「疑問を持つ事自体が裏切り行為と同じ。あの方は絶対なのです」
「黙れ愚者が! マスターの意思は私の意思…。あの方の偉大な理想を実現させるのも、私!」
演:アンジェラ芽衣
変身する仮面ライダー
概要
第9章「重なり合う、剣士の音色。」より登場。
ソードオブロゴスのもう一つの基地であるサウザンベースに所属する女性で、煙叡剣狼煙に選ばれた女剣士。仮面ライダーサーベラに変身する。年齢23歳。
組織の最高責任者・マスターロゴスの代理使者として、何らかの目的を持ってノーザンベースを訪れた様だが、物語の要所で不審な行動を見せており……。
同組織内に実兄の神代凌牙がいる。
人物像
冷静沈着な性格だが、高圧的かつ冷酷なイメージを醸し出しており、世界の秩序を守る為ならば、多少の犠牲が出る事も厭わない考えを持っている。
彼女の家系「神代家」は代々ソードオブロゴスとマスターロゴスに直々に仕えており、その為かマスターロゴスへの過剰な忠義(ワンダーワールド物語 煙叡剣狼煙でも「一途な心」と表されている)に染まっており、「自分の意思はマスターの意思である」と語る等、彼には絶対の忠誠を誓っている。
マスターロゴスの語る「偉大な理想」を実現させる事に血道を上げているが、時にマスターロゴスの言葉ですら捻じ曲げて解釈してしまう危うい面を持つ。
だが心酔しきっている訳では無い様で、マスターロゴスが裏で密かにメギドと繋がってる可能性を目撃してからは密かに疑念を抱いており、善悪の判断に関しては意外と良識的な方である。また、マスターロゴスや所属に関して堅物な兄とは違い、飛羽真と倫太郎が共闘を持ち掛けた際にはそれを拒まず即座に共闘したり、意外とノリの良さがあったりと柔軟さを持つ。
マスターロゴスの「世界の均衡を保つ」事とは掛け離れた任務を言い渡されたり自身の聖剣を無理やり回収されたりと横暴とも言える行動に徐々に不満や疑念、怒りを募らせつつある。
どうやら一連の行動は世界の均衡を保つ組織に使えている家系である事やソードオブロゴスの一員と言う使命感もあった様子。それもあってか彼女自身も「メギドは敵」と言うスタンスを崩す事は無く、変身出来なくともある程度戦える者が抵抗した場合は多少の攻撃を加える事があっても全く戦えない者に対しては危害を加える事が無く、人として越えてはいけない一線を越えてはいない。
但し43章では凌牙の手を握った芽依に鬼の如き形相を浮かべて剣を振り下ろしており、危うく斬りかかりそうになっていた。
また、兄が誰かと同等あるいは下に見られかねない様な状況になるのも我慢ならない様で、同話内で飛羽真=クロスセイバーと共闘した際に彼が凌牙とコンビプレーを発揮した際は戦闘中にもかかわらず「お兄様を利用するなんて……死にたいのか!!」と鬼気迫る様相で頭を殴りながら胸ぐらを掴むと言う行動に移った(そしてそれに気圧された飛羽真も「ごめんなさい……」と引きつった声で謝っていた)。
最強形態に変身中の主人公を怯ませる辺り色々とヤバイ人である。
最終的には「マスターロゴスへの忠誠心」以上に「世界の均衡を保つ組織の一員」としての使命感の方が強い様子を見せ、明確に世界の敵となり、マスターロゴスの名を捨てたイザクと戦う意思を示している。
また、兄の凌牙をかなり尊敬しており、彼に認めて貰いたいと言う願望がある。これがマスターロゴスへの忠誠や裏切者の粛清等の彼女の行動理念の根幹となっている模様。その為、兄の指示は絶対であるらしく二人で行動した時は半ば彼の言いなりになってしまっている。第36章で兄がマスターロゴスを世界を守り得る存在では無いと判断し、叛逆を決意した際には「凛々しい」と評して彼へついて行く事を決めた。優先度はこちらの方が上の様にも見えるが、上記の通り幾度と無く敵対していた飛羽真達と「世界を守る」と言う一点の共通した目的でプライド等を優先せずに共闘を承諾している事から、世界を守る使命感も負けない位強い様子が窺える。
そして、ノーザンベースの面々と友好的に接する事が増えて来ているものの、何処か他人行儀の様な態度である事が多く、まだ兄以外には完全に心を開く事は無い。
なお、最終回となる増刊号では芽依に思いを寄せている様な素振りを見せる兄の態度を観て、一方的に芽依に怒り(もしくは嫉妬)の炎を燃やすなど、彼女の兄に対する彼女の思いは色んな意味で危険な領域に達している………のかもしれない。
