「ライダー…変身! トォッ!!」
「お前みたいに人間の自由を奪い、平和を乱す奴は断じて許さん!!」
「連れ去られた弟さんを必ず救い出す。この仮面ライダーが…命に替えても!」
変身者
概要
素体とされた人物は、城南大学の天才生化学者にして優秀なバイクレーサーである青年・本郷猛。
彼の恩師・緑川弘博士の推薦により、世界征服を企む悪の秘密結社・ショッカーの改造人間候補に選ばれた末、不可逆な改造手術を施されバッタの能力を与えられた改造人間にされてしまう。
だが翻心した緑川博士の手引によって脳改造される寸前に脱出に成功。本郷は人類の未来を守るためにショッカーと戦うことを決意する。
第14話からは本郷を演じた藤岡弘氏のバイク事故を受け、もう1人のライダー・一文字隼人が登場。
当初は2人共に「仮面ライダー」という呼称が用いられていた。第15話では「本郷ライダー」という呼称も使用されたが、後に藤岡氏が復帰。本郷再登場以降は2人のライダーを区別するため、本郷ライダーを「仮面ライダー1号」、一文字ライダーを「仮面ライダー2号」と呼称するようになった。
最初の仮面ライダーということもあり他作品への客演も多いが、藤岡氏がライダーから距離を置いていた時期などもあり本郷の姿での客演は少なく、『仮面ライダーV3』や『仮面ライダーストロンガー』を除けば後年の客演時はほとんど変身後の「仮面ライダー1号」の姿で出演している。
いくつかの映像作品やゲームなどで藤岡氏本人が声を担当したり、ライブステージや『劇場版アギト』への警視総監役での久々のシリーズ出演などといったケースはあったものの、本郷猛/藤岡弘の映像作品での再登場が実現するのは2014年公開の映画『仮面ライダー大戦』を待つこととなった。
公式人気投票 | 8位(3,886票) |
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リメイク・リブート等の作品
- 『THE FIRST』版⇒ホッパー1号
- 『シン・仮面ライダー』版⇒仮面ライダー第1号
- 『仮面ライダー1971-1973』
- リメイク小説である『仮面ライダー1971-1973』では、「仮面ライダー」は1号ただ一人。作中描写から、GOD機関以降の悪と戦い続けていることが窺え、2009年(平成21年)時点では三連タイフーンを備えたベルトが装備されているなど、未来の仮面ライダーを予言したかのような要素が見られる。
変身
旧1号
バイクのハンドル上のスイッチを操作
→バイクがサイクロン号に変形
→加速した際の風圧を、ベルトの風車で吸収して得たエネルギーで部分的・段階的に変身
(ナレーション)改造人間本郷猛は、ベルトの風車を風圧に受けると仮面ライダーに変身するのだ!
基本的にバイクを用いるが、風を受ければ変身は可能なので飛び降りの勢いや爆風などでも可能。
この時代の弱点は、エネルギーを生み出すことが出来なくなる無風状態の密室である。
桜島1号
右手を左斜め上に高く掲げ、「変身!」の掛け声と共に右斜め上まで回した後左腕とスイッチする変身ポーズをとる
→ベルトの出現とともに風車が回転を始める
→「トォッ!!」の掛け声でジャンプ
→回転するベルトが発光
→ライダーへと変身完了
テレビ本編では変身シーンは描写されず、この変身ポーズは劇場版第1作でのみ披露された。
新1号
「ライダー…変身!」の発声とともに桜島1号と同様のモーションをとる
→ベルトが出現する
→ベルトの風車が風力といった外力に拠らず回転
→「トォッ!!」の掛け声でジャンプ ※なお屋内での変身では省略される場合がある
→回転するベルトが発光
→仮面ライダーへと変身完了
前期は右腕を大きく回した後に腰を揺らしながら左腕とスイッチする動作であったが、後期は右手を左斜め上に高く掲げたまま上半身ごと右に動かすような動作の後に左腕とスイッチする動作となった。
- 変身の際の効果音(SE)は基本的に2号の物を引き継いでいる。『五人ライダー対キングダーク』客演時には仮面ライダーらしからぬ女児向けアニメじみた煌びやかなSEが採用され「魔女っ子本郷」なとと一部で呼ばれている。…どうしてこうなった。
ちなみにこのシーンは劇場版第1作の変身シーンを流用しているため、白いベルトの本郷が赤いベルトの新1号に変身している。
外見
トカゲロンまでの初期の怪人らとはほぼ同時期に改造を受けているが、生物的な怪物じみた姿のこれらとは異なり、明らかにプロテクターやヘルメットにも似た外殻を有した人工物的な部位で構成された外観である。
初期の暗い配色のもの(旧1号)、番組後期以降の明るい配色のもの(新1号)、その中間期にゲスト出演的に2号と共闘した際に用いられた新1号以降同様赤い眼に旧版と同色のスーツ(通称・桜島1号)、映画『仮面ライダーTHE FIRST』でリメイクされた際のスーツ等、幾多のバリエーションがある。
漫画版での容姿はメット部分がグリーン一色で、それ以外は新1号に似た容姿となっている(一方、スーツにラインは走っておらず、触角はリアルなバッタに近い形状であり、ベルトの色も旧1号と同じ)。
- こうした差異の背景に何があるのかは不明であるが、石ノ森章太郎の漫画版では実際にスーツを着用しているという設定である。後年の作品において「改造素体+強化服」(『仮面ライダー1971』)、「ある目的のための雛形」(『仮面ライダーSPIRITS』)、「実際はバッタの怪物」(『真・仮面ライダー序章』)、「視聴者にはヒーロー然とした姿でも劇中では怪物」(『仮面ライダーアギト』)と様々な解釈に派生している。
- モチーフはバッタだが、仮面ライダーが大人気のタイ王国では触角が蟻のように見えることから「アイモッド・デーン(赤アリ野郎)」という通称がある(無論、正式名称を知っているファンもいる)。
能力
元々運動能力が優れていた本郷猛の身体は機械・バッタの生態移植で一層強化されており、皮膚や骨格や筋肉や内臓も人工のものに代えられてしまっている。また、神経細胞も能力強化が施されている。そのため、元の生身部分は全く改造されてない脳の他、血液や肉体の部分部分が僅かに残っているのみである。
外見上はほぼ完全に人間への擬態が可能であり、同期のさそり男のように人造皮膚らしきものを被っての偽装も必要なく、脳改造さえ完了していれば劇中で描写された腕力の調節が効かないといった問題も解消され、人間社会に浸透するショッカーの尖兵として猛威を振るったと思われる。
変身前の状態でさえも蛇口やドアノブのような金属製品を破壊しうるほどの膂力を発揮できる。だが真価は変身後の戦闘能力にあり、常人の10倍とも言われる高い戦闘能力を発揮し、同期の怪人に対し一時優位に立った。とはいえショッカー側の技術も日進月歩であり、徐々にこの優位は薄れ他の怪人が連携や道具の活用にて工夫を図ったのと同様、ライダーも新たな技の開発、道具(サイクロン号など)の活用の道を模索することになる。
