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「ビートクローザー!」


概要編集

桐生戦兎が開発した武器の1つで、仮面ライダークローズが使用する事を想定した剣型武器。変形機構は無いがベストマッチウェポンと違ってフルボトルには対応している。

刀身が銀で、中央部は青、持ち手「ブレイグリップ」付近が黒という分かり易い配色で、メーターなどはある物の風変りな武器の多いビルドのライダーウェポンには珍しく、見た目は正統派な長剣。持ち手には過去に龍我がドリルクラッシャーで戦ったデータが反映されているらしい。


つづりは「BEAT CLOSER」。


第25話ではクローズチャージ変身時、第34話ではクローズマグマ変身時に使用した。キードラゴンハザードフォーム仮面ライダーエボルドラゴンフォームも使用した。

第35話「破滅のタワー」


機能・構造編集

特徴的な剣身側面(フラー)のイコライザーのようなメーターは「ビートアップゲージ」

技発動時のエネルギーを生み出す「ビートアップチャージャー」という内部発動機の稼働状態を示している。メーターが上昇する程攻撃力が増大し、上部の3割程ある赤い"レッドゾーン"に達する程稼働した状態では最大威力の必殺技が使用可能となる。

刃の「ドラグバーンスラッシャー」は常温でも並外れた切断力を発揮するが、材料の一部にドラゴンフルボトルの成分が使われているため刀身が高温になる程と切れ味を増すという特性を持つ。

剣先には燃焼攻撃ユニット「スラッシュエンハンサー」を搭載しているため、相乗効果により戦いに乗れば乗るほど真価を発揮する。火炎放射や火炎弾の放出長大な炎の刃を形成する事も可能。


後端の「グリップエンドスーター」は内部発動機と連動しており、これを引っ張ることで作動。剣身のゲージが発光すると同時に「ヒッパレー!」の音声が鳴り、操作回数に応じた技を発動する。

また刃の付け根、グリップとの中間部にある空洞「フルボトルスロット」にボトルを一本装填した場合は「スペシャルチューン!」となり、「グリップエンドスーター」の操作回数に応じてセットしたボトルの成分を付与した、異なる必殺技を発動する。


両サイドの鍔の様な突起は「センダーパイル」という転送装置で、各ライダーが発する転送シグナルを受信すると同時に指定座標へビートクローザーを転送。ベルトからパイプ状のエフェクトが変化する形で出現する。


必殺技編集

グリップエンド操作のみで発動する技。編集

スマッシュヒット

第11話初使用。グリップエンドを1回引くことで発動する。

刀身に蒼炎を纏わせて斬撃を放つ。

第36話ではエボルも使用した。


ミリオンヒット

第11話初使用。グリップエンドを2回引くことで発動する。

刀身から波形状のエネルギー刃が伸び、衝撃波として飛ばすことで連続ヒットする。


メガヒット

作中では未使用。グリップエンドを3回引くことで発動する。

『ガンバライジング』における表技。


フルボトル装填後にグリップエンド操作で発動する技。編集

スマッシュスラッシュ

フルボトルかエボルボトルを装填してグリップエンドを1回引くことで発動する。

第34話でクローズマグマが初使用。ドラゴンフルボトルを装填してビートクローザーの刀身にマグマを纏わせた斬撃を繰り出したが、エボルには通じなかった。

第35話ではドラゴンフォームのエボルがドラゴンエボルボトルを装填して使用し、万丈の声を発され動揺した隙に刀身に蒼炎を纏わせた斬撃を繰り出しビルドタンクタンクフォームを変身解除させた。


ミリオンスラッシュ

第11話初使用。ロックフルボトルを装填してグリップエンドを2回引くことで発動する。

刀身から蒼炎の火炎弾を飛ばし、ナイトローグを撤退させた。

第16話ではビートクローザーの刀身から鎖状のエネルギーを放出し、フライングスマッシュハザードを捕縛、ラビットタンクスパークリングフォームのスパークリングフィニッシュとのコンビネーション攻撃を行った。


メガスラッシュ

ロックフルボトルを装填してグリップエンドを3回引くことで発動。

刀身に蒼炎を纏ったあと、鍵型のエネルギーで斬撃を繰り出す。初使用の第13話ではオクトパスライトフォームのボルテックフィニッシュとのコンビネーション攻撃を行った。

第25話ではクローズチャージが、ツインブレイカーアタックモードのレッツブレイクと合わせて発動。ビートクローザーから黄金のエネルギーを放出した後、このエネルギーをレッツブレイクで出現したドラゴン型エネルギーが咥えた状態で撃ち放たれ、リモコンブロスに大ダメージを与えた。


立体物編集

2017年11月18日に「ヒッパレ奏剣 DXビートクローザー」という筋肉バカらしい名前で商品化。

劇中同様レバーギミックや音声ギミック、フルボトル装填ギミックが再現されているがフルボトルの付属はない。


余談編集

  • 「スマッシュヒット」「ミリオンヒット」「メガヒット」等音声のほとんどが音楽関連の用語である。「ヒッパレー!」の音声も「ヒットパレード」と掛けているものと思われる。
  • これは、ビートクローザー含むビルドの各種アイテム音声を担当しているのが小林克也氏であることからのいわば中の人ネタと考えられる。
    • 小林克也氏は、日本のラジオDJのパイオニア的存在であり、TV番組「ベストヒットUSA」などを通じて洋楽を日本に浸透させた第一人者として知られている。(「PANDRA」としてビルドの楽曲に携わった小室哲哉氏も絶大な影響を受けたことを数々のメディアで語っている)
    • また、同氏はロックンロールを日本に広めた一人としても知られており、自身も洋楽にのめり込んだきっかけとしてエルヴィス・プレスリーなどのロックンロールを挙げているが、ビートクローザーに主に使用されるのもロックフルボトルである。
  • 作中では、龍我と音楽には関連性は全くないため、戦兎がなぜそのようなモチーフを採用したのかは謎だが、BEATという英単語には「叩く、殴りつける」といった意味合いもある(実際仮面ライダー剣には「ライオンビート」というパンチ技が、仮面ライダーカブトにはカブティックゼクターで発動する「ライダービート」という共通技がある)。
    • 龍我は元格闘家なため、開発者である戦兎の脳内で「格闘家→殴りつける→ビート→音楽」といった連想ゲームがあったのかもしれない。
    • もちろん、戦兎もドラゴンフルボトルとベストマッチするロックフルボトルから連想した可能性もある。
  • CLOSERは「閉じる、 閉める」という意味。意訳すると「叩き切って締め括る」意になるが、ここは「CROSS-Zの武器」という言い回しだろうか。
  • 新フォームクローズマグマ初登場回に流れた挿入歌、「Burning My Soul 」のイントロにビートクローザーの待機音のアレンジが使用された。
  • 他に、音楽雑誌「CROSSBEAT」や、音楽と格闘ゲームが融合した、ビートを刻んでコンボを決めるという内容のゲーム「ドラグレイド」との関連性を指摘する声もある。

関連タグ編集

仮面ライダービルド ライダーウェポン

仮面ライダークローズ クローズチャージ クローズマグマ

キードラゴンハザードフォーム ドラゴンフォーム(仮面ライダーエボル)


ガタックダブルカリバー熱血漢な性格の青い2号ライダーの剣型武器。音声が鳴る、必殺技が発動するといった共通点もある。


ザンバットソード:スライド式のパワーチャージギミックが付いた剣。


サウザンドジャッカー:レバーを引くギミックのある剣、使用者のスーツアクターが永徳氏。


音銃剣錫音:イコライザーの意匠があり、おかしなビートで切り刻む聖剣


ビートアックス:イコライザーが造詣され、6種類の音の攻撃を放つ斧。ノリノリのBGMも相まって誰が呼んだか「令和のビートクローザー」。因みに発売日も近い(2022年11月12日)。


GOLDRUSH:待機音が酷似。


2号ライダー武器

ガシャコンソードビートクローザージカンザックス

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