(上記の増刊号の兄の素振りに目からビームが出せそうなほどに目が光っていたし…)
普段は黒い服を着ていたが、第25章からサウザンベースの剣士として赤い制服を着用するようになる。
8年後の後日談ではショートヘアとなっている。
各話での動向
- 第9章「重なり合う、剣士の音色。」
6体のアヒルメギドやカリバーに対してセイバー、ブレイズ、エスパーダが戦っている間、突如としてノーザンベースに来訪した。
- 第10章「交わる剣と、交差する想い。」
改めて自身がサウザンベースの使者であることを明かすと、賢人に対し「今の貴方ではカリバーには勝てない」と言い放つ。同時に賢人が「この戦いにとって重要な存在」であるとして、彼にトライケルベロスワンダーライドブックを手渡す。
その後、カリバーやハクチョウメギドと戦うセイバー達の様子を密かに窺っており、カリバーの正体が上條大地だと判明しても、特に驚くような様子も見せず、寧ろ怪しい笑みを浮かべていた。
- 第15章「覚悟を超えた、その先に。」
上條/カリバーとの戦いを終え帰還した飛羽真と仲間達が再会を喜ぶ中、裏でその様子を見て冷笑しており……。
また、上條の絶命とタイミングを同じくして、闇黒剣月闇とジャアクドラゴンワンダーライドブック、ジャオウドラゴンワンダーライドブックが煙に包まれて消失している。後に明かされた煙叡剣狼煙の力を考えると、この件も彼女の仕業と言う事になるが......。後に『ソードオブロゴスサーガ』で事実であったことが判明した。
- 第16章「世界を救う、一筋の光。」
冒頭、何者かと連絡を取り合っており、上條が死亡した今となっては「神山飛羽真が鍵になる」として、小説執筆中の飛羽真の前に現れる。そして彼に「サウザンベースの剣士にならないか」とスカウトをかけるが、ノーザンベースの仲間達と共に戦う事を選んだ飛羽真に断られる。
その後、ノーザンベースの剣士に「飛羽真がソードオブロゴスを裏切る」と吹き込み、彼等と飛羽真の仲間割れを引き起こさせる。
彼らを唆したその手口は、
- 飛羽真:裏切り者がいるかもしれないというソードオブロゴスへの不信感
- 倫太郎:孤児の自分を引き取り育ててくれた組織への盲信
- 蓮:賢人を殺害したカリバーへの恨み
- 大秦寺、尾上:上條の裏切りを止められなかった責任感と彼への疑惑
など、彼らの弱点や状況を上手く突いたと言える物である。
セイバーと芽依が危機に陥る中、そこへ2人を救うかのようにユーリ/仮面ライダー最光が登場。飛羽真達を争わせたのは、最初からユーリを誘き出すのが狙いだった様子を見せる。
これ以降、ノーザンベースの剣士達をサウザンベースの管理下に置き、飛羽真やユーリの持つ聖剣とワンダーライドブックの回収を命じるようになる。
- 第20章「牙城を崩す、剣の意志。」
「飛羽真が力を手にしようと求めている」とノーザンベースの面々を煽り、精神の平衡を失いつつある蓮を「雷鳴剣黄雷をまだ飛羽真が持っている」と唆して差し向けるなど、本格的に組織と飛羽真の対立を煽る。
その後、王様メギドを捜索中の飛羽真とユーリの前に現れ、「あなたが力を手に入れようとしても、我々が必ず阻止します」とまるで飛羽真が世界の敵であるかの様な物言いで、実質の宣戦布告を行った。
- 第25章「煙をまといし、真紅の刺客。」
組織を離反した尾上と大秦寺を粛正すべくノーザンベースを襲撃。
仮面ライダーサーベラに変身し、バスターとスラッシュを圧倒的な力で叩き潰した。しかし暴走するプリミティブドラゴンの一撃を喰らうも戦闘継続の余裕があった。だが、セイバーが見境なく暴れまわった事とカリバーの乱入もあって水入りとなった。
バスターとスラッシュとの戦闘の最中、組織に対し疑問を抱き、マスターロゴスの意志なのかどうかを問う尾上に対して珍しく感情を露わにして激昂しており、彼女自身の目的はマスターロゴスの「偉大な理想」を実現させる事が全てである事が語られた。
- 第26章「深き闇、剣と共に。」
変身を解除したカリバー=賢人に斬り掛かろうとするが最光に阻まれ、分が悪いと判断すると倫太郎を連れて撤退。
