曖昧さ回避
3号ライダーとは、
- 風見志郎が変身する仮面ライダーV3の別称。
- 平成・令和ライダー作品における、主役ライダーを1人目とした場合の3人目の仮面ライダーを指す。本稿で主に解説。
- 『スーパーヒーロー大戦GP』に登場した映画限定のオリジナルライダー → 仮面ライダー3号
概要
『仮面ライダーアギト』以降の平成、令和に登場する”3人目の仮面ライダー”の通称。これは、『仮面ライダーV3』に登場する仮面ライダーV3が、初代『仮面ライダー』に登場する仮面ライダー1号と仮面ライダー2号に続く3人目の仮面ライダーであり、一部で「3号ライダー」も称されたことに由来する。
元々はファン独自のカテゴリーであったが、浸透してきたためか近年では公式がこの表現を使う事もある。
基本的には本編で3番目に登場したライダーが「3号ライダー」としてカテゴライズされる。
しかし、登場するライダーの人数が多い作品では、3番目に登場しても作中の主要なライダーではない場合があるため、「3号ライダー=3番目の登場」とは限らない。
ファンによってはサブライダーのうち、2号ライダーと3号ライダーの内訳は意見が分かれる場合がある。
公式および準公式的媒体でカテゴライズされたことは一度しかなく、2号ライダーと比べるとやや曖昧である。そのカテゴライズも、2号ライダーがほぼ公式に分類されたネオディエンドライバーとは相反する点がある(詳細は2号ライダーを参照)。
2号ライダーと同じく主役ライダーの引き立て役的なポジションであるが、主役ライダーとはまた違った個性を持つため、場合によっては主役ライダーを凌ぐ人気を持つこともある。
主人公と強い関係がある物が多いが、2号ライダーに比べ作品によって存在しない事もあり、設定等が大きく違う為、キチンとした共通点は少ない。ただ、大まかなお約束としては以下の様な物が挙げられる。
- 作中において1度は主役ライダーと対立する者が多い(すべてでない)。登場初期に対立している場合が多いが、中には物語が進むにつれて敵対する者もいる(龍玄等)。
- 登場して暫くは主役ライダーと互角以上の強さを誇る。
- 何かしら過酷な運命や過去等を背負っている。
- 商品展開の都合上強化フォームは登場しないことも多く、初期形態のみで終わる事が多い。登場しても主役や2号より出番は少なく、そこにシナリオで理由づけされることもある(チェイサーやネクロムの様に、本編で3人同時変身する際も他は強化フォームで変身しているのに対し、1人だけ基本フォームになることが多い)。ただ、近年ではTVシリーズの放送終了後にスピンオフ作品が度々制作されるようになり、そこで強化フォームに変身するパターンがある。
- メインカラーは緑系または黄色系、主武装は銃、このうちのどれかを満たす場合が多い。ゲームやネオディエンドライバーなどでは『仮面ライダー剣』の2号ライダーとして扱われる仮面ライダーギャレンは銃が主武装であり、また、ストーリー上の立ち位置や担当スーツアクターから3号ライダーとして扱われている。
- 戦闘力については主役ライダーや2号ライダーの初期フォームと同格か、やや上に設定される傾向にある(登場が比較的遅くなるため)。
スーツアクター
平成一期では、押川善文がテレビ本編に登場する多くの3号ライダーを担当した。
TV本編にレギュラーで登場する3号ライダーが復活した平成二期後半では、永徳・藤田慧・中田裕士などが3号ライダーのスーツアクターを担当することが多い。
また、令和ライダーになってからは最初や序盤のラスト辺りから3号ライダーに変身するヒロインも増え、『仮面ライダーリバイス』と『仮面ライダーギーツ』では女性のスーツアクターである宮澤雪が担当している。
公式の扱い
ネオディエンドライバーなどのバンダイによるカテゴライズが存在する2号ライダーと異なり、公式及び準公式的な媒体で3号ライダーをカテゴライズした媒体は1点だけである。
また、先述の通り平成一期では押川善文がテレビ本編に登場する多くの3号ライダーを担当したが、それを公式の扱いの基準とすると、論争が発生する場合がある。
オロナミンC CM
大塚製薬がスポンサーに復帰した『ゴースト』で復活したタイアップCM。
放送中の作品の主要3ライダーが子どもたちにエールを送る内容であり、最初にセリフを言うのは主役ライダーであるため、続けてセリフを言うのが順に2号ライダー、3号ライダーと認識されている。本稿では『ゴースト』以降の3号ライダーは同CMに準じる。
