「思い知るがいい。最高神の力を……」
ゴッドマキシマムマイティX!
「グレードビリオン……変身!」
マキシマムガシャット!
ガッチャーン! フゥゥメェェツゥゥ!
最上級の神の才能!クロトダーン!クロトダーン!
ゴッドマキシマームX!
貴利矢「ビリオン?」
「私のレベルは……10億だ!」
概要
「アナザー・エンディング」の第3弾「仮面ライダーゲンムVS仮面ライダーレーザー」に登場する仮面ライダーゲンムの最強形態。
檀黎斗神がゲーマドライバーとゴッドマキシマムマイティXガシャットで変身する。
変身時には胸の前で合掌するようにガシャットを構え、右手でガシャットを装填するという何となく神々しい動作をする。
外見はエグゼイド・マキシマムゲーマーレベル99とそっくりだが、カラーリングはゲンムに合わせて黒くなっている。
そのレベルはなんと10億(1,000,000,000)であり、「レベルの概念を超えている」としてレベルが設定されていないムテキゲーマーに勝るとも劣らない力を持つ。
貴利矢からは「数字なんてお前の匙加減一つじゃねえか!」と当然のツッコミを食らった。
能力
スペック
パンチ力 | 自由に設定可能 |
---|---|
キック力 | 自由に設定可能 |
ジャンプ力 | 自由に設定可能 |
走力 | 自由に設定可能 |
パンチ力、キック力、ジャンプ力、走力といった基本能力値(他にも防御力やライダーゲージなども含む)は変身者が自由に設定することが可能(公式サイト「仮面ライダー図鑑」の記述によると、その性能に上限はないとのこと)。
小説版では永夢から地の文で「もはやゲームバランスなんてあったもんじゃないチートスペックだ」と語られる始末。
ゲーム的に言えば、『デバッグモード常時使用』。
更には上記の能力に加えてゴッドマキシマムマイティXの力で世界のあらゆる概念を変え、どんなゲームをも自在に作り出すことが可能。
現実でも活動可能で更に発展強化したクリエイターゲーマーとでも言うべきこの能力により、黎斗は世界を意のままに操り、本物の神のごとき力を発揮する。
また、マキシマムゲーマーをモデルとしてるためか、各部位に同様のリプログラミングに関する機能も搭載されている。これらはマキシマムゲーマーの発展強化型の性能である。
同じくモデル元のマキシマムゲーマー同様に手足を伸ばす事もできる。
下記にあるコズミッククロニクルを起動させなくても、搭載されている特殊装置により時間を自在に操る事ができる上に物理法則も自由に操れる。
エグゼイド同様ゲーマーから飛び出して戦闘を行うこともでき、中身はベルト以外はレベル0と同形状。この時はガシャコンキースラッシャーを武器として使用している。またガシャコンキースラッシャーのレベルに応じて威力が上昇する効果と非常に相性が良いので、この形態で使用されるガシャコンキースラッシャーはエグゼイド使用時よりも圧倒的に性能が上回っている。
その他には口から吐く黒い息でガシャコンスパローの矢を腐敗・消滅させる能力も披露している。これは後述のゾンビクロニクルの応用だと思われる(図鑑ではゲンムの頭部に取り付けられたエアフレッシュガードの機能の一部のように説明されているが、他の性能部分の一部の説明を見るに明らかにゴッドマキシマムの力で造り出したゲームの能力が付与された上で一緒に説明されているようなので、この能力もそれを踏まえた上での説明だと考えられる)。ゲーマーの目(アーマー側のボディ。名称はゴッドジャッジメントアイ)からもビームを発射する事もできる。
登場当初から「ムテキゲーマーと戦ったらどっちが勝つか」という話題がよく上がっていたが(公式ではムテキと同等以上とある)、後に小説版にて「ムテキの力があればゴッドマキシマム相手でも負けることはない」「だが打ち負かすのも容易ではなく、バグスターである黎斗より人間である永夢の方が寿命というタイムリミットがあるのでゴッドマキシマムの方が有利」と評価された……ライダーバトルに寿命という概念が登場した瞬間である。
要するにどちらもあまりにチート過ぎるため千日手に陥り、単純な実力で勝敗を決めるのは不可能と言うことのようだ。
ただゴッドマキシマムはどんなゲームも造り出す事が可能なので、ムテキゲーマーの数少ない弱点のひとつ、ムテキ同士なら攻撃が通る点を突いた、自身をムテキにするゲームの創造を行えばゴッドマキシマム側が有利となるのでは?と予想されている。
それを除いてもゴッドマキシマムには、過去に開発されたこれまでのガシャットのデータが搭載されており(ゴッドマキシマムが生み出したゲームもその都度追加更新される)、その点でも有利であり、上記の能力による無限とも言える手数の多さとスペックも、ムテキゲーマーの手数の少なさという弱点を見事に突いている。
