『マッチョ!』「フィーバー!」
「『マッスルギャラクシー!』」
『ブラ!』「チャオ!」
エボルト「んん?……フフフフフ……!」
『Are you Ready?』
「変身!!」
「『銀河無敵の筋肉ヤロー!』」
「『クローズエボル!』」
『パネーイ!』
「マジパネーイ!!」
「愛と平和を胸に生きていける俺は…負ける気がしねぇ!」
概要
万丈龍我がマッスルギャラクシーフルボトルで変身した姿。
マッスルギャラクシーフルボトルにより、万丈に宿るエボルトの遺伝子が最大限に活性化した形態。
万丈とエボルトは利害の一致で共闘しているに過ぎないため、何気に平成ライダー史上初にして唯一となる敵と味方が合体して変身したライダーである(敵の能力を吸収ないし一部利用していたり、敵方のシステムで変身しているというパターンなら前例がある、というより「怪人とライダーの力が同質のもの」というのは初代から続く伝統である)。
本来は龍我一人で変身するのだが、エボルトは消耗していた自身の力の回復と、目下の脅威であるキルバスの排除のため変身プロセスに割り込み融合、事実上クローズビルドフォームに近い合体変身を遂げている(変身時の演出も両者を混ぜたものとなっており、スナップライドビルダーらしきもので展開されたハーフボディにエボルトが「EV-BHライドビルダー」らしきものを自身の力で生成することで割り込んでいる)。
なお変身後の主導権は龍我にある模様。
ビルドで言うジーニアスフォームに相当する形態で、スペックもあちらに引けを取らないが、能力の多彩さではさすがに及ばない(向こうが多彩すぎるとも言う)。
またジーニアスフォーム同様、こちらも変身音は二人が担当している(冒頭『』がクローズ系変身音担当の若本規夫氏、「」がエボルの金尾哲夫氏。
同じく別のライダーが融合するクローズビルドフォームとは違って、あくまでもこの形態の名称は「仮面ライダークローズ クローズエボルフォーム」ではなく「仮面ライダークローズエボル」である。
なお、『仮面ライダーグリス』においてはエボルトが不在のためか、クローズマグマがクローズの最強戦力として登場しており、『仮面ライダークローズ』以降の客演はない。
容姿
仮面ライダークローズと仮面ライダーエボルブラックホールフォームを融合したような姿をしている。
変身に割り込んだエボルトによってブラックホールフォームに似た形状とカラーリングへと変化した装甲を纏っているが、本体であるハーフボディは装甲を纏う前のクローズであるなど、両者の特徴を併せこんだようなビジュアルとなっている。
スペック
パンチ力 | 67.4t |
---|---|
キック力 | 73.9t |
ジャンプ力 | 90.8m |
走力 | 1.0s/100m (時速360km) |
エボルトとの融合を果たした形態であるためか今までのクローズの全形態を大きく上回る圧倒的なスペックを誇る。
他のライダーと比較してもエボル フェーズ1には全スペックで大きく差をつけ、
ジーニアスフォームにも走力を除いた全てを凌駕している事からもこのフォームの強力さが窺える。
しかし、真の力を解放したエボルにはやや劣ってしまっているが、取り込んだエボルトの力がまだ完全でなかったからとも考察できる。
エボルの能力であるブラックホールを使用することも可能。
必殺技
ジーニアスフォームと同じく、レバーを回す回数で必殺技が変わる。
描写からして尋常ならざる威力を持ち、それまで終始押されっぱなしだったキルバスに手も足も出させることなく圧倒している。
- マッスルフィニッシュ
ドライバーのレバーを1~2回回し、『クローズサイド!』の音声とともに発動。
召喚したクローズドラゴン・ブレイズを纏って右アッパーとともに撃ち出す。食らった相手はそのままクローズドラゴン・ブレイズに咥えられて上空に打ち上げられる。
- ギャラクシーフィニッシュ
ドライバーのレバーを3~4回回し、『エボルサイド!』の音声とともに発動。
ブラックホールによる転移の後、相手を引き寄せブラックホールを帯びた拳でパンチを繰り出す。(しかも相手の動きすら封じている)
ちなみに本編でクローズマグマに変身した際、この技を使おうとして失敗したシーンがある。
なお、エボルの能力を使用するためか、複眼の一部がコブラフォームの模様で赤く発光し、エボルトが掛け声をあげている。
- マッスルギャラクシーフィニッシュ
ドライバーのレバーを5回以上回し、『ダブルサイド!』の音声とともに発動。
クローズとエボルのオーラを纏ったキックを放つ。
ゲームでは
ガンバライジング
ライダータイム5弾とリリリミックス6弾にアタッカータイプで参戦、レアリティはLR。
必殺技としてクローズサイド・ギャラクシーフィニッシュ、バースト必殺技としてダブルサイド・マッスルギャラクシーフィニッシュが採用されている。
シティウォーズ
クローズの強化形態としての登場。
カード毎に必殺技が設定されており、劇中で登場した必殺技3種が採用された。
バトルスピリッツ
『コラボブースター 仮面ライダー 最高の相棒』にXレアとして登場(CB24-X06)。
青と紫属性のスピリットで煌臨およびアタック時に相手のスピリット/アルティメットのコア3つをコアシュートするか、コスト8以下のそれらを破壊するかを選択でき、消滅・破壊時に2ドローする強力な効果を持っており、レベル2以降は自分の効果でフィールドを離れるスピリット/アルティメットをゲームから除外するという凄まじい効果が加わる。おそらくはブラックホールを操るエボルの側面を意識したのだろう。
必殺技の「マッスルギャラクシーフィニッシュ」もマジックとして登場(CB24-078)。
立体化
2020年08月21日よりS.H.Figuarts版が発売、塗装・可動域・プロポーションのどれもがトップクラスであり、手首も換装可能。
『装動』版は2019年4月29日発売の「装動仮面ライダージオウRIDE8 Feat.創動仮面ライダービルド」に収録。ベースはあくまでも創動であり、手首が換装できないのが難点(これまでに引き続き、クローズの武器は一通り持たせられる点は変わらない)。
その一方で高空でのアクションをイメージしたブンドドが可能になる支柱の延長パーツ、パンドラボックスが収録されるなどオプションパーツは充実しているのが特徴。
余談
平成ライダー、特に二期に入って以降の変身音声が年々騒がしさを増しているのは周知の事実だが、このクローズエボルの変身音はそれがかなり顕著である。特にボトル起動時の若本氏の音声がかなり聞き取りづらく、当記事では長らく「マッスル!」とされていたほか、他方面では「MAX!」とされたこともあれば、やや強引なところでは「MIX UP!」と表記された場合もある。
だが玩具版付属の取扱説明書によれば、正しくは上記の通り
「マッチョ!」である。
・・・・・・これが一番万丈らしい、かもしれない。
「プロテインの貴公子、万丈龍我だ!」
また、これまでの極悪非道の数々を行ってきたエボルトであるが、「打倒キルバス」並びに、このフォームへの覚醒に貢献したという点においては必要悪であったと言えるかもしれない・・・。
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