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演:中村織央(???と兼役)


概要編集

元老院付きの若き天才魔戒法師。今は亡き阿門法師の再来とも言われている。

下級ホラーを使った操り人形である魔道具の『号竜』を発明した張本人。そのうち自身がデザインなどをした最高傑作の号竜を「コルト」と名付けている。


魔導具を多数収納し、トランクとして持ち運べる魔導机を用いてホラーの能力・特徴・居場所を探ったり魔導具を修理したりすることが出来る。

若さゆえの思い込みや我儘の激しさや判断力の乏しさはあるが、有り合わせの材料で即席の魔導陣を作り出して大規模な結界すら展開するなど、元老院付きの名に恥じない才能と実力を持っており、単独での戦闘力も優れている。


活躍編集

MAKAISENKI

番犬所の神官・グレスの命令で鋼牙と共に行動するが、過去の素性は不明。

魔戒騎士並みの剣の腕を持つが、何故か鋼牙にはそのことを知られたくないらしい。


御月カオルの姿に大切な女性でもあった、兄の恋人の魔戒法師・ミオの姿を重ねているらしく、特別な思いがあるのかよく懐いている。


第16話で、しばらく皆と会えなくなると言ってカオルに別れを告げた。

そのため、本作の黒幕である赤い仮面の男の正体ではないかと疑われていたが……









【警告】以下、ネタバレ注意!!編集


























16話の終盤で、遂に赤い仮面の男の素顔が明らかになったが……



鋼牙「レオ……」


「黙れ!俺をその名で呼ぶな!」


赤い仮面の下にあったのは、レオの顔であった。

レオはそのまま逃走。魔戒法師の系譜からもレオの名は消えていた。

レオを強く信頼していた鋼牙にとってその事実はとてもショックだったようで、自身の身体に「破滅の刻印」が刻まれたことが判明した時以上に動揺していた……。















以下、更なるネタバレ注意!!編集






























鋼牙「レオ…!?」


ザルバ「こいつは、どういう事だ…!?」


……と、思われたが、第18話の終盤、赤い仮面の男によって絶体絶命の危機に陥っていた鋼牙を救ったのは、何とレオその人であった。

赤い仮面の男こと布道シグマによって、レオがシグマの双子にして「閃光騎士・狼怒(ロード)」(後述)の継承者であることが明らかになった後、レオは冴島邸で鋼牙と涼邑零に真実を話した。


布道兄弟の過去とミオの悲劇編集

狼怒の系譜を受け継ぐ家系に生まれ育ったレオとシグマの兄弟は父・布道ゴウキのもとで、厳しい修行に耐えていた。

シグマはレオに比べて剣の資質が高く、密かに魔戒法師の術も使えた。

そのため、レオは魔戒法師となり、狼怒の鎧と称号を継ぐだろう兄を支えていこうと考えていた。

しかし、「シグマには『護りし者』としての心が欠けている」ことに気付いていたゴウキは、レオに狼怒を継承させた。

父の決定に憤慨したシグマは布道家を出奔、ゴウキはその3年後に病で亡くなった。

レオは兄の恋人であるミオと共にシグマの帰りを待っていたが、シグマは帰って来なかった。

そのため、やがてミオはシグマを探す旅に出た。


それから時が経ち、初めて号竜を完成させたレオのもとにシグマが帰ってきた。

レオはシグマに狼怒の鎧と称号を譲り、法師となって兄を支える決意を伝えたが、シグマは「騎士はいらない、昔のように法師がホラーを退治する」と言った。

究極の魔号竜『イデア』を完成させれば全てのホラーを滅ぼせると断言したシグマは、イデアを完成させたら必ず迎えに来ると弟に言い残し、戻ってきたミオと共に再び旅立った。


その後、シグマとミオはイデアを完成させる方法を知ったが、それにはホラーの始祖・メシアの牙と呼ばれる魔獣・ギャノンの骸が必要だった。

やがて、二人はギャノンの骸を発見するが、ギャノンの骸から禍々しいものを感じたのか怯えてしまったミオは、ある日、一人でレオのもとを訪ねた。

ミオは、ホラーの力を借りてホラーを滅ぼすと言う恋人の考えに疑念を感じていたのだ。

自身の作った魔導具を見せ、ミオの気持ちを紛らわせたレオは、

兄は間違っていない。厳しくも優しい兄を信じているが、もしミオがここにいたいというのなら歓迎すると、シグマのもとへ戻る前のミオにそう告げたが、これが後の悲劇に繋がってしまうこととなった。


シグマのもとへ戻ったミオだが、シグマは街で「人間を不幸にする罪深き、護る価値のない女」を捕らえ、イデアの燃料にしようとしたことから、狂気に取り憑かれたような恋人に恐れを抱いて、シグマのもとを去る。

ミオからのメッセージを受け取ったレオは、彼女のもとへ向かうが時既に遅かった。

ギャノンの骸を破壊しようとしたミオは、愛する者に裏切られたと誤解したシグマに殺されてしまったのだ……。

レオが愛用している魔導筆は、今は亡きミオの形見でもある。


結末編集

ホラーを完全殲滅する究極の魔号竜『イデア』を作動するべく人間の命と魂を狩り、怨恨から全ての魔戒騎士を抹殺しようとする兄シグマの暴挙を止めるべく、鋼牙達と共に奔走した。

その過程でシグマを追って単身で魔導列車へ乗り込み、彼を説得しようとするものの破滅の刻印を刻まれたことで決別し、「兄さん」だった兄の呼び名を「シグマ」と改め彼と激しくぶつかり合った。

魔号竜『イデア』を乗っ取ったホラー・ギャノンとの決戦が終わった後、鋼牙と共に冴島邸へ帰るが、屋敷から立ち上る邪気を感じ鋼牙と共に乗り込もうとするがシグマが展開した結界によってはじかれ、浮上する冴島邸になんとかしがみつき、窮地に陥ったカオルを助けシグマへと斬りかかる。

しかしその一撃は鋼牙によって止められ、浮かび上がった冴島邸の残骸の上で二人の戦いの決着を見届けることとなった。

その後、憑き物が落ちたシグマによって託された魔導筆によって、落下する冴島邸から生還した。

そして、倉橋ゴンザと共に冴島邸の残骸からカオルの絵を見つけた時は喜び合った。


閃光騎士・狼怒(ロード)編集

レオが薄紫色の鎧を纏った際の姿。

前方に大きく湾曲した角状の装飾は、狼のそれよりも牛の両角の形状に近く、頭突きにも用いる。

片刃の剣に変化した魔戒剣を振るい、蹴りを牽制に両手で剣を持って戦い、剣を構えたままドリルのように突進するという離れ業を披露した。

全編を通してCGでのみ登場しているが、これは元々他の魔戒騎士同様スーツが制作される予定であったが間に合わなかったらしく、牙狼邪悪同様CGで映像化される事となったらしい。

また、初召喚時の剣の動きが兄シグマが使った牙狼邪悪と同じである点からも、レオがシグマの兄弟である事がよく分かる演出となっている。


魔導具エルバ編集

声:折笠愛

鋼牙の相棒であるザルバを豪奢にしたような指輪型の魔導具。性別は女性で、老婆のような口調で喋る。

レオが魔戒騎士としての素性を明かすまでは、革袋の中に仕舞われていた。


関連項目編集

牙狼GARO MAKAISENKI

魔戒法師 魔戒騎士 二刀流

布道シグマ 冴島鋼牙 御月カオル

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