そして人工筋肉は鍛練によって無限の向上を果たせる構造であるため、ある意味では鍛えて己を強くすることが出来るというのが仮面ライダー1号の最たる能力であるとも言える。
体内には小型超原子炉を内蔵しており、これは主に変身ベルト・タイフーン起動と空気がない場所でのエネルギーが補給出来ない状況において、非常時に使われる補助動力機関となっている。尚、この原子炉はエネルギータンクと共に股間の部分に内蔵されている。
100mを僅か1.5秒で走破(最高時速約240km/h)する程の俊足の持ち主。「バイク要らないじゃん」と思われるかもしれないが、長距離移動を行う場合はやはりバイクがある方が余分なエネルギーを消費せずに済む。また、旧1号のタイフーンは起動するためにかなり強い風力を必要とし、その風力を確実に得るのに専用マシン・サイクロン号が必要であった背景がある(あくまで「確実に風力を得る」ためなので、第2話のように「高所から飛び降る」などでも十分な風力さえ得られれば変身可能)。
仮面ライダー同士が使えるテレパシー能力(Oシグナルに搭載)を有し、聴力は約4km先の音を聞き取り、C(キャット)アイには赤外線による暗視機能が備わっているなど、感知能力にも長ける。
基本的にライダーの武器は高い身体能力を活かした己の肉体のみであり、最新型の強怪人に負けてしまうこともしばしばあった。しかし、仮面ライダーは独創的なアイディアと技の研鑽、そして仲間達との絆の力によってどんな強い怪人をも最後には克服してきたのである。
- 徒手空拳のイメージが強いが、素体が運動神経抜群であるために武器を使っても強い。
- 第1話の時点で戦闘員から剣やスティックといった武器を奪って戦っている。蜂女との戦いではサーベルを奪って見事な斬り合いを演じている。
- 本編のIFを描いた小説『仮面ライダー1971 - 1973』に至ってはハンドガン、バルカン砲、M2重機関銃といった銃器も使う。
スペック
旧1号
身長 | 180cm |
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体重 | 70kg |
ジャンプ力 | 一飛び15.3m |
走力 | 時速30km(100m約12秒) |
握力 | 常人の10倍 |
聴力 | 常人の40倍(新1号も同様) |
新1号
身長 | 180cm |
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体重 | 70kg |
パンチ力 | 直径1mの大木をへし折る |
ジャンプ力 | 一跳び20m(特訓後25m) |
走力 | 100mを1.5秒 |
『ガンバライジング』における「G1-051 仮面ライダー新1号(R)」のフレーバーテキストには、「パンチ力60t・キック力90t」と記載されている。ただし、超全集を始めとした各種公式資料ではパンチ力・キック力のスペックが記載されておらず、あくまで正確なスペックは不明なままであることには留意されたし。
2016年劇場版
身長 | 219cm |
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体重 | 219kg |
パンチ力 | 100t |
キック力 | 145t |
ジャンプ力 | ひと跳び20m |
走力 | 100mを3.5秒 |
必殺技
旧1号時代の技
いわずと知れた、仮面ライダーの代表的な必殺技。
空中高く飛び上がり、斜めに降下しながら相手にキックを見舞う。
第1話では技名を言わず、両足蹴りなのか左足が少し前に出ているのか微妙な蹴り方をしている。ハッキリと技名をコールするようになったのは第4話から。
ごく初期には複眼の発光とベルトの回転演出が入る場合があった。基本的には右足蹴りだが、左足でキックする場合もある。
新1号時代も継続して使用され、地獄大使の正体・ガラガランダに引導を渡した。
- ライダー投げ
第2話で使用した投げ技。
蝙蝠男をマンション上層から地上に投げ落とした。シリーズ史上初の技名をコールした必殺技なのだが、使用はこれ1回限りなのでどうにも影が薄い。
ジャンプして相手の首を両足で挟み込むヘッドシザース。上空で1回転し、足の力で投げ飛ばし敵を岩盤などに叩き付ける。
第3話でさそり男を倒した。何故か技名を叫ぶ時のみ、藤岡氏ではなく別人(一説にはさそり男の声を担当した池水通洋氏とされているが、公式ソースはない)が1号の声を当てている。
PSのゲーム『仮面ライダー』と続編の『V3』に収録された際には、前方倒立回転から両脚で相手の首を挟み、後転して叩きつける方式になっている。
パチンコ『ショッカー全滅大作戦』にて、初めて藤岡氏の技名ボイスが収録された。
基礎技だが、第7話では死神カメレオンをガラスが割れる演出と共に撃破した。
新1号時代にはジャンプから振り下ろすライダーチョップも見せており、イカデビルの隕石誘導装置を破壊など主に敵の部位破壊する際に活躍している。
- ライダーファイト
ポーズを取って「ライダーファイト!」の雄叫びで気合いを入れると共に、気迫で相手を怯ませる。
使用したのは旧1号時代なのでまだ変身ポーズはなく、いわゆる両手を斜め平行に掲げたポーズをよく取っているが、第10話では後の2号の変身ポーズっぽい構えを取っている(遡ると『柔道一直線』などで大野剣友会がよく使っていたポーズ)。
本編での使用時は藤岡氏の事故の影響で代役の納谷六朗氏が本郷および1号の声を務めており、後のパチンコ『ショッカー全滅大作戦』や無双ゲームの『バトライド・ウォー創生』にて藤岡ボイスのライダーファイトが収録された。
- ライダー返し
投げ技の一つ。
敵を掴んで飛び上がり、背負い投げの要領で地面に叩き付ける。
旧1号編の改造コブラ男戦で初使用された。この時は怪我により代役声だったが、新1号編でも引き続き使用され、正式に本人の声で技名を叫ぶようになる。
技の1号の戦線を支える燻し銀の繋ぎ技だが、怪人を撃破する威力も持ち合わせている。
エレキボタルなどを倒し第66話などで再生怪人軍団を数多く葬り、怪人撃破率はライダーキックやきりもみシュートに次ぐ。
- サイクロンクラッシャー
サイクロン号に乗ってジェット噴射で加速し、空中に飛び上がった敵を追うようにジャンプし体当たりで撃墜する。ライダーキックが通用しないゲバコンドルへの最後の手段として使用され、見事撃破した。
