「KWAAAA…」(『小説仮面ライダー鎧武』より)
「運命ノ巫女ヨ、一緒ニキテモラウゾ‼」
CV:吉野裕行
2013年12月14日公開の『天下分け目の戦国MOVIE大合戦』のネタバレが含まれます。未見の方はご注意ください。
概要
全体的には僧正がベールで顔を隠したような、或いは忍者のようなシルエットをしている。
武神鎧武が打倒した武神ライダー達を体内に吸収、それによって得たエネルギーを“ご神木”と呼ばれる「ユグドラシル」を思わせるような巨木に流し込むことを使命とする。
武神鎧武の命令には忠実で、知性が有り人語を話すことが出来る。
とある理由により高司舞を「運命の巫女」と勘違いして付け狙う。
4人のアーマードライダー達と同時に戦っても互角以上の戦いが出来る程の戦闘力を持つ強豪怪人であり、モチーフのウツボカズラに相応しく口?で武神ライダー達を吸収出来る(イメージ的にはサラセニアンに近い)。他にも全身から触手状の蔦を生やしムチのように扱う、両腕のカギ爪で相手を切り裂くなどして戦闘を行う。
また、この触手状の蔦は“ご神木”へエネルギーを送り込む際に使用され、描写から察するに、異世界へ扉を開いての空間移動も可能のようである。
ちなみに、本物のウツボカズラ同様に吸収した獲物の消化も行うらしい(仁藤攻介曰く、吸収されたままだったら消化されていたらしい)。
最終決戦で“ご神木”から誕生した怪人軍団を率いガイムを除くアーマードライダー及び仮面ライダービーストと戦い、怪人軍団や持ち前の高い戦闘力で戦いを有利に進めるが、レジェンドライダーアームズを手に入れたライダー達やビーストに次第に押されはじめて怪人軍団を全滅させられる。更に自身も大ダメージを負ったところを、ビーストハイパー、バロン オーズアームズ、龍玄 Wアームズ、斬月 フォーゼアームズの「4大ライダーキック」を受け爆散した。
余談
なお、その正体は結局謎のままであったが、描写から察するに、“ご神木”から誕生したご神木の分身体ではないか?とファンの間では推測されてれいるが詳細は不明(そもそも異世界へ扉を開いての空間移動能力があることやご神木が、高司舞の実家の高司神社にあったヘルヘイムの森の植物のご神木と酷似していることも謎、オーバーロードインベスである可能性も否定できない)。
ちなみに、モチーフ+怪人という名前だが、あの組織とは何の関係もないのであしからず。
また、テレビ本編では虫を喰らうウツボカズラとは逆に、果物を食い尽くし滅ぼす害虫をモチーフにした似たような名前の怪物が登場している。
声を演じる吉野氏は今作が仮面ライダーシリーズ初出演となった。
再登場
『MOVIE大戦フルスロットル』の後日談である『小説仮面ライダー鎧武』にも登場。ヘルヘイム由来の菩提樹の実から量産され、アーマードライダー達に立ち塞がった。
狗道供界の死の世界では、イナゴ怪人と共に大量に創り出され龍玄に襲いかかるが、一瞬で斬月達に殲滅された。
これを踏まえると、その正体は一部のオーバーロードインベスが生み出すことの出来る手駒であり、イナゴ怪人と同質の存在であると推測される。