キングライオン大戦記
きんぐらいおんだいせんき
『仮面ライダーセイバー』に登場する形態。
キングライオン大戦記ワンダーライドブックを使用し変身する、仮面ライダーブレイズの強化形態。新たに生み出された雄々しき伝承「キングライオン大戦記」の力を宿す。
第14章から登場。
外見はライオン戦記に似ているが、ライオン戦記に比べ全身の装甲の黒みが増し、青色よりも藍色に近い色合いとなっている。胸のライオンの顔も造形が変わり、ライオン戦記のものより若干小顔である。
同時期に登場したドラゴニックナイトが王道の西洋甲冑を思わせる外見だったのに対し、近未来的なアーマーを纏ったかのようなメカニカルな外見が特徴的。
左腕には専用武器として、キングライオンブースターが装備されている。
身長 | 217.0cm |
---|---|
体重 | 135.1kg |
パンチ力 | 26.9t |
キック力 | 46.0t |
ジャンプ力 | 47.0m(ひと跳び) |
走力 | 2.3秒(100m) |
装甲の内部には激しい水流が流れており、野獣のような野性味溢れる戦闘スタイルを支えている。
胸部装甲「ブレスキングライオン」より雄々しき伝承の恩恵を受け、大自然を超越した戦士に進化している。肩装甲「ブレイキングドイル」は表面に聖なる水を湛えており、あらゆる衝撃や抵抗を受け流す。
前垂れ「ブレイキングタセット」にはあらゆる災いを遠ざけ、ピーターファンタジスタを思わせる軽やかな動きをブレイズに与える。
つま先に生えた超硬質の爪「ライオソリッド」は、悪路での走破性やキックの威力を高める際に使われる。
能力的にはファンタスティックライオンを上回る性能を誇るが、劇中では登場直後に最光やプリミティブドラゴン、加えて今までと異なる特殊なメギド怪人が現れ、活躍する暇が少なくそもそも本気で倒せない状況が多かった影響で戦績自体は中々厳しいものがあり、回によっては1話につき複数回変身解除される場面もあった(何だったら初登場の次の回は、そのまま地続きである為、変身解除が次回に回っただけで戦闘は続いており、事実上の初変身で変身解除している)。明確な白星は第31章のネコメギドやスーパーヒーロー戦記での怪人軍団のみである(最も倫太郎が苦悩ゆえに変身の機会自体減っていた時期の主要形態であるため、それも仕方なくはある)。
しかし、倫太郎自身が飛羽真との果たし合いを通して真の覚悟を感じ取ったことで水勢剣が「邪悪を切り離す」能力に目覚め、倫太郎本人の成長も合わせてエレメンタルプリミティブドラゴンとの協力でズオスを瀕死にし、撤退に追い込んだ。
両肩には「砲撃の戦士」の異名通り、2門の「キングライオンカノン」を装備。聖なる水を極限まで圧縮し、邪を打ち払う波動を打ち出すことが出来る為、キングライオンブースターと合わせて遠近共に隙が無い。
視力は「キングライオンバイザー」の働きにより格段に上がっており、頬の吸気口「ビアドインテーク」により大量の酸素を取り入れ、激しい動きにも対応可能。
- ライオネル・グランド・カスケード
キングライオン必殺読破!
キングライオン必殺撃!
ベルトに装填されたキングライオン大戦記ワンダーライドブックのページを2回押し込んで発動するライダーキック技。
強烈な水流を纏った飛び蹴りを放つ。
第31章で初使用し、エレメンタルプリミティブドラゴンとのダブルライダーキックを披露した。
- ライオネル・ハイドロ・ストリーム
キングライオン必殺読破!
流水抜刀!キングライオン必殺斬り!
ベルトに装填されたキングライオン大戦記ワンダーライドブックを押し込み、水勢剣流水を抜刀して発動。
第31章で初使用し、一度目は烈火居合と同時に発動。
聖剣から飛ばした水の斬撃を烈火居合の炎の斬撃で蒸発させ、水蒸気を発生させた。
二度目はセイバーの「森羅万象斬」と同時に発動し、突進して刀身に水流をまとわせた斬撃を放った。
- ライオネル・ソウル・スプラッシュ
スペシャル!ふむふむふーむ…
完全読破一閃!