登場人物の勢力図が落ち着いて来る番組中盤に放送される為、視聴者間で2号ライダー、3号ライダーについての認識が固まってきた時期に改めて公式の扱いが明示される形になる。
君が選ぶ!欲しいDXライドウォッチ大投票タイム
投票で選ばれたライダーをDXライドウォッチ化して発売する『ジオウ』放送中に行われた玩具の1企画。
この投票候補において、順次サウンドライドウォッチとしてラインナップされていた2号ライダーは外されており、発売予定が未発表だった一部のライダーも外されていた。
外されていたサブライダーの内、仮面ライダーギルス、仮面ライダーゾルダ、仮面ライダーデルタは後になって実際にサウンドライドウォッチとして商品化されたため、これらのライダーはバンダイによって3号ライダーとして扱われていると解釈できる。
これらの他に仮面ライダーザビーが外されていたが、ライドウォッチが商品化されることはなかった。3号ライダーとして商品化される予定だったのが立ち消えになったのか、単なるミスなのかは不明。
スポーツ報知「仮面ライダー 特別号」での扱い
公式及び準公式的な媒体で3号ライダーをカテゴライズした唯一の媒体。付録の「カテゴライズポスター」において、発売当時の最新作である『ジオウ』までの2号ライダーがA面に、3号ライダーがB面に掲載されている。
3号ライダーとまで明記はされておらず、既に販売されていた「仮面ライダージオウ 変身装填銃 DXネオディエンドライバー」と相反する点がある等根拠としては乏しいとも言える。
本稿では平成ライダーの3号ライダーは以下の例外を除いて概ね同ポスターに準じる。
①『剣』の枠はカリスではなくギャレンが掲載されているが(2号の面にカリスを掲載)、『ジオウ』以降の公式の扱いではほぼギャレンが2号で統一されているため、本稿ではカリスを3号とする。
②スカルが掲載されているが、劇場版限定ライダーであるため本稿では除外。
一覧
3号ライダーとしての基本的な変身者のみ掲載する。
各ライダーの詳細
より詳しい説明は各記事を参照。
3号ライダーとしての主要な変身者は太文字で表記。
テーマ曲は作中で使用された主要な曲のみ掲載する。そのうち、流用曲は斜体文字で表記。
平成ライダー
『仮面ライダーアギト』
変身者 | 葦原涼 |
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初登場 | 第6話 |
強化フォーム | 仮面ライダーエクシードギルス |
テーマ曲(劇伴) | 「The Final Battle」 |
「アギト VS ギルス!!(M-7、M-12)」 | |
「Rising Tide」 |
『アギト』の主役級のライダーである3人のうちの1人だが、第1話から登場する他の2人よりも少し遅れて登場した。神秘の戦士である仮面ライダーアギト、人工的な強化スーツを装着した戦士である仮面ライダーG3に対して、極めて生物的な要素を持っている。
当初は孤独に戦っており、他のライダーとの関わりもほぼ無かったが、誤解による対立を経て共闘するようになった。
『仮面ライダー龍騎』
第1話から登場する仮面ライダー龍騎、仮面ライダーナイトと並ぶ主要ライダー。3番目に登場した仮面ライダーシザースとは明確に扱いが異なる。接近戦を主とする他の仮面ライダーに対して遠距離攻撃を得意としており、3号ライダーかつ銃ライダーとなった初の事例である。
本作のライダーはそれぞれ異なる願いのために戦っているため基本的に対立しており、ゾルダもその例に漏れないが、真の悪人ではないため龍騎らと度々共闘した。
中盤以降は主要なライダーに浅倉威/仮面ライダー王蛇が加わり、ゾルダと王蛇の因縁が描かれるようになった。
『仮面ライダー555』
『555』は変身ベルトの争奪が描かれる作品であるが、その中でも3本目のベルトで変身するデルタは最も変身者の変遷が激しい。謎多き仮面ライダーとして初登場した後は敵幹部の北崎がベルトを奪い悪の戦士として仮面ライダーファイズや仮面ライダーカイザを苦しめたが、紆余曲折を経て、人間の三原修二が主な変身者になり、ファイズ・カイザの味方(主にアシスト担当)として共闘するようになった。
多様な武装を使い分けるファイズやカイザに対して武器は銃のみであり、変身者ごとの戦闘スタイルの違いが表れやすい。
『仮面ライダー剣』
変身者 | 相川始 |