作中では技名を発さず体当たりしており、この名称は90年代辺りの書籍からの後付けである。
後の新1号編における新サイクロンでのバイク攻撃は「サイクロンアタック」として分けられている。
パチンコ『ショッカー全滅大作戦』では2号が使用し、サボテグロンを前輪で押し潰している。
第13話にて立花藤兵衛との特訓中に編み出した、ライダーキックのエネルギーを倍にした強化技。
両足もしくは左足のキックで、大岩を砕きトカゲロンのバーリア破壊ボールを蹴り返す威力を誇る。旧1号編で唯一使用された際にはやはり1号の声は代役だったが、ゲーム作品『正義の系譜』で藤岡ボイスが初収録され、その後もいくつかのゲーム作品にて藤岡ボイスで登場している。ゲームでは1号の最強技として登場する場合も多い。
TV本編では画面を白く発光させる演出で電光の表現がなされたが、CG技術が発展した後年のゲーム作品では電撃を身にまといキックする。
新1号時代の技
- ライダーヘッドクラッシャー
第53話からスタートした新1号編で最初に使われた記念すべき必殺技で、その際はジャガーマンを倒した。
ライダーシザースの発展技で、背後から相手の頭を両足で挟んで空中で回転しながら頭から地面に叩きつける。第58話で毒トカゲ男を倒した際には、足で頭部を挟んだまま地面に叩きつけている。
- ライダー背面ジャンプ
敵の背後を取るジャンプで相手に肩車するように乗りジャンプし、ライダーヘッドクラッシャーを決める。
第54話で海蛇男に使用し、続けてライダーキックでとどめを刺した。毒トカゲ男戦の時のライダーヘッドクラッシャーに近いが、空中で一回転させてパイルドライバーの体勢で叩きつけている。
- ライダー反転キック
壁を蹴って三角飛びの要領で反転してから敵にライダーキックを浴びせる。
3体の怪人を撃破しており、第81話では背部が弱点のサソリトカゲスに対して反転で裏を取り後頭部にキックを叩き込んだ。
- ライダーパワー
ベルト左側のパワースイッチを捻ることにより一時的にパワーを上昇させる。第59話で使用し、ミミズ男の殺人リングを外した。
PSのゲームでは、自らもダメージを負う代わりに周囲にエネルギーを放出し、巻き込んだ相手に大ダメージを与える、という技になっている。
- ライダークラッシュ
空中で1回転し、両足蹴りの体勢で目標物に激突する。
書籍などで「ライダークラッシャー」と表記されることも多い。
第60話でフクロウ男のアジトに潜入する際に使用。宙返りから両足の踏みつけで天井をブチ抜いた。マニアックにも程があるが、CSM「タイフーン」にも「ライダークラッシュ」の音声がしっかり収録された。
- ライダーハンマー
倒れた怪人の足を掴んで、左回りにハンマー投げを決める。つまり見た目はジャイアントスイングと一緒。
第60話でフクロウ男を岩壁に激突させた。
- ライダー稲妻キック
ライダー反転キックの発展技。
壁を1回蹴るだけの反転キックに対して、こちらは反転したのち周囲の岩や壁などを稲妻の軌道を描くように何度もジグザグに蹴って加速を付け、敵にライダーキックを叩き込む。
本編では第66話で2度の三角蹴りから使用し、「ライダーキック」を凌いだ強敵ハリネズラスを粉砕した。
コンパチヒーローシリーズや『正義の系譜』では足に稲妻をまとう演出が追加されており、上記の電光ライダーキックと電気属性で並びが良いので新1号の最強技として扱われる場合がある。『シティウォーズ』では空気の壁を高速で何度も蹴って稲妻をまとい、敵を撹乱して放つライダーキックになっている。
- ライダーパンチ
基本技であるが、本郷ライダーが正式に名前を叫ぶ必殺技として使うようになったのは新1号編となってから。
通常時は窓ガラスやアジトの壁を破るくらいにしか使われないが、ジャンプと併用することによってパワーアップする。シードラゴンなどを倒している。
諸事情でライダーキックが一時番組から姿を消した時に活躍した、第2のメイン必殺技。
相手を捕まえて飛び上がり、空中で逆さに返してきりもみ回転を付けて敵を投げ飛ばす。
大幹部怪人イカデビルを始め多くの怪人を葬り去った。藤岡氏の独特な発音で「きりもみシュウゥゥツ!」に聞こえる。
水棲怪人に使う場合が多いため、それらに対する特攻効果があると一部資料で後付けされている。
- スクリューキック
第69話で、パンチを無効化する壁と足の力も吸収してキックもジャンプも出来ない吸収マットの密室に幽閉されたライダーが脱出を図る際に使用。
マフラーを解いてロープ代わりにし、鉄格子がはめられた小窓に投擲して結び付け、マフラーを軸に独楽のように回転して突撃する。
頭突きしているようにも見えるが、使用直前に「キックでブチ破る」と本人も独白しており、最終的にはキックになっているらしい。
ライダーがマフラーを首から解く貴重なシーンであり、他には旧2号のカビビンガ戦の爆風変身が有名。
- ライダーニーブロック
敵を空中に投げた後にジャンプし、下方からどてっ腹に飛び膝蹴りを浴びせる。要するに真空飛び膝蹴りである。
初出は第69話のギラーコオロギ戦であるが、どうも見てもこの技の見た目で技名を「ライダーキック」としていた。名称のブレも含めると3体程の怪人を倒し、繋ぎ技としても度々使われるなど中々活躍している。
- ライダードロップキック
敵を空中に投げた後ジャンプし、空中で相手の背中に膝を落とす。
第74話でシラキュラスを倒した。見た目はほぼライダーニーブロックだが、腹への飛び膝蹴りのニーブロックに対してこちらは背中にニードロップを落とす形になっている。
ゲーム『ロストヒーローズ』でも同じ名前の技があるが、こちらは空中高く飛び上がり、両足でストンプを浴びせるという別の技となっている。
- ライダースクリューブロック
「ライダーハンマー」の派生技。敵の腕を取り、高速で回転させて木などの障害物に叩き付ける。
第75話でバラランガを倒した。
- ライダースクリューキック
ジャンプして身体をスクリューのように回転させながら上昇、前方宙返りから両足でライダーキックを放つ。
第77話でライダーキックを1度は耐えたイモリゲスを葬った。
- ライダースイング
ライダーハンマーの派生技。
パンチで昏倒させた後、倒した相手の両足を掴み左回りのライダーハンマーに対して右回りで投げ飛ばす。
第82話でクラゲウルフを海面に落とした。
『仮面ライダー大図鑑2、第53話 - 第98話編』ではライダーハンマー程回転して遠心力を付けることはないため、威力は劣ると記述されている(本編映像ではハンマーが3回転、スイングが2回転程度)。
『テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版EPISODE No.1 - No.98&MOVIE』等では空高く投げ飛ばすのがライダーハンマー、海面に叩き付けるのがライダースイングという説明がされている。