その後、闇黒剣月闇を回収するべく戦闘中の最光とカリバーの前に現れ、激しい三つ巴の乱戦となる。
月闇の回収には失敗するが、代わりに大秦寺の落としたヘンゼルナッツとグレーテルのブックを奪い、その場から去って行った。
- 第32章「僕の想い、結晶となりて。」
実兄と共に幾度目となるノーザンベースへ進攻。
従来通り『マスターロゴスのお言葉は絶対』のスタンスだったが、ユーリの「何故メギドと行動する!?」の問い掛けにはメギドと行動を共にしていた訳では無い玲花は一瞬戸惑うも、デュランダル=神代凌牙の指示を受けてソフィアの許へ強襲する。
しかし、ズオス・プレデターの消滅を切っ掛けに、マスターロゴスが撤退の命を下した為に撤退した。
その際、雷鳴剣黄雷と音銃剣錫音、土豪剣激土の回収に成功した……が、その際に尾上を引きずるズオス・プレデターを目撃した事で、遂に「今のソードオブロゴスは正しいのか?」と初めてマスターロゴスに疑念を抱くようになる。
- 第33章「それでも、未来は変えられる。」
マスターロゴスに残りの聖剣の回収と風の剣士の始末を命じられる。出動の前に、修行している兄に対してマスターロゴスがメギドと繋がっているかもしれないと言う疑念を打ち明けるが、兄は聞く耳を持たず一蹴され任務に赴く。
デザストに付き纏われている蓮を発見し、お互いに煽り合いながら交戦に入る。聖剣の半分が封印されている上にコンディションが最悪な状態だった剣斬を追い詰めるが、デザストが加勢し、自分の戦法をデザストに見切られてしまう。
だが、「昆虫黙々斬り」でデザストを撃破し、再び剣斬を追い詰めるが、倫太郎が既の所で割って入る。タテガミ氷獣戦記に変身したブレイズの「レオ・ブリザード・グランド」により足回りを凍らされるが、トドメの一撃を喰らう直前に煙に変化して脱出し、その場を撤退した。
- 第34章「目を覚ます、不死の剣士。」
マスターロゴスに飛羽真の監視と世界を繋ぐ少女の確保を言い渡され、明らかに世界の均衡を守る事とは掛け離れた命令に疑問を抱き来つつも任務に赴く。
そして、任務中にマスターが解き放った猟犬や賢人の乱入により倒され消滅してしまった光の聖剣と本の回収に成功する。この時、兄に褒めて貰える事を期待していた。
- 第35章「そして私は、神になる。」
光の聖剣の回収だけでルナの確保は忘れていたかと思われたがそんな事は全く無く、ルナの確保にも成功する。任務の成功により、マスターロゴスからはお褒めの言葉を頂くが、表面上だけでそこまで喜んではいなかった。
聖剣を取り返しに来た倫太郎達が交戦するが、デュランダルの戦法を既に見切っていた事もあり再度攻略されるが、戦えない尾上達に剣を向けてブレイズを本気で戦えないようにしてデュランダルが変身解除に追い込み、聖剣と本の回収に成功する。
だが、バハトの乱入によりマスターが無理矢理自分達の聖剣と本を回収すると言う暴挙とも言える行動に出た為、初めてマスターロゴスに対してブチ切れ寸前の状態で食って掛かるが、兄に制止されその場は怒りを抑えた(流石に凌牙もマスターロゴスに対しての不信感を隠し切れない様子ではあったが)。
最終的に、飛羽真の活躍により聖剣と本は再び手元に戻った。
- 第36章「開かれる、全知全能の力。」
マスターロゴスが世界滅亡の神と宣言した事で完全に堪忍袋の緒が切れ、兄に今後の行動について問い、(世界を守ると言う使命感もあるだろうが)兄に付いて行く形で離反する事を決意。駆け付けて来たセイバーとブレイズを受け入れ共闘する。
- 第37章「未来を変えるのは、誰だ。」
飛羽真達から共闘を持ち掛けられるも、兄が「組織を抜けた一員とは協力しない」とまだ完全な共闘を拒んだ為、まだ完全に協力関係は結ばなかった。
- 第38章「聖剣を束ねる、銀河の剣。」
兄と共にイザクと戦闘している剣士達に加勢し、新たなる聖剣「刃王剣十聖刃」の誕生に一役買う。
- 第39章「剣士よ、信じる道を行け。」
サウザンベースに兄と共に侵入し、煙叡剣狼煙の効果を活用し、かつて自分が奪取したワンダーライドブックの奪還に成功、飛羽真たちの下に届けた。
その後イザクとの戦いを終えて帰還した飛羽真達に対しても兄の治療を行ってくれたことに感謝の言葉を述べるなど、彼らに対する態度も軟化してきている。そして最後は素直になりきれない兄を見てまたも惚れ惚れとする様子を見せた。