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初登場 | 第2話(第1話では一瞬だけ登場) |
強化フォーム | 仮面ライダーワイルドカリス |
テーマ曲(劇伴) | 「怒りに震えて、カリス」 |
「カリス激情!」 | |
テーマ曲(挿入歌) | 「take it a try」 |
「人類基盤史研究所 BOARD」が開発した仮面ライダーとは大きく異なる特徴を有する、アンデッドが変身するライダー。ストーリー上は主役の剣崎一真と相川始の関係が作品を通して描かれており、カリスはもう一人の主人公と言える。
第1話から登場している仮面ライダーブレイド・仮面ライダーギャレンに次いで3番目に登場した(変身シーンの順で見ると、2番目になる)が、公式の扱いでは主役ライダーのブレイドに次ぐポジションがギャレンの場合(主にバンダイ側)とカリスの場合(主に東映側)の両方があり、放送当時から論争が絶えない。『ジオウ』以降は基本的にギャレンが2号ライダー扱いで統一されているため、現状では公式の扱いに合わせてカリスを3号ライダーとして扱うファンが増えているが、関係者がこの扱いに懐疑的な主張をすることもあり、完全に統一されているとは言い難い。
『仮面ライダー響鬼』
変身者 | トドロキ |
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初登場 | 十五之巻(正式な仮面ライダーになったのは十六之巻) |
テーマ曲(劇伴) | 「激戦」 |
「轟雷」 | |
「弦の使い手」 |
ゲストライダーも多い作品であるため、登場順は3番目ではないが、仮面ライダー響鬼・仮面ライダー威吹鬼と並ぶメインライダーの1人として扱われている。3人の中では唯一の弟子ポジションの鬼であり、当初はライダー未満の鬼戦士としてザンキ/仮面ライダー斬鬼に師事していたが、師匠の引退に伴い免許皆伝となり、正式に「轟鬼」の名を与えられた。
本作に登場する鬼は基本的に対立することはなく、轟鬼も響鬼らと共闘しながら成長していく。
『仮面ライダーカブト』
5番目に登場した仮面ライダーガタックが明確に準主役的ポジションのため2号ライダーとして扱われている特殊なケースであり、主役級のカブト・ガタックと他の仮面ライダーでは扱いに大きな差があるため、明確な3番手は存在しないと言える。
3号ライダーを挙げるにしても意見が分かれやすく、前述のカテゴライズポスターもドレイクとザビーが2人で掲載されるという異例の扱いになっている。本稿では同ポスターに準じてドレイクとザビーの2人を3号ライダーとするが、どちらも後半はほとんど登場しないため、後半も出番の多い仮面ライダーサソードや主役級の2人と共にトリプルライダーキックを放った仮面ライダーキックホッパーを3号ライダーとして扱うファンも存在する。
「マスクドライダーシステム」の第3号であり作中で3番目に登場したライダーだが、ガタックを2番手とした場合それに次ぐ扱いになることは無い。
天道総司/カブトと同様ZECTに所属しておらず、完璧な人間である彼を敵視していた。後に共闘するようになったが、仲間として登場し続けたわけではなく、散発的な登場となっている。
カブトとガタックの間に登場した仮面ライダーは変身アイテムと武器が一体になっており、銃ライダーに該当するのがドレイクである。
「マスクドライダーシステム」の第2号。個人行動で怪人と戦う主役ライダーのカブトに対し、ZECTの精鋭部隊シャドウの部隊長が変身し、部下を率いながら戦う。怪人を倒すという目的は共通しているが、基本的にはカブトと対立している。
設定上“2号”であるため、作中でも2号ライダーと呼ばれているが、先述の通り中盤から準主役の加賀美が変身したガタックがポジション的に「2号ライダー」として扱われているため、ザビーは2号ライダーの立場を失った。
繰り下がり的な扱いか、仮面ライダー図鑑などではカブト、ガタックに次いで3番目に掲載されていることが多い。
変身者が資格を失ったため、後半はほとんど登場しない。
『仮面ライダーキバ』
変身者 | 登太牙 |
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初登場 | 第32話 |
テーマ曲(劇伴) | 「Dominus」 |
テーマ曲(挿入歌) | 「Roots of the King」 |
