『JOBUN
KONOHONG
A PAGE WO
MEKURAR
ERUTOKI
NI ARAWA
RESHI SE
INARU SA
DAME NI
ERABARE
RU KENSHI NO NAHA』
(序文 この本がページをめくられる時に現われし、聖なる定めに選ばれる剣士の名は)
概要
『仮面ライダーセイバー』に登場する本型のキーアイテム。
かつて世界を創った「全知全能の書」がバラバラに分割されたもので、各々に対応する伝承を封じ込めている。
聖剣と共に使用し、仮面ライダーへの変身や各種能力を発動する事ができる。
15年前にソードオブロゴスと黒い本棚の戦いにて強奪されたものもあり、その力を悪用されている。
設定上がアカシックレコードの断片のような位置づけをされている関係上、設定での種類は無尽蔵にあると思われる。マスターロゴスの行った全知全能の書復活の儀式の際にはノーザンベースやサウザンベースの書庫から無数のワンダーライドブックが集結していた。
- 最終章後の増刊号にてソフィアの口から「所在不明のブックがある」事が語られており、やはりストーリー中に登場した下記のブック以外にも存在している事が判明している。
構造
表紙に内包する伝承が描かれた外装「ガードバインディング」は収録情報を守るため"あらゆる攻撃を防ぐ"と伝わるほどの強度を持つ素材が使われており、その性能は同じ材質でベルト型武具の外装が作られる程。第16章では実際にブレイブドラゴンのブックで風双剣の剣戟を受け止めている。
裏面下部にある銀色の箇所は「スピリーダ」という速読用特殊金具。聖剣側に備わった速読器と接触させることで一時的にブックの力を聖剣に宿すことができる。数回接触させ深く読み込ませることも可能で上限は三回である。なお特定のブックに偏向した聖剣には速読器がない。
「テキストオブワンダー」と呼ばれるストーリーを記したページを開いた時の左側には共通して上記の「序文」が彫られており、その頭文字を縦読みすると「KAMENRIDER」と読むことができる(ただし劇中では未解読の「謎の文字」である)。
最大までページを開くと音声読み上げ装置「ライドスペル」が作動して収録されている情報の一部が語られる。本を開いた者が理解することができる言語で読み上げを行うため人によって音声は変わる模様。
ジャンル
各自の聖剣に装填するライドブックは、「神獣」「生物」「物語」の3つのジャンルに分かれており、聖剣ソードライバーではカテゴリー毎に部位も異なる。
各ライドブック同士には相性の良し悪しがあり、相性が合えば強大な力を発揮できるが、逆に相性が悪いとその能力を上手く使いこなせない。また、各ライドブックには流れる朗読文の続きがあり、その文章に相性の良いライドブックのヒントが記されている。
例えば、物語「ピーターファンタジスタ」のライドブックをセイバー ブレイブドラゴンが使用したドラゴンピーターは敵と同士打ちするだけに終わったが、ブレイズ ライオン戦記と組み合わせたライオンファンタジスタではそれまでダメージを与えられなかったハンザキメギドを初めて劣勢に立たせている。
- 一方、ドラゴンピーターに生物「ニードルヘッジホッグ」を加えた3冊形態ドラゴンヘッジホッグピーターでは、強化態のハンザキメギドを圧倒する力を見せており、他のジャンルが加わるとまた事情が変わってくることも判明している。
分かりやすく言えば、各ライダーが変身に使うライドブックと近い色のワンダーライドブックが相性の良い組み合わせになる模様。これら色が近い3冊の組み合わせはワンダーコンボと呼ばれ、現時点ではソードライバーを持つセイバー、ブレイズ、エスパーダのみ使用可能である。
- ライオン戦記とキングオブアーサーの様に色は近いが特に関りのない物や、ドラゴンアランジーナのように無関係ながら高いスペックを発揮する構成も存在するなど例外も多い。
ワンダーライドブック一覧
※太字で書かれているのは基本フォーム
ジャンル・神獣
伝説・空想上の絶大な力を持つ神獣の伝承を封じ込めている。
ソードライバーの場合はライトシェルフ(右手側)に装填され、ライダーの剣技の向上に作用する。