ゲーム作品『バトライド・ウォー創生』では上述のバク転側転による移動から再現され、これらの動作から攻撃判定がついている。
- サイクロンアタック
サイクロンクラッシャーの新サイクロンバージョン。
第83話で強敵イノカブトンをやっとの思いで倒した。この時は地上で「とげ車」となって突進して来るイノカブトンに体当たりしているが、一部書籍では空中でも使用出来ると設定されている。
『正義の系譜』では2号が空中に逃げるドクガンダー(成虫)に対して、採石場に架かる足場を使ってジャンプし、体当たりして撃墜した。
- ライダーポイントキック
敵の弱点にピンポイントで放つライダーキック。
第84話で使用。イソギンジャガー頭部にある変身装置を破壊し、元の人間に戻した。
- ライダーフライングチョップ
敵を両足で蹴り上げ追撃でジャンプ。両手を合わせた手刀を思い切り伸ばして上空の相手に突き刺す。
第87話で使用し、クモライオンを倒した。
『正義の系譜』では再現が難しいからか、本編でイカデビル誘導装置を破壊した際のような普通のジャンピングチョップになっている。『バトライド・ウォー創生』では蹴り上げから再現し、手刀を突き刺してから横に開く技となっている。
- ライダー月面キック
空中でムーンサルトを決めて速度と質量を上げた後にキックを放つ。
技の1号らしいテクニカルな空中回転を見せる。
元ネタの体操競技である二回宙返り一回ひねりを再現するパターンと、きりもみ回転を繰返すパターンの2種類が存在し、前者は『バトルラッシュ』、後者は『正義の系譜』で再現されている他、『特撮大戦』ではムーンサルト後にきりもみ回転するという両者の合わせ技のようになっている。
- ライダーハンマーキック
ライダー返しで背負い投げした相手の腕を掴んだままライダーキックをぶつける合体技。第91話でムカデタイガーに使用するも決定打とはならず。
ダブルライダーのコンビ技
2号と同時に繰り出すライダーキック。あらゆる怪人を倒した最強の必殺技。初期の桜島編2回は2人同時に「ライダーキック」の掛け声で両足を突き出していたが、3度目のイソギンチャック戦から「ライダーダブルキック」の掛け声が定着し2人とも片足ずつのキックとなった。旧2号&桜島1号、新1号&新2号でキックの陣形が異なっている(前者は背中合わせに内側の足でキック、後者は頭を寄せ外側の足でキック)。
第51話のサブタイトルでは「ダブルライダーキック」となっているが、基本的に劇中での技名は「ライダーダブルキック」となっている。
近年ではこれを便宜上、他作品のライダーが2人でキックするものを「ダブルライダーキック」とし、1・2号の元祖ダブルライダーのキックを「ライダーダブルキック」として区分けしているパターンが多い。
- ライダー車輪(イソギンチャック戦)
ダブルライダーが組合って車輪のように丸くなり、回転して相手に突撃する技。第49話で何でも吸い込むイソギンチャックに対し素早く距離を詰めるために使用した技であるが、『ガンバライド』ではそのまま弾丸のように転がり、相手に体当たりする技にアレンジされた。
- ライダー返し(ダブルライダー)
上記のライダー車輪の後に使用。ダブルライダーが相手の怪人を片腕ずつ捕まえ、ジャンプしてからライダー返しを決める。
片腕を掴む通常のライダー返しに対して、相手は両腕の自由が利かないまま地面に叩きつけられる。
シオマネキング戦では、新2号が空中に投げ飛ばした相手を新1号がライダー返しで追撃する変則版も見られた。
- ライダーハンマーキック(ライダーハンマー突き)
劇場版第1作より。ダブルライダーがそれぞれ怪人をヘッドロックに捉えジャンプし、空中で怪人同士の頭を激突させる。
本編での発音が恐ろしく聞き取り難い上にキックしているようには見えないため、「ライダーハンマー突き」と表記する書籍もあり解釈が割れている。相手の頭を鐘のように突き合わせる絵面からハンマー突きの方が自然ではある。
関連商品では「ハンマーキック」の方がやや優勢でCSMの必殺技音声ではこちらが採用された他、リブートの別作品ではあるが「シン・仮面ライダーチップス」カードの47番でも明らかにこれと同じ動きの技の名前を「ハンマーキック」と記述している。
- ライダーキック(ダブルライダー)
同じく劇場版第1作より。「ライダーダブルキック」とは異なり、1人ずつ個別に通常のライダーキックを放つもの。互いに向き合いパートナーの背後にいる怪人を狙って同時にジャンプした後、空中でダブルライダーの位置が入れ替わり、反対側の怪人にライダーキックを当てる。
『レッツゴー仮面ライダー』では、交差はしないものの正面の怪人2体に向かってダブルライダーが同時にキックを放ったため、「ダブルキック」ではなく「ライダーキック」の呼称が用いられた。
- ライダーダブルジャンプ
2人同時にジャンプする。第94話でショッカーライダー6体の攻勢から離脱するために使用し、滝和也が敵から奪ったヘリコプターに飛び乗った。
- ライダーダブルチョップ
2人同時にライダーチョップを繰り出す。本編では特にそれらしい技の呼称などはなく、最終回でヒルカメレオンの擬態を見破って倒した2人チョップに後付けでこの名前をつける書籍が多い。
- ライダーダブルパンチ
2人同時にライダーパンチする。やはり本編では特にそれらしい技の呼称などはなく、ダブルライダーが戦闘でよく行う交互のボディブロー連打にこの名前がつけられることがある。一応、最終回で敵アジトの扉(防護壁)を破る時などに2人同時のパンチを繰り出している。
『仮面ライダードライブ スペシャルイベント』ではローブローという形で使用。
- ライダー車輪(ショッカーライダー戦)
イソギンチャック戦の同名の技とは別物で、第94話にて使用。ダブルライダーが大きく円を描くように敵陣の周りを高速で走り回り、敵もそれに追走して揚力を生み出した後に2人同時にジャンプして激突するギリギリの所で交差し、それを追って飛び上がった相手は平衡感覚を失い空中で激突・四散する。ダブルライダーは決死の特訓・連携でギリギリ激突しないジャンプを体得しており、数こそ多いが連携力が低いショッカーライダーの欠点を突いたトリックプレイといえる。
- ヘッドクラッシャー
個人技「ライダーヘッドクラッシャー」とは異なる。ダブルライダーが肩を組み2人同時に突進、頭突きでいかなる障害物も破壊する。
最終回で使用し、上記のダブルパンチでビクともしなかった防護壁を破った。
- ライダー全エネルギー放出
