「俺の炎に共鳴したか……」
『ヴァルバラドライバー!』
『MACHWHEEL! イグナイト!』
『DAIOHNI! イグナイト!』
「変身」
『ガッチャーンコ!バースト!』
『ヴァルバラド!』
「字(あざな)は“仮面ライダーヴァルバラド”。俺が地獄に送ってやる……!」
CV:藤林泰也
スーツアクター:中田裕士、藤林泰也(第47話のマスク割れ時)
変身者
概要
『仮面ライダーガッチャード』に登場する仮面ライダー。第21話より初登場。
憎しみと絶望を乗り越え、自らの力・黒い炎を物にしたスパナがヴァルバラドライバーでマッハウィールとダイオーニのライドケミーカードを組み合わせることで変身する。
かつての両親の言葉や師匠の枝見鏡花の思いを知り、怒りや憎しみの醜い黒い炎の力を正義の赤き炎へと変え大きく成長したスパナの新しい戦闘形態とも言える。
本来の鏡花のプランではマッドウィールとダイオーニを組み合わせる変身方法だったが、ヴァルバラドライバーの完成前にスパナがマッドウィール含むケミーカードを全て奪取されるというアクシデントが発生したことでドライバーの開発に遅れが出てしまう。
一ノ瀬宝太郎をはじめとする一ノ瀬連合の情報提供によってプランを見直したが、マッドウィールがスパナの覚醒に呼応する形で自身を再錬成したというさらなるイレギュラーが発生した。結果、本来想定されていた思惑とは大きく異なる形での変身となっている。公式では基本形態に明確な呼称はないが、ガッチャードやマジェードになぞらえるとさしずめ「マッハダイオー」と言ったところか。
なお、ギギスト曰く「黒い炎は彼から受け継がれた物」とのことで(劇中でも「同胞」と呼ばれる場面がある)、これでもまだギギストと比べ黒い炎の真の力を使いこなせていなかった。
この黒い炎の力はスパナ本人を媒介にケミーを直接取り込んだ多重錬成をも可能としており、劇中では理論上この世に存在するケミーを全て取り込んだ101重錬成をも不可能ではないとされていた(無論、人体に耐えられる負担を大きく凌駕しており、加えて実行しようとした時の動機が独善的なものであった為、宝太郎達に止められることとなった)。
旧ヴァルバラドの「強化錬成(鉄鋼化錬成とも)」から進化した多重錬成体なのだが、ガッチャードやマジェードのそれとは異なり仮面ライダーヴァルバラドは「黒紫炎強化多重錬成」と呼ばれる特殊な錬成方法で変身を行っている。
通常の多重錬成から性質が変わっているのはスパナの中で覚醒した冥黒の力(黒い炎)=マルガムの力も変身に利用した形となっているためであり、アルケミストリングもマルガムの力も混ざり合った紫色のイレギュラーなカラーに変わっている。
ガッチャードやマジェードとは異なり、同じレベルナンバーのケミーを組み合わせた「カスタムアップ」という固有能力を持っており、以前のヴァルバラド以上に多様な攻撃パターンを作ることが可能となった(公式サイトでもカスタムアップした姿は「◯◯カスタム」と表記されている)。
ちなみに、一度仮面ライダーヴァルバラドに変身さえすればマッハウィールをマッドウィールに再錬成しても特に黒紫炎強化多重錬成は解除されないらしく、第42話ではマッドウィールをガッチャードに貸し与えても特に変身解除していない。
変身
右腕を払い、両腕を高く掲げた後に正面に手を突き出して三角を作り、セミアルトヴォークを開いて変身を実行する。初変身の際にはポーズを取らず、身につけているネクタイを外す動きをしている。
変身バンクはかつてのヴァルバラドのバンクを発展させたものとなっている。
無数の巨大なボルトが稼働する空間で、燃え盛る炎の中でスパナの体に装甲が次々と装着される。レイヴンブロウスターにより右半分のマスクが生成されると左半分にレンチが装着され、二度とマスクが剝がれないようボルトで固く締めることで変身が完了する。
