概要
以前から仮面ライダーのマークは一部ライダーに存在したが、ライダーズクレストとして確立したのは『仮面ライダーディケイド』が初である。さらに厳密に言えば、ガンバライド1弾のカードの裏面で初めて定義された。
ディケイドが所有するライダーカードには、表面右下と裏面中央にライダーズクレストが描かれている。また、ディケイドライバーには『仮面ライダークウガ』から『仮面ライダーキバ』までの9つのライダーズクレストが描かれており、彼が巡るべき9つの世界を象徴している。
ネオディケイドライバーには更に『仮面ライダーW』から『仮面ライダービルド』までのライダーズクレストが追加されていて、その数は『ディケイド』と『ジオウ』を除いた18。サブライダーを考量する場合はすさまじい量になる上、ガンバレジェンズガンバライジングなどでも参戦していないライダーはまだクレストが不明になっているケースも多い。
ディケイドライバーにカードをスキャンすると、カード裏面のクレストが透けて見えるほか、文章と共にライダーズクレストが空中に浮かび上がる。
他にも、ディケイド劇中では、各仮面ライダーを象徴する存在として随所にライダーズクレストが登場する。
そしてディケイドと同じくレジェンドライダーの力を使うジオウのライドウォッチにもそのライダーが活躍した西暦と共に刻まれている。
また、ライダーカードを模して作られたデータカードダス・ガンバライドにも、カード裏面にライダーズクレストが描かれる。これには、本編未登場のものも含むため貴重な資料。ガンバライジング、ガンバレジェンズでもクレスト表記が続投されているが、ガンバライジングではクレストがライダーの影に隠れることで全部見えないこともある。
戦隊クレストなどと比べ、こちらは番組タイトルロゴから来ているものが多い。
昭和ライダーのライダーズクレスト
仮面ライダー1号、仮面ライダー2号
「立花レーシングクラブ」のマーク。
仮面ライダーV3
番組タイトルロゴのV3の部分。
ライダーマン
バックルの三角マーク。
仮面ライダーX
番組タイトルロゴのXの部分。
仮面ライダーアマゾン
変身ベルトコンドラーの図案化。
仮面ライダーストロンガー
番組タイトルロゴのSマーク。
スカイライダー
愛車スカイターボに描かれたマーク。
仮面ライダースーパー1
愛車Vマシンに描かれたV。
仮面ライダーZX
タイトルロゴのZXの部分。
仮面ライダーBLACK
胸部のゴルゴムのシンボル。リンゴを喰らおうとする蛇を図案化したものとされる。
仮面ライダーBLACK RX
胸部に描かれたRXマーク。
仮面ライダーシン
タイトルロゴの真の部分。
仮面ライダーZO
タイトルロゴのZOの部分。
仮面ライダーJ
タイトルロゴのJの部分。
平成一期のライダーズクレスト
(※各作品の主役ライダーのクレストのみを掲載)
『仮面ライダークウガ』
アルティメットフォームの場合、原典と同じ「四本角の戦士」と通常の三本角が混在して用いられている。
『仮面ライダーアギト』
必殺技時などに現れる仮面ライダーアギトの紋章。
仮面ライダーギルス、仮面ライダーアナザーアギトに関してはガンバライジングの稼働後やディエンドライバーのCSMでようやくクレストが判明した。
『仮面ライダー龍騎』
仮面ライダー龍騎のカードデッキと頭上に描かれた、契約モンスター・ドラグレッダーの紋章。
CSMやガンバライジングではメインのライダー以外に仮面ライダーシザース、仮面ライダーオーディン、仮面ライダーファム、仮面ライダーライア、仮面ライダーガイなどのクレストが明らかになった。さらにディケイドライバーCSM版バージョン2では残りのライダーのクレストも判明した。
『仮面ライダー555』
番組タイトルロゴの英題部分である斜体ギリシャ文字の「φ」。
『仮面ライダー剣』
仮面ライダーブレイドのベルトや武器、体の各部分に描かれたスペード。
特にクレストが仮面ライダーディケイドの時点まで不明なライダー群であった。仮面ライダーグレイブは「A」を模したマーク。
『仮面ライダー響鬼』
劇中の全ライダーが同じ三つ巴クレストである。
『仮面ライダーカブト』
劇場版含む全ライダーが固有のクレストを所持しているが、ZECTマークの表記が統一されている。
『仮面ライダー電王』
デンオウベルトとライダーパスに描かれた、時計と路線図を元にしたと思われるマーク。くの字型パンタグラフにも見える。
仮面ライダーゼロノスのみフォームの変更時にクレストが変更される。
『仮面ライダーキバ』
必殺技時などに現れる仮面ライダーキバの紋章。
仮面ライダーサガのみやけに複雑なクレストが採用。
『仮面ライダーディケイド』
ライダーカードやライドブッカーに描かれた仮面ライダーディケイドの顔が入ったバーコードのマーク。
(ちなみにバーコードの下の数字はアルファベットに置き換えると「DECADE」。)
平成二期のライダーズクレスト
(※各作品の主役ライダーのクレストのみを掲載)
『仮面ライダーW』
番組タイトルロゴのW部分であり、ダブルドライバーのマキシマムスロットのスイッチ部分に描かれたWのマーク。
仮面ライダーアクセルトライアルは仮面ライダーアクセルとクレストが異なることがガンバライドで判明。アクセルブースターはアクセルと同じクレストである。
『仮面ライダーオーズ/OOO』
仮面ライダーオーズのオーラングサークル。タトバコンボの場合は上の画像の通りだが、他のライダーとは違いライダーズクレストが1つに固定されておらず、コンボ・形態ごとにライダーズクレストが変わっている。そのため、全パターンのクレストを記載するとなると...
