「もうじきこの世界の時間は止まる。全ての生命の未来は、消えるのだ」
『STEAMLINER』
『DAIOHNI』
「変身」
レプリダイオーニ「オニオーニ…!!」
『ドレッド・弐式』
りんね「また新たな姿…!」
スパナ「レプリダイオーニの力か…!」
「来い……」
概要
ドレッドライバーでレプリスチームライナーとレプリダイオーニのレプリケミーカードを用いて変身する仮面ライダードレッドの形態。
変身手順としてはレプリスチームライナーをスキャン後、そこからレプリダイオーニを読み込んだ上で中央に装填。
レバーを展開することで出現した鬼の顔面のエネルギーを巨大な骸骨の手が鷲掴み、取り込むようにして変身が完了する。
第27話ではグリオン、第32話・第49話ではクロトーが変身した。
容姿
ベースは零式と同様だが、左上半身のみがレプリダイオーニと同様のワインレッドのアーマーで強化されており、壱式同様に歪な姿となっている。
また壱式とは異なり、腰からマントが垂れ下がっているのも特徴。
スペック
身長 | 211.8 cm |
---|---|
体重 | 149.4kg |
パンチ力 | 35.0t |
キック力 | 35.9t |
ジャンプ力 | 18.2m(ひと跳び) |
走力 | 5.8秒(100m) |
全体的にスペックのバランスが格闘戦に向いた物へと調整されているが、実はキック力、ジャンプ力、走力などのステータスは仮面ライダードレッド壱式から低下していたりする。ただし、後述の能力により、実際のスペック以上の火力を発揮する。
左上半身には「オーニセルク」と呼ばれる強化装甲を身に纏っている。
壱式がレプリユニコンの癒しの力による超回復能力で持久戦や破壊エネルギーの凝縮による洗練された戦闘技術を行えるのに対し、弐式は「鬼化」と呼ばれる力の解放により憤怒を以て痛覚や疲労感を麻痺させており、身体の限界を超えた怪力とダメージ耐性を引き出す。
そのため、零式時の欠点である肉体の負荷への根本的な改善は施されていないと思われる(もっとも、冥黒の三姉妹以上の錬金術師としての実力を持つグリオンには特にダメージはなかった)。ただ、流石に三重錬成タイプであるドレッド参式と比べても肉体へのダメージは少ないようで、安定性で言えば格上の参式よりも優れている側面も持つ。
加えて格闘戦の破壊力を高める大小の角を各部に備え、鬼の力を宿した金棒「ブラッディーDO」の錬成を可能とし、スマートな戦い方を主にしていた壱式とは異なりパワー型のファイトスタイルで敵を叩き潰す。劇中では鬼の力を地面に流し込んだ爆撃攻撃なども披露している。
劇中ではアイアンガッチャード、マジェード、ヴァルバラドの3人のチームワークを状況を叩き潰すべく、グリオンがすぐ様レプリユニコンも追加した参式へと再変身してしまったので、意外にも初登場にして登場時間はかなり短かった。
その後の第32話ではカッシーンとの戦闘でクロトーが変身し、ブラッディーDOやクロトー自慢の格闘攻撃も織り交ぜた徒手空拳で本格的な戦闘を披露しており、弐式としての戦闘シーンは主にクロトーが担っている。その後、第49話ではギギスト戦にて久しぶりに登場(この時のクロトーはレビスの力を失っていた)。劇中ではカラクレボウらを駆使して奮戦したもののガエリヤの賢者の石をも取り込んでパワーアップしていたギギストには全く敵わず、別の場所にワープされる形で敗北してしまった。
頭部には「カラクレボウ」と呼ばれるレプリダイオーニから奪った目を使った追加武装を搭載しており、対峙したものを冷徹に見極めて弱点を突く攻撃が可能となる。
必殺技
- ドレッドブレイキング
炎を纏わせたブラッディーDOによる打撃攻撃とプラチナガッチャードとのダブルライダーキックの二通りのパターンを披露した。
本編外の活躍
『ザ・フューチャー・デイブレイク』では弐式の姿をしたドレットルーパーが登場。
序盤にワームホールから壱式や軍式と共に現代へ送り込まれたが仮面ライダーレジェンドにより壱式、軍式と共に撃破された。
中盤では別個体が再度現代へ送り込まれ、蓮華、錆丸と交戦。ズキュン蓮華に魅了されて配下の軍式を殴り倒してしまい、最後は自分を殴って自害したと思われる。(撃破シーンは無いが、次のカットでは姿がなかったため。)
壱式は仮面ライダーガヴと、参式は仮面ライダーレジェンドと交戦しているため、ドレットルーパーの中では弐式のみまともな戦闘シーンがないまま退場する羽目になった。
余談
- 左腕は(おそらく)ギガデモスの、腰のマントはドラゴニックナイトのリペイント。武器のブラッディーDOはトライセラトップス・ドーパントが使用していた物のリペイントと思われる。
- ドレッド壱式で右上半身のみ、ドレッド弐式で左上半身のみのアーマーが装着されているため、両者を装着した強化フォームがあるのではと予想されていたが、同話にてサプライズで明かされた。
- だが、そちらの前座になってしまったせいで弐式の出番はほとんどなくなってしまった……かと思われたが、第32話で「参式の負荷に耐えられないクロトーも弐式なら変身出来る」形で登場した。第49話でも変身している。
- 結果的にクロトーの象徴的な姿になったと同時に、ドレットの形態で唯一主人公サイドと共闘しているため、初登場時の不遇が嘘のように株を上げている。