「早くXライダーと俺を戦わせろ‼」
概要
映画『五人ライダー対キングダーク』に登場する怪人。
フランケンシュタインの怪物にコウモリの能力を植え付けて誕生した(人造人間なので、悪人ですらない気もするが)GOD悪人軍団最強の怪人。
Xライダーと再生ジンギスカンコンドル及びガマゴエモンとの戦闘データを元に何ヵ月もの期間を掛けて(劇中の描写ではとてもそうは見えないが)Xライダーを上回る能力を与えられ、雷鳴轟くある闇夜の晩に秘密基地へと落雷した際に浴びた雷エネルギーを得て起動、誕生した。
鳴き声は「ギェーッ」
東京中の水という水全てを干上がせて大混乱を引き起こし、その隙に一気に東京を占領する『東京カラカラ作戦』の実行及び、Xライダーの抹殺を使命としており、若い女性の生血を主なエネルギー源としている。
両手に翼、背中に大砲を備え付けており、空中からの強力な砲撃攻撃で敵に襲いかかるほか、“スパイ蝙蝠”と呼ばれる小型コウモリ型ロボットで諜報活動を行う。
最終決戦において再生怪人軍団を率いてXライダーを含め、GODの活動を察知し日本へと帰国した4大ライダー達と大乱戦を展開するが、最後は1号と2号の『ライダーキック』で左右の翼を捥がれた所へ4人ライダーの援護を受けたXライダーの『Xライダースーパーファイブキック』を受け、まとめて積み上げられた怪人軍団に突っ込んで全員纏めて爆散、"Xライダーの能力を全てにおいて上回っているGOD最強怪人"といううたい文句の割にはその実力を発揮できないまま呆気ない最期を遂げた。
まぁ、クルーザーに乗らない限り空を飛べずこの頃は遠距離技を持たないXライダー1人だったら、射程外からの砲撃で楽勝だったのかもしれない(※)が、流石に1号、2号、V3、ライダーマンが救援に駆けつけたこと自体が計算外だったのだろう。
※デストロンの機械合成怪人にはミサイルや大砲と合体した怪人が数多くいたがいずれも空を飛べなかったため肉薄されたら武器を使えず、飛行+遠距離攻撃持ちであるショッカー怪人のドクガンダーやギルガラスは仮面ライダーの跳躍初速以下の飛行速度しか出せないという致命的な弱点を持ち合わせていたので肉弾戦で負けていた。こうしたヒットアンドアウェイの出来る対地攻撃持ちの飛行怪人はコイツが初である。
余談
悪人軍団の中では珍しくヒルドラキュラと同様に素体が人間ではない怪人。(ドラキュラはモデルとなった人物がいるのに対して、フランケンシュタインは純粋な怪物である。まあ、彼も元は人間の死体を繋ぎ合わせて作られた為、人間と解釈するのは間違いではないだろうが。その死体とコウモリを掛け合わせて作られた悪人怪人としての姿はある意味で生前をなぞっていると解釈できる。)
実はトカゲバイキングと同様にデルザー軍団の先祖を素体とした怪人でもあるのだが、設定的にも子孫の方が強いという結果になっている。もし、彼らが出会ったらどんな反応をするのであろうか?
元々は、テレビ本編に登場する怪人として「コウモリラスプーチン」の名前で検討されていたものだという。
関連項目
GOD悪人軍団 GOD機関 フランケンシュタインの怪物 コウモリ 仮面ライダーX
ドッガフォーム:モチーフが全く同じ