概要
仮面ライダービーストの専用武器。ビーストに「コネクト」の魔法は存在しないため、ビーストドライバーのバックルから取り出す。
基本的には剣だが名前通りダイスが内蔵されており、ビーストの持つファルコ・バッファ・カメレオ・ドルフィのウィザードリングと連動することで先端から魔法の弾を射出することができる。
「サーベル」とは反りの入ったナックルガードの付きの片刃の刀剣の事を言う事が多いが、この剣にそういった要素はない。後述するギミックの存在から、フェンシングで用いる「サーブル」になら多少にている。
外見
中央部に魔力を増幅する魔法の結晶を埋め込んだサイコロ「ビーストダイス」と、それを覆うような金色のライオンのレリーフ「キマイラオーサー」が特徴的。
ライオンの口腔部に指輪を認識する「リングスロット」を持ち、その反対側にリングスロットとダイスに連動したライダーズクレストの描かれたローラーが付いている。
ライオンの頭頂部から刀身「ハイオイドフェンサー」が伸び、剣先の「パストラルフルール」は更に伸長するギミックを持つ。伸長部は大きくしなる柔軟な作りになっているため、見た目以上リーチが伸びる。
金色のライオンが目を引くがグリップ「ブロードケイン」を始めどちらかと言うと黒の面積が多く、ライオン以外の金色は剣先とグリップエンドくらい。刀身のみが銀色になっている。
必殺技
「さぁ!メインディッシュだ!」
- セイバー○○(○○にはマント名が入る)
ローラーを回転させて「ビーストダイス」を回し、「リングスロット」にリングをセットして発動(ちなみに回してから止まるまでドラムロールが鳴る)。出目が「6」だと技名の後に「ヘキサ」が入る。
出目が決定すると同時に目の数(ワン~シックス)とセットしたリングの名前が読み上げられ、リングを離すと「セイバーストライク」の音声と共にそれと同じ動物型の魔法の弾をダイスの目の数だけ放って攻撃する。
最大の出目の「6」では並のファントムなら成す術無く撃破され上級のファントムでも追い詰める程の威力があるが、最小の出目である「1」での威力は無きに等しく軽くあしらわれてしまうなど、一種のギャンブル的な要素も含んでいる。
ちなみに「どんな魔法使いだろうとサイコロの出目に干渉することは出来ない」と言われており、意図して特定の数字を出す事は不可能である。地味にスゴイ。
なお魔力を込めれば大きくなり、「1」でもその分だけ威力も上昇する(ボギーとの再戦で使用)。
ビーストハイパーでも使用は可能。
- セイバーハイパー
展開していない「ハイパーリング」とダイスサーベルを使った強化技。発動手順は通常版セイバーストライクと同じ。
セットすると「ハァイパー!」の音声が流れて待機状態に入り、リングを離すと同時に「セイバーストライク!」の音声と共にダイスの目×ファルコン、カメレオン、イルカ、バッファロー全ての魔法弾を同時に放つ。
出目が「1」でも4発繰り出すため通常のセイバーストライクより大幅に強化されており最大6×4=24発もの魔法弾を放つ事ができる(実践はしていない)。
ただハイパーリングと同時に入手した「ミラージュマグナム」で確実に強力な攻撃を繰り出せるためこちらの使用回数はかなり少ない。
立体物
指輪装填 DXダイスサーベルが2012年12月29日に一般販売。
バッファウィザードリング付属。
キマイライズとグリフォンのウィザードリングでも必殺技音声を鳴らす事ができる。
余談
- ライオンでサイコロ。何か出そうな気がしませんか?
- 超全集によると、実は正しい技名は「セイバー」+「使用したリング名」らしい。つまりファルコリングなら「セイバーファルコ」、ドルフィリングなら「セイバードルフィ」が正確な技名なようだ。またダイスの目が「6」だった場合は「セイバーファルコ・ヘキサ」のように末尾に「ヘキサ」を付けて呼ぶのが正しい技名になる模様。要するに流れる「セイバーストライク」は必殺技名を言っている訳ではない。
- なおウィザードは「キックストライク」でライダーキックを発動するが技名は「ストライクウィザード」なので、この仕様はウィザード系ライダー共通だったりする。
関連タグ
ベノサーベル:何気に共演している蛇のサーベル。実はサーベルと名の付くライダー武器はこれらとキバーラの3つしかない。
タツロット:ルーレット方式の強化変身兼必殺技発動ツールなドラゴン。ただしハズレは無い。
サウザンドジャッカー:使用したアイテムに応じた動物のエネルギーを飛ばす技を持つ金色の剣。こちらも使用者のカラーリングが金色である。
2号ライダー武器