以上から能力的にゴッドマキシマムゲーマーに軍配が上がるのでは?と考える人も多い。
しかし各種考察や劇中描写、能力、作者の意図等を総合して推察すると、実際のところはムテキゲーマー(と小説のフォーム)とゴッドマキシマムゲーマーの対決と言うよりは永夢と黎斗の才能・インスピレーションの対決、まさしく「天才ゲーマー」VS「天才ゲームクリエイター」と言うべき戦いなのかもしれない(ただ、黎斗にも「天才ゲーマー」の力が備わっている)。
ちなみにこの関係上、エグゼイドでいうムテキゲーマーに相当する形態はない(ガシャットの形状の関係上、ハイパームテキガシャットの接続自体は可能だが、変身できるかは不明)。
・・・が、後の作品で新たなガシャットと新たな形態が登場している。
生み出したゲーム
ゲーム病で消滅した人々の復活を掛けたサバイバルホラーゲームで、仮面ライダークロニクルをゾンビバージョンにリニューアルしたもの。
宇宙崩壊の危機から地球を救うゲーム。太陽光を収束させての熱線攻撃、宇宙から大量の隕石の即時召喚、果てはアームを伸ばし月で殴りつけるなどの想像を絶する攻撃を可能とする。
小説作品マイティノベルでは火星で殴りつけた。
※叩きつけた月と火星はコズミッククロニクルのゲームエリア内にある巨大オブジェクトである。登場する惑星も恐らくは模造品であり流石に本物を振り回している訳では無いだろう
必殺技
必殺技の発動時の音声は「カミワザ!」
マイティクリエイターVRXガシャットではCV:諏訪部順一だったため、初のCV:影山ヒロノブの「カミワザ!」である。
- ゴッドマキシマムクリティカルブレッシング
右足にエネルギーを纏わせてライダーキックを叩き込む。
発動はゲーマドライバーのレバー開閉で行う。
「ブレッシング(blessing)」は、英語で「(神からの)恩恵、祝福」といった意味を持つ単語であり、檀黎斗がことある毎に発言していた「神の恵み」を意識したネーミングと思われる。
上記の説明通り原型であるマキシマムゲーマーレベル99のリプログラミング能力を発展強化した上で受け継いでおり、これを食らった敵が元人間のバグスターである場合、遺伝子改変で元の人間にリプログラミングするという隠し能力がある。劇中でこれの直撃を受けた貴利矢は大ダメージを負い、最終的にバグスターとしてゲームオーバーになるも、この作用により人間として生き残っている。
必殺技炸裂後の音声は「神の一撃!」。
ガンバライジング
ボトルマッチ5弾でCP(キャンペーンカード)として登場。アビリティの性能も高く瞬間最高火力はLR(レジェンドレア)に並ぶほど。
……だがこのカードの最大の特徴は、いつもよりハイテンションな檀黎斗の演技である。
特にバースト技の「ゴッドマキシマムクリティカルブレッシング」ではあの「ブゥン!」のセリフも収録されているので、前もって知っておかなければ腹筋が壊れることになる。
余談
レベルの「ビリオン」は上述したように「10億」を意味する「billion」だが、エグゼイドが医療・ウイルスも扱う作品かつ黎斗がバグスターなことを考慮すると「完全な粒子構造で感染能力を持つ、細胞外におけるウイルスの状態」を意味する「virion」とのダブルミーニングだと思われる。
また父親が変身するライダーの名がギリシャ神話の農耕神クロノスである点(能力的にはこっちがモチーフ)、 檀黎斗神が自らを最高神と名乗る点、能力によって宇宙を支配している描写から、ギリシャ神話の最高神 ゼウスが裏モチーフと思われる。
神話の中ではゼウスが父親であるクロノスを王座から追い落としているが、これはまさに黎斗がゴッドマキシマムの力をもって父親をゲームオーバーに追い込んだことに酷似している。
マキシマムマイティXとほぼ同形のガシャットなので、玩具版ではハイパームテキガシャットとも連動可能(この時にはムテキゲーマーの変身音の裏でなんともノリノリで檀黎斗神が鼻歌を歌っている。おまけに最後には「絶対不滅!檀黎斗ォォォ!神だァァァ…!」というセリフ付き。詳細はゴッドマキシマムマイティXガシャットを参照)。
可動フィギュアでは装動がビルドの「創動」第8弾にラインナップ。
また、S.H.Figuartsではなんとリデコ元であるマキシマムゲーマーレベル99を差し置いての商品化となった。
後にRKFシリーズでもマキシマムゲーマーと共に登場。
関連タグ
仮面ライダーゲンム ゴッドマキシマムマイティXガシャット マキシマムゲーマーレベル99
レモンアームズ:変身音に変身者兼開発者の名前が入っている弓使いのダークライダーのVシネマ限定フォーム。
Vシネマ限定フォーム
シンスペクター/友情バースト魂 → ゴッドマキシマムゲーマーレベルビリオン/レーザーX → クローズエボル/グリスパーフェクトキングダム