「よくここまで来た。だがお前に、力を手にする資格があるかな?」
ジャアクドラゴン!
ジャアクリード!
「変身」
闇黒剣月闇!
Get go under conquer than get keen.(月光! 暗黒! 斬撃!)
ジャアクドラゴン!
『月闇翻訳! 光を奪いし漆黒の剣が、冷酷無情に暗黒竜を支配する!』
概要
邪剣カリバードライバーに「ジャアクドラゴンワンダーライドブック」を装填し、闇黒剣月闇のグリップエンドでドライバーの上部ボタンを打ち込むと変身する仮面ライダーカリバーの基本形態。神獣「ジャアクドラゴン」の力を宿す。
英文を強引に訳せば「熱心になるよりも支配する」であろうか?。
変身音の英語部分は文章では伝わり難いが、括弧内の日本語と掛け合わせるように発音している。
スペック
身長 | 217.6cm/【211.3cm】 |
---|---|
体重 | 121.3kg/【96.5kg】 |
パンチ力 | 17.1t/【14.2t】 |
キック力 | 29.4t/【24.4t】 |
ジャンプ力 | 29.5m(ひと跳び)/【32.4m(ひと跳び)】 |
走力 | 3.9秒(100m)/【3.7秒(100m)】 |
(※【】内の数値はソフィア変身時のもの)
全身を覆う銀色の装甲の材質は聖剣の刀身と全く同じであり、『ジャアクメイスケイル』の効果と併用するとあらゆる攻撃の威力を最小限に押し留め、聖剣でも傷つけるのは難しいとされている。
防御に特化した性能だと思われがちだが、肩部から闇を取り込んで戦闘力を上げていき、相手の影を踏めば相手の動きを制限するなど攻撃力も非常に高い。公式のスペック解説でも「魔神の如き」の冠詞が付くほど。
闇の剣士とされるだけあり、暗闇の中でも通常時と変わらない視力を誇る。尚、目を覆う『シルエットバイザー』は “闇の中から光を見出す” との意味深な解説をされているが、これが意味するものは不明。
闇黒剣月闇には「災厄の未来と、それを回避する方法の啓示」と称される能力があるため、これを反映した機能と思われる。
セイバーブレイブドラゴンにパンチ力で8t以上、キック力で10t以上の大差をつけており、3冊形態ドラゴンヘッジホッグピーターをも凌ぐ。
一方で体重が20kg以上重いためか、ジャンプ力では11m以上低い。
基本的に変身者が変わっても身体スペックに変化はないが、ソフィアが変身した場合パンチやキック力が低下した代わりに、幾分か機動力が上昇している。
聖剣ソードライバーで使用した場合
仮面ライダーブレイズと仮面ライダーエスパーダがジャアクドラゴンワンダーライドブックで変身した姿が公式で公開されており、それによると次の通りとなる。
右腕はカリバーのものと全く同じだが、セイバーの素体にジャアクメイスケイルを貼り付けたような特殊な形状をしている。
また、マスクの右半分にはジャアクスケイル(カリバーのマスクにある黒い部分)に似たパーツが追加されている。
(参考:『抜刀!聖剣ソードライバー大図鑑』)
必殺技
- 月闇必殺撃
必殺リード!ジャアク(な)○○!
月闇必殺撃!
闇黒剣月闇にワンダーライドブックをスキャンして発動する。最後の「習得〇閃!」の部分はブックのリード数で変化し、1回で一閃、2回で二閃、3回で三閃となる。
ワンダーライドブック | 効果 |
---|---|
ジャアクドラゴン | 闇黒剣月闇から2枚の紫色のエネルギー刃を飛ばして攻撃する。エネルギー刃は途中で交差してX字に合体し、回転しながら向かっていく。第7章では紫色のドラゴンのようなエネルギーを発射したり、第9章では闇の呪縛で放ってセイバー達の動きを封じている。第10章では流れるような3連続リードによる習得三閃で発動し、巨大な紫色のエネルギー刃を飛ばして攻撃した。 |
西遊ジャーニー | 刀身に赤い棒を纏わせ、対象を殴りつける。第9章では青黒い觔斗雲を召喚している |
天空のペガサス | 刀身に青い羽のようなエネルギーをまとわせ、斬撃を放つ。 |
01AI開発録 | ゼロワンの力を借り、ライジングカバンストラッシュを発動。武器はそのまま闇黒剣月闇を使用。ガンバライジング限定技。 |
- 月闇居合
月闇居合!
読後一閃!
闇黒剣月闇を必冊ホルダーに納刀して、トリガーを引きつつ抜刀すると発動。
闇黒剣に紫色のエネルギーを収束し、振るうと同時に巨大な闇の斬撃を飛ばす。
また、敵が放った属性攻撃を吸収して無効化も可能。
ジャアクドラゴンワンダーライドブック
『かつて、世界を包み込んだ暗闇を生んだのはたった1体の神獣だった……』
大いなる本から分割された、『ジャアクドラゴン』の伝承を封じ込めているワンダーライドブック。
ジャンルは「神獣」。カラーはパープル。
ブックの朗読の続きは、『生物が恐怖し、物語も生まれぬ暗闇は、すべてを近づけなかった』とあり、相性の良いライドブックが存在しない実態が示唆されている。 ジャアクメイスケイルの効果は、恐らくこれに由来するものと考えられる。
1ページのストーリーページには『炎を吐く鎧の邪龍』が描かれている。
2ページ目の左端のテキストには『とても邪悪なドラゴンが邪剣と交わり身に宿る』と記載されている。
表紙およびストーリーページのドラゴン、変身ページのカリバーがブレイブドラゴンとそっくりそのまま同じアングル・ポーズで描かれているほか、セイバーと共鳴する描写、アヴァロンの扉へと繋がる鍵として重要なものなど、強い関連性が示唆されている。
第15章ではデザストに致命傷を負わされた上條大地が飛羽真に託そうとするも、上條の絶命に合わさるかのように煙に包まれ消えてしまった(後にこの煙は煙叡剣狼煙の能力で、神代玲花が回収していたのが判明した)。
第25章において、新たなカリバーとなった賢人の手に渡っていた経緯が判明した。
最終的に闇黒剣月闇と一緒にソフィアの手に渡り、自ら戦う必要がある場合はカリバーとして戦うようにもなった。
尚、後にセイバー世界のドラゴンは “人々とは共存関係にあった善良な種族で、その力を恐れた人々に討伐された” との伝承が明らかになっている。この歴史からジャアクドラゴンは、人間達から見たドラゴンのイメージを記録したワンダーライドブックか、彼らに討伐されたドラゴンの怨念を封印した代物なのではないかと思われるが、関連性は不明。
余談
- ワンダーライドブックの元ネタはゾロアスター教の『アジ・ダハーカ伝説』であると思われる。
- 公式サイトの各ライダー紹介の内、この形態のみ変身者が明記されていない。
- 聖剣ソードライバーで使用すると右腕と腰マントはカリバーと同じ物が配置されるが、ボディ部分は造詣の無い黒いパーツに変化し、頭部は鉄仮面の下にある黒いパーツを装着した姿に変身する。
- ジャオウドラゴン登場後は出番が減っていたものの、そちらは諸事情あって使えなくなった様で、終盤では再びジャアクドラゴンが舞い戻った。
関連タグ
プロトマイティアクションXガシャット、プロトマイティアクションXガシャットオリジン:主役ライダーが使う物とそっくりな変身アイテム
赤い仮面の男:「ジャアク」を冠した戦闘形態に変身する特撮悪役。