ジャオウドラゴン!
ジャオウリード!
闇黒剣月闇!
Jump out the book.
Open it and burst.
The fear of the darkness.
You make right a just,no matter dark joke.
Fury in the dark.
ジャオウドラゴン! 誰も逃れられない…
「もうすぐ世界が終わる。そして私は真理を手にする」
概要
『仮面ライダーセイバー』に登場する形態。
ジャオウドラゴンワンダーライドブックを使用し変身する、仮面ライダーカリバーの強化形態。数多の邪竜の頂点に君臨する存在として創造された、新たな神獣「ジャオウドラゴン」の力を宿す。
音声は大塚氏のデスボイスから始まるロック調のものが流れ、英文は「本を開くと、恐るべき暗闇が勢いよく飛び出す。どんな悪い冗談をも怒りと闇で正当化する」という意味合いとなっている。
容姿
ジャアクドラゴンの状態から元の装甲を外し、新たに金色の鎧を着せたような目た目が特徴。
背中には翻すことで敵の攻撃を反射したり、闇のオーラを発することで飛翔する力を与える「ジャオウマント」を装備。胸と両肩の鎧は4つのドラゴンの頭部が飛び出した段型のデザインとなっており、「飛び出す絵本」を思わせる。
火を吐くドラゴンを模した顔は、ジャアクドラゴン時に比べ複眼があるのが分かりやすくなっており、その見た目は仮面ライダークローズに似ている。
スペック
身長 | 217.6cm |
---|---|
体重 | 133.6kg |
パンチ力 | 26.1t |
キック力 | 47.8t |
ジャンプ力 | 46.7m(ひと跳び) |
走力 | 2.9秒(100m) |
3冊のワンダーライドブックだけでなく、3冊のアルターライドブックの力も合わさっている影響で、ワンダーコンボの全能力を上回る高い戦闘能力を有する。
また、ジャアクドラゴンにも存在していた鉄壁の防御力は本形態では更に強化され、「アルタードジャオウアーム」の働きで受けた攻撃を極小限にまで抑える事が出来るという。
しかし、この形態の真の恐ろしさは「ジャオウマント」で暗闇の中に身を潜める能力の他、脚部「ジャオウソール」で相手の影を踏む事で動けなくし、手甲の「ジャオウガント」により対象の影を切り裂く事で本体にダメージを与えるという、闇属性の長所を活かした凶悪な能力を多数備えている点にある。
全身を覆う甲冑「ソードローブ」には変身者の全ての能力を限界を超えてまで引き出すという能力がある為、変身者次第では凶悪な戦士になる。
なお、彼が召喚した邪竜達は額部分の「ジャオウドラゴンマスク」により意のままに操る事が出来る上、複眼「ミアズマアイザー」により、もう一つの目としても機能し、実質的に死角が無くなったと言える。
第26章以降の活躍
賢人「これで話は終わりだ…!」
当然の事ながら上條の死後は殆ど活躍がなかったジャオウドラゴンだが、闇の世界から脱出して闇黒剣を継承した賢人によって再び使用されることとなる。26章ではエックスソードマン形態の最光と互角以上に渡り合っていたサーベラですらドラゴンを召喚して動きを封じ込めたりスラッシュやバスターを一撃で変身解除させるなど、単純な実力だけならば先代の上條版を大きく凌駕する活躍を見せた。
流石にエレメンタルプリミティブドラゴンとの対決では元々のスペック差もあってか為す術なく敗北しているが、ファルシオンやエックスソードマンともある程度拮抗している辺り、比較的早期に登場したフォームとしては中々の戦績を残した部類であろう。
良くも悪くも真実を追及するべく元々受け継いでいた火炎剣を捨ててまで闇黒剣を使うことを選んだ上條と比べると、正式に闇黒剣を継承した隼人の血を受け継ぐ賢人の方がジャオウドラゴンとの適性が高いのはある意味当然と言えるかもしれない。
必殺技
- 月闇必殺撃
必殺リード!ジャオウドラゴン!
月闇必殺撃!習得一閃!
闇黒剣月闇にジャオウドラゴンブックをリードして発動。
肩の装甲にある竜の頭から4体の金色の竜を出現させ、突撃させる。
さらに闇黒剣月闇の刀身にまとわせた闇をジャオウドラゴン型のエネルギーとして放ち、計5体の竜で対象を吹き飛ばす。
ガンバライジングでは邪王龍必殺破の名称で登場。召喚した4体の竜を金色の鎖に変換して相手を拘束し、右足に暗黒のエネルギーを纏わせたライダーキックで敵を闇に葬る技となっている。
- ジャオウ必殺撃
ジャオウ必殺読破!
ジャオウ必殺撃!You are over.
ベルトに装填されたブックを閉じ、聖剣でベルトのスイッチを押してページを開くことで発動。全身に闇を纏うと、ジャオウドラゴンを召喚。意のままに操り対象を攻撃する。
賢人が聖剣を封印する際にも使用し、切っ先を聖剣に突き立てて発動することで鎖状のパーツを追加して眠らせ、全機能を停止させて使用不能にする。
- 月闇居合
月闇居合!
