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概要

仮面ライダーリバイス』に登場する敵組織・デッドマンズが怒りなどの人間の悪意を利用して生み出す怪人。単なる悪魔ではなく悪魔獣という、より凶悪な悪魔である。

プロトバイスタンプと呼ばれる不思議なスタンプを体に押し付けた人間の内に宿る悪魔を分離や変身という形で解放する。


……というのが事前の情報だったが、人間の体内から悪魔を分離するのはプロトではないバイスタンプでも出来てしまい、ある事情でフェニックスの管理職リバイスドライバーで変身を試みた際にはドライバーに押印する直前のレックスバイスタンプからレックス・デッドマンが分離する事態が"第1話の時点で"起きている(当然変身は失敗。拒絶するかの様にドライバーとスタンプの間には電流が走っていた)。


他にもデッドマンズからスタンプを与えられた者が単独で生み出したり悪意のある第三者が与えたりと、(プロト)バイスタンプさえあれば別にデッドマンズのメンバーが関与しなくても誕生してしまう。

つまり「デッドマンズの実験によって生み出される怪人」というよりはむしろ「バイスタンプの魔力に屈した人間が生み出してしまう怪人」と言えよう。

なおバイスタンプを押しても大抵の人間から生まれるのはギフジュニアが精々で、デッドマンが誕生するのは比較的珍しい事例らしい。デッドマンズ的には「当たり」であると言える。


後述の通り別に1度しか生み出せない訳ではないが、アギレラはデッドマンを倒された契約者に「まだ悪魔を生めそう」と発言するシーンがあるため再出現にも限度はある模様。状況から推測すると強い負の感情を抱き続けている限り発生すると思われる※。ただし、前述の変身失敗した彼の後の発言をみるに、(それほど悪意を持たずに生み出した)デッドマンが倒されると一時的に宿主の悪意が抑制されるとも推測される。

オルテカは負の感情について(悪魔の存在指数)というワードを使っている。また、アギレラの「(この男から)特別な悪魔が出そう?」という質問に「(凶悪犯だから)勿論」と答えている(その一方で「将来への不安」という至極当然な感情から生まれた個体もいる)。


「○○・デッドマン」という名前の通り、押印されたプロトバイスタンプに記録された生物の遺伝子情報を元にした姿と能力を会得しており、スタンプに宿った能力を最大限に発揮して人間に災厄を撒き散らす。

更に恐ろしいのは生み出した人間の悪性が強ければ強いほど成長を遂げる点であり、やがてその人物ごと取り込み一体化することでより強大な悪魔へと進化する。

劇中ではいくつかの段階が確認されており、「フェーズ○」と呼ばれている。


素体となるアーマー下の悪魔のボディは毛むくじゃらな野獣の様なタイプ、爬虫類の様な鱗と光沢を持つタイプ、緑色の昆虫の様なタイプの3種類の系統が存在するが、顔は骸骨の様な形状の仮面で統一されている。

  • 下半身の色と顔の色には関連性があり、脚が野獣の様な個体は金色の、爬虫類の様な個体はオレンジ色の、昆虫の様な個体は緑色の顔をしている。

その本質

その正体は人間が生来より内に潜ませた悪性の実態であり、公式にあるとあるデッドマンの説明でこのように書かれている。そのため、厳密には伝承に登場するような本物の悪魔そのものではない。

バイスタンプの押印によって解放された複雑怪奇な人間の悪性……それこそがデッドマンが悪魔獣と呼ばれる所以である。

44話にて悪魔の始祖・ギフの口から悪魔=生物の放つ悪性エネルギーであることが明言された。


デッドマンの段階

フェーズ1

バイスタンプによって人間から分離する形で生まれた悪魔獣。

出現した押印済みの巨大な契約書が、各バイスタンプに宿る力のシンボルたる生物を象った折り紙のアーマーへ変形し、素体となる三種類の悪魔へ装着されることで誕生する。

劇中では単にデッドマンと呼ばれることが多く、第30話でこの名称が登場した。


常に獣の様な唸り声をあげており、本能の赴くまま暴れ回る。言語能力はないが怒ったり驚いた様子を見せたりと、ある程度の知性がある様な仕草をする事もある。

また、分離元の人間を攻撃することもあるが、基本的にバイスタンプを所持していれば使い魔の様に指示を出して操る事もできる。


出現したデッドマンは、たとえ撃破されてもまたバイスタンプを使用すれば同一人物から出現させる事が可能であり、所有者からバイスタンプを取り上げない限り何度でも現れる。デッドマンの姿は押したバイスタンプに依存するので、個人から異なる姿のデッドマンを出現させる事も可能。やろうと思えば2つ以上のバイスタンプを同時に押して複数のデッドマンを生むこともできる