変身ページにはライダーの上体と右腕が描かれており、右側には(ソードライバーの正面から見て)『これは左の1冊、更なる本は…』と書かれている。
朗読は「かつて〜」と過去形になっている。
- 変身・派生用
名称 | モチーフ | 使用者 | 初使用 |
---|---|---|---|
ブレイブドラゴン | ドラゴン | セイバー | 第1章 |
玄武神話 | 玄武 | バスター | 第3章 |
ジャアクドラゴン | 邪龍 | カリバー | 第5章 |
天空のペガサス | ペガサス | ブレイズ | 第7章 |
トライケルベロス | ケルベロス | エスパーダ | 第10章 |
エターナルフェニックス | フェニックス | ファルシオン | 第34章/不死鳥の剣士と破滅の本 |
アメイジングセイレーン | セイレーン | 〃 | 深罪の三重奏 |
骸骨忍者伝 | デザスト | アウトサイダーズ |
- 強化用
名称 | モチーフ | 使用者 | 初使用 |
---|---|---|---|
ジャオウドラゴン | 5体の邪竜 | カリバー | 第11章 |
ドラゴニックナイト | 竜騎士 | セイバー | 第13章 |
エックスソードマン | 最光 | 第21章 | |
プリミティブドラゴン | スカルドラゴン | セイバー | 第23章 |
エレメンタルドラゴン |
| 〃 | 第27章 |
エモーショナルドラゴン | ドラゴン | 〃 | 第35章/不死鳥の剣士と破滅の本 |
ワンダーオールマイティ | 物語 | 〃 | 最終章 |
- その他
名称 | モチーフ | 使用者 | 初使用 |
---|---|---|---|
ゴースト偉人録 | 仮面ライダーゴースト | セイバー | セイバー×ゴースト |
スーパーヒーロー戦記 | スーパーヒーロー戦記 | 〃 | スーパーヒーロー戦記 |
アルティメットバハムート | バハムート | 〃 | ファイナルステージ |
ジャンル・生物
弱肉強食の世界を逞しく生きる生物の伝承を封じ込めている。
ソードライバーの場合はミッドシェルフ(中央)に装填され、ライダーの身体能力を増強させる。
変身ページにはライダーの上体と左腕が描かれており、右側には(ソードライバーの正面から見て)『これは中央の1冊、更なる本は…』と書かれている。
朗読は「この〜」から始まる。
- 変身・派生用
名称 | モチーフ | 使用者 | 初使用 |
---|---|---|---|
ライオン戦記 | ライオン | ブレイズ | 第2章 |
ニードルヘッジホッグ | ハリネズミ | エスパーダ | 第4章 |
ストームイーグル | ワシ | セイバー | 第5章 |
昆虫大百科 | 昆虫 | サーベラ | 第25章 |
オーシャンヒストリー | 海洋生物 | デュランダル | 第29章 |
- 強化用
名称 | モチーフ | 使用者 | 初使用 |
---|---|---|---|
キングライオン大戦記 | ライオン | ブレイズ | 第14章 |
タテガミ氷獣戦記 | ホワイトライオン | 〃 | 第32章 |
- その他
名称 | モチーフ | 使用者 | 初使用 |
---|---|---|---|
スペクター激昂戦記 | 仮面ライダースペクター | ブレイズ | スペクター×ブレイズ |
ジャンル・物語
童話や昔話といった古くから語り継がれる物語の伝承を封じ込めている。
ソードライバーの場合はレフトシェルフ(左手側)に装填され、特殊能力の発動に作用する。
変身ページにはライダーの左腕が描かれており、右側には(ソードライバーの正面から見て)『これは右の1冊、更なる本は…』と書かれている。
朗読は「とある〜」から始まる。
- 変身・派生用
- 強化用
その他
名称 | モチーフ | 使用者 | 初使用 |
---|---|---|---|
てれびくん | てれびくん | セイバー | 爆誕ドラゴンてれびくん |
アヴァロンへの扉を開く物語
本編では変身に使用されていない童話や昔話モチーフのワンダーライドブック。
