ハイパー!ゴーッ!
ハイッ ハイッ ハイッ ハイパー!!
概要
仮面ライダービーストの強化フォーム。初登場は第29話。
考古学者の中本治が発掘したウィザードリング「ハイパーリング」により体内のファントム・ビーストキマイラの力を現実世界で行使できるようになった進化形態。
変身シークエンス
通常のビーストに変身後、ビーストドライバー右側のリングスロットにハイパーリングをセットすると、ドライバーから赤い粒子で形成されたキマイラの像が出現(この像はグール程度であれば一掃できるほどの攻撃力がある)。
周囲を旋回したあとビーストの背後に出現した魔方陣にキマイラの像が突入すると像が雲散。粒子がビーストに収束すると同時に赤から青へと変色し、直後粒子が変化した青い炎のようなオーラに包まれれビーストハイパーへの変身が完了する。
スペック
身長 | 208cm |
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体重 | 99kg |
パンチ力(推定値)※ | 12t |
キック力 | 20.3t |
ジャンプ力 | 30m |
走力 | 100mを4.5秒 |
※:本作の魔法使い(仮面ライダー)達は「玩具のウィザードリングを使って遊ぶ子供たちが真似して怪我しないように」という配慮上、原則的にパンチを行わない。そのため公式からのスペックは推定値となっている。
通常形態から防御力とパワーが大幅にアップグレードしている。
ビーストキマイラの頭部を象った特徴的な胸部装甲「キマイラングセル」は現実世界でキマイラの力を引き出せるようになった証である。胸部のタテガミの意匠が肩部に続くようにデザインされており、それに伴い肩アーマーも左右対称な「マーク・ホイーリング」へと変化した。これら各部の金装甲は従来の特殊金属・ソーサリウムから、ビーストキマイラの魔力で生成されたオーラミウムとへ強化。軽量でありながら一般的な攻撃では破壊できないと形容されるほどの強度を併せ持つ。
腕には魔力を帯びた紐「フリンジスリンガー」を新たに装備。ビーストの意志で自在に動き、戦闘時の攻撃や防御に使用でき、中距離の敵を一掃することも可能。ダイスサーベル、ミラージュマグナムと合わさる事で全距離に対応できる。
手首の「キマイラスリーブ」は魔力増幅効率に優れる「オーラムスリーブ」へとアップグレードされ、通常時よりも少ない魔力でより強いパワーを発揮できるようになった。
青くなった魔法衣「ハイペリオンローブ」は外部からの衝撃や魔力を拡散するだけでなく身体能力を強化する働きを持つ。前腕部は「フロントアームボーン」、手部は「トンプソングローブ」。脛部も「リアシャンクボーン」、足元も「ダイムブーツ」へとそれぞれ強化された。
頭部のハイパーフードを覆う「ハイペリオンボンバー」の表面はビーストハイパーの魔力により青く光り、金とのストライプに見える。額には通常形態では存在しなかった鋭利な形状のアンテナ「キマイラウィスカー」を装備している。
複眼「シーサーチャー」や胸部のキマイラの頭部と口と目の部位が赤く、通常形態の黒と金の荘厳な見た目から、赤・青・金というウィザードが「派手っ」と口にするほど彩度が高い姿。
単純な身体スペックはウィザード オールドラゴンにこそ及ばないもののジャンプ力以外でインフィニティースタイルを大きく上回る。
一方アーキタイプ故か魔力による身体能力強化に特化している様で、魔力の再吸収による永久機関化や武器の効果による高速移動と言った特殊能力には乏しい模様。また変身リングではなく魔法リングでスタイルチェンジしてるためか、拡張性も低いと思われる(少なくとも劇中でハイパー変身後にマントを使用した事は無い)。劇中でも登場次週でレギオンにあしらわれたり、白い魔法使い(ワイズマン)には終始圧倒されたりと不遇な面が目立つ。
とは言え本編内で6体(劇場版を含めると8体)のファントムを仕留めるサブライダーでは多めの戦果を挙げており、第49話では片手でハーメルケインを受け止め膝蹴りでワイズマンを怯ませるなど実績は残している。
使用アイテム
中本治が発掘したビーストキマイラの顔を象ったウィザードリング。
発掘当初は一部石化していたが、ビーストハイパーになったと同時に本来の姿になった。
ドライバー右のリングスロットに装填することでビーストをビーストハイパーへと進化させる。
他のリングの約2倍の厚さと、口を展開する仕掛けが特徴。
中本がハイパーリングと共に発掘した魔法銃。使用者に負けず劣らず金と青の派手な色彩と、上部にある魔法の鏡「ミラージュスペクター」が特徴。
当初は元の形が分らない程に石化しており使用不可だったが、ビーストハイパーに変身した事で石化が解け使用可能となった。第32話においては仁藤攻介が生身で使用しており、変身せずとも使用可能。
引き続きダイスサーベルも使用する。
必殺技
シューティングミラージュ
「ハーイパー!マグナムストライク!」
キマイラの"口を開けたハイパーリング"をセットする事で「ハイパー!マグナムストライク!」の音声が流れて発動。
マグナムの鏡から出現したキマイラの幻影とビーストが一体化し、キマイラの形をした強力なエネルギー弾を発射して防御力の高い敵も倒す。
当初は"閉じた状態のリング"を装填した為に何も起きず、仁藤は混乱していたが、キマイラの『口を開けて待っているぞ』というセリフを思い出し、漸く発動に漕ぎ着けた。
ハイパーセイバーストライク
「ハイパー!セイバーストライク!」
口を閉じたハイパーリングをローラーを回転させたダイスサーベルにセットして発動。
ダイスの目の数×4種の生物(ファルコン、カメレオン、ドルフィン、バッファロー)召喚し、突撃させて敵を攻撃する(3なら12体)。
他の形態に倣うなら正式な名称は「セイバーハイパー(ヘキサ)」になると思われる。
ライダーキック
シティウォーズで使用。ビースト変身リングをドライバー左側に再装填し、足にライオンの顔のような魔力を纏い必殺キックを放つ。ビーストハイパー版ストライクビーストと言った所だろうか。
玩具で同様の操作を行うと「キックストライク!ハイパーミックス!」の音声が鳴る。
ライドウォッチ
力を解き放った金色の獅子!ビーストハイパー!
ハイパー! ビーストハーイパー!
「GPライドウォッチ14」の一つとして発売。
必殺技は「ハイパーマグナム」。
余談
- ビーストドライバーの構造上直接こちらに変身する事はできず、一旦基本形態を挟む必要がある。同様の形態にはハイパーフォームやコンプリートフォームがある。
- ノーマルのビーストと同様、マント系のリングが使用可能かは不明。
関連タグ
仮面ライダービーストハイパー:表記揺れ。タグとしては少数派。
タテガミ氷獣戦記:火属性の赤い龍がモチーフのライダーが主役の作品のライオンがモチーフの2号ライダーの最強形態。
メテオストーム←ビーストハイパー→レモンエナジーアームズ