概要
第11話「無敵のさくら、何のための力」より登場。
プラナリアプロトバイスタンプを用いて生み出されたプラナリア型のデッドマン。
野獣のような悪魔がピンク色の折り紙をアーマーとして纏っているが、流石にプラナリアを折り紙で表現するのは難しかったのか、よく見るとアーマーというよりは全身を巨大な布で無理矢理包み込んだ様(というよりまるでぐしゃぐしゃに丸めた折り紙)にも見え、全身の至る所にデッドマン共通の仮面状の顔が複数ある等、モチーフのプラナリアとは似つかないグロテスクな外見が特徴。
生物感のある右腕もよく見ると無数のデッドマンの顔で構成されている不気味な造形をしている。
その姿はさながら不定形の怪物が無数に細胞分裂しているようにも雑に切り刻まれたプラナリアが無限に再生・増殖を繰り返した末に不気味な形でひとかたまりになったようにも見える。
プラナリアの遺伝子情報を獲得しており、どんな傷でも瞬時に再生してしまう驚異的な再生能力を持ち、加えて格闘能力も高く、尻尾を対象に絡めて自由を奪い攻撃を行う狡賢さを持ち、上記の再生能力で際限なく戦うことができる。ただし再生能力には限度がある模様。
また右手からデッドマンの仮面状の顔がついた黄色の光弾を大量に放てる。
デッドマンなので自我がある訳ではないが、時折周りを小馬鹿にするような笑い声に似た声を発する事がある。
フェーズ2
「私の…邪魔をしないで!!」
「よくも俺をこんな姿に...!お前のせいで!」
データ
デッドマンズに加わった心理カウンセラー・灰谷天彦の生み出したプラナリア・デッドマンと、人間が上級契約によって一体化しフェーズ2に進化した姿。
容姿は女性の姿に近くなっているが、全身を包み込む様なフェーズ2共通の白い衣装が拘束具の様に張り付き、軟体質の組織で覆われた魔女の様な姿をしている。また、共通の仮面は両目と額に移動し、後頭部には無数の仮面が浮かび上がっている。
自力で人の姿に戻れない代償を払う代わりに、超再生能力を習得しており、これを応用して自らの体の一部を剥ぎ取って「ノウダラケアームズ」という杖を生み出す事ができる。
灰谷はプラナリアプロトバイスタンプの分裂能力によってこのスタンプを複製し、カウンセラーとしての技術を悪用して宿主以外の人間を誘導しスタンプを使わせる「共同契約」という技術を考案、第11・12話でさくらの通う空手道場の師範・大森聖子を上級契約に至るよう誘導しフェーズ2に進化させた。
変身中は(灰谷の誘導もあっただろうが)聖子自身の自我が次第に失われていくようで、自身を救おうと立ちはだかったさくらに躊躇い無く攻撃を加えようとしている。
1つのバイスタンプから複数のフェーズ2を生み出す事が可能となり、同時に宿主本人がフェーズ2を避けられるという有用な技術ではあったが、アギレラやフリオからは不評だったのか灰谷自身が生贄候補とされており、第14話では灰谷自身がフリオの手で強制的に変身させられた。
宿主本人が変身した場合は、共同契約で変身させた場合より強い力を発揮できるはずなのだが、灰谷の性格も相まって戦闘力が高いとは言い難く、超再生能力やアームズを使うこともなくジャンヌの手でサクッと倒された。
活躍
- 第11話「無敵のさくら、何のための力」
すでに生み出された状態で、聖子が病弱な息子の涼を助けたいと天彦の指示を受け、銀行から手術代となる金を奪う為に送り込まれる。
暴れまわっていたところ、駆けつけたリバイス、ライブと交戦。バイスをぶん殴った所で外へと飛び出し、相手の攻撃を受けても驚異的な再生能力で即座に再生、触手攻撃で追い詰めるが、ブラキオゲノムにゲノムチェンジした上でリバイスブラキオにリミックス変身したリバイスに空中に投げ飛ばされた所を、「ブラキオスタンピングフィニッシュ」と「バットジャスティスフィニッシュ」の同時必殺技を食らい爆散した。
一方、騒ぎに乗じて聖子は躊躇いつつも銀行のお金を窃盗しようとするが、後をつけてきたさくらに見つかり失敗。しかも涼の病態が悪化したことで焦り、今度は天彦から息子が入院している病院に行けば治せる医者がいると聞かされ、新たに生み出したプラナリア・デッドマンと共同契約を結ぶ事を促される。
翌朝、聖子がプラナリア・デッドマンに捕縛させた医者を確認すると、全くの見当違いだった事に気づく。しかも、フェニックスの隊員たちに取り囲まれ、追い込まれた彼女はプラナリア・デッドマンと共同契約を結んでフェーズ2に進化、ギフテクスに変貌。
駆けつけたリバイスの攻撃に怯み、左腕を引きちぎってノウダラケアームズを生成し自身を強化し対抗するも、謎のアイテムを携え彼女を救おうとさくらが乱入。
しかし、変身を試みるが失敗したさくらをそのままノウダラケアームズで攻撃しようと襲いかかるが、その攻撃を庇った一輝/リバイが意識を失ってしまう。
- 第12話「弱さは強さ!?無敵のジャンヌ!」
