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「俺の炎に共鳴したか……」


宝太郎「スパナ…!!」

りんね「黒鋼先輩…!?」


ヴァルバラドライバー!』


MACHWHEEL! イグナイト!』

DAIOHNI! イグナイト!』


「……変身」


『ガッチャーンコ!バースト!』

『ヴァルバラド!』


宝太郎「スパナが、仮面ライダーに…!!」


「字(あざな)は、“仮面ライダーヴァルバラド”。俺が地獄に送ってやる……!」


CV:藤林泰也

スーツアクター:中田裕士


変身者

黒鋼スパナ


概要

仮面ライダーガッチャード』に登場する仮面ライダー。第21話より初登場。


憎しみも絶望も乗り越え、自らの力・黒い炎を物にしたスパナがヴァルバラドライバーマッハウィールダイオーニライドケミーカードを組み合わせることで変身する。

仮面ライダーヴァルバラド

かつてのの言葉や師匠の枝見鏡花の思いを知り、怒りや憎しみの醜い黒い炎の力を正義の赤き炎へと変え大きく成長したスパナの新しい戦闘形態とも言える。


本来の鏡花のプランではマッドウィールとダイオーニを組み合わせる変身方法だったが、ヴァルバラドライバーの完成前にスパナがマッドウィール含むケミーカードを全て奪取されるというアクシデントが発生したことでドライバーの開発に遅れが出てしまう。


一ノ瀬宝太郎をはじめとする一ノ瀬連合の情報提供によってプランを見直したが、マッドウィールがスパナの覚醒に呼応する形で自身を再錬成したというさらなるイレギュラーが発生した。結果、本来想定されていた思惑とは大きく異なる形での変身となっている。公式では基本形態に明確な呼称はないが、ガッチャードマジェードになぞらえるとさしずめ「マッハダイオー」と言ったところか。


旧ヴァルバラドの「強化錬成(鉄鋼化錬成とも)」から進化した多重錬成体なのだが、ガッチャードやマジェードのそれとは異なり仮面ライダーヴァルバラドは「黒紫炎強化多重錬成」と呼ばれる特殊な錬成方法で変身を行っている。


通常の多重錬成から性質が変わっているのはスパナの中で覚醒した冥黒の力(黒い炎)=マルガムの力も変身に利用した形となっているためであり、アルケミストリングマルガムの力も混ざり合った紫色のイレギュラーなカラーに変わっている。


ガッチャードやマジェードとは違い同じレベルナンバーのケミーを組み合わせた「カスタムアップ」という固有能力を持っており、以前のヴァルバラド以上に多様な攻撃パターンを作ることが可能となった(公式サイトでもカスタムアップした姿は「◯◯カスタム」と表記されている)。


変身

右腕を払い、両腕を高く掲げた後に正面に手を突き出して三角を作り、セミアルトヴォークを開いて変身を実行する。初変身の際にはポーズを取らず、身につけているネクタイを外す動きをしている。


変身バンクはかつてのヴァルバラドのバンクを発展させたものとなっている。

無数の巨大なボルトが稼働する空間で、燃え盛る炎の中でスパナの体に装甲が次々と装着される。レイヴンブロウスターにより右半分のマスクが生成されると左半分にレンチが装着され、二度とマスクが剝がれないようボルトで固く締めることで変身が完了する。


容姿

仮面ライダーヴァルバラド

全体的にヴァルバラドのイメージを残しながらもより整然とした見た目になっている。


頭部の左右非対称のデザインは変わらず、オッドアイの複眼が追加され、その奥にはヴァルバラド時代の瞳が潜んでいる。赤紫のボルトを締めるようにレンチを模した角は大型化し、反対側からは炎が噴き出しているような造形となっている。ヴァルバラッシャーを構え歩く様は、悪魔を地獄に叩き落とすべく炎を纏い金棒を携える鬼そのもの。


胸部にはヴァルバラドライバー前面のユニットパーツと同様の造形のブースターが備え付けられており、車の焼けが付いたマフラー伸びている。同様のマフラーは肩部や腕部にもあり、そこから紫色の炎が噴き出した造形をしている。


鬼と改造車を組み合わせた姿は一言で表すなら「最新型ヴァルバラド」であり、下半身は膨らみのある作業服のようなデザインから黒いスーツへと変わりスリムになっている他、全身にあった汚れや錆が少なくなっている。


スペック

身長219.9cm
体重120.6kg
パンチ力13.8t
キック力18.6t
ジャンプ力13.3m(ひと跳び)
走力6.7秒(100m)

ヴァルバラドから順当に全ての数値が上昇し、ほぼ完全な上位互換となっている。数値上は意外にもスーパーガッチャードと同程度か少し下なのだが、ガッチャーイグナイターアルケミスドライバーのデータやスパナ本人の能力も組み合わさってか、黒紫炎強化多重錬成によって既存のヴァルバラドとは比較にならないパワーアップを遂げた。