読後一閃!
闇黒剣月闇を必冊ホルダーに納刀してトリガーを引き、抜刀することで発動。
第13章にて使用。ガンバライジングでは邪悪な斬撃波を飛ばして敵を切り裂き、必冊ホルダーに納刀する事で時間差で無数の軌跡が敵を切り裂く技となっている。
- 逆心の剣
シティウォーズで使用。闇黒剣暗闇を掲げ、自身の周囲に大量の黒い火柱を噴き上げる。
ジャオウドラゴンワンダーライドブック
『邪道を極めた暗闇を纏い、数多の竜が秘めた力を開放する…』
『要するに、闇黒龍使い襲来!』
「ジャオウドラゴン」の伝承を記したワンダーライドブック。
ガンバライジング
ズバットバットウ2弾にてLRで収録。
だがLR枠の逼迫により、肝心の基本フォームであるジャアクドラゴンがマシン排出で登場せずプレバン限定商品収録となってしまい、逆に強化フォームであるジャオウドラゴンが通常カードで登場するという逆転現象が発生してしまった。
その肝心のアビリティは・・・
①体力が12000以下のチームだと、ラウンド1のみ、相手全体のアビリティの発動を封印
②2ラウンド開始時、攻撃+800、相手全体のアタックポイント−10、防御−300
なんといっても注目は1ラウンド目のみだが相手全体のアビリティを封印
敵味方全員やタイプ指定でアビリティを封印する能力は多いが、相手のみ指定は他にはLRゲンムレベル2しかいない。
体力12000以下も決して難しい条件では無く簡単な条件でお手軽に封印できてしまうのは脅威でしか無い。
封印が解ける2ラウンド目も相手をデバフする事ができ置物にはならず、3ラウンド目にバーストすれば更に強化される。
はっきり言ってやり過ぎである
更にK5弾のLRダークキバはバースト後に必殺技を発動すると次のラウンドの終わりまで相手の全タイプのアビリティを封印できる(回数制限などは無し)
つまりファイナルラウンドを除く全ラウンドで相手のアビリティを封印し続けることができるのだ
リバイス弾以降は超インフレで1ラウンドでバーストゲージを溜めることも可能になった為、全国対戦で大暴れした。
ちなみにこのカードが出た際にはまだ判明してなかったが闇黒剣には聖剣を封印する能力があり、偶然か原作を再現している。
しかし超が付くほどのオーバースペックだが必ずしも勝てるわけでは無くミラーマッチでは弱い。
他にも2ラウンド目からも置物になる事は無いが、2ラウンド目からのアビリティはインフレが進んだリバイス弾ではそこまで強いものでも無いので1ラウンド目でAPバトルで勝てないと次のラウンドで逆転される事も多くなっている。
特にLRダキバを使った永続封印デッキは1ラウンド目でバーストゲージを溜めきらないと永続封印が出来ない為、1ラウンド目のAPバトルで勝つ必要がある。
そこで勝てないとジャオウはともかく、古いカードであり封印以外はシンプルに地力が弱すぎるダークキバではどうする事も出来ずに一気に攻め込まれてしまう。
更に最新のカードは体力がインフレし、条件の合計体力を12000以下にする事が困難になっている。
サービス終了寸前の超インフレで弱点も晒すようになった。
しかしそれでもワンサイドゲームを展開できるぶっ壊れ性能である事には変わらずエグゼイドやジオウ、ゼロワンに環境最強クラスのカードが実装される事が多くセイバー関連は作品終了後はそもそもLR化にすら恵まれなかった中では非常に強力な1枚であった。
余談
- 賢人が変身する場合、上記の台詞は一切省略されている。恐らく時間短縮か差別化である。
- 第36章以降に登場した仮面ライダーソロモンの頭部がジャオウドラゴンをリペイントしたものと推測されており、一部の視聴者にはもうジャオウは本編に登場しないのでは?と心配されている(実際、第37章の次回予告では賢人はジャアクドラゴンでソロモンと対決している様子が見られる)。仮にソロモンのスーツがジャオウの改造だとすれば、現行のライダーシリーズ(ましてや本編でも依然活躍中のフォーム)としてもかなり短いスパンでのスーツ改造となる。
- ジャオウドラゴンのマスクそのもののではなく金型を流用して新造したものという可能性もある他、魔進チェイサーのように改造されてから再登場させる為に戻された例もあり、ジャオウドラゴンの再登場も期待されていたが改造の真偽はともかく結局、第36章が最後の登場となった(代わりと言っては何だが「ジャオウドラゴンの力」は最終章で新たなセイバーにより使用された)。
- なお、背中のマントは後に『仮面ライダーギーツ』に登場する仮面ライダーバッファ・フィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)に流用された。
関連イラスト
関連タグ
ゾンビゲーマーレベルX:紫のネガライダーの強化形態。クリスマスの時期に黄色いサブライダーを消滅させた。