ダメージを受けたものも意識を取り戻したリバイが戦線に復帰し、リバイとライブの繰り出す同時必殺技を喰らい爆散。聖子はプラナリア・デッドマンと分離されたが、即座に天彦が生み出した別個体のプラナリア・デッドマンに連れ去られてしまう。
翌日、聖子は嫌々ながらも天彦に促されて「共同契約」を再度結んでフェーズ2へと変貌。別のプラナリア・デッドマンと大量のギフジュニアと共に暴れ回り、ヒロミ/デモンズや大二/ライブ、駆けつけたリバイスと戦闘を繰り広げる。
途中乱入してきたオルテカ/ダイオウイカ・デッドマンやフリオ/ウルフ・デッドマンの援助やおびただしいギフ・ジュニアの数にライダー達が対応しきれず優位に立つも、自分の「弱さ」を認めたさくらが駆けつけ仮面ライダージャンヌに変身。
ジャンヌの繰り出すパンチにプラナリア・デッドマンがギフジュニアと共に撃破され、聖子が変貌したフェーズ2も連続回転キックで空中に飛ばされた所を「コブラスタンピングスマッシュ」で聖子と分離、そのまま地面に叩きつけられて爆散した。
その後、バイスに救助された聖子はフェニックスの医療施設へと連行されていき、息子の涼も大二がフェニックスに頼み込んだおかげ治療を受けられることになった。
- 第14話「司令官は…デッドマン!?」
天彦が新たに生み出したと思われる別個体が登場。
彼に連れられてさくらが通う高校に現れ、友人達に正体が露呈するのを承知でジャンヌに変身したさくらと対峙する。
しかし天彦の指示でジャンヌに向かって行ったところで突然現れたフリオに「お前が行けよ」と強制的に天彦と同化させられ、フェーズ2に進化する。
天彦は「よくも俺をこんな姿に...!お前のせいで!」と恨み言を吐きながら襲いかかるもさくらからは「自業自得でしょ!」と返され叩きのめされる(この際フリオも「確かに」と発言している)
その後も(天彦自身が戦闘に不慣れなのもあって)圧倒され続け、ジャンヌクジャクゲノムの「スタンピングスマッシュ」を受けて分離・撃破され、天彦の姿に戻った。
しかし天彦本人はフリオに救出されており、後に選別の儀式を生き延びサーベルタイガー、カメレオンと共にギフテクスへの進化を果たした。
- 第15話「撲滅!対決!デッドマンズ!」
本性を現したオルテカの進言で、アギレラをギフの生贄として捧げるべく儀式を行おうとするも、デッドマンズベースの場所を突き止めた一輝達に邪魔をされてしまい、そのまま交戦。
自身は因縁の相手たるジャンヌに襲いかかり「新しい俺どう? 悪くないだろう?」と人間を捨てた姿をまじまじと見せつけ愉悦に浸るが、「気持ち悪い!」と殴り飛ばされ一蹴。更にジョージ・狩崎から手渡されたタートルバイスタンプでジャンヌがタートルゲノムにゲノムチェンジ、ラブコフが変化したバズーカ砲で思い切り吹っ飛ばされてしまう。
最後は満身創痍になったところをリバイ、ライブ、ジャンヌのトリプルライダーキックを受けて康/サーベルタイガー・デッドマンと共に敗北。すぐさまギフによって力の一部として吸収されてしまった。
冒頭で天彦とは別の個体が登場。リバイ・バイスと交戦しリミックスを発動したマンモスゲノムの「マンモススタンピングフィニッシュ」を受けて撃破された。
- 第46話「向き合う勇気…真に護るべきものは何?」
昨晩の内に行方をくらまし、ギフの囚われの身になったバイスを助ける為に駆けつけた一輝の前に、ギフがばら撒いた寄生虫を介し、再生デッドマンとして誕生。
カメレオン・デッドマン、サーベルタイガー・デッドマン、アノマロカリス・デッドマンと共にアルティメットリバイとエビリティライブに襲いかかり、撃破されてもギフの手で再生されて2人を翻弄するも、最終的に2人の必殺技をギフから庇う形でまとめて撃破された。
プラナリアプロトバイスタンプ
プラナリア!
驚異的な再生能力を持つ生物「プラナリア」の力を宿したプロトバイスタンプ。
カラーはプラナリアの後ろが薄紫、プラナリア部分はゴールドとなっている。
このスタンプの特性として、プラナリアの増殖能力に由来して同じスタンプのコピーを生成することが出来、複数のプラナリア・デッドマンを生み出す事も可能である。
余談
- フェーズ2の武器であるノウダラケアームズの由来は、おそらくプラナリア特有の「ノウダラケ遺伝子」から取ったものと思われる。
- 初登場回の冒頭でライダーやフェニックス隊員と交戦した名称不明のデッドマンズ3体は、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のギャングラー怪人の改造。因みにこちらの方の怪人も久正人が手掛けるデザイナー繫がりである。
- プラナリアプロトバイスタンプの配色がブラキオプロトバイスタンプの配色とほぼ同じ。
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