「私は、ソードオブロゴスに仕える本の守護者、ソフィアです」
演:知念里奈
変身する仮面ライダー
概要
『仮面ライダーセイバー』の登場人物で、本作のおやっさんポジションと思われる女性。年齢は100歳を超えている。
ソードオブロゴスに所属する本の守護者で、ノーザンベースの剣士達を束ねる役割を持つ。
基本的にソードオブロゴスの拠点・ノーザンベースで仮面ライダー達の戦いを見守っているが、後に仮面ライダーカリバーの発言から、彼女がノーザンベースを離れると同施設の結界が弱まる為、防衛の観点からもそこに居るようにしていると思われる。
上條大地が仮面ライダーカリバーになり代わっていたことが判明したのち、第11章で上條の真意を問うべく単独で接触するも、富加宮賢人の乱入により失敗。エスパーダとカリバーの戦いの中で、背後から白い煙に包まれて姿を消したのち、サウザンベースの隠し部屋に幽閉されてしまう。
神代玲花の尋問により、第25章ではある本から生み出された存在であること、第29章では人間を創造できる秘術が記された本の存在と在処を知っていることが明かされている。カリバーになり代わった賢人と接触したのち解放され、ノーザンベースに帰還し結界を再展開、剣士らと再会を果たす。
ノーザンベースにはメギドやワンダーワールドの異変を感知するような設備は存在しないらしく、彼女が検知して剣士に指示をする事が多い。
そのため彼女が不在の際にはサウザンベース側に主導権を握られることになってしまった。
人物像
落ち着いた人格者で、余程の事態に陥らない限りは、泰然自若な態度を崩さない。
また、不審者の登場にも動じず、本人の言動や周囲の評価から慮った後に処遇を決めると、優れた観察眼と寛容な精神を併せ持っている。
ただし使命以外では偶にはっちゃけたポンコツとなり、思いもよらぬ可愛らしさを晒している。
また本で読んだ知識としてしか知らないため料理は下手で、彼女の作ったおにぎりは非常にしょっぱく不味い。食べた大秦寺が「どうやったらこんなおにぎりが作れるんだ!?」と悪態をつく程。
この際には流石に傷ついた表情を見せたが、彼の忖度で機嫌を治した(とは言え味見もしないのはどうかと思うが…)。
聖剣の所有者の事は変身前でも剣士名で呼んでいる。
第29章では自身を助けたカリバーの正体が雷鳴剣黄雷の所有者でもある富加宮賢人だったため、カリバーの変身を解いたにもかかわらずエスパーダと呼ぶ一幕もあった(この法則で行くと彼女も)。
本の名前で呼んでいる訳ではないが、過去のこの人を思彷彿させなくもない。
なお剣士以外は名前で呼んでおり、須藤芽依は「芽依さん」と呼んでいる。どうやら役職柄意図的にそうしているようだ。
正体
第33章にて闇黒剣月闇の所持者となった賢人の口から彼女の出自が語られた。
元々、彼女は人工生命体であり、マスターロゴスが世界を繋ぐ存在を模倣して生み出した世界をつなぐ存在であった。
ストリウスによってワンダーワールドの荒廃に伴い自身も消滅しかけるも、闇黒剣月闇の結界により延命しそのまま聖剣を受け取ることにより、仮面ライダーカリバーとなり最終決戦へと参戦した。
その後は闇黒剣月闇の所持者となり、緊急時にはカリバーとして参戦するようになった。
別冊仮面ライダーセイバー短編活動萬画集
第3・4集に登場。暇をもてあましノーザンベースを改造し、脱出ゲームを制作。しかし剣士達を閉じ込め遊ぼうとしていたはずが、うっかり自分が本棚の奥に閉じ込められてしまい、剣士達に謎を解いてもらうことになる。
剣士達が軽々しく答えを回答するため、罰ゲームとして何度も電撃を食らう羽目になった。なお何故か同じくらい間違えた蓮より、スラッシュに対して当たりが強く『私は今日、スラッシュのことは信用しませんから』、『あなたの発言は疑って聞こうと思います』と述べている
剣士達の尽力の末に開放されるも、今度は逆に彼らを本棚の奥に閉じ込めてしまう。『これでやっと私のやりたかった脱出ゲームができます!』嬉々として答えるのであった。
EDでは憂さ晴らしとでも言うように、剣士達に電撃を浴びせている。
余談
おそらく名前の由来は、グノーシス主義における智慧の神ソピアー(ソフィア)。
「本」と言う知識を守護する彼女のポジションに当て嵌まるモチーフであると言える。
関連タグ
仮面ライダーセイバー ソードオブロゴス 仮面ライダーカリバー
メリー・アン:過去に知念氏が演じたニチアサ作品のキャラクター。
テトム:21世紀最初の戦隊に登場する巫女で、主人公たちをサポートするキャラクター繋がり。こちらも服装は白を基調としており、額に装飾品を着けている。ただし、こちらはソフィアとは対照的にお転婆な性格で、料理が得意である。
長老(リュウソウジャー):昨年の似たポジションの人物。プロデューサー繋がりでもある。