「ギフ……ギフ……」
データ
概要
『仮面ライダーリバイス』における悪の組織・悪魔崇拝組織デッドマンズの戦闘員で、悪魔獣・デッドマンの1種。
一般のデッドマンと異なり、バイスタンプに宿る特別な生物種の遺伝子情報を持たないが、デッドマンズが崇める謎の存在「ギフ」の名を冠している。
原型を留めないほどクシャクシャになった白い紙屑が骨のように纏わりついた上半身をした、黒ずくめのゾンビのような姿をしており、上半分を失った頭蓋骨のような頭部を持っているのが特徴。後に判明したギフ本来の姿と見比べて見ると、口元と指先は同一の形状である事がわかる。
なお、足の爪の形状は一般のデッドマンと同一。
人間の体内に潜む悪魔がギフジュニアバイスタンプの力で解放されたもの。
基本的に一般人から生まれるデッドマンはギフジュニアがほとんどで、通常のデッドマンが生まれる方がレアケースとされている。
大半は素手で戦うが、骨の様な剣を武器として手にしている個体も見られる。
動きは遅く知性も感じられず、第1話で五十嵐さくらの蹴りで怯んだり、リバイが蹴り飛ばした瓦礫や、オーインバスター50の通常攻撃で少なくない数が爆散していたりと耐久性も高くない。
だが、数に物を言わせて倒されるまで戦い続ける性質上、デッドマンズに備えているであろうフェニックスのメンバーの大半を圧倒しており、並大抵の人間では簡単には太刀打ち出来ない存在である事実には変わり無い。
ギフジュニアバイスタンプ
ジュニア!
ギフジュニアの生成・召喚に使用するバイスタンプ。
カラーは全体的に茶色がかったホワイトとなっている。
バイスタンプとついているが、音声の感じはプロトバイスタンプのそれと同じものになっている。
人間に押すとギフジュニアを生み出すと同時にスタンプに貯蔵することも可能で、戦闘時に一気に解放して量産戦力として利用する。
ギフテリアン(TRUE)といった上位種の登場もあってか暫くスタンプすら登場していなかったが、第36話にて久々に登場。国民にバイスタンプの押印が義務化されたことで集団押印会場が設けられ、フェニックスのコーティングがなされたこのスタンプを一人ひとりに押印している。更にこの後赤石英雄によって貯められた、今までとは桁違いの量のギフジュニアが召喚された。
バイスタンプを取り込んだのか、はたまた端からスタンプ無しでも生み出せるのかは不明だが、ギフが自ら動き出した際にはギフテリアンと共に一気に召喚する場面がある(なお製造の暇が無かったのか一回倒されるまでヘルギフテリアンは出てこなかった)。
劇中では戦闘員を召喚するためのアイテムという立ち位置で一貫されていたが、設定上はライダー達がゲノムチェンジ・ゲノミクスチェンジに用いる事も可能な模様。→ギフジュニアゲノム
余談
- 「『クシャクシャになった紙』がモチーフである」と望月卓プロデューサーから言及されている。
- 上記の様に一般のデッドマンとは異なり、折り紙を模した角ばった造形をしておらず、骨=黒骨戦闘員のオマージュだと思われる。
- 個体によって武器の有無が異なる戦闘員は、バグスターウイルス以来になる。
- デザインやアクションがゾンビゲーマーレベルXに近似しているため、それをネタにした作品も存在する。
- 12話では全体的に装飾が控えめなステージショー用の着ぐるみを使用していると思われる個体も混ざって登場。
- 仮面ライダー令和のゴージャス運動会ではスタッフとして登場している。