『仮面ライダーフォーゼ』
仮面ライダー部の顔マーク。
クレストが異なるライダーは仮面ライダーメテオのみ。
『仮面ライダーウィザード』
仮面ライダーウィザードが魔法を使う時に出現する魔法陣。
『仮面ライダー鎧武/ガイム』
仮面ライダー鎧武の額の飾り。仮面ライダー邪武、仮面ライダーイドゥン、仮面ライダーセイヴァー、仮面ライダー冠以外のほぼ全ライダーのクレストはガンバライジングで判明済み。
『仮面ライダードライブ』
トライドロンを含む「ドライブシステム」のエンブレム。
劇中ではこの形をした手のひら大のプラスチックの円盤を泊進之介が少年に渡すシーンが存在、実物としてのライダーズクレストが存在する希有な例である。
なぜかガンバライジングでは仮面ライダールパン、仮面ライダー3号のクレストが描写されていない。
『仮面ライダーゴースト』
『仮面ライダーエグゼイド』
番組タイトルロゴの仮面ライダーエグゼイドを模した顔の部分。
『仮面ライダービルド』
フルボトルのキャップに描かれている歯車のような図形。それ以外のライダーもほぼすべて歯車マークがベースになっている。
仮面ライダーブラッドのクレストは劇場版で中途半端に描写されたが実体は不明。仮面ライダーエボルはブラッドスタークと同じコブラマークである。
『仮面ライダージオウ』
仮面ライダージオウのOシグナル(額)部分に配された「カメン」の文字。
仮面ライダーツクヨミのみ、ガンバレジェンズの稼働後に唐突にクレストが「カメン」からただの月マークに変更された珍しい経歴を持つ。
『仮面ライダーアマゾンズ』
仮面ライダーアマゾンアルファと仮面ライダーアマゾンオメガの顔が合わさったようなマーク。
令和ライダーのライダーズクレスト
共通点として、サブライダー含むほとんどのライダーのライダーズクレストは基本フォームの顔がモチーフになっている。
(※各作品の主役ライダーのクレストのみを掲載)
『仮面ライダーゼロワン』
仮面ライダーゼロワン ライジングホッパーの顔。それ以外のライダーも顔マークのみがベースになっている。なぜか劇場版限定ライダーの仮面ライダー1型にも専用クレストがある。
『仮面ライダーセイバー』
火炎剣烈火に配されたエンブレム。
『仮面ライダーリバイス』
番組タイトルロゴの、仮面ライダーリバイと変身していないバイスの顔を組み合わせたもの。バイスのマークはリバイの牙のデザインにも見える。
仮面ライダーライブ、仮面ライダージャンヌにも悪魔のロゴが入りつつ四角型のロゴになっている。仮面ライダージュウガに関してはガンバライジングの最終弾でついに判明した。
『仮面ライダーギーツ』
仮面ライダーギーツの顔。ライダーコアIDのシンボル。デザイアグランプリの劇中であからさまに全ライダーのクレストが描写されているため、全て数えるととんでもない事に...
『仮面ライダーガッチャード』
ライドケミーカードの裏面を意識した、スチームホッパーのマスクがカードから飛び出すようなデザイン。
仮面ライダーレジェンドはディケイド風のロゴに四つの黒点を追加したもの。
『仮面ライダーガヴ』
仮面ライダーガヴの顔とモチーフであるお菓子の包装を組み合わせたデザイン。
『仮面ライダーBLACK SUN』
仮面ライダーBLACK SUNの胸に配されたゴルゴムのマーク。
『シン・仮面ライダー』
「R」の文字をバックに、前方から見たバイクを第1バッタオーグの顔のように意匠化したエンブレム。
原典の「立花レーシングクラブのマーク」をアレンジしたデザインとなっている。
pixivでの扱い
本編のライダーズクレストももちろん描かれるが、pixivではむしろ「pixiv」の世界の仮面ライダーのものを描いたものが人気である。
また、本編の仮面ライダーのうち、ガンバライド未登場ライダーのものを想像して描いたものもある。