容姿
全体的にヴァルバラドのイメージを残しながらもより整然とした見た目になっている。
頭部の左右非対称のデザインは変わらず、オッドアイの複眼が追加され、その奥にはヴァルバラド時代の瞳が潜んでいる。赤紫のボルトを締めるようにレンチを模した角は大型化し、反対側からは炎が噴き出しているような造形となっている。ヴァルバラッシャーを構え歩く様は、悪魔を地獄に叩き落とすべく炎を纏い金棒を携える鬼そのもの。
胸部にはヴァルバラドライバー前面のユニットパーツと同様の造形のブースターが備え付けられており、車の焼けが付いたマフラーが伸びている。同様のマフラーは肩部や腕部にもあり、そこから紫色の炎が噴き出した造形をしている。
鬼と改造車を組み合わせた姿は一言で表すなら「最新型ヴァルバラド」であり、下半身は膨らみのある作業服のようなデザインから黒いスーツへと変わりスリムになっている他、全身にあった汚れや錆が少なくなっている。
なお、変身に使うケミーの名前に「ウィール」が入っているものの、ヴァルバラド時代とは異なり、タイヤの意匠は見受けられない。
スペック
身長 | 219.9cm |
---|---|
体重 | 120.6kg |
パンチ力 | 13.8t |
キック力 | 18.6t |
ジャンプ力 | 13.3m(ひと跳び) |
走力 | 6.7秒(100m) |
ヴァルバラドから順当に全ての数値が上昇し、ほぼ完全な上位互換となっている。数値上は意外にもスーパーガッチャードと同程度か少し下なのだが、ガッチャーイグナイターとアルケミスドライバーのデータやスパナ本人の能力も組み合わさってか、黒紫炎強化多重錬成によって既存のヴァルバラドとは比較にならないパワーアップを遂げた。
攻撃力は特に旧ヴァルバラドから向上しており、スーパーガッチャードでは破壊しきれなかった金色のマルガムを内部の人形ごと破壊することも可能となっている。武器は引き続きヴァルバラッシャーを使用するが、それ抜きの格闘能力も仮面ライダー化の恩恵により上がり、グリオンの力によってパワーアップを遂げたクロトーですらマルガムの手助け抜きでは劣勢に陥っている。
劇中ではかつて何度も敗退を繰り返した仮面ライダードレッドの強化体であるドレッド壱式にもある程度善戦しており、成長したスパナの戦闘能力や黒い炎の力も相まって、並の黄金マルガム相手ならいとも容易く返り討ちにする程の戦闘能力を手に入れた。
他にはレプリケミー版のバッテリーマルガム、チームプレーを駆使してゴリラマルガムや仮面ライダーグレア、第30話では変身者が過負荷で使いこなせなかったとはいえドレッド参式にも勝利するなど、劇中では多くの戦果を上げている。
ただし、次々と目まぐるしく変わる戦況からか単独で調査やマルガム討伐に出掛けることの多いスパナの背景上未知の敵と戦う場面も多く、ドラゴンマルガム、クラーケンマルガム、ホッパー1マルガムやファンタスティックマルガムなどの強力なマルガム相手には苦戦・敗退することもあった。
胸にある変換内燃機関の「コンバーティブコア」は大気や水といったあらゆる錬金素材を燃焼させることにより、超エネルギーを秘めた錬成黒紫炎こと「レイヴンブロウスター」に変換して旧式ヴァルバラドを大きく上回る超人的なパワーを発揮する。
脚部の「オーガトラクション」 はトラクションコントロールにより走力を高め、ギアチェンジにより攻撃力を段階的に上昇させる特性を持つ。劇中ではセミアルトヴォークの左サイドをノックし、必殺技待機状態にした後「Low」から段階的にギアを上げていくことで徐々に「2nd」→「3rd」→「4th」と出力を向上させる度にカットインが入り、必殺技発動と共に「Top」のカットインが入るという演出も取られた。
また、腰巻き状のパーツが伸びて転倒を防止する能力も発揮している。