現代編に登場する仮面ライダーの中では3番目に登場した。主役ライダーの仮面ライダーキバが人間とファンガイアのハーフ、2号ライダーの仮面ライダーイクサが人間であるため、3号のサガはファンガイアが変身するライダーになっている。
キバと同様に怪人であるファンガイアのキングのための鎧を装着した姿であり、現代のキングが変身する。登太牙はサガとしては最後まで紅渡/キバと敵対しており、共闘するようになったのは終盤で仮面ライダーダークキバに乗り換えた後だった。そういった事情もあってか、公式から明確に3号ライダーとして扱われているにもかかわらず冷遇されている。
『仮面ライダーウィザード』
味方サイドの仮面ライダーとしては3番目に登場した仮面ライダー(敵ライダーの白い魔法使いも含めると4人目)。
複数の変身者がいるが、稲森真由が変身する"琥珀色のメイジ"が最も出番が多く、カテゴライズポスターには同個体のみ掲載されている。
本編の途中で魔法使いの資格を獲得し、主役ライダーの仮面ライダーウィザードと同様に多彩な魔法を使用する魔法使いとなった。最終盤では、飯島譲の変身する"青いメイジ"と山本昌宏の変身する"緑のメイジ"が登場し、3人のメイジとして共同戦線を張る。
ただ、『ウィザード』は『フォーゼ』までの平成二期作品に連なる「ダブルライダー」の作品の域を出ておらず、作中でも3人のメイジが纏めて扱われるため3番目とも言い難く、商品展開上メイン2人に次ぐ扱いになっているのも敵の白い魔法使いである。また製作上の登場経緯としても劇場版用に量産型として製作したスーツをTV本編で流用したにすぎないため、メイジが3号ライダーと言えるかどうかは極めて怪しい。
『仮面ライダー鎧武/ガイム』
変身者 | 呉島光実 |
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初登場 | 第4話(第1話では冒頭のイメージ映像にのみ登場) |
基本フォーム | ブドウアームズ |
強化フォーム | 仮面ライダー龍玄・黄泉(一度のみの変身) |
テーマ曲(劇伴) | 「ライダー苦戦」 |
『鎧武/ガイム』の主要な4人の仮面ライダーのうちの1人であり、ビートライダーズが変身する仮面ライダーとしては3人目の登場である。銃ライダーに該当する。
光実は主人公である葛葉紘汰/仮面ライダー鎧武の弟分的な存在であり、ライバルで2号ライダーである駆紋戒斗/仮面ライダーバロンとは異なり、鎧武のパートナーとして共闘する。当初は純粋に共闘していたが、様々な真実を知るうちに、対立するようになってしまった。本編後半の光実は紘汰を欺こうとして仮面ライダー斬月・真に変身するようになったため、龍玄としての出番は少ない。龍玄が3号ライダーというよりも、変身者の光実が3号ライダーと捉えた方が妥当であるとも言える。
『仮面ライダードライブ』
変身者 | チェイス |
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初登場 | 第26話 |
元々は怪人・ロイミュードの死神である魔進チェイサーとして主役ライダーの仮面ライダードライブと敵対していたライバル戦士だったが、人間を守る使命に目覚め、新たに仮面ライダーに変身してドライブと共闘するようになった。
変身ベルトは2号ライダーの仮面ライダーマッハと同一だが、これは番組中盤の新キャラクターとしてマッハのさらなる強化も検討されていたところ、最終的に魔進チェイサーの人気を受けて仮面ライダーチェイサーの登場が決定したためである。以降の作品ではチェイサーと異なり、商品展開上の既定路線として3号ライダーが登場するようになった。
『仮面ライダーゴースト』
変身者 | アラン |
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初登場 | 第16話(映画で先行登場) |
強化フォーム | 友情バースト魂(Vシネマ限定) |
テーマ曲(劇伴) | 「仮面ライダーネクロム テーマ」 |
「仮面ライダーネクロム 敵意~襲撃」 | |
「仮面ライダーネクロム 心の叫びを聞け!」 |
主人公である天空寺タケル/仮面ライダーゴーストが地球人であるのに対して、眼魔世界の住人が変身する。当初は怪人の眼魔を従えゴースト達と敵対していたが、地球人達との交流を経て和解し共闘するようになった。
2号ライダーである深海マコト/仮面ライダースペクターを親友と称しながら束縛して利用しようとしていたが、後に和解し真の親友と呼べる関係になった。