ダブルライダーが腕をクロスさせる事で光輪が発生し、敵の動きを封じたり、空中飛行が可能となる。
『仮面ライダーV3』の2話で原爆を搭載したカメバズーカを抱えて、2人で空を飛び太平洋上空で爆発させることによって東京を死守した。
他媒体や後年の作品で掲載・使用した技
- ライダー大風車三段キック
ライダー風車とライダーキックの合わせ技と思しき技。萬画版のみ使用。
- ライダーローリング
怪人の体を両肩に担ぎ上げ、高速で横回転した後で空中高く投げ飛ばす強力技。
本編で大野剣友会がよく行う殺陣の一つに、恐らく児童誌などで便宜上名前をつけたもので、作中では技名の呼称なども行われていない。
- 電光ライダーダブルキック
『仮面ライダーフォーゼ スペシャルイベント 天ノ川学園高等学校 春の学園祭スペシャル』で使用。
稲妻のエフェクトが用いられており、恐らくは電光ライダーキックのダブルライダー版のような技で、ジャガーマンを撃破した。
- ライダートリプルキック
3人のライダーが同時にキックを放つ技。
映画『スーパーヒーロー大戦GP』では3人目に仮面ライダー3号を加えて発動し、チーターカタツムリを撃破する凄まじい威力を見せた。
- ライダーカット
相手の腕を掴んで転倒させる投げ技。
技名だけならば2nd主題歌「ライダーアクション」が初出であるものの、どの媒体でもまったく使用されたことのない幻の技だったが、映画『スーパーヒーロー戦記』で旧1号が映像作品初使用を果たし、眼魔コマンドを転倒させた。
この他にも上記の「ライダーアクション」の歌詞には、劇中未使用の技名がいくつか登場する。いつかそれらも日の目を見る時が来るのだろうか…。
ゲーム作品オリジナル技
- フライングライダーパンチ
ゲーム作品『正義の系譜』で登場。本編でも新1号はジャンプするライダーパンチを使ってはいるが、これは2号が黄金狼男を倒したパンチをモチーフにしているため前方宙返りで加速をつけている。「技そのものは本編準拠だが1号が使用するのはオリジナル」といった所。
- ライダー反転ダブルパンチ
ゲーム作品『正義の系譜』のオリジナル技。上記のフライングライダーパンチを浴びせてから反転ジャンプし、2撃目のライダーパンチでフィニッシュ。
『V3』第2話では、ダブルライダーが「反転しろ、パンチ!」とV3にコーチングするシーンが存在する。
- ライダーダブルクラッシャーチョップ
同じく『正義の系譜』のオリジナル技。ライダーフライングチョップを浴びせてから再度ジャンプし、きりもみ回転を加えてから2撃目のチョップを決める。
技名が長いので、発音は「ライダーダブルクラッシャー、チョップ!」と区切られている。
- サイクロンジャンプ
ゲーム作品『ダイダルの野望』オリジナル技。(旧)サイクロン号を召喚し、ジャンプしてから地上の相手を押し潰す。
- 回転キック
ゲーム作品『ロストヒーローズ』シリーズで登場。敵単体に強烈な回転キック攻撃を放つ。2号の「ライダー回転キック」をそのまま真似たような技。
- 爆裂ライダートリプルキック
『ガンバライジング』に登場する、3人目がV3となったトリプルライダーキックの名称。
2号→V3→1号の順番で敵目掛けてキックを放つ。
- ライダーサイクロンキック
『ガンバライジング』で登場。
空中に舞い上がった新サイクロン号を壁蹴りの要領で蹴り、敵にライダーキックを浴びせる。
ライダー稲妻キックの足場を新サイクロンとしたバージョンと言えなくもない。
- 新サイクロンアタック
『ガンバライジング』で登場。
新サイクロン号で敵の周囲を旋回して起こした竜巻で敵を巻き上げてサイクロンアタックを浴びせ、ライダーキックでトドメを刺す。
- 45周年・昭和オールライダーキック
『ガンバライジング』で登場。
1号からRXまでの昭和ライダー達が敵に一斉にライダーキックを浴びせる。
以上のように"技の1号"の異名に恥じぬ、後に続く多くのライダー達が持っていないようなオリジナリティ溢れる48もの必殺技を自力で編み出した。フォーゼ曰く「アストロスイッチより多いじゃん!」
ゴウラ「何故だ…何故勝てぬ…! 特に貴様だ、1号ライダー! 数十年前のテクノロジーで改造されたお前に! 俺の最強の兵士達が、何故破れなければならんのだ!!」
1号「仮面ライダーの魂は受け継がれて行く。我々の背中を見て育った者達が仮面ライダーとなる…!故に、容易く破れることなど出来ぬ! 魂がこもらぬ力に、我々が負けるものか!!」
(アクションゲーム『ライダージェネレーション2』より)
全ライダーの原型
実は、原作者・石ノ森章太郎先生にとって仮面ライダーとは1号こそ原型であり、木に例えれば幹であり、後は枝葉に当たる。
ちなみに、0号と称された『BLACK』や『真』、令和の1号ライダーと呼ばれる『ゼロワン』は木の根に該当し、再度始めのライダーのイメージを掘り起こしたいという意向が込められている。
『真』の翌年に製作された『ZO』にも「原点回帰」という想いが込められており、1号のオマージュであるシーンもいくつか存在する。
余談
仮面ライダーといえば「無理矢理悪の組織に拉致されて改造された悲劇のヒーロー」というイメージが余りに色濃く基本設定とされているが、作中で悪の組織に強引に拉致され、改造人間とされてしまったライダーは、
ダブルライダーとZX、BLACK、真、ZO、ダークカブト、3号、ベイル(白波純平)、改造人間ではないが、それに近い存在のウィザード、ビルド
の11人のみ。
また、リメイク作品では『THE NEXT』のV3は原典と異なり、ショッカーの改造実験に巻き込まれる形で誕生している他、番外作品『仮面ライダーG』も該当する。
他は「瀕死の重傷を負って仕方なしにまっとうな科学者に改造された」「悪者を倒すために自ら進んでバケモノになった」「自ら悪の組織に入る振りをして改造手術を受けた」「自ら望んで科学の発展のために体を捧げた」などといったケースであり、実際は(昭和ライダーに限定しても)該当しないケースが大半である。
にもかかわらず、「仮面ライダー」のイメージとして定着したのも、1号のインパクトが余りに強かったためといえる。
ゲーム作品
『特撮冒険活劇 スーパーヒーロー烈伝』
旧1号が登場。
2号は最初から新2号状態で登場するが、1号は最後まで旧1号の姿のままでの登場となり、新1号はOPムービーでキカイダー・アカレンジャーとチームを組んで戦闘員達を退けるシーンのみ登場する扱いとなっている。
新1号を使いたいプレイヤーにとってはOPで我慢するしかないというだけのコトであるが、言い換えればV3編やRX編を始めとした後のシリーズをベースにしたストーリーも旧1号で戦えるという夢のような仕様でもあるということ。
