バイス「ヤダ!(泣) なんでこんな臭いの!? もうヤダッ!!(泣)」
一輝「今までのフェーズ1とは、明らかに強さが違う……。これもギフの影響なのか?」
データ
概要
第30話「声優!SAY ME!青春のあとしまつ!」に登場。
ラフレシアプロトバイスタンプを使って生み出されたラフレシア型のデッドマン。
金の仮面を放つ野獣タイプの悪魔獣に、植物を象った緑の装甲と花弁のような赤い巻き紙が顔を中心に覆われている。
容姿はまだ成長段階のフェーズ1なのだが、ギフが復活した影響で格段に凶暴性が増しており、マスコットキャラクターのような見た目にもかかわらず、リバイスコンビを手玉に取るほどの実力を持つ。
ラフレシアの遺伝子情報を元にした、モチーフ通り激臭を放つ能力の持ち主で、顔を光らせて放つ紫色の弾や黄色のガスとして放ったりと攻撃手段に富んでいる。
その威力は同じ悪魔でさえも吐き気を催すレベルらしく、バイスやラブコフも悶絶して嘔吐 し、戦いが好きなバイスは戦意を喪失、ラブコフに至っては(悶絶から電柱に激突したのもあるが)失神するほど。
この強烈な悪臭を武器とするデッドマンかと思われたが、その真価は幻覚作用にある。
ガスを吸った者は過去の記憶が作り出した幻想に囚われ、それが戦いの記憶ならば眠ったまま暴れまわる。作中では一輝とさくらがそれぞれの仇敵との戦いの記憶に囚われてしまった。この作用は吸った直後だけでなく、遅れて発現もする。
また詳細は不明だが、ガスを受けた者達が肉体は離れた場所にいながら、幻想の世界で対話する現象が確認されている。宿主はある目的の為にこの特性を利用しようとしていたが、後述の通りギフの影響で制御出来なくなっていた。
他に葉っぱを模した鋭い爪から強烈な斬撃を繰り出したり、花弁を閉じて相手の拘束も出来る。
活躍
- 第30話「声優!SAY ME!青春のあとしまつ!」
既に何者かに生み出されている状態であり、文化放送のガラスをぶち破って、突如襲撃。
リバイスと交戦するも、強烈な悪臭攻撃でリバイスの攻撃を鈍らせる。
何とか被害を最小限に抑えようとするリバイスによって、収録スタジオの一角に追いやられるも悪臭攻撃や鋭い斬撃で、フェーズ1のデッドマンでありながらリバイスを圧倒する戦闘力を見せつけて優位に立ち、自身に不利であるはずのライオンゲノムやカマキリゲノムすら追い込んでしまう。
だが、マンモスゲノムにガスを塞がれた上に次第に押されてきたので不利を悟ったか、ガスを噴射して目眩し。リバイス達が臭さに怯んでいる隙に壁をぶち破って逃亡した。
しかし戦闘を終えしあわせ湯に戻った一輝にガスの幻覚作用が現れ、その意識を奪い……
- 第31話「幻想の導き、夢のあとさき」
犯人だと思われていたジーコ・池山浩二を捕縛すべくフェニックスが急行するも、そこにいたのは一輝と同じくガスで昏睡状態となったジーコであった。
街中で暴れ回っていたところを五十嵐さくらに見つかってしまい、ジャンヌと交戦。最初は防戦一方だったが、ゲノムチェンジに失敗したジャンヌとラブコフの隙を狙い、得意の悪臭攻撃でジャンヌとラブコフを翻弄、結果ラブコフは激臭でダウンし失神、激臭に耐えながらも攻撃してきたジャンヌを大きな花弁を口のように開いて掴み、幻覚作用のあるガスを直接喰らわせてジャンヌを戦線離脱させた。
その後、ジョージ・狩崎からの連絡を受けた五十嵐大二が到着し、彼が変身した仮面ライダーホーリーライブと交戦。幻覚作用のあるガスや悪臭攻撃を警戒しながらも、軽快に立ち回るホーリーライブに苦戦するものの、自身を更に強化しホーリーライブを苦戦させた。その後、五十嵐一輝が現れ仮面ライダーリバイスに変身されて2対1の戦いとなり、リバイスの属性付与攻撃とホーリーライブによる空中からの攻撃、リバイスとホーリーライブの息の合った連続攻撃に圧倒され、自身の悪臭攻撃や幻覚作用のあるガスも竜巻で無効化されてしまう。そして、リバイスの「ペインティングフィニッシュ」を受け、爆散した。
また、第31話でラフレシア・デッドマンを生み出した犯人が木村昴であった事実が発覚。木村昴曰く「最初に生み出した時はそこまで凶悪じゃなかった」とコントロール不能に陥ったらしく、ギフの覚醒による影響が及んでいる実態が明らかとなった。
ラフレシアプロトバイスタンプ
ラフレシア!
熱帯雨林に潜む激臭のトラップマスター「ラフレシア」の力を宿したプロトバイスタンプ。
カラーはラフレシアの後ろがレッド、ラフレシア部分がオレンジとなっている。
玉置豪曰く「植物のバイスタンプは非常に珍しい」らしい。
余談
- スーツは恐らくライオン・デッドマンの改造。今までのスーツが改造された個体は種族的に近かったり、関連があったりしたが、種族の垣根を超えたモチーフになっている。
- それを暗示するかのように、同話ではライオンゲノムが登場している。
- このデッドマンが登場した第30話では、声優の鈴村健一・神谷浩史が本人役で出演している。彼らは仮面ライダー電王へ出演経験を持つ(鈴村はリュウタロス役、神谷はゴーストイマジン役)ため、初戦のマンモスゲノムへのゲノムチェンジはその縁だろう。
- 『リバイス』では初の植物モチーフ怪人。もっと正確には令和ライダー初の植物をモチーフにしたライダー怪人であり、平成ライダーに登場するウツボカズラ怪人以来の登場となる。テレビシリーズだと、アイビーイマジン以来15年ぶりである。
- ラフレシアがモチーフのライダー怪人は意外にも今回が初。
- 劇中で撒き散らした花粉には幻覚作用があったが、ラフレシアの花言葉は「夢現(ゆめうつつ)」なので、まさに花言葉通りの能力と言える。