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概要編集

仮面ライダースーパー戦隊などの特撮ヒーロー番組に登場する、一度倒された悪の組織怪人再生手術や暗黒の儀式、怪人の能力などにより復活した存在が再生怪人である。


仮面ライダー』シリーズなどで特によく見られ、蜘蛛男曰く「改造人間は死亡しても破損した機械部分を修復すれば息を吹き返す」との事。

毎回、怪人が死亡すると爆発して粉々に吹き飛んだりドロドロに溶けたりしているのにどうやって残骸を回収するのか聞いてはいけない(まあ、アルマジロングショッカーライダーみたいに量産された怪人もいたが)。

また、怪人自身が元から自己再生能力を持っているパターンも見受けられるが、本記事で扱うには特殊すぎるため、関連タグの該当怪人の個別記事を参照していただきたい。


再生怪人について編集

主な再生方法編集

ライダーシリーズにおいては、「壊れた部分を直す」以外にも怪人を様々な方法で再生させる能力を持った大幹部が複数登場する。


弊害編集

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ショッカーゲルショッカーなど悪の組織は再生怪人を使って仮面ライダーを倒そうとしたが、記憶を失っているのか生前の出来事について語ろうとしない事が多く、後期に至っては「ガオー」「ウゴー」と唸ってばかりで会話もろくにできないケースさえあった。

初登場時に使っていた技なども概ね使わないまま倒され、使ったとしても十分に生かせず終わってしまうため、戦闘力が戦闘員並まで低下しているかに見える傾向がよく見られる。

仮面ライダーV3』や『さらば電王』などでは幹部級怪人ですら再生怪人として扱われ、『仮面ライダーストロンガー』に至っては再生怪人と一緒に殴り込みをかけた現役幹部までいつの間にかザコと一緒に爆死していた始末である。


この弱体化現象について、早瀬マサト氏が執筆した小説『仮面ライダーEVE』では「ライダーたちは以前戦った怪人の能力弱点をすでに熟知しており、かつライダー間でそのデータを共有しているため、相対的に再生怪人が弱く見えると説明されている。


生前の記憶を保持している再生怪人も全く存在しないわけではなく、以下のような例外もある。

一方、再生ファンガイアの場合は完全な蘇生ではなく自我を持たないゾンビのような存在という設定で、この点は説明されている。


しかし、性能が低下してもでそれを補っており、弱いと言っても戦闘員のように改造人間ではない一般人に倒されるほどである場合は少ないため、仮面ライダーにとってはやっかいな存在でもあった。

平成以降の作品においては、なぜか原典では使用していなかった光線を吐いたりする事が多く、そういった点では記憶や知性を失ったとしても戦闘力だけは強化されているとも取れる。


ちなみに、ショッカーコブラ男が最初に再生した時やGOD機関アポロガイストを再生させた時のように、生前よりパワーアップした状態で再生させる事も(作中の世界における)理論上は可能なようである。

しかし、その描写を見ると組織の中でもごく一部の優秀な科学者でなければこういった手術は難しく、しかも一体強化再生怪人を作るのにもかなりの時間と労力、コストを必要とするようである。

そのためか、こうした「強化再生処置」はシリーズを通してもほとんど行われていない。


再生怪人に準ずる存在編集


なお、こうした場合も、能力が退化していたり、主人公たちが強くなったりして、結局噛ませ犬に終わる場合(例:ヒーローたちが命を懸けてやっと倒せるレベルの強さの超強豪怪人が、通常形態の必殺技であっさり死ぬなど)が多々ある。




その他の番組での再生怪人編集

『仮面ライダー』以前に東映で制作されたドラマ版『ジャイアントロボ』では、余程予算が足りなかったのか徹底して怪獣が使い回され、全26話中1/3くらいは再生怪獣が登場していた。


人造人間キカイダー』でも、敵怪人が全てロボットであるため第14、25、33話、劇場版で再生怪人が登場する。

再生怪人の扱いの適当さはライダーシリーズと全く違わず、特に第14、25話では不完全な良心回路に苦しめられていた悲劇の怪人ゴールドウルフが何の説明もなく完全に悪堕ちしていた始末であった。

まあ、プロフェッサー・ギルが作り直したと考えるのが妥当だが、だからと言って何のためらいもなくボコボコにするキカイダーもキカイダーである。


イナズマンF』のノコギリデスパーやドリルデスパーは再生後に新たな能力を付与されたし、ウデスパー兄弟も元はウデスパーを再生させたものである(ただし分離させたことで本領発揮したとは言い難かったが…)。一方で再生後にとばっちりで処刑されて二代目と入れ替わったハンマーデスパーや、別固体(二代目は宇宙人を改造したもの)が存在するジェットデスパーもいる。


超人機メタルダー』の敵ネロス帝国の4軍団のひとつヨロイ軍団では、一度倒された軍団員と同型の鎧(強化服)を別人が着用して再登場というパターンだった。兵器型ロボットの機甲軍団では、途中から量産型のように同型の軍団員が複数いる設定となっている。