何と時代設定が異なる変身忍者嵐と共闘することも可能(実は嵐の放送中にライダーを番組内に登場させる案があったらしいが没となっており、このゲームで共闘が叶ったこととなる)。
なお、『スーパーヒーロー作戦ダイダルの野望』においても旧1号のまま物語が進む(新1号はパッケージでしかお目にかかれない)。
旧1号が新2号からRXまでのライダーと実写作品で共演するのは、劇場作品『スーパーヒーロー戦記』まで待たねばならない。
『スーパー特撮大戦2001』
この作品の第1話が『仮面ライダー』第1話をベースとしており、オリジナル主人公と共闘して最初に仲間になる。「技の1号」なだけあって命中率・クリティカル率が高い。
途中で2号と共に再改造手術を受け、新形態にパワーアップ出来るが、選択肢でスキップして旧形態のまま進行することも可能。選択肢によってはバイクもサイクロン・改造サイクロン・新サイクロン号の3段階の好きな所で止められる。
ヒーロー達のリーダー格だが、V3加入時に原作通りダブルライダーが揃って一時離脱し、BLACK加入と同時に復帰する。
新旧形態共に、変身時およびライダーキック使用時には原作からのカット映像が再生される演出がある。
『仮面ライダー 正義の系譜』
新1号と、2周目以降の隠し要素として旧1号(桜島1号)が登場。
ゲルショッカー出現から1ヶ月後の1972年(昭和47年)11月。悪の気配を察知し、とある採石場に駆け付けるとそこには粛清されたはずのショッカー戦闘員と復活したドクガンダーがおり…
未来のライダー達との通信で大学の後輩・風見志郎が仮面ライダーになっていることを知り驚く(『V3』第1話とは逆の演出)が、タイムパラドックスを起こさぬよう風見が詳細を語ることを避ける、という場面がある。
声は藤岡氏が担当しており、台詞や新規の技名、オプション画面の項目読み上げまで含めてフルボイスで収録されている。
1周目は新1号で固定だが、2周目以降はシナリオ開始時に新旧どちらかの形態を選択可能になり、旧1号を選択した場合は時期が1972年1月(桜島での戦いの直後)となる。
『ロストヒーローズ』
アジト・キューブに2号と共に捕らわれ、再改造を施されそうになったところをヒーローたちに助けられて仲間になる。
物理攻撃が特に伸び、風属性を中心に扱うパーティのアタッカー・バッファーとしても活躍し、電光ライダーキックで雷属性に弱い相手にも対応。
νガンダム同様にクロスオーバースキルはWライダーキックやウルトラライダーキックといった通常スキル同士を組み合わせたものはあるものの、固有演出のあるものは実装されておらず、『ウルトラマンVS仮面ライダー』のようなスペシウム光線とライダーキックのコラボも当然ない。
続編の『ロストヒーローズ2』ではリジェスの欠片の影響で弱体化した初代ウルトラマンやνガンダムと共にベリアル軍に囚われ、ダークロプス軍団に処刑されてしまう。
この3人はチュートリアルキャラクターであり、DLCを購入しないと正式にパーティ加入せず、復活した扱いにはならない。
代わりに漫画版よろしく2号がパーティー入りするという展開もなく、そちらは前作同様にアシストキャラ兼別働隊として活躍する。
『スーパーヒーロージェネレーション』
ライダーキック・パンチ・チョップといった定番の技の他にライダーきりもみシュート、ライダー稲妻キック、電光ライダーキックが使用可能。
1号が活躍するストーリーはレッツゴー仮面ライダーを基にしているのだが、敵に洗脳された1号を正気に戻すなどのギミックはなく、ショッカーを壊滅させる為に1号に協力するというシンプルな展開になっており、相方の2号に至っては本作に登場すらしない。
『仮面ライダー バトライド・ウォー創生』
新1号がプレイアブルキャラクターとして登場。藤岡氏が演じている。
なお、原作第1話を再現したステージのみ旧1号を使用出来る(技・能力に変化は無く、バイクは呼べない)。
パンチ、キックを得意とする格闘スタイル、投げを得意とする投げ技スタイルの2つを切り替えられるのが特徴(平成ライダーのフォームチェンジに該当する)。
攻撃中にもほとんど隙無く切り替えられるので、2つのスタイルの技を絡めながらコンボをつないでいくことができ、「技の1号」の名に恥じないキャラとなっている。
なお「本郷猛」の姿でステージを始めることができ、能力や技は心もとないが超必殺技ゲージが溜まりやすい状態であり、いつでもライダーの姿に変身することができる(変身後は戻ることはできない)。また、この姿でラスボスであるレッドシャドームーンを撃破するとトロフィー「強すぎた本郷猛」を獲得できる。
購入者特典ではショッカー戦闘員に変装した本郷猛というネタキャラがDLCで付属した。
『オール仮面ライダー ライダーレボリューション』
ゴーストと面識があり「タケル君」と呼んでいないことから、時系列は『バトライド・ウォー創生』後ではなく『仮面ライダー1号』の後の1号と思われるが、姿は新1号のままでネオ1号は登場しない。
なんと『仮面ライダー THE FIRST』の2号、『仮面ライダー THE NEXT』のV3との掛け合いが見られるが、残念ながら『THE FIRST』版1号との掛け合いはない。
一方、『THE FIRST』版の時系列は不明で姿形は桜島1号と似たNEXT時代のものではなく、旧1号に似たFIRST時代のカラーリングであるものの、NEXT版V3との掛け合いからNEXTの戦いを経た1号だと推測される。なんと声はオリジナルキャストの黄川田将也氏が当てており、同じリブート作品である仮面ライダーアマゾンズとのクロスオーバーイベントも楽しむ事ができる超豪華仕様である。
パチンコ『CR仮面ライダー』(2003)
演出上2号はダブルキックのボーナスで出てくるものの、音声収録が藤岡氏のみなので、1人で「ライダーダブルキック」と言ったりして少し寂しい。
『ぱちんこ仮面ライダー ショッカー全滅大作戦』
パチンコ第2作。本作では2号の佐々木剛氏も音声収録し、地味にダブルライダーの豊富な音声を楽しめる作品である。
「ライダーシザース」「サイクロンクラッシャー」「ライダーファイト」など本編では藤岡ボイスの存在しない技名を幾つか収録していたりと補完が優秀。
『ぱちんこ仮面ライダー 轟音』
自らの力の限界を悟った本郷猛が新生ショッカー出現に備えて制作していたライダーベルトを、オリジナル主人公・大和座ゴウが装着して変身した2代目1号が登場。
マシンは旧サイクロン号で、デザインは旧1号をベースに『THE FIRST』の1号よりも原典の面影を大幅に残す形でリ・デザインされている。
変身者の名前は本「郷」猛と「技」の1号の捩り。
仮面ライダーバトルシリーズ
『仮面ライダーバトル ガンバライド』