因みに、2016年11月27日に放送された『アメトーーク』にて、3号ライダーのハズなのに2号ライダー扱いで紹介され、演じた磯村勇斗にもツッコまれた。
『仮面ライダーエグゼイド』
変身者 | 花家大我 |
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モチーフ | 第3話(第1話では冒頭のイメージ映像にのみ登場) |
基本フォーム | シューティングゲーマー レベル2 |
強化フォーム | シミュレーションゲーマー レベル50 |
テーマ曲(劇伴) | 「スナイプ -LEVEL 2-」 |
「スナイプ -LEVEL 50-」 |
主人公である宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド、2号ライダーである鏡飛彩/仮面ライダーブレイブと同様に職業は医者であるが、医師免許を剥奪されており闇医者として活動している。患者の命を軽視するかのように振る舞っていたことや飛彩の恋人を救えなかったことから飛彩たちと対立していたが、実際は優しさゆえに1人で背負い込もうとしており、次第に和解し共闘した。
シューティングゲームをモチーフとしているため、主に銃を使用している。
『仮面ライダービルド』
変身者 | 猿渡一海 |
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初登場 | 第16話(映画で先行登場) |
強化フォーム | 仮面ライダーグリスブリザード |
仮面ライダーグリスパーフェクトキングダム(Vシネマ限定) | |
テーマ曲(劇伴) | 「北都にライダー出現」 |
「画策」 | |
「破壊力」 |
三つに分かれた国のうち、東都の仮面ライダーとして活動しているのが桐生戦兎/仮面ライダービルドと万丈龍我/仮面ライダークローズであるのに対し、一海/グリスは北都の仮面ライダーとして活動している。
北都の兵器として東都へ侵攻し、ビルド・クローズと戦うが、彼自身はあくまで「自分の大切な物を守るため」に戦っている。そのため、西都が新たな敵となってからはビルドらと共闘するようになった。
『仮面ライダージオウ』
変身者 | もう1人のウォズ(白ウォズ) | ウォズ(黒ウォズ) |
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初登場 | EP16 | EP27 |
強化フォーム | - | 仮面ライダーウォズギンガファイナリー |
テーマ曲(劇伴) | 「ウォズの画策」 | 「ウォズ変身」 |
テーマ曲(挿入歌) | - | 「Black & White」 |
2号ライダーの明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツやウォズがいた未来とは異なる、ゲイツが「救世主・ゲイツリバイブ」となった未来から来た白ウォズが変身する。主役ライダーの仮面ライダージオウやゲイツと異なり、別の未来の仮面ライダーの力を宿したウォッチを使いフォームチェンジする。
白ウォズは自分のいる時代を実現させるべくゲイツを支援しジオウと対立していたが、黒ウォズが奇策によって変身能力を奪い、以降は黒ウォズが変身する仮面ライダーとしてジオウと共闘するようになった(オロナミンCのCMに登場するのも黒ウォズ)。
令和ライダー
令和に移ってからは、3号ライダーのポジションを女性が担当する事が増えている。
『仮面ライダーゼロワン』
変身者 | 刃唯阿 |
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初登場 | 第3話 |
基本フォーム | ラッシングチーター |
強化フォーム | ジャスティスサーバル(Vシネマ限定) |
テーマ曲(劇伴) | 「仮面ライダーバルカン&バルキリー」 |
「想いはテクノロジーを超える」 |
史上初の正式な女性3号ライダー・初期から登場する女性ライダー。
変身者の刃唯阿は2号ライダーである不破諫/仮面ライダーバルカンと同じ組織「A.I.M.S.」に所属しており、銃にもなる変身アイテム・エイムズショットライザーも共通して使用する。