「ツンデレなお兄様もたまらない…!」
- 第43章「激突、存在する価値。」
芽依にお礼を言いに来た凌牙に付き添っていたが、握手しようとした際には嫉妬で堪え切れず、煙叡剣狼煙を振り下ろしてしまう。
その後、飛羽真らと共にストリウスのアジトへ突入。白いアルターライドブックにされた人々を食らって強化されたカリュブディスメギドとの戦いではデザストの嗅覚で攻撃パターンを見抜かれてやや押され気味であったが、兄との抜群のコンビネーションで勝利に貢献した。
この回ではブラコン具合が暴走しており、「あなた如きがお兄様を理解しないで」や「お兄様を利用するなんて死にたいのか?」等の迷言を残している(最早、ブラコンというレベルではないような……)。
因みに、聖剣の柄でクロスセイバーを殴っており、視聴者からは「初ダメージ」、「今までで一番クロスセイバーにダメージを与えてるんじゃないか?」とネタにされている(無論ネタであり、クロスセイバーが最初にダメージを負ったのは第40章でキチンと描写されている)。
『スーパーヒーロー戦記』公開スペシャル。飛羽真がオリヒメワルドの短冊に「大事な宝が無くなってしまう」と書いてしまった事で自身の昆虫大百科のブックを紛失してしまう。
セイバーら3人とツーカイザーによってオリヒメワルドが撃破された後、飛羽真らと別れたゾックスに兄共々尾行がバレ、「監視」として彼を付けて事を明かす。するとゾックスが突如凌牙に抱き付いた。「お兄様に気安く触るな!」とゾックスを引き離すが、ゾックスはその隙にオーシャンヒストリーライドブックを盗んでいた事が発覚。ブックを取り戻す為、彼を追って強引にクロコダイオーに乗り込み、2人は『ゼンカイジャー』の世界へ…
- 機界戦隊ゼンカイジャー 第20カイ 映画公開記念合体スペシャル「剣士と界賊、兄の誓い。」
主役の飛羽真を差し置いてまさかの兄と共にゼンカイジャーのゲストとして登場。そして事実上の主役の一人でもある。大体現行作品同士の共演に置いてスーパー戦隊への登場は主役ライダーが登場する事が当たり前である中、主役が不在で別の人物が戦隊側とメインで絡むのは極めて異例の出来事である(これは戦隊側も同様)。
盗まれたライドブックを取り戻すべくゾックスを追う中、兄と介人、ジュランが対峙するのを目撃する。「界賊の仲間」と思われたゼンカイジャーと戦うべく自らも剣を構えた矢先、ヒコボシワルドに「織姫候補」として連れ去られてしまう。
攫われた先で、同じく織姫候補とされたマジーヌと出会うが、イジルデにマジーヌがゼンカイジャーの1人である事がバレて拘束されてしまう。そこに玲花は手を貸そうと近付き…
そしてヒコボシワルドとゼンカイジャー、デュランダルが対峙する中、マジーヌと共に颯爽と登場。玲花はサーベラに変身してマジーヌの拘束を解き、クダック達も撃破して脱出していたのだ。マジーヌと共に変身し、ゼンカイマジーヌの名乗りに続いてスーパー戦隊風の名乗りを上げる(兄とは違ってノリノリであり、ご丁寧に変身バンクの背景とゼンカイジャーフォントでの「仮面ライダーサーベラ」の文字も用意された)。マジーヌの魔法と「狼煙霧虫」を組み合わせた戦法でヒコボシワルドを翻弄し、スーパーツーカイザーとデュランダルに繋いだ。
そして戦いが終わった後、マジーヌとの別れを惜しんだ彼女は…
最後はクロコダイオーに乗り、「セイバー」世界に帰還する。だがそれと時を同じくして、宇宙の謎の施設で何者かが目覚めようとしていた…
ある人物との関係
こちらを参照。
上記のある人物に対しては兄以外で初めて特別な感情を抱く様になった(そして、ワンダーワールド物語の「一途な心」はその人物に対してもあるのでは無いかと視聴者からは思われている)。
その感情は兄を除いた他の人物と比較して明らかに違うのは一目瞭然である。
本編後の活躍
『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ』
本作でも世界の脅威となるディアブロの軍勢と戦うが、基本的には後方支援寄り。
アラスカにて、凌牙、ソフィア、門田ヒロミと共にオルテカ、フリオ、カメレオン・デッドマンと交戦。