黒い炎のパワーを使っているだけあって火にはある程度の耐性もあるらしく、第43話ではグリオンの襲撃により炎上した金剛ラボラトリーに単身乗り込み施設に取り残されていた亜琉美を救出している。
第47話では自分の身を犠牲にしてでも全てのケミーを廃棄するという覚悟から黒い炎の力がこれまでよりも増強され、技術的なルーツでもあるファイヤーガッチャードはおろか、レインボーガッチャード相手にすら互角以上に戦える程の戦闘能力を獲得した。一方でこの状態はドライバーに強烈な負荷を強いるシステム上想定外の状態でもある模様。ある意味ではスパナ自身の覚悟と力がシステムを超えたとも言える。
この時にはレベルナンバー10の上級ケミー(この上ニジゴンの力でレインボーケミーへと強化された状態)であるテンフォートレスのエネルギー弾を全て相殺、闇の錬金術によってヴァルバラッシャーをもう一本その場で錬成し、即興の二刀流を見せるといった様々な戦法で宝太郎を苦しめた。
また、変身前に黒い炎によってケミー(変身およびカスタムアップに使用する6体)を取り込んでいたためか親和性も向上しており、カードをスキャンさせる必要なくカスタムアップが可能になったことで、ケミーカードを適宜入れ替える隙がなくなっている。
激闘の末レインボーガッチャードを通常のスチームホッパーに戻すことに成功したものの、必殺技の撃ち合いで押し負けたことでヴァルバラドライバーが自壊、変身不能となってしまった。
その後は一応ヴァルバラドライバーそのものが修復されたらしく『ファイナルステージ』では引き続きスパナに愛用されており、劇中でも「この程度か…ヴァルバラド黒鋼になるまでもないな!」という台詞を残している。現在ではある程度本気を出さなくても応戦できる相手に対して仮面ライダーヴァルバラドに変身している模様。
カスタムアップ(派生形態)
「お前も共鳴したか…」
『GUTSSHOVEL! イグナイト!』
『JYAMATANOOROCHI! イグナイト!』
『ガッチャーンコ!バースト!』
『カスタムアップ!オロチショベル!』
身長 | 219.9cm |
---|---|
体重 | 144.8kg |
パンチ力 | 18.4t |
キック力 | 18.6t |
ジャンプ力 | 9.8m(ひと跳び) |
走力 | 8.9秒(100m) |
レベルナンバー8同士のガッツショベルとジャマタノオロチのライドケミーカードを組み合わせて変身するカスタムアップ形態。胸の変換内炎機関「コンバーティブコア」は2頭の龍を模した形状に変化。両腕にショベルのバケットを装備している。バケットには3対の龍の意匠があり、胸の龍と合わせて8体の龍が備わっている。カラーリングにジャマタノオロチの赤茶色は反映されておらず、ガッツショベル由来の金色となっている。
走力とジャンプ力が低下する代わりにパンチ力が強化されている。
大型のバケット「ジャマタノディガー」は牙を穿つように大地を削り取り、時に地形すら変えてしまう強大な破壊力を備える。ガッツショベルカスタムの「ショベルバーサーク」以上の馬力に加えて、オロチの首を伸縮させることで対象をどこまでも追尾して捕縛することも可能。
脚のオーガトラクションは形こそ変わらないものの、「オロチクローラー」へと変化しており、どんな悪路でも走破する強靭な足腰で重量物を支える。また、高い静穏性を活かして音もなく対象に迫り柔軟な体術で絡めとる。
「面倒だ、まとめて始末してやる…!」
『GEKIOCOPTER! イグナイト!』
『ANGELEAD! イグナイト!』
『ガッチャーンコ!バースト!』
『カスタムアップ!エンジェコプター!』
身長 | 219.9cm |
---|---|
体重 | 131.7kg |
パンチ力 | 10.8t |