スーパー戦隊でも数えきれないほど再生怪人は登場してきた。

バトルフィーバーJ』第51話の再生悪魔ロボット(怪人と呼べるか微妙だが)は以前と変わらないままバトルフィーバーロボを苦戦させ(ほとんど映像の使い回しだが、ロボの必殺技は受けつけなかった)、『忍者戦隊カクレンジャー』第12話の妖怪レプリカは新獣将が出なかったら危うかった。

獣拳戦隊ゲキレンジャー』に登場するリンリンシーは秘術により蘇えらされているので存在自体が再生怪人である。また、後に真毒により蘇った者達もいる。

獣電戦隊キョウリュウジャー』に至っては組織その物が大地の闇がある限りは何度でも復活できるという厄介な物だった。

また厳密には再生怪人というわけではないのだが、『未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ』においては過去に登場し圧縮冷凍されたはずのロンダー囚人が、双子の兄、姉、叔父、はとこ、隣に住んでいた者、という設定で登場している。作中では「一族そろって犯罪者かよ!」と突っ込まれていた。


重甲ビーファイター』では以前倒されたイカリボンバがイカリバンバⅡに再生され、以前と同じ方法で倒されて2代目レッドルに「学習能力がないのかな?」と揶揄された…と思いきや自力で再生できる能力を付与されていたことがある。再生ジャマール怪人によるバトルロワイヤルにビーファイターが巻き込まれた際、ジャマールが様々な次元で戦ってきたためビーファイターと戦う以前に死んで再生した怪人がいる。ブルービートジースタッグは以前倒した怪人の弱点を知っているが2代目レッドルは初代が戦った相手を知らないのでやり過ごさざるを得ない・最後の相手が再生前が上司の仲間割れが原因で何とか倒せた強敵だった合体怪人デスマルトでどうやって倒すか…という再生怪人のお約束に対する一つのアンサーを出している。


仮面ライダーのパロディでもある「仮面ノリダー」においても「仮面ノリダーV2」ではキングジョッカー自身の細胞を使ってノリダー1号やノリダーV2に倒されたジョッカー怪人やゲロジョッカー怪人達を復活させたり、ノリダー完結編では再生ラッコ男の儀式でカルガモ男、うさぎ男、プードル男、ラッコ男を復活させた。


アニメでもプリキュアシリーズでは一部作品でプリキュアに一度倒された敵組織の幹部が復活するケースがある。

ドラゴンボールGT』ではドクター・ゲロドクター・ミューの陰謀によって地獄とこの世がつながり、地獄から悟空達がかつて倒した敵が登場するというパターンがある。


結論編集

ハヤタ・シン「男子三日会わざれば刮目して見るべし。三国時代武将呂蒙の言った台詞だ。我々の成長を考えておくべきだったな」 ヒーロー戦記(実際に初代ウルトラマンは訓練や実戦を欠かさず行った事で科学特捜隊の援護が無いと倒せなかったアントラーを単独で撃破している)


ビッグワン「一度倒された相手など、俺達の敵ではない!!」 百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊(ただし、ビッグワンは初見の怪人ですら軽く秒殺してしまう程に強いので他の人物ならともかくビッグワンが言っていると全く参考にならないどころか嫌味にしか聞こえない)


キタネイダス「再生怪人が弱いのはお約束ゾヨ」 炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!劇場BANG!!(いくらゴーオンジャーはテーマが最終的に「1番恐ろしいのは人間」になったとは言え敵方であるキタネイダスは立場上言ってはいけない)


余談編集

大人の事情編集

(この先はネタバレ、興ざめになる可能性のあるので、閲覧にはご注意ください)






特撮ヒーロー番組における再生怪人の登用には、スーツ(着ぐるみ)類の「在庫処分」の意味合いもある。

番組の終了によって、使用していた大量のスーツも不要となるが、改造やリサイクルで活用しない限り、資源ゴミ、粗大ゴミとせざるを得ない。

いずれ“ゴミ”と化す怪人たちの最後の活躍(活用)として、“再生(リユース)”怪人が、特に番組・シリーズの終盤に登場する傾向があるのはこのためである。

この辺りの事情は、ショッカーライダーに代表される“偽ヒーロー”も同様である。


しかし、裏の事情はどうあれ、これまでヒーローを苦しめてきた強敵が再び(時には大挙して)立ちふさがる、もしくはヒーローと全く同じ能力を持つアンチヒーロー登場となれば、盛り上がるのは必至である。

中には、(厳密には再生怪獣だが)ガラモンピグモンと2回ずつの再生の末、忘れ得ぬ名エピソードの主役となる例もあるのだから、“ただの粗大ゴミ”として処分されてしまうよりは、怪人たちにはよっぽど浮かばれる花道と言えるだろう。


ただし、それもオリジナルのスーツが使用可能な状態で残っている場合に限る。

オリジナルがすでに処分され一から“再生”しなければならない場合、スーツはあるのだがアトラクション用の廉価版であった場合、オリジナルが現存していたものの経年劣化で酷いことになったいた場合等、下手をすると残念な二代目や、失敗改造を生み出しかねない。

また、オリジナルのスーツを使ったとしても、脚本・演出の拙さから、やはり残念な偽物として汚名を残してしまう場合も……。


その他編集

アニメ一期第16話にて、今までの敵達のクローンに襲われた鳳榊一郎が、『貴様に日本のことわざを教えてやる…再生怪人では勝てないということをな!』といいつつ、あっさり強敵達を撃破している。


再生(?)する仮面ライダー編集

近年では劇中で死亡した仮面ライダーまでもが何らかの理由で再生・復活すると言う再生怪人のごときケースが増えている。

その一例が仮面ライダーチェイサー仮面ライダーゲンム仮面ライダーレーザーなどである。


関連イラスト編集

怪奇蜘蛛男センシティブな作品人喰いサラセニアン決闘!万博跡地!


関連タグ編集

仮面ライダー ショッカー ゲルショッカー

蜘蛛男 コウモリ男 蠍男 サラセニアン かまきり男 カメレオン男 蜂女 コブラ男 ゲバコンドル ヤモゲラス トカゲロン

スーパー戦隊 プリキュア 噛ませ犬 パワーインフレ ネクロマンサー

再生怪獣:怪獣版


バットファンガイア・リボーングランディーヌジルフィーザⅡサラマンデスドラゴンタウ・ザント究極体デズモゲヴァルス:再生怪人でありながらラスボスという稀有な例(厳密にはコピー体や憑依対象を変更しただけの者、残留思念の成れの果てもいるが)。

仮面ライダーSPIRITS仮面ライダーディケイドMOVIE大戦春の大戦映画(東映)スーパー戦隊VSシリーズ:本法則を如実に表している例。

クモコウモリサソリ:ライダーシリーズ序盤の定番キャラ

ドリルデスパー ノコギリデスパー2号 デビルボール2 ヘッダー怪人 ドーラコカトリス2号 ギルーク ゾンビフランケ/サタンフランケ

バラジャグチ ユガンデ ネオコウモリネジレ 冥界魔闘士 ハイネスデューク ツエツエ ヤバイバ 暗黒七本槍 シュートのザンKT2 ゼツメイツ フクショーグン マーダッコ 改造コブラ男 再生アポロガイスト 百目タイタン シャドームーン イカリボンバ2 ライジャ デズル メカニムーン:再生してからパワーアップ・本領発揮し、何話にもわたってヒーローを苦しめた希少な例。

カニ奇械人謎のイマジン、ブーリアン グローダー、再生ツクモガミ軍団(一部):今まで一度も出て来ていないのに再生怪人軍団に紛れ混んでいた新怪人。


特殊な「再生・復活する」能力を持つ怪人編集

メタリノーム カイメングリーン メザロード ゴルゴン 大魔王 ヨロイ騎士 磁石団長 魔神提督

メ・ギノガ・デ オクトパスロード クロコダイルオルフェノク カッシスワーム フェニックス トーテマ(「復活・再生させる」も兼任) ガンマイザー

暗殺ちゃん/ドードーマギア ヘルギフテリアン

サタンメガス サイセイヅノー(「復活・再生させる」も兼任) ギルードヅノー ジンバ 毒ガスネズミ エグゾス イリエス ウラ(後2者は「復活・再生させる」も兼任) ヒエラヒエラ 地球魔獣 センキ 復活 ロン デーボ・ウイルスン

妖怪ネコマタ マーダッコ ドン・アルマゲ アメーバルギン ムー ドーラスケルトン ドーラアンタイオス ゴーマ四天王 ノッペラボウ ジシャックモ テッコツメーバ フショクルーガ 冥獣スケルトン チョウダ ライモン・ガオルファング リセットボタン邪面

サイコ サイコラー イカリボンバ2 アラジビレイ

レディゴールド ブラッディ ロッククリムゾン



特殊な「他の怪人を復活・再生させる」能力を持つ怪人編集

アオニーダ、ガルバー

地獄大使、ブラック将軍、暗闇大使、シャドームーン、ハエ怪人、マリバロン、テイピアアンデッド、タイガーオルフェノク、再生アポロガイスト/スーパーアポロガイスト

マンティスファンガイアスワローテイルファンガイア

アナザージオウ/アナザージオウⅡアナザーディケイドギフ

サタンエゴスサメモズーゴーストカンスザドスレーヅノーシニガミボーマトランプ公爵指輪官女ムカデネジレグレゴリドロドロサタラクラバンパ・イヤーンサキュバス・ヘルズサウナギンナンブラコ(応用で「復活・再生する」も可能)、 セマッタ霊バクトフージERボセキシャドー妖怪フダガエシバングレイ ダイリサイクルワルド

ザンショーオー、スターマインド


仮面ライダーで「再生・復活する」能力を持つ例編集

仮面ライダーゲンムコンティニュー土管

仮面ライダーアバドン

仮面ライダーファルシオン エターナルフェニックス

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