ドラゴニックナイト!
烈火抜刀!
「変身!」
Don`t miss it!
(The knight appears. When you side,)
ドメタリックアーマー!
(you have no grief and the flame is bright.)
ドハデニックブースター!
(Ride on the dragon, fight.)
ドハクリョックライダー!
(Dragonic Knight.)
ドラゴニックナイト! すなわち、ド強い!
「あなたは仲間など不要だと言った。でも、信じてくれる仲間がいるから戦える!」
概要
ドラゴニックナイトワンダーライドブックを使用し変身する、仮面ライダーセイバーの強化形態。新たに覚醒した伝承「ドラゴニックナイト」の力を宿す。
第13章から登場。
容姿
全身が光り輝く白銀の甲冑を纏った騎士のような外見へと変化しており、それまでのセイバーの各形態に比べ、より重厚感を感じさせるものとなっている。
炎をイメージした複眼は左右対称の鋭利な形状となり、色合いも黄色のグラデーションが消え赤一色に変化。これはある程度ブレイブドラゴンの原型が残っている他形態と比較しても特異な構造である。
また、左腕には専用武器としてドラゴニックブースターが装備されている。
スペック
身長 | 217.0cm |
---|---|
体重 | 128.8kg |
パンチ力 | 26.7t |
キック力 | 48.9t |
ジャンプ力 | 50.2m(ひと跳び) |
走力 | 2.7秒(100m) |
全身をメタリックの鎧「シルバリオンスケイル」が覆った事で内部温度が高まるほど防御力が向上し、邪悪な敵は触れることすら叶わなくなり、肩から炎の壁を展開してあらゆる攻撃を滅却する姿は、正に「歩く鉄壁」と言っても過言ではない。
筋力や剣術も強化され、手甲「バーンナイトグラスプ」の働きにより、斬撃が遠距離まで飛ぶようにまでなり、火炎を放つ事の出来るドラゴニックブースターと併せて攻撃範囲も非常に広い。
複眼「ドラゴニックバイザー」、耳部「ドラゴニックビアド」により視覚や聴覚もより強化されており、立体的に空間を捉える事ができる。
実際スペック自体は第13章時点のソードオブロゴス(ノーザンベース)側の剣士ではトップクラスの実力を誇り、ジャオウドラゴンとまともに対決ができたのもこの形態がほぼ唯一という状況だった…のだが、いかんせん中盤以降では飛羽真がソードオブロゴスの面々に裏切り者と見なされたことで同士討ちのような形になった上にこれまでと性質が異なるメギドの登場により、実力自体は格上にもかかわらず中々本気で戦えないという八方塞がりな扱いになってしまう。
一応プリミティブドラゴンの登場後では飛羽真の自我を保てる上での最高戦力として(4年前のこいつみたいなポジションで)活躍することになるが、良くも悪くもじゃじゃ馬なプリミティブドラゴンブックの暴走に終始振り回されている状況なのが現実である(第25章に至ってはドラゴニックナイトに変身する直前にブック自体を吹き飛ばされてしまった)。
ただし、そうは言ってもそこらの派生形態はおろかワンダーコンボのクリムゾンドラゴンすら上回る安定した性能を持つことは変わらないので、最初にやや格の劣る形態のクリムゾンドラゴンやドラゴンアーサーなどで相手の出方を窺いつつドラゴニックで一気に勝負を決めるというパターンも多く見られ、実際の戦績自体は中々良好である。第20章においてはデザスト、剣斬、レジエルと実質3対1という苦しい局面に陥ってもそこそこ善戦するなどの健闘を見せているので、決してドラゴニックナイト自体の実力は低い物ではないことは留意したい。
武装「バーンナイトレッグ」の効果で体を固定する事で神獣ブレイブドラゴンからの落下を防ぎ、「シルバリオンスケイル」の接合部をブースターのように励起させて機動力を上げることが出来るなど、ブレイブドラゴンとの連携も視野に入ったスペックになっている。
ブレイブドラゴンとは額部分の「ドラゴニックカジテート」で意思疎通を行なっている模様。
必殺技
- 龍神鉄鋼弾
ドラゴニック必殺読破!
ドラゴニック必殺撃!
ベルトに装填されたドラゴニックナイトワンダーライドブックを2回押し込んで発動するライダーキック技。
全身に高熱の炎を帯びて跳び蹴りを放つ。
第15章で登場。
- 神火龍破斬
ドラゴニック必殺読破!
烈火抜刀!ドラゴニック必殺斬り!