攻撃力は特に旧ヴァルバラドから向上しており、スーパーガッチャードでは破壊しきれなかった金色のマルガムを内部の人形ごと破壊することも可能となっている。武器は引き続きヴァルバラッシャーを使用するが、それ抜きの格闘能力も仮面ライダー化の恩恵により上がり、グリオンの力によってパワーアップを遂げたクロトーですらマルガムの手助け抜きでは劣勢に陥っている。


劇中ではかつて何度も敗退を繰り返した仮面ライダードレッドの強化体であるドレッド壱式にもある程度善戦しており、成長したスパナの戦闘能力や黒い炎の力も相まって、並の黄金マルガム相手ならいとも容易く返り討ちにする程の戦闘能力を手に入れた。


第30話では変身者が過負荷で使いこなせなかったとはいえドレッド参式にも勝利するなど、劇中では多くの戦果を上げている。


胸にある変換内燃機関の「コンバーティブコア」は大気や水といったあらゆる錬金素材を燃焼させることにより、超エネルギーを秘めた錬成黒紫炎こと「レイヴンブロウスター」に変換して旧式ヴァルバラドを大きく上回る超人的なパワーを発揮する。


脚部の「オーガトラクション」 はトラクションコントロールにより走力を高め、ギアチェンジにより攻撃力を段階的に上昇させる特性を持つ。劇中では必殺技待機状態にした後「Low」から段階的にギアを上げていくことで徐々に「2nd」→「3rd」→「4th」と出力を向上させる度にカットインが入り、必殺技発動と共に「Top」のカットインが入るという演出も取られた。


カスタムアップ(派生形態)

お前も共鳴したか…」

GUTSSHOVEL! イグナイト!』

JYAMATANOOROCHI! イグナイト!』


『ガッチャーンコ!バースト!』

『カスタムアップ!オロチショベル!』

身長219.9cm
体重144.8kg
パンチ力18.4t
キック力18.6t
ジャンプ力9.8m(ひと跳び)
走力8.9秒(100m)

レベルナンバー8同士のガッツショベルジャマタノオロチのライドケミーカードを組み合わせて変身するカスタムアップ形態。胸の変換内炎機関「コンバーティブコア」は2頭の龍を模した形状に変化。両腕にショベルのバケットを装備している。バケットには3対の龍の意匠があり、胸の龍と合わせて8体の龍が備わっている。カラーリングにジャマタノオロチの赤茶色は反映されておらず、ガッツショベル由来の金色となっている。


走力とジャンプ力が低下する代わりにパンチ力が強化されている。

大型のバケット「ジャマタノディガー」は牙を穿つように大地を削り取り、時に地形すら変えてしまう強大な破壊力を備える。ガッツショベルカスタムの「ショベルバーサーク」以上の馬力に加えて、オロチの首を伸縮させることで対象をどこまでも追尾して捕縛することも可能。


脚のオーガトラクションは形こそ変わらないものの、「オロチクローラー」へと変化しており、どんな悪路でも走破する強靭な足腰で重量物を支える。また、高い静穏性を活かして音もなく対象に迫り柔軟な体術で絡めとる。


仮面ライダーヴァルバラド エンジェルコプターカスタム

「面倒だ、まとめて始末してやる…!」

GEKIOCOPTER! イグナイト!』

ANGELEAD! イグナイト!』


『ガッチャーンコ!バースト!』

カスタムアップ!エンジェコプター!』


身長219.9cm
体重131.7kg
パンチ力10.8t
キック力14.5t
ジャンプ力19.2m(ひと跳び)
走力8.1秒(100m)

  

レベルナンバー4同士のゲキオコプターエンジェリードライドケミーカードを組み合わせたカスタムアップ形態。胸の「コンバーティブコア」は天使の羽を模した形状に変化。右手には羽を模した弓矢を、左手には天使の輪を模したパラフローター付きのガトリング砲を装備している。また、カラーリングはゲキオコプター由来の水色となっている。


脚のオーガトラクションは「アングリーパニッシャー」へと変化しており、緊急離着陸を可能とする優れたジャンプ力と衝撃吸収能力を備え、その硬度と急降下によりキックの破壊力を高めた裁きの一撃を落とす。


両腕の装備は「エンジェリックデストロイヤー」と呼ばれる装備で、破魔翼弓の「プテロエル」と光弾天輪の「ヘリクエル」の2つがセットとして扱われる。


ヴァルバラドのゲキオコプターカスタムに当たるがエンジェリードの力により弾丸に天使の能力が追加され、より応用性が高くなっている。総合スペックはオロチショベルカスタムよりやや劣るが、格闘戦よりも遠距離攻撃に比重を置いた形態となっている。


