ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

新1号

しんいちごう

新1号とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダー』の第53話以降に登場する仮面ライダー1号の形態を指す。
目次 [非表示]

概要編集

仮面ライダー』に登場する仮面ライダー1号の第53話以降の姿。現在では特に説明なく「1号ライダー」とあった場合、大概この姿のことを指す。


マスクは当初若葉のような黄緑色だったが、後にメタリックライトグリーンに変更された。髪の毛(襟足)もマスク後部からはみ出していない。クラッシャーは仮面ライダー2号と同じ銀色、手袋とブーツも銀色である。体にはシルバーのラインが2本入っているが、これこそが仮面ライダー1号の証である(2号は1本)。


なんで色が変わったの?編集

劇中では理由がハッキリと描写されておらず、2号から1号へ主役が再交代した際に突然このカラーリングへと変化している。

後に付けられた理由として、大まかに分けて『再改造説』と『自己進化説』の2派が存在する。


『再改造説』はショッカーにわざと捕まって死神博士の再改造手術を受け、脳改造寸前に脱出した」というもの(ゲーム『スーパー特撮大戦2001』では2号共々わざと敵に捕まり再改造を受ける過程が描かれた)で、新1号編のオープニング最後のナレーションのシーンで旧1号とは違う改造シーンが描かれていることを根拠の1つとしている。この説を取ると死神博士がこの時の失態の責任をとって南米支部に左遷されるという流れがセットでついてくる(本件に関係なく、度重なる失敗で首領の信用が失墜し南米送りという部分は共通している)。

あるいは同じ『再改造』でも、本郷が自らの手で『自己改造』をしたという説。当時のテレビマガジンの質問コーナーなどでは『次々に強化されるショッカー怪人に立ち向かう為に体のメカニズムを改良した』『一文字隼人のデータを元に変身ポーズによる変身を取り入れた改造を自己に施した』などの記述があり、劇場版での桜島1号の変身ポーズはその自己改造の中途段階という解釈である。


『自己進化説』の場合は、スカイライダーのように「特訓して成長によりパワーアップしたとも言われる。こちらは90年代あたりの出版物が用いることが多く、放映当時にはこの説を取っている物は確認されていない。

あるいは特訓などで意図して強化を図ったのでなく自然に、という説もあり、総集編ビデオ「仮面ライダーメモリアル」では旧1号→桜島1号の変化について、度重なる戦いの中で改造筋肉が成長した末の肉体変化と本郷は推測している(劇中でも曖昧な部分なので結論を濁している)。

「仮面ライダーメモリアル2」では新1号について「一文字の肉体を研究して手術による変身ポーズによる変身システムを導入」→「ヨーロッパでの実戦経験のうちに肉体の変化を引き起こした」と『再改造説(自己改造)』と『自己進化説』を折半したような説明をしている(変身ポーズのシステム自体は一文字の肉体を研究し、旧1号→桜島→新1号への肉体変化は実戦経験による自然変化という解釈)。

同作では旧1号を「第一形態」、桜島1号を「第二形態」、新1号を「第三形態」とまるでフリーザ様の変身のように区分けしている。


東映公式の『仮面ライダー図鑑』や『ガンバレジェンズ』カード裏面のテキストでは「再改造によってパワーアップ」としつつ、わざと捕まったのか自己改造なのかはボカした記述となっている。


いずれにせよ当時の映像作品内から判明・確定している情報は

・旧1号時代、当初は変身ポーズのシステムを有していなかった

・第40話から再登場した旧1号は全体的に暗く濃いめのカラーリングとなり、2号編から新1号編に切り替わる直前の時系列に位置する劇場版でのみ新1号と同じポーズをとって変身した

・第53話から登場する新1号は明確にカラーリングの変更がなされ、ポーズをとっての変身システムが採用されている

この3点のみである。


新1号への変化について、作品のプロデューサーの1人であった阿部征司氏の話を要約すると「特に説明する必要はないと思った」とのことであり、桜島1号への変化にしても同様に当時の製作現場の都合によるものでしかない、というのが実情である。


なお、藤岡弘、氏の事故で旧1号からバトンを引き継いだ旧2号の配色が、全体的に暗めの旧1号から明るめに変化したのは、怪奇性を前面に出した序盤の暗めの画面や夜のシーンの撮影に旧1号の暗いスーツが溶け込んで見づらいと言う指摘を受けていたためである(2号のスーツは、藤岡氏の事故がなければそのまま1号の新スーツとして使用される予定だった)。

余談だが、2号が新2号に変化した理由(もちろん後付けだが)については、ほとんどのメディアで『特訓によるパワーアップ』で一致している。



スペック編集

身長180cm
体重70kg
ジャンプ力一飛び25.0m
走力100mを1.5秒

能力編集

技の1号の異名を持つ通り、ライダーキックをさらに発展させた「ライダー反転キック」「ライダー稲妻キック」「ライダースクリューキック」「ライダー月面キック」などの多彩なキック技、