  • 一度に生み出された複数のデッドマン同士が合体する事も有り、その場合は「TYPE-UNION」と言うキメラ的な姿となってパワーアップする模様。

フェーズ2

自らを生み出した人間と「上級契約」を行い一体化することで、そのデッドマンは「フェーズ2」と呼ばれる強化形態へと進化する。上級契約を交わすと、現れた契約書が赤く変色。紙吹雪となって渦を巻き、それが解かれる事で契約者が悪魔と一体化し怪人態に変貌する。


上級契約の際は、バイスタンプで生み出した自分のデッドマンが出現させた契約書に押印し、契約書の束となった悪魔獣をその身に取り込んで完了する。

また、生み出した人間の悪意が極端に強い場合はデッドマンを生み出さなくてもバイスタンプを起動するだけで赤黒い契約書が出現し、それに押印するだけでフェーズ2に変身出来る。


上級契約を経て変身した契約者は強大な力と引き換えに、後述のギフテクスに到達するか仮面ライダーの必殺技で悪魔と強制分離するかしない限り、人間の姿に戻れないのが特徴。

このことから上級契約前のデッドマンは悪魔そのものというよりも、人間が新たな力を手にするための契約書のような存在なのかもしれない。

基本的には上級契約前よりもスペックは上がっているが、戦闘能力に関しては契約者の素質に依存する形になっているため、自らの悪意や欲望が弱まると暴走したり成長が停滞してしまうアクシデントもある。

フェニックスも上級契約したデッドマンの存在は認知しており、契約者の肉体と精神的な疲弊などの考慮もあるのか公式では更生施設での治療が推奨されている。


折り紙の装甲を纏う獣のような姿をしたフェーズ1のデッドマンと異なり、こちらは人間と一体化した影響なのか、使用したバイスタンプの遺伝子をモチーフとしながらも限りなく人型に近い……それこそ伝承等に登場する悪魔のような外見をしている。特徴としてモチーフとは異なる生物の角が生えているのと、契約書の紙や人間の衣服を思わせる白い装甲やローブ等が装備されており、全体的にキメラのような不気味な造形になっている。

上級契約前の面影が全く無いわけでは無く、デッドマンが身に着けていた仮面が身体の何処かに移動(例:コング・デッドマン→胸部、チーター・デッドマン→両肩)しており、生み出したデッドマンがどの素体なのか判別できる。


また、ボディは生み出したデッドマンの共通の下半身をより強固で禍々しくしたものになっており、特徴は以下の通り。

野獣型変化前と比べるとスリムになっており、突起や黄色の骨のような部位が現れ、猿のような尻尾が生えている
爬虫類型小さな尻尾が生え、単調な鱗だった変化前と比べて赤いラインが加わっており、ロングブーツの様な形状になっている
昆虫型変化前と比べて昆虫らしさが増し、蜂の腹部の様な尻尾が新たに生えている

このように、フェーズ2とフェーズ1の容姿は、「別作品の怪人」と断言しても良い程に乖離しており、「折り紙モチーフじゃない」「骸骨のような顔じゃない」「汎用の足じゃない」等と、やはり別格であるのが見て取れる。

  • このフェーズ以降のデッドマンは白い衣服を身に着けているが、これは「裏返した折紙」をモチーフにしているとデザイナーがTwitterで明かしている。

フェーズ3

更にフェーズ2から先の段階として、ギフによる「選別」と呼ばれる儀式を生き残る事でその加護を受けた存在……「ギフテクス」へと進化することができる。

詳細は該当項目を参照。


フェーズ4

自らにバイスタンプ、ギフにギフスタンプを同時押印することでギフと同化した「アノマロカリス・デッドマン」のみ該当。フェーズ3より先の段階に到達した姿であり、フェーズ3を圧倒的に上回る戦闘能力を持つ。