当初はヒューマギアを「道具」として見ており、ヒューマギアの製作会社の社長で主人公である飛電或人/仮面ライダーゼロワンとの関係は悪かったが、ヒューマギアの活躍で自身の苦悩から解放された後はヒューマギアの意志を尊重するようになった。
『仮面ライダーセイバー』
変身者 | 富加宮賢人 |
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初登場 | 第4章 |
基本フォーム | ランプドアランジーナ |
強化フォーム | アラビアーナナイト(Vシネマ限定) |
テーマ曲(劇伴) | 「ディアゴスピーディー」 |
仮面ライダーセイバー・仮面ライダーブレイズと同じ聖剣ソードライバーで変身する仮面ライダーであり、彼らと共にメインライダーとして扱われている(登場順は仮面ライダーバスターに次ぐ4番目)。
神山飛羽真の幼馴染であり、飛羽真以外の剣士と同様に「ソードオブロゴス」に所属している。仮面ライダーカリバーに敗れて一時的に消滅した後に自身がカリバーとなって復活し飛羽真らと対立したが、最終盤でエスパーダとして復帰し、再び共闘するようになった。
中盤ではカリバーに変身したため、エスパーダの出番は少ない。エスパーダが3号ライダーというよりも、変身者の賢人が3号ライダーと捉えた方が妥当であるとも言える。
『仮面ライダーリバイス』
変身者 | 五十嵐さくら |
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初登場 | 第12話 |
基本フォーム | コブラゲノム |
強化フォーム | 仮面ライダーインビンシブルジャンヌ |
テーマ曲(劇伴) | 「仮面ライダージャンヌ」 |
テーマ曲(挿入歌) | 「Cherry-ish!」 |
主人公・五十嵐一輝の妹が変身する。五十嵐三兄妹が変身する仮面ライダーはそれぞれ異なる形で悪魔が発現したが、ジャンヌの場合は直接の戦闘能力を持たない悪魔ラブコフが実体化しており、ゲノムチェンジでラブコフを武器形態に変化させて戦う。
先に仮面ライダーデモンズが登場したが、公式では五十嵐三兄妹が変身する仮面ライダーが中心的に描かれているため、ジャンヌが明確に3号ライダーとして扱われている。しかし、ジャンヌ関連の商品は一般販売ではほとんど展開されず、当時の視聴者に衝撃を与えた。
『仮面ライダーギーツ』
変身者 | 鞍馬祢音 |
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初登場 | 2話 |
基本フォーム | ビートフォーム |
強化フォーム | ファンタジーフォーム |
「デザイアグランプリ」の参加者の1人で、『ギーツ』の主要ライダーとして扱われている4人の内の1人。
2号ライダーの桜井景和/仮面ライダータイクーンと同様に最初こそ完全に戦闘初心者だったが、タイクーンや仮面ライダーギーツと共闘するにつれて成長。自身と家族に秘められた秘密を知りつつも絶望を乗り越え、真の愛を手に入れるために奮闘していく。
公式での主要4ライダーの序列は基本的にナーゴが3番目であり、オロナミンCでの扱いも従来の3号ライダーと同じであるため、実質的にはナーゴが3号ライダーといえるが、公式では明確に「〇号ライダー」とされているのは2号ライダーのタイクーンのみであり、ナーゴは「〇号」ではなく「ヒロイン」とされている(企画段階ではタイクーン以外も「〇号」と称されており、その名残か序盤のオーディオコメンタリーでは、ナーゴが「3号ライダー」と称されていた)。
『仮面ライダーガッチャード』
変身者 | 黒鋼スパナ |
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初登場 | 第21話 |
強化フォーム | 仮面ライダーヴァルバラド黒鋼 |
テーマ曲(劇伴) | 「これは、俺の戦いだ」 |
「仮面ライダーヴァルバラド」 | |
「仮面ライダーヴァルバラド黒鋼」 |
第3話から仮面ライダーとは異なる戦士・ヴァルバラドとして戦った黒鋼スパナが精神的に成長を遂げ、仮面ライダーになった姿。
仮面ライダーでないヴァルバラドが登場した時期は「言動が2号ライダーらしい」と言われていたが、後に2号ライダーとして仮面ライダーマジェードが登場し、ヴァルバラドが3号であると明言された。なお、マジェードは女性ライダーであるためか、商品展開はヴァルバラドの方が優先されていると言える。
リブート作品の風見志郎
『仮面ライダー THE NEXT』
