概要
『仮面ライダー』シリーズ』に登場する変身ベルト。
初出は『仮面ライダー』だが、その後のシリーズにもたびたび登場している。
作品やライダーによって機能、外観が異なる場合が多い。しかし、いずれも所有者にとって大切なアイテムである。
機能
普段は外見からは見えず体の内部に隠れているが、改造人間にされた所有者の意志に合わせて腰に出現、変身に使用される。
両サイドには「エナージ・コンバーター(エナジー・コンバータ)」と呼ばれる装置があり、仮面ライダーの胸部「コンバーター・ラング」により変換されたエネルギーを蓄積する。エネルギーが残り少なくなると仮面ライダーの状態を保てなくなり、再変身も不可能となる。
また、左側のエナージ・コンバーターには「サイクロン誘導装置」が備え付けられており、ライダーマシン・サイクロン号を遠隔操作することが可能。2号が地獄サンダーと戦っている際、窮地に陥った際に用いられたことがある。
中央に位置する「風車ダイナモ」は風圧を受けることにより回転し、ライダーのエネルギー源である風力を胸部のコンバーター・ラングへ送る。
風車ダイナモの周りのパーツは「アクアラング」と呼ばれ、酸素供給装置により水中での長時間活動を可能としている。
使用者
『仮面ライダー』
タイフーンの初出。初めて登場した旧1号は白い帯のデザインだったが新1号・2号→新2号になった後はデザインが赤い帯に変わっており、また2号や新1号のものは旧1号と違い中央の風車に風を受けなくても変身ポーズを取る事で変身できるようになっている。また、2号と平成以降の客演の1号のタイフーンには風車に立花レーシングマークが描かれた蓋が付いており変身ポーズと共に開く。
『仮面ライダー THE』シリーズ
初代シリーズよりコンパクトになっている。1号は白帯、2号は赤帯。
『スーパーヒーロー大戦』
ディケイドライバーが変化したもの。また、姿は新1号のもの。
『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』
『仮面ライダー4号』
3号と4号のタイフーンは同じデザインで茶色い帯。
『仮面ライダー1号』
それまでとは大きく異なったデザインとなっており、蓋が巨大。
『仮面戦隊ゴライダー』/『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』
『仮面ライダー 轟音』
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この作品のみ何故か着脱式になっている。
『シン・仮面ライダー』
第1号の物には『プラーナ強制排出補助機構付初期型』、第2号の物には『開閉式安全装置付初期改良型』という別名がある。
余談
今でこそ多様化している仮面ライダーの変身ベルトだが、中心に風車の『円』をあしらった意匠など昨今でもタイフーンを踏襲したデザインの変身ベルトは意外と多い。
いくつか例を挙げると
- 外装がシルバーで中央のキングストーン(太陽の石)が内蔵されている赤い円があしらわれた変身ベルト(正式名称が決められていない為、便宜上キングストーンとも呼ばれている。)
- 同じく銀色で形状もタイフーンに似ているアークル
- 金色ではあるが同じくタイフーンをオマージュしたオルタリング
- ミッションメモリーの円形パーツがバックルの中央部分にセットされているファイズドライバー
- カメラのレンズ部分をバックル中央部に見立てたディケイドライバー
- オレンジの断面をタイフーンの風車に見立てた戦極ドライバー
- 円の意匠だけでなくシャッター開閉機構を搭載した飛電ゼロワンドライバー
など。
関連タグ
- アークル、飛電ゼロワンドライバー:元号1番目の変身ベルト。
- ガイアコアタイフーン、サイクロトロンドライバー:オマージュベルト。
タイフーン→ダブルタイフーン