キングライオンブースターに水勢剣流水をリードして刀身をなぞり発動。
水勢剣流水から超巨大な水の刃を飛ばし、対象を両断する。
ガンバライジングではキングライオンブースターにライオン戦記を読み込ませ、キングライオンカノンから光弾を放つという、ブースターで発動する技であるタンサンバーストと同様のものになっている。
- キングライオングレネイチャー
スペシャル!ふむふむふーむ…
完全読破一閃!
後述するライオンモードで発動する技。
刀身に水流を帯びた水勢剣流水を咥えて突進し、すれ違い様に相手を斬り裂く。
ガンバライジングではキングライオンカノンからの射撃が追加され、上空へ吹き飛ばすとレーザービームを放つ。
- 烈火居合
烈火居合!
読後一閃!
第31章にて、セイバーが取り落とした火炎剣烈火を拾って必冊ホルダーに納刀してトリガーを引き、抜刀することで発動。
炎の斬撃を飛ばしてライオネル・ハイドロ・ストリームによる水の斬撃を蒸発させ、大量の水蒸気を発生させて目くらましとして利用した。
- ホリゾンタル・フラッシュ
テレビマガジン2021年2月号に掲載された必殺技。水勢剣流水に水のエネルギーを集めて敵を薙ぎ払う。
流水咆哮!キングライオン大チェンジ!
それすなわち、砲撃の戦士! さらには、ライオン変形!
キングライオン大戦記ワンダーライドブックを操作し、変身した姿。伝承に綴られた生物「キングライオンダイセンキ」を模した外見をしており、野性を解放することで超機動力を発揮する。予算の都合故か本編ではあまり使用されることはなかったが、視聴者に少なくないインパクトを残した。
- ライオンモードの外見は機械的な姿の上に銃砲を装備している為ゾイドシリーズの主役機であるライオン型ゾイドを思い浮かべる視聴者が多く、ライオンモードに変身したブレイズを見てゾイドが始まったとネタにするツイートがあふれた。
- ちなみに同年のゾイドシリーズ最新作ではライオン種ゾイドのパイロットの一人にブレイズという名のキャラクターがいる。
- そのゾイドは赤色であったが、後に続編で青色の個体が登場した。
- ちなみに同年のゾイドシリーズ最新作ではライオン種ゾイドのパイロットの一人にブレイズという名のキャラクターがいる。
- 恐らく本のモチーフは「電子書籍」。キングライオン大戦記ワンダーライドブックの形状が、「タブレット」「タブレットカバー」を意識したと思われるデザインになっている。
- 中央部の「ソードブックマーカー」の変形トリガーはタッチペンの一部が飛び出したようなデザインであり、複眼部分はサイバーデザインになってることから、電子書籍全般の文字の流れを一纏めしたデザインだと推測される。
- 本編での登場回数は少ないが、夏映画『スーパーヒーロー戦記』ではピックアップされた。『西遊記』の世界で、ゼンカイザー、電王と共に戦隊メギドと激突する。
第31章の印象的な活躍もあってか、エレメンタルドラゴンと共に描かれたイラストも多い。
ドラゴニックナイト:同時期に登場した強化形態。この頃に飛羽真がソードオブロゴスと一時期抜けた事情もあってか、実は本編内では並んで戦ったことは殆どなかったりする。
昆虫大百科:同じく「大」と付く形態。
ビーストハイパー:ライオンモチーフで青い2号ライダー強化フォーム。こちらの通常形態は青くない
ライオンゲノム:次回作『仮面ライダーリバイス』に登場するライオンモチーフ&ライオンに変化するフォーム。
ライオンキング:恐らく元ネタ。
ブレードライガー:青がベースカラーの機械的なライオン繋がり。
カメックス:水属性で両肩に大砲を装備している点が共通している。
ザシアン:四足歩行で剣を口に咥えて戦う点がライオンモードと共通している。こちらのカラーリングも青を基調としている。
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