右前腕の高速飛行能力を持つ破魔翼弓「プテロエル」、左前腕の空中停止能力を持つ光弾天輪「ヘリクエル」による自動追尾射撃や範囲攻撃といった空からの攻撃を得意とする。

加えて広範囲を守護するエネルギーシールドの展開など豊富な武装バリエーションを誇る。


使用アイテム

鏡花がガッチャードライバーを元に設計した変身ベルト。

ガッチャーイグナイターを装着したガッチャードライバーと同形状をしているのが特徴だが、これはガッチャーイグナイターとファイヤーガッチャードの実働データによって最終調整したためであり、各部の機能は独自の物に置き換わっている。

一応システム的にはアルケミスドライバーのデータも使われているらしい。


錬金術により誕生した人工生命体・ケミーを封じ込めたカード。主にビークルオカルトのケミーカードを使用する。


また、変身時のレベルナンバーの組み合わせも、合計10ではなく同じ値のカードを使うのも特徴。


仮面ライダーヴァルバラド

強化スーツ・ヴァルバラドの鉄鋼錬成(変身)に使用していた変身アイテム兼武器。仮面ライダーヴァルバラドの武器としても引き続き使用される。銃撃能力も術師であるスパナ本人の成長に合わせてパワーアップしており、直撃さえすれば仮面ライダードレッド弐式や参式にもある程度のダメージを与えている。


ベルトの左右に装着される装備。


必殺技

  • ヴァルバラドクラッシュ

全形態共通の必殺技。第21話ではヴァルバラッシャーを相手に突き立てた状態でドライバーを操作し、レイヴンブロウスターを纏った左足でそのまま柄を蹴りつけて貫いた

第25話では宙に投げたヴァルバラッシャーを回し蹴りで蹴り出し相手に突撃させるパターンを見せた。第27話ではレプリケミー版のバッテリーマルガムも撃破している。第33話ではとある人物と協力して仮面ライダーグレアを撃破した。

『ガンバレジェンズ』ではヴァルバラッシャーで上空へ吹き飛ばして落下したところを、ボレーキックを叩きつける。


  • ヴァルバラドクラッシュ(オロチショベルカスタム)

オロチショベルカスタム時のヴァルバラドクラッシュ。ジャマタノディガーから伸ばしたオロチの首で相手を拘束し、レイヴンブロウスターを纏った強烈なライダーキックを叩き込む。


  • ヴァルバラドクラッシュ(エンジェコプターカスタム)

光弾天輪「ヘリクエル」から破魔翼弓「プテロエル」へ集中させたエネルギーを上空に発射。天空に天使の輪を模したフィールドを生成し、そこから裁きの矢の雨を降らせる。黄金のマルガムを2体同時に撃破する程の破壊力を持つ。


  • オカルトヴァルバラバースト(ダイオーニ)

varubarado

ダイオーニのカードをヴァルバラッシャーに装填して発動。ヴァルバラッシャーの切先に巨大な棍棒型のオーラを生成し、相手を叩き潰す。第22話に使用したが、サーベルタイガーマルガムの横槍によって相殺された。第26話ではドラゴンマルガムに対して使用したが、原初のレベルナンバー10・ケミーであるドラゴナロスの力は凄まじくダメージを与えることはできなかった。


余談

  • 男性の3号ライダーはエスパーダ以来。令和ライダーでは2人目となる。



  • 東映公式サイトによれば、疑似ライダーであるヴァルバラドのデザインが好評なことは把握しており(それどころか製作陣の間でも人気だった)、魅力でもあった「歪さ」を残しつつ洗練したデザインに昇華させている。

  • 造形的な共通点から、オロチショベルカスタムの両腕に装備される「ジャマタノディガー」はドッキリショベルの「マジカルバケット」を、エンジェコプターカスタムの「エンジェリックデストロイヤー」のうち左腕に装備される「ヘリクエル」はゲキオコプターカスタムの「コプターバーサーク」それぞれに組み合わせ相手のオカルトケミーの造形を追加した上でリペイントしたものと思われる。同じケミーを使った形態であることを生かした改造といえる。

  • 本編では第21話で初登場したが、登場自体は初登場の1か月以上前から判明しており、オープニング映像では第17話から登場していた。

  • 冒頭の台詞で「俺が地獄に送ってやる……!」と言っていたが、何の因果か30分後の番組地獄に送られた。



関連タグ

仮面ライダーガッチャード

ヴァルバラドライバー 黒鋼スパナ ヴァルバラド

3号ライダー

光落ち  


仮面ライダー轟鬼:鬼がモチーフの3号ライダー。


3号ライダー

ナーゴヴァルバラド


○号ライダー

マジェード(2号)→ヴァルバラド(3号)

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