ベルトに装填されたドラゴニックナイトワンダーライドブックを押し込み、聖剣・火炎剣烈火を抜刀して発動。
ブレイブドラゴンに騎乗して突撃し、刀身に炎をまとわせた火炎剣烈火で対象をすれ違い様に切り裂く。
第15章では雷鳴剣黄雷の「豪火大革命」と同時に発動し、巨大な炎の斬撃を飛ばす遠距離攻撃を使用した。
なお、技の発動方法は上記のもので合っているが、劇中では聖剣のトリガーを引き抜刀することで発動している。
シティウォーズではブレイブドラゴンに騎乗して縦横無尽に暴れ回り、火炎を纏った十字斬撃波とドラゴンのブレスを同時に浴びせる技となっている。
- 豪火大革命
スペシャル!ふむふむふーむ…
完全読破一閃!
ドラゴニックブースターに火炎剣烈火をリードし、聖剣のトリガーを引くことで発動。
第15章では雷鳴剣黄雷で発動し、巨大な雷の斬撃を飛ばして攻撃。
火炎剣烈火の「神火龍破斬」との合わせ技でカリバーを撃破した。
また、この技を放つ際にエスパーダの幻影が現れるなど、これによく似た演出がとられている。
ガンバライジングでも使用している、実装時では本編と発動方法が異なっていた(本編ではドラゴニックブースターのグリップに剣をリード、ガンバライジング版はドラゴニックブースターに火炎剣烈火を噛ませる)が、後に修正され、劇中と同様の演出となった。
- 光剛龍破斬
最光発光!
右手に装備した光剛剣最光(仮面ライダー最光)に装填された金の武器 銀の武器ワンダーライドブックのスイッチを押して発動。
光剛剣最光と火炎剣烈火からそれぞれ炎と光の斬撃を飛ばす。
- フルパワーダッシュ斬り
テレビマガジン2021年2月号に掲載された必殺技。火炎剣烈火をV字に振り上げる構えを取ったのちにダッシュし、敵を切り裂く技。
神獣ブレイブドラゴン
The knight appears.
When you side, you have no grief and the flame is bright. Ride on the dragon,fight.
Dragonic Knight.
(意訳:騎士が現れる。あなたが側に居る時、悲しみはなく、炎は明るく燃え盛る。ドラゴンに乗って戦え。ドラゴニックナイト)
ベルトに装填されたドラゴニックナイトワンダーライドブックのページを3回押し込むことで召喚される神獣。上記のドラゴニックカジテートでセイバーと意思疎通を行い、彼の意思によって使役される。
セイバーを背に乗せ、自由に飛行することが可能。
ドラゴニックナイトワンダーライドブック
『ドでかい竜をド派手に乗りこなす、ド級の騎士のドラマチックバトル…』
『つまりは、ド級のナイトに進化!』
ドラゴニックナイトの伝承が封じられているワンダーライドブック。
余談
『フィギュア王 No.284』(ワールドフォトプレス・2021)によると、本形態はルナに選ばれた人間の証として飛羽真のために「王の鎧」として用意したもので、キングエクスカリバーを持たせる事が想定されていたが、ドラゴニックナイトワンダーライドブックの構造上、実現が不可能になった事が語られた。
なお、ドラゴニックブースターはワンダーライドブックの読み込みが可能なのだが、キングオブアーサーワンダーライドブックを読み込んでキングエクスカリバーの召喚ができるかは不明である。
変身音声の元ネタと思われるのはイタリアのパワーメタルバンド『ラプソディー・オブ・ファイア』が手掛けた『Emerald Sword』ではないかという説がある。また同曲を収録した「Symphony Of Enchanted Lands」には赤いドラゴンに騎乗した騎士が描かれている(ただし、あくまでも推測であり、公式発言ではない)。
スーツは後に頭部がスーパーヒーロー戦記に流用・リペイントされ、腰のマントは仮面ライダードレッド弐式に流用された。
関連イラスト
関連タグ
キングライオン大戦記:同時期に登場した強化形態。
龍騎サバイブ:龍と騎士がモチーフで、ドラゴンを使役している強化形態。基本的にドラゴンに乗って走っているが、ドラゴンに乗って飛行する場面も存在する。
グレングラファイトバグスター:炎属性かつ竜騎士モチーフのライダー怪人で、「ド」を多用する。
ライダーワルド:映画に登場する左腕にドラゴニックブースターを模した装備があるワルド。
中間フォーム(1つ目)
シャイニングホッパー←ドラゴニックナイト→バリッドレックスゲノム
セイバーの中間フォーム
ドラゴニックナイト→プリミティブドラゴン