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再生怪人

さいせいかいじん

改造人間は死なん。破壊された箇所を直せばな!
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概要

仮面ライダースーパー戦隊などの特撮ヒーロー番組に登場する、一度倒された悪の組織怪人再生手術や暗黒の儀式により復活した存在が再生怪人である。

仮面ライダー』シリーズなどで特によく見られ、蜘蛛男曰く「改造人間は死亡しても破損した機械部分を修復すれば息を吹き返す」との事。
毎回、怪人が死亡すると爆発して粉々に吹き飛んだりドロドロに溶けたりしているのにどうやって残骸を回収するのか聞いてはいけない(まあ、アルマジロングショッカーライダーみたいに量産された怪人もいたが)。
また、怪人自身が元から自己再生能力を持っているパターンも見受けられるが、本記事で扱うには特殊すぎるため、関連タグの該当怪人の個別記事を参照していただきたい。

再生怪人について

主な再生方法

ライダーシリーズにおいては、「壊れた部分を直す」以外にも怪人を様々な方法で再生させる能力を持った大幹部が複数登場する。
ショッカー地獄大使は人間を生贄に使った悪魔祭りを執り行い、ザンジオージャガーマンら5体を復活させた。
ゲルショッカーブラック将軍は怪人態・ヒルカメレオンの姿で採血した人間血液をエネルギーとして、ガニコウモルらを復活させている(『仮面ライダーSPIRITS』では「型培養プラントに血を与える事で怪人のクローンを量産する能力」になっている)。
GOD機関の再生アポロガイストは自らの生命により神話怪人を再生させることができる(大ショッカースーパーアポロガイストファンガイア化した事でこれを彷彿とさせる能力を手にした)。
バダン暗闇大使は自身をコアとした時空魔方陣によって、過去の怪人を複製する能力を持つとされている。
ファンガイアの中には一般怪人でありながら同族を死体の破片から再生させる能力を持つマンティスファンガイアが登場、後にチェックメイトフォービショップもライフエナジーから同族を復活させる能力を披露した。
ディケイド版ラッキークローバータイガーオルフェノクは灰化したオルフェノクを手からの触手で再構成して復活させる再生の術を持っており、これで倒されたメンバーを復活させている。

弊害

オーズとノブナガとMOVIE大戦
【ネタバレ】劇場ディケイド感想【注意】


ショッカーゲルショッカーなど悪の組織は再生怪人を使って仮面ライダーを倒そうとしたが、記憶を失っているのか生前の出来事について語ろうとしない事が多く、後期に至っては「ガオー」「ウゴー」と唸ってばかりで会話もろくにできないケースさえあった。
初登場時に使っていた技なども概ね使わないまま倒され、使ったとしても十分に生かせず終わってしまうため、戦闘力が戦闘員並まで低下しているかに見える傾向がよく見られる。
仮面ライダーV3』や『さらば電王』などでは幹部級怪人ですら再生怪人として扱われ、『仮面ライダーストロンガー』に至っては再生怪人と一緒に殴り込みをかけた現役幹部までいつの間にかザコと一緒に爆死していた始末である。

この弱体化現象について、早瀬マサト氏が執筆した小説『仮面ライダーEVE』では「ライダーたちは以前戦った怪人の能力弱点をすでに熟知しており、かつライダー間でそのデータを共有しているため、相対的に再生怪人が弱く見える」と説明されている。

生前の記憶を保持している再生怪人も全く存在しないわけではなく、初代ライダーでは再生されたサイギャングライダーキックの威力について語る場面が存在する他、ゲーム『仮面ライダー 正義の系譜』では、死神博士風見志郎を見て「仮面ライダーV3」と呼ぶなど生前の記憶を有している描写が存在する。
再生ファンガイアの場合は完全な蘇生ではなく自我を持たないゾンビのような存在という設定で、この点は説明されている。

しかし、性能が低下してもでそれを補っており、弱いと言っても戦闘員のように改造人間ではない一般人に倒されるほどである場合は少ないため、仮面ライダーにとってはやっかいな存在でもあった。
平成以降の作品においては、なぜか原典では使用していなかった光線を吐いたりする事が多く、そういった点では記憶や知性を失ったとしても戦闘力だけは強化されているとも取れる。

ちなみに、ショッカーコブラ男が最初に再生した時やGOD機関アポロガイストを再生させた時のように、生前よりパワーアップした状態で再生させる事も(作中の世界における)理論上は可能なようである。
しかし、その描写を見ると組織の中でもごく一部の優秀な科学者でなければこういった手術は難しく、しかも一体強化再生怪人を作るのにもかなりの時間と労力、コストを必要とするようである。
そのためか、こうした「強化再生処置」はシリーズを通してもほとんど行われていない。

再生怪人に準ずる存在

その他、『スカイライダー』には過去に倒されたネオショッカー怪人の設計図から新たに作り直したという設定の怪人Ⅱ世部隊が登場。
ドグマ王国ゴルゴムクライシス帝国などが召喚した亡霊怪人も、一種の再生怪人だと言える(亡霊怪人はある種の対抗策がないと無敵に近い)。
また、『仮面ライダーZX』のバダンは過去の時代から怪人をコピーする技術を持つとされ、『ZX』を原作とした漫画『仮面ライダーSPIRITS』では死後の世界から生前の魂を持たない状態で怪人を甦らせており、魂や記憶を持たない事を逆に利用してモグラ獣人だの電波人間タックルだのと言った生前に組織を裏切り、仮面ライダーに協力していた者たちさえも尖兵として利用した。

