銃剣撃弾!
銃でGO!GO! 否!剣でいくぞ!音銃剣!錫音!
(剣盤モード変身時)
剣でいくぜ!NO!NO! 銃でGO!GO!BANG!BANG!音銃剣錫音!
(銃奏モード変身時)
『錫音楽章!甘い魅惑の銃剣が、おかしなリズムでビートを斬り刻む!』
概要
『仮面ライダーセイバー』に登場する音の聖剣。
ヘンゼルナッツとグレーテルワンダーライドブックを収めることで所有者を音の剣士たる仮面ライダースラッシュへ変身させ、さらに別のワンダーライドブックを収めることでその力を掛け合わせた更なる形態へと変身させる。主な所有者は大秦寺哲雄。
刀身のスピーカー型モールドが目を引く剣型の剣盤モードと刀身内部のイコライザー型モールドが露出した、固有振動数を相殺する音の弾丸「錫音弾」を打ち出す(原文まま)銃奏モードに変形し、モードによって変身音がそれぞれ異なるのが特徴。剣に内蔵された2つのスピーカーからは高周波が発しており、常に刀身が振動する。纏わせた音によって切れ味を変化させる性質を持ち、刻んだビートに応じて攻撃のテンポを調整してくれる機能を持つ。
刀身には『OTODE KIZAMU(音で刻む)』と彫られている。
聖なる音で「心正しき者を鼓舞し、邪悪な存在を鎮撫する」と謳われており、初登場時にはブレーメンのロックバンドの力でカリバーの技で縛り付けられたセイバー・ブレイズ・エスパーダを元に戻していた。
15年前の戦いで激しく消耗してしまい、大秦寺によって本編の第9章まで修復作業が続けられていた。
その後、再び大秦寺の聖剣として使われていたが、第26章で賢人が変身したカリバーによって聖剣の力を封じられてしまう。さらに第32章でサウザンベースに強奪されるも、第35章にて闇黒剣の所有権が一時的に映ったことで封印が解除され、飛羽真の手によって大秦寺の手に帰還した。
全知全能の書復元の儀式においては、セフィロトの4番・ケセドの座に配置される。
立体物
DX玩具が2020年11月7日に発売。
ヘンゼルナッツとグレーテルワンダーライドブックが付属している。
ライダーシリーズでは例を見ない1つの形態に複数の変身音があるアイテムでもある。
基本的に通常のライドブックは使用可能だが、強化フォーム用の大きなライドブックはどうやってもセット出来ない。
余談
変身音は「劇談」(激しく言葉を交わすこと)からか。
名称は金属の「錫」と楽器の「鈴」、剣盤モードは「鍵盤」と「剣」、銃奏モードは「重奏」と「銃」にかかっており、各聖剣の中でもシャレがてんこ盛りになっている。
「錫」は修験道の錫杖にも通じ、その音には「魔を祓い毒虫を追い散らす」効果があると信仰され、読経に際しては節回しを整えるために相槌として鳴らす楽器としての側面もある。
邪悪を退け音で清める点は、かの正義の鬼ライダーにも通じるところがある。
また、セフィロトのケセドを象徴する物質は錫である。
「銃に変形する」という他の聖剣にはない一面がクローズアップされたのか、一時期pixivには剣盤モードで描かれた作品がほとんど無かった。
関連タグ
アームドセイバー:同じく音属性の剣型ライダーウェポン兼変身ツール
獣奏剣/ナイトティンバー/ハーメルケイン/フルートバスター/音撃武器:同じく楽器を兼ねた武器達。
仮面ライダーヘラクス:必殺技「ライダービート」で斬り刻む。
レールガン:形状的に銃奏モードの元ネタと思われる。