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「この男の内の嫉妬と憎悪が我を呼び覚ましたのよ!我には何の望みもない」

「いや、思い出したぞ。我の中にあった一つの望みを。それは我が同胞でこの世を満たす事。人を喰らうためにな!」


演:ピーター(池畑慎之介)

概要編集

かつて「メシアの牙」「究極のホラー」「太古の赤き魔獣」と称され恐れられたホラー

存在自体は『呀-KIBA-暗黒騎士鎧伝』でも仄めかされており、バラゴに付き従う魔戒導師エルダが、番犬所の命令でかつて恋人である魔戒騎士シンジと仲間の騎士2名と共に、その骸を探していたという。

この時はそれ以上語られず、「究極のホラー・ギャノン」という名前だけが登場したのみであったが、第二シリーズ「MAKAISENKI」にてついに登場。


赤い仮面の男こと布道シグマによって行方不明になっていた骸がとある森の祠から発掘され、彼の力の源となっていた。しかし彼の内に渦巻く激しい嫉妬と憎悪によって闇から呼び起こされると、シグマを吸収し完全復活を遂げた。そして、「人間を喰らわせるために世界を同胞たちで満たす」という唯一の望みを果たすため、結界を通して人間界へと無数のホラーを送る。

復活以前は赤い体表の獣のような姿であったが、復活後は赤いドレスを纏った男性とも女性ともとれる中性的な人間のような姿へと変貌している。

イデアをも取り込んで自らの肉体としており、ホラーだけでなく号竜人やリグルなどの号竜も放つことができ、イデアの脚部を切断されても瞬時に再生する。さらに周囲を取り囲むように配置された像の口から放たれる白い光線によって浮上し、人間界へ降臨しようと目論む。

強い霊獣の波動を弱点としていることを布道レオに見抜かれ、レオの指示によって協力した魔戒法師魔戒騎士が真魔界へ投げ入れられた法師たちの筆を受け取った騎士たちが魔戒剣を弓とし、魔導筆を放つ技「光矢流星」の無数の矢を身体に受けて爆散した。

それでも首だけが残って最後の抵抗を図るが、御月カオルの投げ入れた筆を受け取った冴島鋼牙が放った矢を受け、完全に消滅した。


余談編集

ギャノン役のピーター氏は男性であるが、持ち前の演技力で女性のような風貌と声を見事に披露していた。


関連タグ編集

牙狼


ゼドム次作に登場したラスボスホラーであり、色々と共通点を持つ。

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