こぶた3兄弟、ストームイーグル、ニードルヘッジホッグを合わせた13冊によりアヴァロンへの扉が開かれた。
名称 | モチーフ |
---|---|
キリンの恩返し | キリン&鶴の恩返し |
封神仮面演義 | 封神演義 |
おしゃじぞうさん | 笠地蔵 |
爆走うさぎとかめ | ウサギとカメ |
月の姫かぐやん | かぐや姫 |
一寸武士 | 一寸法師 |
さるかにウォーズ | さるかに合戦 |
大将軍桃一郎 | 桃太郎 |
大剣豪浦島二郎 | 浦島太郎 |
大横綱金三郎 | 金太郎 |
ワンダーワールド物語ワンダーライドブック
聖剣に選ばれし剣士たちとその聖剣について綴ったライドブック。もともとは玩具オリジナルで展開されていた。一覧は該当記事を確認。
その他
名称 | 用途 | 使用者 | 初使用 |
---|---|---|---|
ディアゴスピーディー | ディアゴスピーディーの召喚 | セイバー | 第2章 |
ブックゲート | 「ノーザンベース」等、様々な場所へつながるゲートを生成 | 倫太郎、マスターロゴス、他多数 | 第2章 |
オムニフォース | カラドボルグの召喚、仮面ライダーソロモンへの変身 | ソロモン | 第35章 |
グリモワール | 仮面ライダーストリウスへの変身 | ストリウス | 第44章 |
タッセルダーク | 仮面ライダータッセルへの変身 | タッセル | ファイナルステージ |
KIRIKO'S SUCCESS STORY | 運気上昇 | 中崎貴璃子 | TTFC産直シアター |
派生
本の魔人・黒い本棚の幹部級メギド達が用いる黒色のライドブックで、黒い本棚が野望の為にライドブックを模造したもの。
本の最終章に至ることでメギドを覚醒、召喚する事ができる。
- ブランクライドブック(仮称)
何も書かれていない真っ白なライドブック。
現実世界の一部を切り取ってワンダーワールドへと転移させる力を持つ。
メギド側が現実世界を侵攻するのに使用する敵専用のアイテムかと思われていたが、第4章では何故か須藤芽依の鞄の中に入っており、結果として普通のホモサピエンスである彼女がワンダーワールドに自ら飛び込めるようになった。(しかし、それ以降そのブランクブックは登場していないため、ハンザキメギドがばら撒いた物の一つだったと考えるのが妥当だろう。)
玩具オリジナル
歴代のレジェンドライダーの力を宿したワンダーライドブック。
ゴースト偉人録は後に『仮面ライダーセイバー×ゴースト』、スペクター激昂戦記は『仮面ライダースペクター×ブレイズ』に登場。
クリスマス仕様のライドブック。
毎年恒例のチョコキャンペーンの賞品。
共通音声
ワンダーコンボを持つ3属性の本以外は共通音声となる。
また、オーズの亜種形態やビルドのトライアルフォーム同様にワンダーコンボ以外の組み合わせでも共通の変身音となる。
通常の括弧は坂本英三氏、二重括弧は大塚明夫氏の音声を表している。
- 一冊
「ワンダーライダー!」『(かつての神獣/この動物/とある物語)の力が、剣に宿る!』
- 二冊
『二冊の本を重ねし時、聖なる剣に力が宿る!』「ワンダーライダー!」
『二つの属性を備えし刃が、研ぎ澄まされる!』
- 三冊
『三冊の本が重なりし時!』「聖なる剣に力が漲るー!ワンダーライダー!」
『三属性の力を宿した強靭な剣が、ここに降臨!』
『(ワンダーコンボの音声)増冊!(ワンダーライドブックの名前)!』
童話・昔話・三太郎・ヴィラン・コミック・ヒストリー
それぞれのカテゴリのみを使用した場合の独自の共通音声が用意されている。パターンは全て同じ。
カテゴリ名はヴィランはメギドごとに対応、ヒストリーは「戦いの歴史」、それ以外はどの本を使っても全て「とある物語」で共通。
なおヴィランはアルターライドブック、ヒストリーはライダー変身神話/戦記/物語を用いれば確認可能。
- 一冊
「ワールドストーリーライダー!」『童話一冊!童話はさらなる力を剣に宿す!』
「オールドストーリーラーイーダー!」『昔一冊!昔話はさらなる力を剣に宿す!』
「三太郎ライダー!」『太郎一冊!太郎伝はさらなる力を剣に宿す!』