仮面ライダー剣に登場するアンデッドはその設定を活かして再解放されたという設定で以前倒された個体が再生怪人として登場しており、『仮面ライダー龍騎』や『響鬼』『電王』『W』『鎧武』といった「明確な悪の組織の存在が薄い」作品の場合、過去に倒した怪人と同種の別個体が登場する(どちらかと言うとこれはウルトラマン的でもある)という形で疑似的にではあるが仮面ライダーと以前倒した怪人との再戦が描かれている。
そうした場合も、能力が退化していたり、主人公たちが強くなったりして、結局噛ませ犬に終わる場合(例:ヒーローたちが命を懸けてやっと倒せるレベルの強さの超強豪怪人が、通常形態の必殺技であっさり死ぬなど)が多々ある。

その他の番組での再生怪人

『仮面ライダー』以前に東映で制作されたドラマ版『ジャイアントロボ』では、余程予算が足りなかったのか徹底して怪獣が使い回され、全26話中1/3くらいは再生怪獣が登場していた。

人造人間キカイダー』でも、敵怪人が全てロボットであるため14話、25話、33話で再生怪人が登場する。
再生怪人の扱いの適当さはライダーシリーズと全く違わず、特に25話では不完全な良心回路に苦しめられていた悲劇の怪人ゴールドウルフが何の説明もなく完全に悪堕ちしていた始末であった。
まあ、プロフェッサー・ギルが作り直したと考えるのが妥当だが、だからと言って何のためらいもなくボコボコにするキカイダーもキカイダーである。

スーパー戦隊』シリーズでも数えきれないほど再生怪人は登場してきた。アニメでもプリキュアシリーズでは一部作品でプリキュアに一度倒された敵組織の幹部が復活するケースがある。

結論

モロボシ・ダン「男子三日会わざれば刮目して見よ。中国武将呂蒙の言葉だ。覚えておけ」 ヒーロー戦記

ビッグワン「一度倒された相手など、俺達の敵ではない!!」 百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊


余談

大人の事情

(この先はネタバレ、興ざめになる可能性のあるので、閲覧にはご注意ください)





特撮ヒーロー番組における再生怪人の登用には、スーツ(着ぐるみ)類の「在庫処分」の意味合いもある。
番組の終了によって、使用していた大量のスーツも不要となるが、改造やリサイクルで活用しない限り、資源ゴミ、粗大ゴミとせざるを得ない。
いずれ“ゴミ”と化す怪人たちの最後の活躍(活用)として、“再生(リユース)”怪人が、特に番組・シリーズの終盤に登場する傾向があるのはこのためである。
この辺りの事情は、ショッカーライダーに代表される“偽ヒーロー”も同様である。

しかし、裏の事情はどうあれ、これまでヒーローを苦しめてきた強敵が再び(時には大挙して)立ちふさがる、もしくはヒーローと全く同じ能力を持つアンチヒーロー登場となれば、盛り上がるのは必至である。
中には、(厳密には再生怪獣だが)ガラモンピグモンと2回ずつの再生の末、忘れ得ぬ名エピソードの主役となる例もあるのだから、“ただの粗大ゴミ”として処分されてしまうよりは、怪人たちにはよっぽど浮かばれる花道と言えるだろう。

ただし、それもオリジナルのスーツが使用可能な状態で残っている場合に限る。
オリジナルがすでに処分され、一から“再生”しなければならない場合、下手をすると造形の拙さから、残念な二代目や、失敗改造を生み出しかねない。
また、オリジナルのスーツを使ったとしても、脚本・演出の拙さから、やはり残念な偽物として汚名を残してしまう場合も……。

その他

アニメ一期16話にて、今までの敵達のクローンに襲われた鳳榊一郎が、『貴様に日本のことわざを教えてやる…再生怪人では勝てないということをな!』といいつつ、あっさり強敵たちを撃破している。

関連イラスト

怪奇蜘蛛男
吸血蝙蝠男
人喰いサラセニアン
決闘!万博跡地!



関連タグ

仮面ライダー ショッカー ゲルショッカー
蜘蛛男 コウモリ男 蠍男 サラセニアン かまきり男 カメレオン男 蜂女 コブラ男 ゲバコンドル ヤモゲラス トカゲロン
カニ奇械人謎のイマジン:今まで一度も出てきてないのに再生怪人軍団に紛れ混んでいた新怪人。
バットファンガイア・リボーン:再生怪人でありながらラスボスという稀有な例。
仮面ライダーSPIRITS仮面ライダーディケイドMOVIE大戦:本法則を如実に表している例。
クモ、コウモリ、サソリ ライダーシリーズ序盤の定番キャラ

※特殊な再生パターンを持つ怪人
メ・ギノガ・デ オクトパスロード クロコダイルオルフェノク カッシスワーム フェニックス

スーパー戦隊 プリキュア 噛ませ犬 パワーインフレ

再生怪獣:怪獣版

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