「新1号」として1弾からSRで参戦。必殺技はライダーキック(左足)。
必殺技でジャンプする前に新1号なのに旧1号のお馴染みのポーズの下の腕が手刀になった何だかよく分からない構えを取る(ガンバライジングまでそのままだった)。
オーズ放映期では最初の001弾で愛機・新サイクロン号に乗り登場。004弾ではオーズタジャドルコンボCPカードの必殺技演出に登場し、2人でライダー返しとライダーキックを叩き込む。
005弾は映画『レッツゴー仮面ライダー』に因んだLRが多数登場し、メインキャラの一角であったことからダブルライダーの合体技を引っ提げLR昇格。カメバズーカを停止させたエネルギー放射→ライダー車輪での突撃→ライダーダブルキックでの超豪華コンビネーションで度肝を抜いた。
フォーゼ放映期の03弾では変身ポーズ(変身後なのでライダーファイトか)と共にベルトを発光させ必殺技に必要なエネルギーをチャージする「タイフーン」が追加された。
ウィザード放映期のシャバドゥビ弾では現役のウィザードのストライクウィザードとダブルキックを行うコンビ技がウィザード側に実装され、5年間のフィナーレを飾った。
多彩な必殺技の掘り下げこそ無かったもののバイク、変身ベルト、ダブルライダーと基本的なものは一通り揃えられていた。
『仮面ライダーバトル ガンバライジング』
第1弾からガンバライド同様「新1号」で参戦。こちらでもSRで収録。必殺技はやはりライダーキック(左足)で、ちょっとテンポアップしてエフェクトがつき勢いよくなっている。
その後は低レアで落ち着いていたが、ナイスドライブ3弾のマシンライドキャンペーンでは新サイクロン号で登場し同機を足場として三角蹴りをするオリジナル技「ライダーサイクロンキック」を獲得。
ナイスドライブ4、6弾のトリプライドキャンペーンで再びCP枠。トリプライドでは2号やV3(もしくは3号)とのトリプルキックを見せてくれる。
バッチリカイガン4弾では映画『仮面ライダー1号』公開に合わせてSRに返り咲いた。それに伴い3月26日より藤岡弘、本人のボイスに差し替えられた。
ガシャットヘンシン1弾ではシリーズ45周年記念に伴い、俺たち無敵のイレブンライダーで同時にキックするオリジナルのムービー技とはいえLR昇格をした。
映画『仮面ライダー1号』の1号は映画特典の魂のトリプルパック第2弾でプロモーションカードで収録し、後にゴーストとバトンタッチするLRが登場。
ビルド放映期のBM1弾ではメカニカルのLRに選ばれ新サイクロン号が謎の突風を起こすムービーのオリジナル技を獲得。
と、いったように初代である事からご祝儀的なLRはそこそこ出ていたのが、それに合わせた謎のオリジナル技ばかりで劇中に即した技が全くもらえていなかったりする。
50thレアで収録された「ライダーダブルキック」は第40話のスノーマン戦の画面を時代特有のシュールな部分や、初期段階で手探りのため足が揃っていない体勢まで丸コピーした意味不明な仕様で登場した(おまけに桜島1号時代の再現なのに新1号のまま)。
『仮面ライダーバトル ガンバレジェンズ』
『ガンバライド』・『ガンバライジング』同様「新1号」で当然のごとく稼働開始のGL01弾から参戦。ライダーキックがようやく右足になった(ついでに、キック前の謎の構えもようやくなくなった)。LRで参戦するのは初で、相・の新2号も前作の長き冷遇の末にようやくLRを獲得し史上初のダブルライダー同時LRを達成した。
ガンバライジングカード「栄光の7人ライダー」や「受け継がれし戦史」をスキャンした際には代表として登場する。
2弾ではイベントサポートカードとして本編第1話の改造シーンをイラスト化した本郷猛は改造人間であるが登場。イラストのみであるが、『ガンバシリーズ』に初めて旧1号が登場した。
そして2年目の1弾目・シンクロ神話1章では何と旧1号がシリーズ史上初のプレイアブルとして参戦した(「仮面ライダー1号」名義)。
変身シーンは独特の走行シーンを再現するために元祖サイクロン号のCGモデルを1から新規造形し、ライダーキックも蜘蛛男戦と蜂女戦の再現など旧1号編のエッセンスを盛り込んだ新規演出で気合いが入っている。カードイラストはバイク走行中の変身がまるで実写のように描かれており、非常にカッコいい。
パラレルカードにも選出。蜘蛛男との死闘が描かれたイラストとなっている。
「仮面ライダー1号」で「旧1号」ではないのか? という疑問については実は積極的にこの表記を使う場合が公式でもそんなに多くないので実情で、新1号との引き合いに出す場合の便宜上の名称として「旧」と使う場合が多く然程不自然ではなかったりする(『仮面ライダー図鑑』等でも同様の表記となっている)。
シティウォーズ (ソーシャルゲーム)
配信当初から参戦。ビルド(アップデートに伴いジオウ→ゼロワン→セイバーへ変更)・電王と共に本作のストーリーモードでの事実上の主役を務める。
お馴染みの電光ライダーキックに加え、ライダー稲妻キックという珍しい必殺技がチョイスされており雷属性気味。
BT(バトンタッチ)では相棒の新2号と交代しライダーダブルキックを放つカードが後に登場。
サービス終了間際にはフォームチェンジ扱いでライダーファイトでパワーアップする個性的な形態が登場した。
『モンスターストライク』
2021年3月中旬でコラボをし、木属性の当たりキャラとして参戦する。獣神化すると2号も参戦する。
1号&2号(以下1号)の大目玉の性能が何よりもストライクショットであるライダーダブルキックであり、当時降臨してたダウトの適正として活躍してたがハービセルまでの水属性轟絶をそのキックで全て沈めたというとんでもない偉業を果たした。それがどれほど凄いかと言うと、ハービセルが登場したのは1号が初登場してから2年が経ち、ソシャゲ界隈なら環境や評価が大きく移り変わるのが普通の中でもそれでも尚名が挙がる程活躍し続けるという云わば番狂わせなポジションを立ち続けていた。
そして肝心のストライクショットの効果は何だというと以下ざっくりと……
- 1.1号と2号が二手に分かれて駆け回る。
- 2.同時に(1号と2号どちらかに)触れた敵の弱点効果倍増を付与する。
- 3.停止後必ずボスに目掛けて最初にクロス状にダブルキックを放ち、最後に同時に真上からキックをお見舞いする。
というもので、これだけで強烈なダメージを与えられるが更に応用でマーリン等の弱点露出を加えればボスが初登場したその場でKOする事も容易いのである。
詳しい性能はこちら⬇
種族 | 亜人 |
---|---|
タイプ | バランス |
ボール | 反射 |
アビリティ | 超アンチ重力バリア/超アンチウィンド |
ゲージショット | 飛行/アンチブロック/ドレイン |
ラックスキル | クリティカル |
ストライクショット | 〈ライダーダブルキック〉仮面ライダー新1号・新2号で駆け回り、ふれた敵の弱点の効果をアップ&ライダーダブルキックで攻撃(20+6ターン) |
友情コンボ | クロス分身弾/エナジーバースト6 |
2号との差異
スーツが高頻度で変わる上に、シルエット自体に差異があまり見られない事もあってや昭和ライダーをあまり知らない人は1号と2号を見分けられないというケースがある。1・2号の見た目やスチール写真での差異は以下の通り。見分ける時の参考にしていただきたい。
また、仮面ライダー3号は目とマフラーの色が共に黄色という差異があるため、こちらは見分けるのが簡単である。
1号
- クラッシャーが銀色である新1号を除いて、スーツが変わる変遷でクラッシャーが緑色であることが多い。
- いわゆる旧1号・桜島1号と呼ばれる時代のベルトの色が白(新1号は赤)。
- 新1号と呼ばれる物語後半から登場したスーツのグローブのカラーリングが銀色で腕と脚を走るラインが2本。
- このラインが無ければ1号である(旧1号、または桜島1号)
- かなりごつい身体をしていたら、それは劇場版に登場したネオ1号と呼ばれるスーツである。
- 馬に乗っている写真があればそれは1号である。
- 1・2号が握手している写真があれば、明るめの色彩の方が2号、暗めの方が1号である。
2号
- スーツは最初からベルトは赤く、クラッシャーも銀色で統一。
- 新2号と呼ばれる物語後半から登場したスーツのグローブのカラーリングが赤色で腕と脚を走るラインが1本。
- 客演ではマスクが黒くなることが多い(1号も黒くなることがあるが、グローブやクラッシャーの色で見分けると良い)。
- スノーモービルに乗っている写真があればそれは2号である。
- 体に走るラインの数が1号が2本で2号が1本でややこしいと思ったら、ライン本数・名前を足したら3になると覚えよう。
- グローブとブーツが黄色で、マフラーが赤じゃない? しかも眼に隈がある? ソイツはショッカーライダーだ! イメチェンした姿じゃないぞ!
CMでは
1999年(平成11年) - 翌2000年(同12年)に流れていたオートレースCMでは藤岡弘、本人という役回りで登場し、毎回血が騒いで仮面ライダー1号に変身してオートレース会場に向かうが、そこに到るまでのストーリーが何ともガンギマリなのである。というのも…
- パリ観光を楽しんでいたらフランス人が「ウィ(了承しました)」を連呼するため、血が騒いでしまう。
- 歯の治療中に、ドリルの音で血が騒いでしまい、あわや怪我をしそうになる。
- 電車内で座っていた藤岡は流れ行く景色の中にオートレースの看板を見付けてしまい、血が騒いでしまう。
- 高級レストランにてブイヤベースを見た藤岡は『ブイヤベース…オートゲーム』と連想ゲームを始めてしまい、血が騒いでしまう。
- 滝行をして無心になろうとしていた所に虚無僧の吹く楽器の音に体が反応してしまい、やっぱり血が騒いだ。
- オートレースの特番にゲストで出演した所、またしても血が騒いでしまう。
- 血が騒いでオートレース会場に向かうと人混みの中をバイクで駆け抜ける危険運転をしたり、警備員に追いかけられたり、挙げ句の果てにはレースに乱入して観客の血まで騒がせる。
ちなみに、オートレースでこんなに1号がプッシュされるのも、本郷が劇中でオートレーサーを目指していたためである。
他にも、
- 上野樹里から、自宅を警護して欲しいと7人ライダーが揃って頼まれる。
- 寺田心に「KURE5-56」をあげるとサイクロン号型自転車があり得ない速さまで加速する。
- ある日恐竜の玩具の電池差込口が錆びて困っている寺田心に5-56をあげると玩具が動いたどころか、口から冷凍ガスを発射して戦闘員を追っ払う。
- 秘密基地建設資金調達のために宝くじで一発逆転を試みたイカデビル軍団に「ライダーキック」をかまし、販売員に「大丈夫ですか?」と声を掛けた所、逆に「逆にあの人達大丈夫かしら?」といわれてしまう。
…と、このお方も初代ウルトラマンに負けず劣らずCMで良く暴走する。
スーツアクター
- 藤岡弘(第10話まで)
- 岡田勝/甘利健二(第1話、岡田氏は仮面ライダー(新)客演時も担当)
- 中村文弥(第10話)
- 中屋敷哲也(第40 - 59・95 - 98話まで)
- 大杉雄太郎(第60 - 94話まで)
- 三隅修/金田治/春田純一(トランポリン)
- 新堀和男(『V3』第33話)
- 橋本春彦(『ストロンガー』第39話)
- マーク武蔵(『THE FIRST』)
- 前田浩(『ウルトラマンVS仮面ライダー』/『THE FIRST』/『THE NEXT』)
- 渡辺淳(『オールライダー超スピンオフ』/『オールライダーVS大ショッカー』)
- 岡元次郎(『BLACK RX』/『オールライダー超スピンオフ』/『仮面ライダー1号』)
- 藤井祐伍(『レッツゴー仮面ライダー』/『仮面ライダー大戦』)
- 齊藤謙也(『仮面ライダー令和のゴージャス運動会』)
声優
メイン
基本的に『仮面ライダー』シリーズ映像作品は代役が固定されていないが、1号は『ガンバライド』以降、ほとんどのメディアで稲田氏が担当しており、CMなどでも1号の声を充てている。
代役等
ソースがあるもののみ記載。
- 納谷六朗(第9 - 13話)
- 市川治(第66・67話)
- 池水通洋(スカイライダー)
- 田中秀幸(OVA『仮面ライダーSD』)
- 鳥居賞也(BLACK RX)
- 石川英郎
- 『MASKED RIDER LIVE&SHOW ~十年祭~』
- 『ネット版 オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー ~ガチで探せ!君だけのライダー48~』
『THE FIRST』『THE NEXT』
『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ』
『シン・仮面ライダー』
関連動画
外部リンク
仮面ライダー1号:仮面ライダー図鑑 東映 仮面ライダーWEB【公式】
関連項目
昭和ライダー ダブルライダー 初代ライダー 仮面ライダー1971-1973 本郷猛(小説版) 仮面ライダー1号(映画)
- スーパーヒーロー戦記:旧1号が出演。
- アナザー1号:ショッカーライダー以来の偽物。
レジェンドライダー関連
ディケイド1号 1号アームズ 1号魂 1号ゲーマーレベル2 はじまりの仮面ライダー1号
バッタゲノム バッタゲノミクス 1号フォーム ゴーゴーレッツゴー