「ヴィランライダー!」『ヴィラン一冊!悪意の本はさらなる力を剣に宿す!』
「コミックライダー!」『マンガ一冊!愉快な本はさらなる力を剣に宿す!』
「ヒストリーラーイダー!」『時代一冊!歴史の本はさらなる力を剣に宿す!』
- 二冊
『不思議な力が剣に宿る!』「ワールドストーリーライダー!」
『童話二冊!童話はさらなる力で奇跡を起こす!』
『いにしえの教えがここに集う……否!一冊足りておらんけん!」「オールドストーリーラーイーダー!』
『昔二冊!昔話はさらなる力でようやく一人前!』
『太郎の剣が一つに交わる!』「三太郎ライダー!」
『太郎二冊!太郎伝はさらなる力で悪を滅ぼす!』
『恐怖の力が剣に宿る!』「ヴィランライダー!」
『ヴィラン二冊!悪意の本は、さらなる力で襲い来る!』
『あらゆる力が剣に宿る!』「コミックライダー!」
『マンガ二冊!愉快な本は、さらなる力で笑顔を生み出す!』
『勇気の力が剣に溢れる!』「ヒストリーラーイダー!」
『時代二冊!歴史の本は、さらなる力で希望を紡ぐ!』
- 三冊
『世界に轟く三つの物語!』「不思議な剣が奇跡を起こすー!ワールドストーリーライダー!」
『童話三冊!童話の力が揃った時、奇跡の剣が今ここに!』
『いにしえの教えがここに揃う!』「いざ!学ぶのじゃけーん!オールドストーリーラーイーダー!」
『昔三冊!昔話の教訓で溢れる、学びの剣が今ここに!』
『三つの太郎が集いし時!』「太郎の剣が悪を滅ぼーす!三太郎ライダー!」
『太郎三冊!三太郎の力が込められた、勇気の剣が今ここに!』
『三冊の悪意が集う時!』「恐怖の剣が襲い来るー!ヴィランライダー!」
『ヴィラン三冊!悪意に溢れた、恐怖の剣が今ここに!』
『三冊の漫画が揃った時!』「笑顔の力が!剣を照らす、コミックライダー!」
『マンガ三冊!愉快を極めた、笑顔の剣が今ここに!』
『三つの時代を駆け抜ける!』「希望の力が剣にみなぎる!ヒストリーラーイダー!」
『時代三冊!歴史を駆け抜けた、希望の剣が今ここに!』
玩具
DX版とコレクタブル版(食玩とガシャポン)で発売。
DX版は表紙、ストーリーページ、変身ページの3モード変形が可能で、表紙のボタンを押すことでタイトルコール、ストーリーページを開くことでストーリー音が鳴るようになっている。
コレクタブル版では音声全体とストーリーページがオミットされており、ボタンを押すことで変身ページが開くのみ。
また、いずれもQRコードが貼られており、DX版のストーリーページにあるQRコードの横の文は「これはQRです、何に使うかはお楽しみ」と書かれている。
察しの良い方はすぐに気付いたでしょう。そう、アレである。
因みにこのQRコード、ストーリーページに存在するものに限り、撮影用プロップにも付いている。
余談
- 玩具とはいえ、CVを務めた大塚明夫が仮面ライダーシリーズを担当するのは今作で初である。同じ石ノ森作品では過去にサイボーグ009のジェロニモ・ジュニア/005を演じていたことがある。
- 更に、『スーパー戦隊シリーズ』ではガニマ・ノシアガルダ以来であり、プリキュアシリーズでは星奈陽一以来の出演であり、今作でニチアサキッズタイムコンプリートを達成制覇したことになる。
- こうしたコレクションアイテムでは変身前の役者用と変身後のアップ用のプロップはサイズが異なる事が多く(基本役者用はDX玩具の試作品を改造した物で少し小さい)、前作のプログライズキーも同様であったが、ワンダーライドブックは珍しく基本的にアップ用プロップが役者用との兼用になっている。
- そのため、DX玩具などと比較するとサイズが二回りほど大きくなっている。
- ただし、最光が使う金の武器銀の武器とエックスソードマン、ワンダーワールド物語やアヴァロンへの扉を開く為のブック(変身に使用しない物)など一部のライドブックに関してはDX玩具を改造した物が使われている。
- 仮面ライダーのDXのコレクションアイテムで、「音は鳴るが光らない」ものは何気に初である(金の武器 銀の武器ワンダーライドブック等の一部は除く)。