そしてライダーきりもみシュート、ライダーヘッドクラッシャー、ライダーニーブロック、ライダーハンマーなど様々なプロレスチックな投げ技など多くの技を体得し「48の技」を持つと言われている。


カタログスペック上の能力はパンチ60tキック90t垂直ジャンプ25m100mを1.5秒で走破という桁外れな数値を誇り、旧1号をはるかにしのぐ身体能力を有する。必殺技ライダーキックは、戦車を一撃で破壊するというのだから凄まじい。


『V3』以降の作品における新1号編集

ショッカーおよびゲルショッカーを全滅させ、一文字隼人や立花藤兵衛と日本で束の間の平和を享受していたが、二人をかばって大学後輩である風見志郎デストロンに瀕死の重傷を負わされてしまう。ダブルライダーは協力してその基地の有り合わせの機材と手術道具で彼を仮面ライダーV3改造することでそのを救うが、核爆弾を内蔵した怪人・カメバズーカを2号と共に太平洋上に運び、爆炎の中に消えた。

最後のテレパシーで「俺たちは死なない」「3人のライダーが揃って戦う日まで見守っている」とメッセージを残して、物語の主役をV3にバトンタッチする。


生存していたダブルライダーは、オーストラリアに活動の場を移しデストロンと戦い続ける。その後ドクトルGが四国への攻勢を始めた際に、海外からV3へ通信機とエネルギーが込められたメダルを贈った。そして劇場版にて帰国。V3と初めて共闘し、3人ライダーで計画を打ち砕く。

その後、一文字隼人はアメリカへ活動の場を移すも本郷はオーストラリアに留まる。日本のデストロン第一次攻勢(機械合成怪人による侵攻)がV3によって打ち砕かれ、結託部族による第二次攻勢が始まるとキバ一族と戦う為に再び帰国。ユキオオカミや魔女スミロドーン打倒に貢献する。

なお、HERO SAGAの一ストーリーである『仮面ライダー #99』によれば、ダブルライダーが生きていた理由はデストロンに追われていた元ショッカー怪人ヒドラーゲンに助けられたという設定になっている。また同作品の『RIDERMAN ANOTHER AFTER』では、V3の報せを受けて2号と共にプルトンロケットの爆破で重傷を負ったライダーマンを救助したことになっている。


仮面ライダーX』では劇場版の際に帰国し、コウモリフランケンの野望を打ち砕いた。


仮面ライダーアマゾン』では登場しなかったものの、続編の『仮面ライダーストロンガー』では最終回直前の第38話でデルザー軍団東京壊滅計画を打ち砕くため一文字と2人で帰国。さらにライダーたちと協力して岩石大首領と戦った。しかしこの時、敵を人質に取ってマシーン大元帥に向かい「動けば仲間の命はない!!」とヒーローらしからぬとんでもないことを言っている。


仮面ライダー(新)』の時点では藤岡氏が仮面ライダーへの出演を控える姿勢をとっていたため、以降は変身後のみでの登場で声は代役という状態が恒常化。対照的に積極的に出演してくれた2号/一文字隼人が最終決戦でも8人ライダーの音頭を取った。最終的にネオショッカー大首領と相打ちになり宇宙に消えるも、劇場版スーパー1で復帰しドグマ復讐兵団と戦う。TVSP『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』ではバダンと戦い、暗闇大使に「おのれ地獄大使!」と呼びかけて「あんなヤツと一緒にするな!」と怒られている。さらに『BLACK RX』の終盤では10人ライダーが揃って帰国し、RXのピンチを救いライダーたちのリーダーとしてクライシス帝国との最終決戦に参加、以降も歴代の悪の組織と戦い続けた。


2011年公開の映画『レッツゴー仮面ライダー』では、1号2号のダブルライダーが登場。声を藤岡氏と佐々木剛氏が担当したことでも話題となった。


そして2014年公開の映画『仮面ライダー大戦』では、ストロンガー以来38年振りに藤岡氏が本郷猛役として映像作品に出演したのだが…(内容についてはお察しください)。


2016年公開の映画『仮面ライダー1号』では新たな姿・通称ネオ1号が登場したが、こちらは新1号ではなく桜島1号がカラーリングのベースとなっている。


2021年公開の映画『ビヨンド・ジェネレーションズ』では、1971年のシーンで新1号に変身する本郷猛の役を藤岡弘、氏の息子・真威人氏が務めたことで大きな話題となった。ただし史実でいえば、新1号が登場したのは1972年の出来事である。


2008年に稼働が開始されたアーケードゲーム『仮面ライダーバトル ガンバライド』以降、藤岡氏が出演しない場合には基本的に稲田徹氏が様々な作品・CMにて新1号の声を担当している。


関連イラスト編集

レッツゴー!ロンリーヒーロー←矛盾新1号


関連項目編集

昭和ライダー 立花藤兵衛 滝和也 一文字隼人 バッタ

サイクロン号 新2号


シン・仮面ライダー…新1号をモチーフにしたライダーが登場する。

関連記事

親記事

仮面ライダー1号 かめんらいだーいちごう

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 103983

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました