ジャオウドラゴンワンダーライドブック
じゃおうどらごんわんだーらいどぶっく
『邪道を極めた暗闇を纏い、数多の竜が秘めた力を解放する…』
『要するに、闇黒竜使い襲来!』
『誰も逃れられない…』
『仮面ライダーセイバー』に登場するワンダーライドブック。新たなに創造された『ジャオウドラゴン』の伝承を封じ込めている。ジャンルは「神獣」。
仮面ライダーカリバーの強化フォーム「ジャオウドラゴン」の変身に使用され、ライドブックを開くと邪竜を模した伝承解放器「プロトルードオブワンダー」が飛び出す。
1ページ目には『序文 巨大な本が生み出される時に群がる首と、偉大なる伝説へと向かう竜使いの名は』という文章が刻まれ、右のストーリーページには『火を吐く邪竜と四体の黄金の竜』が描かれている。
また、ライドブックを開いた際にあるライドスペルにはそれぞれ『JAOU DRAGON(ジャオウドラゴン)』、『JUMP OUT(飛び出す)』、『5匹』、『大は小を兼ねる』と刻まれている。
カリバーがソードライバー系ライダー3人のワンダーコンボ形態の必殺技を同時に受けて限界まで力を吸収し、3冊のワンダーライドブック(ジャアクドラゴン、天空のペガサス、ニードルヘッジホッグ)と、ストリウスが用意した3冊のアルターライドブックの力を掛け合わせたことで作り出した。
強大な力を秘めている一方で、ストリウスが「人間に使いこなせるかどうかはわかりませんが…」と不吉な言葉を口にしているが……。
- この発言の意図は定かではないが変身者の二名は使用後に反動で苦しむ様子もなかった為、単に(アルターブックも使ったこの本を)人が使った時の動作は保証しない位の意味だったようである(メギド側はワンダーライドブックの効果を問題なく使える)。
なお、上述のとおりライドスペルに要約が用意されている。
最終章でまさかの登場を果たし、オールマイティセイバーが新たなワンダーライドブックと聖剣の習得必殺技で召喚している。この際はエスパーダがその力を使っており、変身者である賢人がかつて飛羽真たちと敵対した際に用いた力を味方のために揮うという構図になっている(なおその相手はこのワンダーライドブックの製作者のストリウスである)。
DXトイにて、2020年11月21日に発売。
「DX闇黒剣月闇&邪剣カリバードライバー」と「DXジャオウドラゴンワンダーライドブック」のセットになった完全なりきりセットも登場。
接続部の形状から他の聖剣とは連動できないが、聖剣ソードライバーとは一応連動可能。変身音声はブック依存であるためジャオウドラゴンのものだが、連動音声自体は用意されており、必殺読破やリード技は「伝説の神獣」という独自の区分となっている(抜刀には未対応)。
- 変身ページでのギミックから、モチーフは恐らく「飛び出す絵本」だと思われる。
- 最後の活躍は第35章でそれ以降から一切使用されなくなったのは、恐らくだがバハトの攻撃から蓮を庇った影響でブックが破壊された説が濃厚である。実際、最終章の蓮と飛羽真以外が所持するライドブックが置かれているシーンではジャアクドラゴンがあるにもかかわらずジャオウドラゴンは存在していなかった。もしくは増刊号のソフィアの発言から幾つか行方が分からないライドブックがある事が判明している為、ジャオウドラゴンは何らかの理由で行方不明になっているのかもしれない。
- 生成に使われたアルターライドブックの元ネタは、
- 『壁からガーゴイル』:日本の怪談話『壁の中から』
- 『ドリルマンドリル』:マレーシアの童話『ピアンとサル』
- 『うそつきウルフ』:イソップ童話の一つ『オオカミ少年』
であると思われる。
- 本編の重要アイテムなのにかかわらず全知全能の書を蘇らせるために必要なワンダーライドブックには入っていない。
- 公式サイトによればキングライオン大戦記とジャオウドラゴンは全知全能の書から分離した物ではなく、新たに作り出されたワンダーライドブックであった為とのこと。
仮面ライダーセイバー 仮面ライダーカリバー ジャオウドラゴン
オムニフォースワンダーライドブック:同じくワンダーライドブックとアルターライドブック双方の力を内包する、実質上位互換のアイテム。
エモーショナルドラゴンワンダーライドブック:リデコ先。