キック力 | 14.5t |
ジャンプ力 | 19.2m(ひと跳び) |
走力 | 8.1秒(100m) |
レベルナンバー4同士のゲキオコプターとエンジェリードのライドケミーカードを組み合わせたカスタムアップ形態。胸の「コンバーティブコア」は天使の羽を模した形状に変化。右手には羽を模した弓矢を、左手には天使の輪を模したパラフローター付きのガトリング砲を装備している。また、カラーリングはゲキオコプター由来の水色となっている。
脚のオーガトラクションは「アングリーパニッシャー」へと変化しており、緊急離着陸を可能とする優れたジャンプ力と衝撃吸収能力を備え、その硬度と急降下によりキックの破壊力を高めた裁きの一撃を落とす。
両腕の装備は「エンジェリックデストロイヤー」と呼ばれる装備で、破魔翼弓の「プテロエル」と光弾天輪の「ヘリクエル」の2つがセットとして扱われる。
ヴァルバラドのゲキオコプターカスタムに当たるがエンジェリードの力により弾丸に天使の能力が追加され、より応用性が高くなっている。総合スペックはオロチショベルカスタムよりやや劣るが、格闘戦よりも遠距離攻撃に比重を置いた形態となっている。
なお、ヴァルバラッシャーが遠距離攻撃を使える上にスパナ本人が近接戦を得意とするバトルスタイルからか使用頻度は極めて低く、本形態にチェンジしたのは第22話と第41話、第47話の3回だけである。
右前腕の高速飛行能力を持つ破魔翼弓「プテロエル」、左前腕の空中停止能力を持つ光弾天輪「ヘリクエル」による自動追尾射撃や範囲攻撃といった空からの攻撃を得意とする。
加えて広範囲を守護するエネルギーシールドの展開など豊富な武装バリエーションを誇る。
強化形態
『MACHWHEEL! ガキン!』『DAIOHNI! ゴキン!』
『オーバートップギア! 黒鋼!』
新たなベルトヴァルバラドライバー黒鋼にメタルマッハウィールとメタルダイオーニのカードで変身する強化形態。
Vネクスト『仮面ライダーガッチャードGRADUATIONS』に登場予定。
ダイオーニGTとギガントライナーGTのカードで変身するVシネマ限定形態。
使用アイテム
鏡花がガッチャードライバーを元に設計した変身ベルト。
ガッチャーイグナイターを装着したガッチャードライバーと同形状をしているのが特徴だが、これはガッチャーイグナイターとファイヤーガッチャードの実働データによって最終調整したためであり、各部の機能は独自の物に置き換わっている。一応システム的にはアルケミスドライバーのデータも使われているらしい。
第47話のガッチャードとの決闘の末に破壊されてしまったが、『ファイナルステージ』で修復されたことで再び変身できる様になった。
錬金術により誕生した人工生命体・ケミーを封じ込めたカード。主にビークルとオカルトのケミーカードを使用する。
また、変身時のレベルナンバーの組み合わせも、合計10ではなく同じ値のカードを使うのも特徴。
強化スーツ・ヴァルバラドの鉄鋼錬成(変身)に使用していた変身アイテム兼武器。仮面ライダーヴァルバラドの武器として引き続き使用される。銃撃能力も術師であるスパナ本人の成長に合わせてパワーアップしており、直撃さえすれば仮面ライダードレッド弐式や参式にもある程度のダメージを与えている。不使用時は予め背面に備えつけられているホルダーにマウントする。
第47話ではスパナの黒い炎による闇の錬金術によってもう一本ヴァルバラッシャーを錬成し、レインボーガッチャードと熾烈な激戦を繰り広げた。ただ、この新たに生み出したヴァルバラッシャーは闇の錬金術で作った複製体のためかスパナの手元から離れた途端消滅してしまった。
ベルトの左右に装着される装備。どちらもライダーヴァルバラドは未使用。
必殺技
- ヴァルバラドクラッシュ
