赤石「おはよう、“ヘルギフテリアン”」
「愚かな人類、退屈な世界…全てが無駄…」
「私はギフ様の化身。この肉体は無限なり!」
データ
概要
『仮面ライダーリバイス』第36話より登場。
ギフが複数のギフテリアン(TRUE)を融合させて生み出した第四の新生物。
人間の骨を鎧のように身に纏った黒とマゼンタの身体を持ち、鬼や恐竜を思わせる凶悪な顔つきをしたリザードマンのような姿をしており、カラーリングも相まって仮面ライダーリバイの姿を醜悪化させたようにも見える。
ギフより授かった超再生能力を持ち、体の一部が吹っ飛ぶ程の即死級のダメージを受けても、瞬時に再生させてしまう。
ジャンヌの連続斬撃や零距離のバズーカ砲撃を連続で食らっても無効化出来、ジャンヌ/さくらに「このパターン嫌い!」と言わしめる程。尚、さくらは前に(程度の差こそあれど)倒したはずの敵が復活する経験をしている。
再生能力以外も、本調子で無いとは言えホーリーライブをパンチの一撃で変身解除させる程の戦闘力を秘めており、初登場したばかりの時はリバイスの最終形態のアルティメットリバイス以外では全員で掛かっても全く太刀打ちできないほどの強さを持っていた。
また、最初の個体が倒されて以降も強敵として立ちはだかり、第45話まではアルティメットリバイス以外は太刀打ち出来なかったが、第38話以降の個体は再生能力は健在では無くその後、第45話で久々に登場した時はアルティメットリバイスを物量作戦込みで追い詰める程戦闘力が向上していたが、仮面ライダーアギレラの必殺技を受けて撃破された個体が存在するなど個体差が大きくなっている。
また、譫言の様に呟く事しか出来ない通常のギフテリアンと違って言語能力を有しており、意思疎通が可能な高い知性を持つ。
真に恐ろしいのはギフテリアンTRUEを融合させて生み出す為、これだけの戦闘能力を持っていながらギフにとってはひと手間はかかるもののほぼ無尽蔵に生み出せる量産可能な尖兵である点だと言える(アルティメットリバイスなら苦もなく一蹴できるとはいっても多方面に展開されると為す術がなく、実際それで牛島公子が犠牲になっている)。
活躍
- 第36話「岐路に立つ人類、それぞれの決意」
ギフ自身の野望の為、ギフテリアン(TRUE)を次々と合成して生み出し誕生。人間界へと送り込まれるや、赤石長官が解き放ったギフジュニア軍団を満身創痍になりながら片づけた大二/ホーリーライブの前に現れ、ホーリーライブの「ウイニングジャスティスフィナーレ」で左半身を吹き飛ばされる。
しかし、即座に超再生能力でダメージを無効化、更に瞬間移動のような高速のスピードでホーリーライブとの間合いを詰め、パンチを喰らわせて一瞬でホーリーライブを変身解除に追い込み、ギフの世界へとそのまま戻って行った。
これで「仮面ライダーがギフの勢力に負けた」と言う情報が広まったことで、不安感に駆られてスタンプの押印をしたいと志願する民間人が増えてしまい、赤石長官及びギフの野望がまた一歩進んだ形となってしまった。
- 第37話「激戦必至!決死の悪魔奪還ミッション!」
赤石の前に現れた一輝とさくらを迎え撃つために、ギフデモスとともに出現。ジャンヌと対決したが、前回同様驚異的な再生能力でジャンヌの攻撃を悉く無効化して苦戦させ、ジャンヌ以上の格闘能力で圧倒し、最終的には変身解除へと至らしめた。その後、バリッドレックスゲノムに変身していたリバイスとの戦闘になるが、これが赤石によるギフデモス処分の時間稼ぎとなり、処分が終わるとギフのいる空間へと逃走していった。
- 第38話「父と子が紡ぐ!究極のリバイス!」
悪魔軍団とリバイス陣営が交戦している最中に突如出現。牛島光/仮面ライダーオーバーデモンズと夏木花/仮面ライダーアギレラ、さくら/ジャンヌを不意打ちして変身解除させた。
その後、アルティメットリバイとアルティメットバイスに変身したリバイスに悪魔軍団を差し向けたが全員撃破され、自身が直接赴いて対決。しかし、圧倒的な力に敵わず終始ボコボコにされ、「ファイナルスタンピング」と「リバイ・バイスギファードフィニッシュ」を喰らい、撃破された。
- 第39話「希望と絶望 三兄妹の葛藤」
さらに複数体が生産され、ギフジュニアと共にフェニックスのウィークエンド制圧部隊として活動。うち2体はギフジュニア軍団を率いてウィークエンドの第9シェルターを襲撃、1体が構成員の牛島公子を痛めつけた上で斬り裂き殺害、もう1体が救援に来た牛島光/仮面ライダーオーバーデモンズを圧倒し、撤退を余儀なくさせた。
大二のシェルター襲来時にも1体が同行、アルティメットリバイを背後から強襲しようとするも、アルティメットバイスが気づいたことで失敗に終わる。その後、アルティメットリバイスと交戦するが、以前と同様圧倒的な力に敵わず終始ボコボコにされ、またしても「リバイ・バイスギファードフィニッシュ」を受け、爆散した。
- 第45話「終わらぬ悪夢、守る者と守られる者」
久方ぶりの登場。ギフセクトによる能力で他の悪魔軍団共々復活し、ライダー達相手に物量戦を仕掛けており、アルティメットバイスすら手こずらせた。
しかし再生能力は失われているようで、仮面ライダーアギレラの奇襲攻撃には対処できず、呆気なく撃破されている。
余談
- スーツはアスモデウスの改造。デザイン担当の西澤氏曰く、「ベースはそのままですが、意外と改造元の存在感が無くなっていたので安心しました。」とのこと。ただ、ファンからは初登場直後からすぐ見抜かれていた。
- 複数の個体が登場した場合だと合成だったり、別々のシーンを繋ぎ合わせている。
- あまりにも唐突な登場の仕方と圧倒的な戦闘力から、五十嵐大二役の日向亘氏も自身の公式Twitterで「ヘルギフテリアンってなんだよ、、こちとらギフテリアンも攻略した覚えねーよって感じですが、案の定焦げ焦げのボロボロでしたね。🥲」とボヤいていた。(まあ、この回の前後辺りから大二の扱いがあまりにも悪くなっていたため、このようなボヤきがあるのも仕方ないことである。実際にはギフテリアンは何度か撃破しているのだが…。)