  • 「親友を殺された怒りの衝動がトリガーとなった暴走状態」から変異したウルフ・デッドマン ライオットが確認された際、狩崎はゲノムラボラトリーでフェーズ4と推測しているが、後に登場したアノマロカリスが「初めてとなるフェーズ4のデッドマンとみられている」とされ、ウルフ ライオットは除外されている。
  • 恐らくアノマロカリスのギフと同化したがデッドマンが『フェーズ4の定義』として見直され、ウルフ ライオットは『フェーズ3の特殊な強化体系』と判断されたものと思われる。狩崎自身も「さしずめ(=今のところ)フェーズ4といったところ」と含みを持たせている事から、その時点での暫定的な判断だった事がわかる。

一覧

フェーズ1/一般デッドマン


フェーズ2


フェーズ3/ギフテクス

デッドマン名変身者初登場話備考・原因
ダイオウイカ・デッドマンオルテカ第1話
ウルフ・デッドマンフリオ第1話
プラナリア・デッドマン灰谷天彦第15話
カメレオン・デッドマン???第15話
サーベルタイガー・デッドマン工藤康第15話
クイーンビー・デッドマンアギレラ第16話
ウルフ・デッドマン ライオットフリオ第18話親友を殺された怒りの衝動がトリガーとなった暴走状態

フェーズ4

デッドマン名変身者初登場話備考・原因
アノマロカリス・デッドマンオルテカ第28話ギフにギフスタンプを同時押印してギフと同化/最後のオルテカが生み出したデッドマン

ギフジュニア

第1話から登場しているデッドマンズの戦闘員。フェーズ1共通の仮面こそ無いものの「特別な生物種の遺伝子情報を持たないデッドマン」と、デッドマンであることは明言されている。


ギフテリアン

第17話から登場した、ギフスタンプで解放された悪魔が生み主の人間を食らって生み出された、デッドマンとも異なる新種の生命体。

詳しい詳細をリンク先を参照。


余談


  • モチーフとなる生物は有名ながらも、ライダー怪人としては珍しかったり、シリーズ初登場となる場合が多い。

  • 人の様に物を掴めるの構造をしていない個体が多く、身体その物が武器となっている。このような手指をしている怪人はスマッシュ以来5年ぶりである。

  • バッタが爬虫類タイプ、レックスが野獣タイプなどモチーフと下半身がちぐはぐな組み合わせな個体が多いが、これは世間で伝承されている悪魔の姿が複数の生物を合わせたような外見である事が多い為、あえてちぐはぐなデザインにしているとのこと。同様にフェーズ2以降のデザインもモチーフとは関係のない生物の角を生やしたものになっている。

  • 足の爪先が二本に分かれて反り返っている者が多いが、これはヤギの蹄のイメージらしい。

関連タグ

仮面ライダーリバイス デッドマンズ(仮面ライダーリバイス)

悪魔(仮面ライダーリバイス)

ライダー怪人

折り紙




ロイミュード:負の感情から生まれたわけではないが、製作者が製造過程で意図的に負の感情を仕込んでいる。また、進化態の一つである融合進化態はフェーズ2と同様に特殊なアイテムを使って人間が怪人と一体化して新たな姿に変異する。こちらも撃破するのに人間と分離する必要がある等、共通点も多い。


アマゾン(仮面ライダーアマゾンズ):同じく衣服を着込んだデザインをした生物モチーフの怪人。なおS1に登場する実験体アマゾンはデザインに衣服が織り込まれており、S2の溶原性細胞産アマゾンは人間だった頃の衣服をそのまま着ているという違いがある。


アナザーライダー:デッドマンと少し違うが、こちらはプロトバイスタンプと同じく契約者自身が仮面ライダーの力を宿したアイテム「仮面ライダーと酷似した姿と能力を持った怪人」に変身するという設定だが、デッドマンの場合はレジェンドライダーのバイスタンプで悪魔を生み出しているため、ある意味アナザーライダーと少し類似したような要素を持っている。


ヒトツ鬼/ヒトツ鬼ングウバウゾー:同期の敵キャラ。


メギド/新型メギドデッドマンジャマト

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