全形態共通の必殺技。第21話ではヴァルバラッシャーを相手に突き立てた状態でドライバーを操作し、レイヴンブロウスターを纏った左足でそのまま柄を蹴りつけて貫いた。使用時にはヴァルバラドライバーから紫色の炎が噴出する。
第25話では宙に投げたヴァルバラッシャーを回し蹴りで蹴り出し相手に突撃させるパターンを見せた。
第27話ではレプリケミー版のバッテリーマルガムも撃破している。
第33話ではとある人物と協力して仮面ライダーグレアを撃破した。
第37話では不意打ちという形とはいえ冥黒の力を持つアントルーパーマルガムも撃破して見せた。
第41話では仮面ライダーレインボーガッチャードやマジェード・サンユニコーンと共にトリプルライダーキックをジェルマンに与え瀕死状態にまで追い込んだ(この時はガッチャーブラザーズ・ライトニングジャングルのアシストで上空に飛び上がっている)。
第43話では第25話などと同様ヴァルバラッシャーを蹴り上げて発動するパターンだったが、この時はスパナの成長からかヴァルバラッシャーがブーメラン状に回転して敵を攻撃する変則的な物だった。
第47話では黒い炎により強化された状態で発動し、ガッチャード・スチームホッパーのスチームホッパーフィーバーと撃ち合う(この時、発動時には通常のヴァルバラドクラッシュと異なり噴出する炎が闇の錬金術によって黒くなっていた)。
元のスペック的にも単純な出力では勝っていたと思われるが、炎を火力増強の動力源とすることができる「パッションボイラー」を持つスチームホッパー相手には皮肉にも逆効果であり、結果的に相殺された。この際必殺技を受けたダメージが最後のトリガーとなり、ヴァルバラドライバーが限界を迎えて自壊し変身解除してしまった。
『ガンバレジェンズ』ではヴァルバラッシャーで上空へ吹き飛ばして落下したところを、ボレーキックを叩きつける。
- ヴァルバラドクラッシュ(オロチショベルカスタム)
オロチショベルカスタム時のヴァルバラドクラッシュ。ジャマタノディガーから伸ばしたオロチの首で相手を拘束し、レイヴンブロウスターを纏った強烈なライダーキックを叩き込む。第38話ではファンタスティックマルガムに使用したが、流石に五重錬成もの高度な錬金術で強化された防御力を破れず跳ね飛ばされてカスタムアップが解除されてしまった。
第42話ではガッチャーブラザーズ・マッドパイレーツに発射される形でヴァルバラドクラッシュを発動して敵の砲撃を相殺、直後のレインボーガッチャードのトドメの一撃へと繋げた。
- ヴァルバラドクラッシュ(エンジェコプターカスタム)
光弾天輪「ヘリクエル」から破魔翼弓「プテロエル」へ集中させたエネルギーを上空に発射。天空に天使の輪を模したフィールドを生成し、そこから裁きの矢の雨を降らせる。黄金のマルガムを2体同時に撃破する程の破壊力を持つ。使用時にはヴァルバラドライバーからオレンジ色の炎が噴出する。
- ヴァルバラブレイク
ヴァルバラッシャーのタイテンスクラッパーを締め、アルケミートリガーを引くことで発動する必殺技。旧ヴァルバラドの使用していた技だが、仮面ライダーヴァルバラドでも引き続き使える。第43話ではゴーレム相手にヴァルバラッシャーを地面に突き刺した状態で使用し、紫色の衝撃波で辺りを吹き飛ばし敵の目を眩ました。
- オカルトヴァルバラバースト(ダイオーニ)
ダイオーニのカードをヴァルバラッシャーに装填して発動。ヴァルバラッシャーの切先に巨大な棍棒型のオーラを生成し、相手を叩き潰す。第22話に使用したが、サーベルタイガーマルガムの横槍によって相殺された。第26話ではドラゴンマルガムに対して使用したが、原初のレベルナンバー10・ケミーであるドラゴナロスの力は凄まじくダメージを与えることはできなかった。
第36話ではギギストに対しても使用したが、劇中では片腕で防がれている。
