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演:中村織央(布道レオと兼役)


概要編集

冴島鋼牙涼邑零を含める魔戒騎士たちに“破滅の刻印”を刻んだ、本作の黒幕。顔面を赤い仮面で覆っている。


魔戒法師を名乗る彼の目的は、全ての魔戒騎士を淘汰して、昔のように魔戒法師がホラーから人々を守るために戦うようにすることだと鋼牙に語っている。


暗黒騎士鎧伝』でその存在が仄めかされていた太古のホラー・ギャノンの骸を盗み出した張本人であり、その骸に秘められた力を使って己の計画を実行すべく暗躍していた。

そのためにザルバたちも解読できない旧魔界文字で書かれた石版を解読するべく、セディンベイルを魔導書から復活させた。


赤い左腕を切り離して自由に操ることができ、切り落とされてもギャノンの骸に差し込むことで再生できる。

他にも多彩な魔戒の術と魔戒剣に変形する魔導筆を使いこなし、剣の腕や体術でも鋼牙と互角の実力を見せる。


活躍と正体(ネタバレ注意!!)編集


MAKAISENKI』第16話で布道レオと瓜二つの素顔が暴かれ、鋼牙と零を驚愕させた。


第18話では紅蓮の森の珀岩の谷でラテスを殺害して魔導列車の鍵を奪い取り、ラテスを追って来た鋼牙を完成した鉄騎二体で葬ろうとするが、レオに阻まれる。


その正体は、閃光騎士ロード(狼怒)の名を持つ家系出身の布道レオ双子

レオよりも素質があったものの、父・ゴウキはシグマの性格や思想に難を感じたため継承を認めず、シグマは布道家を出奔した。


その後、恋人である魔戒法師・ミオと再会し、ホラーの無い世界を実現するために究極の魔号竜「イデア」を建造しようとしていた。

そのためにシグマはミオと共にイデアについて魔導書を探り、イデアの核となるギャノンの骸を見つけ出す。

だが……イデアが人間を燃料とすると知りながらも「人間を守るためには少数の犠牲は仕方がない」と建造を強行しようとする。

狂気に取り憑かれたシグマを止めるために、ミオはギャノンの骸を破壊しようとしたが、ミオが裏切ったと邪推したシグマはミオを殺害してしまった。


(自業自得とはいえ)ミオを殺めた無念と怒りからギャノンの骸よりその左腕と赤い仮面を得て、「いらない存在」である魔戒騎士を抹殺するために弟のレオを除く全ての魔戒騎士に刻印を打ち込んだ。

そして第19話で破滅の刻印を刻まれた全ての魔戒騎士に対して刻印の発動を宣言すると共に「鎧を返還せよ、応じなかった騎士は黄金騎士牙狼の称号を受け継ぐ冴島鋼牙と共に滅びるがよい」と脅迫し、元老院に集結した魔戒騎士たちを結界に閉じ込めて、全滅させようとした。

しかしそれは、レオの助勢を受けた鋼牙によって阻止され、騎士達は破滅の刻印から解放された。















【警告】以下、物語のネタバレ注意!!編集




























実は子供の頃、幼い頃の鋼牙と共に修練場での修行に参加しており、そこでは「ムラサキ」と呼ばれていた。

当時の彼等の師は、「雷鳴騎士・破狼(バロン)」こと四十万ワタルであった。

子供の頃から優れた法術の才能を持っており、光矢流星や紫色をした光の粒を残して瞬間移動する術も使用していた。

修練場がホラー・ライゾンに襲われた際、アカネを庇って喰い殺されたと思われていたが……実際には前述した瞬間移動の術で逃げ延びていた。

そのため、右腕に傷痕があり、第21話でその傷痕があるのを鋼牙に気付かれ、彼を驚かせた。

また、嘗ての師であったワタルに対して、破滅の刻印とは別の刻印(効果は、人格が2つに分裂するというもの)を刻んでいる。



物語終盤、イデアのコア内部で人間界の汚れた思念を洗い流し(この時赤い仮面に二本の角が生えた)、真魔界でイデアを完成。

イデアのコアを追った零、レオ、ワタルと交戦する中、魔力が尽きギャノンから力を得ようとしたが逆に取り込まれてしまった。

だが、魔戒騎士達の光矢流星を受け爆発したギャノンの体内から脱出。

全ての理想が潰えたシグマは人として安らかな死を迎えることを拒絶し、冴島邸へ乗り込み御月カオルを人質にする。

邪気を感じレオと共に駆けつけた鋼牙に自分の身体が後数時間で朽ちることを明かし、術により結界を張り冴島邸を空中に浮上させ、浮上する冴島邸内で屋敷を破壊しながら鋼牙と死闘を繰り広げるがこれに敗れ、致命傷を負う。

その直前、シグマが放った最後の一撃が鋼牙の胸のお守りを切り離し、宙を舞ったそれを見て鋼牙がかつて修練場で共に戦った「シロ」であったことを悟り、穏やかな顔でレオに自らの魔導筆を託し、息を引き取った……。


シグマの登場シーンや戦闘シーンでは、15話の修練場で歌われていた歌が禍々しくアレンジされたテーマ曲が使われている。


関連人物編集

布道ゴウキ(演:伴大介)

シグマとレオの実の父で先代の閃光騎士狼怒。

修練場から死んだフリをして逃げ帰ってきたシグマでは「魔戒騎士として誰も守れない」と判断し、レオに狼怒の称号と鎧を継承させ鍛えさせるが、3年後に病死した。


ミオ(演:吉野紗香)

シグマの恋人だった女性の魔戒法師で、レオにとっても大切な存在だった。先天性の失語症ゆえか、喋ることが出来なかった。

シグマと共にギャノンの骸を発見するが、ギャノンの骸から禍々しいものを感じ取ったミオは怯えてしまう。

そのため、イデア完成のために人間を生贄にし続けるシグマを止めようとしたが、彼に殺害されてしまった……。


ギギ(演:江口ヒロミ)

シグマに従う、花冠を被った使い魔。

常に無表情であり、言葉を発することが無い。

その正体は、シグマによって連れ去られ、「守る価値のない要らない人間」としてイデア完成の実験のために命を奪われた女性が使い魔に改造された、成れの果てであった。

鋼牙を救うことを阻止せんとギャノンの骸へ突入した邪美烈花と激しく交戦し、毒鱗粉や3体のギギルへの分裂を駆使して彼女らを苦しめるも二人が力を合わせて放った法術を食らい、消滅した。


関連タグ編集

MAKAISENKI 牙狼

魔戒法師 哀しき悪役 闇堕ち

布道レオ 冴島鋼牙 ギャノン


類似人物編集

  • 金城滔星:牙狼シリーズの黒幕繋がり。彼と同様に己の野望のためにホラーを利用した末に最期は己の邪心が原因で敗北している。ただ彼はシグマとは違い、同情の余地が全くと言っていいほどない外道である(生い立ちは悲惨ではあるが)。
  • メンドーサ:性格と思考が問題とされて、人間を利用した魔導具を作り魔戒騎士を滅ぼそうとした黒幕繋がり。

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