル2の身体に戻ることもできる。ただしレベル2なのは外見だけで、スペックはレベル99のまま。
その際マキシマムゲーマは2Pキャラの様に自律行動してエグゼイドを援護してくれ、ダブルアクションゲーマーの強みも受け継いでいる(スーツの都合で乗り捨てられたままになるパターンも少なくないが)。マキシマムゲーマは目からビームを発射可能である。
武器としてはガシャコンキースラッシャーを使用。ガンバライジングではガシャコンブレイカーとの二刀流を披露している。
非常に高い性能を持つものの、同じレベルを持つパーフェクトノックアウトゲーマーレベル99の登場以降は仮面ライダークロノス等の強敵が増えたため、苦戦・敗北が多くなってしまっている。
リプログラミング
この形態の真価はバグスターの遺伝子を初期化する「リプログラミングシステム」にある。
マキシマムゲーマーは「リプログラミング」を攻撃や必殺技で実行する事が出来、バグスターの能力の書き換えや、洗脳解除、人間に対してもバグスターウイルスの抗体を作る遺伝子を除去することが可能。
現状、(特殊な状況であったため比較対象が足りないが)ムテキモードに唯一通じた能力でもある。
リプログラミングは他フォームでもガシャコンウェポンによる必殺技で使用出来るが、マキシマムゲーマーは自身の通常攻撃にリプログラミング効果を付与出来る点が最大の特徴である。
考察
貴利矢が遺したPCにはリプログラミングについて「ヒトのDNAに組み込まれたバグスターウイルス因子を消去し、ヒトの正常なDNA配列に再構築する」との記述がある。
これが再現されれば文字通りバグスターウイルスの根絶が可能になる画期的な技術ではあるものの、マキシマムゲーマーにおけるリプログラミングは未だ貴利矢の目指した完成形への通過点であり、根治には至らない。
バグスターの遺伝子とは元々感染者/保菌者の遺伝子がバグスターウイルスによって変異した存在であるため、このリプログラミングは「バグスター化した遺伝子の一部を正常なDNA配列に(再構築して)置き換えている」と考えられる。
つまり「能力を書き換える」と聞けば強そうだが、実際には「自由に書き換える」ようには出来ず、特殊な能力を持たない人間の遺伝子に置き換えることでバグスターの能力を「消失させる」ことまでしか出来ないと思われる(例えばソルティがアランブラの魔法を使えるようには出来ない)。
第29話にてパラドを自身から追い出すために彼にリプログラミングをかけたものの、この時記憶と遺伝子を共有しているマイティブラザーズXXの変身中であったがために「永夢の遺伝子を内包している状態」がノーマルのコンディションとされ、バグスターであるパラドに永夢の遺伝子が組み込まれてしまう。パラドの挑発に誘導にまんまと引っかかってしまった形になり、これによりパラドにゲーマドライバーの使用を開放させる事態を招いてしまった。
またゲーマドライバーの適合手術を受けた人間であっても、その遺伝子の状態を初期化すればバグスターウイルスの抗体を作れない体に戻せる効果を持つ模様である。
必殺技
- マキシマムクリティカルブレイク
地面を殴りつけ衝撃で相手を空中へ浮かせ、そのままライダーキックを見舞う。
ガンバライジングでは拳を地面にぶつけて発生させた衝撃波で相手に攻撃した後、ダッシュ移動で地面を滑って相手に近づき、エネルギーを纏い大きくなった右手でパンチする。
発動はゲーマドライバーのレバー開閉で行う。
- マキシマムマイティクリティカルフィニッシュ
ガシャコンキースラッシャーにマキシマムマイティXガシャットをセットして発動。
ガンモードではリプログラミングの効果を持ったエネルギー弾を発射する。
ブレードモードでは巨大なエネルギー刃を飛ばしたり、そのまま切りつけるパターンもある。
劇中の活躍
初登場した第23話では不死身のゾンビゲーマーレベルXやそのバグスターウイルスをリプログラミングし不死性を剥奪、攻略を可能にし撃破した。さらに黎斗の体内のバグスターウイルスの抗体をリプログラミングし、変身をも不可能にした。
第28話では仮面ライダーポッピー/ポッピーピポパポをリプログラミングし、その洗脳を解く事に成功。しかしこれにより黎斗がかけていた「宿主の記憶」の封印も解けてしまい……
続く第29話でもパラドをリプログラミングしたものの、永夢の遺伝子がパラドに組み込まれてしまったことで逆に更なるレベルアップを許し、敗北してしまう。
第33話では新黎斗がクロノスのポーズを破って必殺技でリプログラミングを試みたものの、天才外科医の突然の裏切りにより不発に終わる(しかも自身よりレベルが劣る形態のただの斬撃で、である)。
この裏切りが無ければ中間フォーム時点で実質ラスボスを倒せていたと言うことになるが、後の展開を見るにゲームは続いていたと思われる。
第35話でもリプログラミングも放つも、相手は洗脳されている訳では無く……
そして第36話で完全無敵のGAMERへのハイパー大変身を遂げた。
『超スーパーヒーロー大戦』では当時のエグゼイドの最強戦力だった事もあってライダー側の最後の切り札として登場。巨大化のエナジーアイテムの効果により何と戦隊ロボサイズにまで巨大化と言うシリーズ初のパターンを編み出した。劇中では首領の操縦する首領専用モライマーズロボを相手にフタゴキュータマにより2体になったキュウレンオーと共闘し、激闘の末に、2体のキュウレンオーに大気圏へ放り投げられた上にオリオン号の棍棒で地表に打ち返された事で隕石の如し加速スピードを得た「マキシマムクリティカルブレイク」と2体のキュウレンオーが放った「キュウレンオーダブルメテオブレイク」により勝利した。
『仮面戦隊ゴライダー』も『超スーパーヒーロー大戦』の後の時系列である為、最終決戦時にエグゼイドの最強戦力として登場。一度はトーテマの力を得た事によりトーテマ外装態に変貌したゲンムに打ち負けるが、変身解除にまでは至らず、ゴライダーとの共闘によりゲンムとトーテマに勝利した。
ライドウォッチ
エグゼイドがレベルマックス!超ド級のマキシマムゲーマー!
レベルマーックス!マキシマム!
「SGライドウォッチ07」の一つとして発売。
必殺技は「マキシマム」。
余談
マキシマムゲーマーのスーツは非常に大きいが、スーツアクターの高岩曰く快適らしい。
理由として、スーツの特性上激しいアクションをしなくて済むことと、スーツの中が広く台本や水、扇風機などを設置することができるためである。
関連動画
関連タグ
仮面ライダーダブル:必殺技が「マキシマムドライブ」。そして「ドライバーの開閉で必殺技発動」という共通点。
星のカービィロボボプラネット:ピンク色の主人公がアーマーを装着するという共通点があり、モチーフの一つと思われる。
グレイトフル魂←マキシマムゲーマーレベル99→ラビットタンクハザードフォーム