彼らが撤退した後はギフジュニア軍団を4人で協力して一網打尽にした。
『深罪の三重奏』
今回では色々事情があって変身無しのゲスト的な扱いである。本作は本編の『仮面ライダーセイバー』から7年後の時間設定の為、以前とは異なり髪型もポニーテールからショートボブカットになり性格も更に落ち着いている。この時代でもサウザンベースの剣士の一人として現役バリバリな様子。
『ガールズリミックス』
「ケンカは戦闘を終えてからにしてください…変身」
巷でウワサの電波人間の騒動を追って、鳴海亜樹子に集められた仮面ライダーの1人として参戦(女性ライダーをスポットを当てた話なので、飛羽真や凌牙は不参加)。前回の『ビヨンド・ジェネレーションズ』に引き続き仮面ライダージャンヌ/五十嵐さくらと再度、そして本格的に共闘し(前回は同じく蜘蛛モチーフのライダーである仮面ライダーデモンズ/門田ヒロミとの行動が多かった為)、同じく『ビヨンド・ジェネレーションズ』で対峙したアギレラとは仮面ライダーアギレラ/夏木花としては初めて共演する。
また、『スーパーヒーロー戦記』で共演した仮面ライダーゼロワンに続き、イズやポッピーピポパポとも共演を果たす。
今回は上記の『深罪の三重奏』よりも前の時系列なので、髪型も本編準拠なポニーテール姿。本編と比べると周りが女性陣だらけ(2名人間じゃないけど)で兄がそこまで関わらないので大分表情や態度も穏やかとなっている。『深罪』の事例も踏まえるとある意味こっちが玲花の素の性格なのかもしれない。
途中からの亜樹子の異変を察知して花に助太刀を送ったりケンカするさくらと花を諌めたりと年上の剣士として後輩をサポートした。
尚、以前共に戦った縁でさくらから「玲花お姉様」と呼ばれており、「私が…お姉様…」と言いつつ満更でも無い表情を浮かべていた。
物語の全体的に妹繋がりだった事もありさくらとの絡みが多く、ガールズリミックスのメンバーの中でも1番さくらの事を気に掛けていた。
戦闘面でもさくらとタックを組む事が多く、さくらが花と共にユリ子を救い出す際もミスタイタンに邪魔をさせまいと1人で押さえ込んだ。今作の女性ライダーの中では一番敵からの攻撃を受けているが、変身解除までは至っておらず、強者の貫禄を見せ付けた。
『仮面ライダーサーベラ&仮面ライダーデュランダル』
神代玲花 結婚!
3度主役の飛羽真を差し置いて登場。しかも今作では主役である。
テレビシリーズから1年後、何と玲花が誰かと結婚する事が決まった。そんな凌牙は妹の結婚を見送るが、当然あのブラコンが大人しく行く訳も無く…
因みに、男女の2人体制の作品では、必ず男性ライダーが優先されていたが、今作では初めて女性ライダーの方が優先されている(キャストクレジットの順が玲花の方が先等)。
ある人物への特別な感情は健在でその人物と声が似ている一般人が登場した際には(素早い動作で)キョロキョロと周囲を見渡し、「(あの方)」と呼びながら詰め寄る行動をしてしまう。
ぶっちゃけ、仕草だけ見たら大好きな人を探すワンちゃんである。
尚、『ゼンカイジャー』と違って『セイバー』側のコラボ回はパラレルの話かと思われた(実際、『ゼンカイジャー』はDVDにもコラボ回が収録されている一方で、『セイバー』側はDVDには収録されていない)が、今回の描写からして『セイバー』側もコラボ回は正史な様子。
余談
次回作の弟(の体を乗っ取っている悪魔)が兄の事を(小馬鹿にした意をこめて)「お兄様」と呼んだ事から玲花を連想する視聴者が続出し、ところどころでネタにされている。こんな具合に。
演じるアンジェラ芽衣女史は同時期に放送していた『魔進戦隊キラメイジャー』に登場する女性ヴィランであるヨドンナを演じる桃月なしこ女史とは同じ事務所に所属しており、後年のスピンオフ作品で共演を果たした。
関連タグ
サーベラ様しか勝たん:玲花が登場した回以降のTwitterのハッシュタグワード。
神代剣:名字が同じ剣使いのサブライダーだが、こちらの読みは「かみしろ」。
深海マコト:プロデューサーと脚本家が同じ作品のサブライダー。血縁の者に対して(ある意味)危険な領域に達している先輩。
フリント・ゴールドツイカー:第3勢力の裏ヒロイン、兄がいる、本編終了後に結婚しかけたなど共通点が非常に多い。