演:肘井美佳
概要
アルバイトに励みながら画家になることを夢見る「画家の卵」。絵のタッチはシャガール風。
彼女が作った料理を食べた者が食中毒を起こすほど料理の才能が壊滅的に無い。
そのため、冴島鋼牙の家で新作料理を披露しようとして冴島家の執事・倉橋ゴンザに止められる光景がよく見られる。
父は御月由児、母は御月かりん。
両親は既に幼少の時に他界していて父はホラーの毒を受け数十日後亡くなってしまう(この時に由児を襲っていたホラーを倒し出会ったのが冴島大河)。
母は病弱な体だったようで、病院のベッドにてカオルに看取られて亡くなった。
その後、カオルは親戚に預けられて育った。
高校では父の影響と才能を受け美術部に所属。その時に龍崎駈音と出会い資金面での援助を受けている。
朝日ソノラマ(ホビージャパン)より発行された小説版『牙狼<GARO> 暗黒魔戒騎士篇』では、カオルと鋼牙の本当の出会いについて語られている。
物語本編
牙狼<GARO>(第1期)の第1話にて、ホラーに襲われて個展を台無しにされ、あげくホラーの返り血を浴びてしまったために「血に染まりし者」となる。
ホラーの血を浴びたことで寿命が残り100日となり、更にホラーに狙われ続ける運命を背負うことになる。
全ての陰我から解き放たれた後、画家になるための力をつけるためイタリアへ留学に行く。
その時に鋼牙に恋心を抱いているのがはっきり認識した。
その後、帰国して鋼牙に再会。
画家として力をつけた後自分の絵がある出版社の人間の目に触れ絵本の出版の話を持ち出されたが、絵本の結末に思い悩む一面が見られた。
牙狼<GARO>MAKAISENKIの最終回の後の明確な描写はないが、鋼牙とは夫婦関係となり、後に息子の冴島雷牙を授かる。
『魔戒ノ花』では本人は直接登場していないものの、雷牙が6歳の頃に母親となったカオルが雷牙の目の前で異空間に引きずり込まれてしまい、父親となった鋼牙自身も彼女を救うためにそこへ旅立ったことが、倉橋ゴンザの話から明らかとなっている(後に製作されたSP作品の「牙狼<GARO>阿修羅」でようやく、冴島カオルとして登場した)。
関連人物
篠原亜佐美(演:福井未菜)
カオルの大学時代からの親友。酒とイイ男に目がない。出版社に勤務しており、カオルのために仕事を斡旋したり、金を貸したりしてくれる友達思いの女性だが、カオルの手料理を食べて食中毒を起こして入院するなど散々な目にも遭っている。ザルバの好みのタイプであるらしい。
度々カオルの世話を焼いていたが、第10話以降から登場していない。
加藤浩一(演:徳井優)
カオルが借りていたアパートの大家。
カオルの家賃滞納を食い止めようとしているが、いつも逃げられていた。
第4話で家賃の滞納に加え、カオルが無断で部屋の壁に派手なペイントを施したことでとうとう堪忍袋の緒が切れて彼女を追い出した。それ以降は登場していない。
八木修(演:土屋良太)
幼稚園の園長。
カオルに由児が提供した女神の壁画の修復を依頼したことが、カオルが父の真意と向き合うきっかけを作った。
その後、第22話で倉庫で発見した『黒い炎と黄金の風』の原本をカオルに送った。
小説版牙狼にも登場しており、その際に鋼牙と対面している。
余談
- 時系列が1期と『MAKAISENKI』の間にあたる『RED REQUIEM』ではカオル本人は登場していないものの、カオルの中の人が使徒ホラー・カルマの声を演じていた。
- 「血に染まりし者」の正式名称が血のドルチェであり、『絶狼<ZERO>-BLACK BLOOD-』では、カオル以外に「血のドルチェ」になった者が登場しているが、カオルと違って治すことが出来ずにホラーの餌食となっていた。
関連項目
牙狼・GARO 白夜の魔獣 REDREQUIEM MAKAISENKI 蒼哭ノ魔竜
カップリングタグ
類似人物
洲崎類/ララ/尋海アリス:魔戒騎士と親しくなった一般人女性繋がり。
カオル(人造人間ハカイダー):雨宮作品における「カオル」繋がり。