変身者 | 風見志郎 |
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IT企業「エクサストリーム」の社長が変身する改造人間。オリジナルのV3と違い1号、2号と同じバッタ型の最新型(Version3)。
本作の3人の仮面ライダーのうち、中心に描かれているのは本郷猛であり、風見志郎は平成ライダーにおけるサブライダーに近い描かれ方である。
TVシリーズ・映画以外の3号ライダー
以下は主要なTVシリーズ以外で展開される作品に登場する3号ライダーを記載する。
『仮面ライダーアマゾンズ』season2
変身者 | 千翼 |
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season2の主人公である、アマゾンに育てられた少年が変身する仮面ライダー。
主人公ではあるものの、メディア展開ではseason1から登場する仮面ライダーアマゾンオメガ、仮面ライダーアマゾンアルファに次いで扱われることが多い。
3番目の仮面ライダー
以下はTV本編で3番目に登場したものの公式で3号ライダーとして扱われていないケースを掲載する。
なお、TV本編に登場する仮面ライダーが2人だけの作品における劇場版限定ライダーについても無理矢理3号ライダーに当てはめるファンがいるが、劇場版限定ライダーは公式では基本的に別枠として扱われているためそれについては掲載しない。
『仮面ライダー龍騎』
変身者 | 須藤雅史 |
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初登場 | 第5話 |
『龍騎』は13人の仮面ライダーが登場することをコンセプトにした作品であるため、前半では新たなライダーが登場する度に「◯人目の仮面ライダー」であることが示されていた。
先述の通り、「4人目の仮面ライダー」であるゾルダは龍騎、ナイトと並ぶ主要ライダーとして扱われており、「3人目の仮面ライダー」であってもゲストキャラのシザースは「◯号」扱いされない。
『仮面ライダー響鬼』
変身者 | ダンキ |
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初登場 | 十三之巻 |
ゲスト扱いであり変身シーンも無いため何号とも数えられていない。
そもそも主要な3人以外の仮面ライダーは本来スーツを制作する予定は無く、登場したスーツもレギュラーライダーのスーツを流用したものだった。
『仮面ライダーオーズ/OOO』
2号ライダーである仮面ライダーバースのプロトタイプであり、バースの変身者が伊達から後藤に交代した後に、伊達を復帰させWバースの共闘を実現させるために急遽登場した。しかし公式では伊達と後藤はともに2号ライダーとして扱われており「どちらかが2号でもう一方が3号」というような扱いはされていないため、バース・プロトタイプを公式が敢えて3号として扱うことは無い。
『仮面ライダーエグゼイド』
変身者 | 檀黎斗 |
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初登場 | 第2話 |
3番目に登場したライダーだが、序盤から登場する5人の仮面ライダーの中では唯一明確な敵であり、他の4人とは扱いが区別されている。
『仮面ライダーセイバー』
変身者 | 尾上亮 |
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初登場 | 第3章 |
初期から登場する仮面ライダーブレイズや仮面ライダーエスパーダと同様にソードオブロゴスに所属する剣士の1人だが、主要な仮面ライダーとして扱われているのは聖剣ソードライバーで変身する仮面ライダーであり、バスターらソードライバーを用いない仮面ライダーは扱いが区別されている。
『仮面ライダーリバイス』
変身者 | 門田ヒロミ 他 |
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初登場 | 第7話 |
主役の仮面ライダーリバイと仮面ライダーバイスを合わせて1番目とした場合、3番目に登場したライダーとなる。
しかし前述の通り、主要なライダーとして扱われているのは五十嵐三兄妹が変身する仮面ライダーであり、3号ライダーとして扱われているのも後から登場した仮面ライダージャンヌである。