- オカルトヴァルバラバースト(ユーフォーエックス)
劇場作品『ザ・フューチャー・デイブレイク』にて、鶴原錆丸から託されたユーフォーエックスのケミーカードを装填して発動した。ヴァルバラドクラッシュと併用して使用し、ヘルクレイトの変身したエンジェルマルガムをワープゲートへと押し込み撃破した。
レジェンドアイテム
後年の仮面ライダー作品やその商品展開において登場した、ヴァルバラドをモチーフとしたアイテムやフォームなど。
立体化
装動
『装動 仮面ライダーガッチャード→5←Feat.装動 仮面ライダーギーツ』に収録。
元がグラデーションを多様しているというだけあって、シールの量がかなり多いのが特徴で貼り付けやブンドドの際にはシールの剥がれに注意。
また、第二弾のヴァルバラド同様にヴァルバラッシャー(柄あり)が付属しているが、白ベースであったそちらとは異なり、赤紫がベースとなっている。
ホルダーでヴァルバラッシャーと柄を固定したあと、背中にジョイントを取り付けるとヴァルバラッシャーを背負った状態も再現可能である。
また、プレバン限定のプレミアムエディションもあり、そちらは複眼がクリア造形となっている。
カスタムアップ用オプションパーツ(オロチショベルカスタムとエンジェコプターカスタム用)は次弾のファイヤーガッチャード(A/B)とドレッド零式(A/B)に収録。
胸パーツと腕パーツの換装で簡単に再現可能。
また、スパナ用ケミーライザーは第三弾のゴルドダッシュに付属している。ヴァルバラドをゴルドダッシュに乗せても設定上に矛盾はないので乗せてみるという遊び方をしてもいいだろう。
これにより、ヴァルバラド黒鋼を除くとTVシリーズに登場した(スパナが変身した)ヴァルバラドの形態は全て出た事になる(ガッチャードやマジェードですらコンプリートまで程遠い事を考えると)中々に優遇されたライダーだと言える。
余談
- 男性の3号ライダーは仮面ライダーエスパーダ以来。令和ライダーでは2人目となる。
- また、スーツアクターが中田氏である点も同じで、3年ぶりの3号ライダー役となる。
- 東映公式サイトによれば、疑似ライダーであるヴァルバラドのデザインが好評なことは把握しており(製作陣の間でも人気だった)、魅力でもあった「歪さ」を残しつつ洗練したデザインに昇華させている。
- 造形的な共通点から、オロチショベルカスタムの両腕に装備される「ジャマタノディガー」はドッキリショベルの「マジカルバケット」を、エンジェコプターカスタムの「エンジェリックデストロイヤー」のうち左腕に装備される「ヘリクエル」はゲキオコプターカスタムの「コプターバーサーク」それぞれに組み合わせ相手のオカルトケミーの造形を追加した上でリペイントしたものと思われる。同じケミーを使った形態であることを生かした改造と言える。
- 本編では第21話で初登場したが、登場自体は初登場の1か月以上前から判明しており、オープニング映像では第17話から登場していた。
- なお、マジェードやウインドへの変身に使われるケミーの組み合わせはガッチャードの並列フォームと共通しているが、ヴァルバラドは同じナンバーのカード同士を組み合わせる都合上ガッチャードと同じ組み合わせの形態が一つも存在しない(これはガッチャードライバーを源流とする仮面ライダーでは唯一)。
- 強化フォームが二段階存在する3号ライダーは仮面ライダーグリスに続いて2人目(グリスの場合は、ツインブレイカー二刀流を含めれば三段階)。
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ヴァルバラドライバー 黒鋼スパナ ヴァルバラド 俺が地獄に送ってやる……!
ナーゴ←ヴァルバラド
○号ライダー
マジェード(2号)→ヴァルバラド(3号)→レジェンド(4号)