- なお、三種類の中でももっとも商品展開させやすいためか、物語モチーフの比重が非常に大きい(現時点で20種)のが特徴。
- 神獣カテゴリーもそこそこ多い一方で、(レジェンド系やアルターライドブックを除いて)現時点で生物カテゴリーはたった6種と少数しか確認されていない(メタ的な事情では物語モチーフは左腕だけで済むのに対し、神獣、生物はライダーのバストアップを描く必要があるため)。逆にこの仕様の為に同じ基本形態でもバストアップが描かれているライダーと左腕だけしか描かれないライダーに分かれている。
- 「抜刀!聖剣ソードライバー図鑑」には金の武器 銀の武器以降のブックは追加されていない上、ドラゴニックナイトとキングライオン大戦記以外の大型ブックは実装されていないため生物カテゴリーは3種類しかない。そのためエターナルフェニックスはある一方、ジャオウドラゴンやエモーショナルドラゴンはない。
- 「~戦記」で終わるものが多く、ライオン戦記・キングライオン大戦記・タテガミ氷獣戦記のライオン系に加えスペクター激昂戦記・スーパーヒーロー戦記・平成ライダー変身戦記の6つがある。
- ちなみに、スーパーヒーロー戦記を除く全てが生物カテゴリー。
- 玩具版聖剣ソードライバーの没音声から三属性の「恐竜系ワンダーライドブック」の構想があったことが分かる。
- 『ダイノライダー!』『恐竜一冊!太古の恐竜の本は、さらなる力を剣に宿す!』
- 『太古の力が剣に宿る!』『ダイノライダー!』『恐竜二冊!太古の恐竜の本は、さらなる力で支配する!』
- 『三冊の恐竜が対峙するとき!』『太古の剣が支配する!ダイノライダー!』『恐竜三冊!太古を制した支配の剣が今ここに!』
- また、覇剣ブレードライバーでも『恐竜!』という音声が鳴る。
モチーフの選定
- コレクションアイテムは剣に色を付けてカスタマイズしていく刷毛のようなアイテム、小さな剣のキーホルダーのようなアイテムを大きな剣に入れていく案が考えられていたが、最終的に本がモチーフとなった。
- 高橋プロデューサー曰く、権利関係の都合で元ネタのタイトルそのままというわけにいかず(※1)、本作ならではのオリジナルの物語を題材としている(映画やアニメで定着した特定のイメージをそのままモチーフに持ってくることを避けるためという事情もある)。
- 動物・物語ときて、モチーフ案として"メカ"や"乗り物"も挙がっていたが、『他のファンタジックなモチーフと相性が悪い』という高橋Pの発言により、最終的に"神獣"の枠が決まった(※2)。
- オーシャンヒストリーや昆虫大百科が単一モチーフではないのは、登場時点での主人公のパワーバランスに合わせて動物全体の力を内包するワンダーライドブックとした為である。
(出典:「フィギュア王No.260」(ワールドフォトプレス)のインタビュー記事「聖剣ライダー伝説 第一章:変身剣と魔法の本」(P19~22)、「聖剣ライダー伝説 第三章:創世剣と新たな世界」(P49)より)
(※1)ソードライバーでの抜刀時の音声は基本的にワンダーライドブックの元ネタが読み上げられるが(例えばキングオブアーサーでは「アーサー王」となる。)、「ピーターファン」や「西遊ジャー」、「アランジーナ」のようにワンダーライドブックの略称が読み上げられる事もある。
(※2)とはいえ、ディアゴスピーディーという形で残ったとも解釈できる(あくまで公式上では分冊百科のパロディとされているが)。ちなみに、『仮面ライダーセイバー』PVでは全知全能の書に「科学技術」や「歴史」などあらゆる知識が書かれているとされている(ただし、ワンダーライドブックのジャンルには存在しない)。
関連タグ
ワンダーライドブックで変身するライダー
ライドブッカー:仮面ライダーディケイドが使う武器兼カードホルダー。名前が似ている。
ガイアメモリ:似たような設定の11年前の変身アイテム。破り取られたページそのものであるワンダーライドブックに対し、こちらは本で例えるなら“写本”に相当する。
27の真の紋章:『幻想水滸伝』シリーズにおいて、何も無い闇の中に存在した剣と盾から分離して生まれたと言う、似た出自を持つ創世繫がりの存在。