概要
「オレの体は今日のためにあることを…V3、あんたが教えてくれた!!」
バダンによって改造された村雨良が変身する仮面ライダー。
モチーフはカミキリムシ。体の99%を機械化されたパーフェクトサイボーグである。
データ
身長 | 188cm |
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体重 | 78kg |
ジャンプ力 | 60m(ひと跳び) |
走力 | 0.6秒(100m) |
脚部にはジェットエンジンが搭載され、最大300mまで上昇することが可能(体内には数十万個のサーボモータが搭載されているという)。
それまでのライダーのように体術を駆使した技はあまり使えないが、その代わり忍者ライダーの異名どおり全身に備えた武器を駆使して戦うライダーである。
設定によれば100mを0,6秒という驚異の俊足を持つ(『仮面ライダーの常識 乱世激闘編』より)。これは仮面ライダーアマゾンのジャングラーや仮面ライダークウガのトライチェイサーよりも早く、加速能力や体感速度操作を除けば今の所最も「素」の状態で足が速い仮面ライダーと言える(フォームチェンジも含めれば、仮面ライダードライブタイプフォーミュラの0.2秒が最速)。
漫画「仮面ライダーSPIRITS」の設定では彼はバダン首領の新たなる体となるために開発されたことになっている。
これまでのライダーでは風力、電力と様々なエネルギー源が登場したが、彼は水素がエネルギー(つまり原子力)となっている。とはいうものの、実は小型原子炉は旧1号の時点でコンバーターラングに組み込まれている。
Zは「ZENITH(ドイツ語で最高)」、Xは「未知数」を意味するイニシャルである。パーフェクトサイボーグにふさわしいネーミングだと言えよう。
技の一例
- 十字手裏剣
ヒジの部分にくっついている。ダイヤモンドより硬い刃を持ち、1000m先の鉄板だって貫くほどの威力を持つ。別名:十型手裏剣
- 衝撃集中爆弾
- マイクロチェーン
- 電磁ナイフ
- 虚像投影装置
またこれで他人に変装することも可能で、仮面ライダー大戦では暗闇大使に変装していた。
- ZXキック
- ZX穿孔キック
- ZX稲妻キック
余談
昭和ライダーとしては珍しく、デザインが左右非対称になっているのが特徴。
また初期案には『1号からスーパー1』までのライダーに変身できるというものがある。
この設定はある作品で採用されることとなる。
『仮面ライダーZX』の主人公であり、一応映像化もされてはいるものの『仮面ライダーZX』自体がほぼ雑誌のグラビア企画程度にしか展開されず起承転結のある物語として描かれていない為、長い間昭和ライダーの中でもかなり影が薄く不遇な存在だった。
漫画「仮面ライダーSPIRITS」で主役となった事で現在では知名度や人気も上がっている。
ガンバライド/ガンバライジング
ガンバライドでは第7弾から参戦。SRで登場。
声は菅田俊氏。なんと本人ボイスである。スタッフにZXファンがいるからとの噂。
必殺技は「衝撃集中爆弾」。演出が地味なのが残念。
第11弾で再びSRで登場。
新必殺技として「ZXキック」が実装された。
その後、S2弾でSR、S3弾ではオールタイプキャンペーンの1枚・機械タイプ代表としてCPで登場した。
ガンバライジングでは3弾から参戦。SRで登場。
こちらでも声は菅田俊氏。
バースト必殺技は「ZXキック」。
仮面ライダーSDでは
「ギャンブルで勝負感を養うのも、大事な特訓!…俺は涙を呑んでRXを鍛えてやってるんだ、地球平和の為に!!」
「いい男紹介しまっせぇ。五千円でどうです、五千円で?」
「泣くな!違う女に乗り換えればいいじゃないかよ〜」
…上に書いた主なセリフでだいたいわかったと思うが、歴代1ヤバいゼクロス。仮面ライダー一号や仮面ライダーBLACK RXと共に「マイティライダーズ」を組んでおり、グランショッカーと戦っている正義のライダーだが、性格はドSで後輩であるRXをイジるのを楽しむ。例えば
・一号が真面目にバイクの訓練をする中コースのど真ん中で RXとギャンブルに興じる。
・そして一号に咎められると上記(1番目)の台詞でこれも特訓だと主張
・一号が(呆れ気味に)去るのを見計らって RXにギャンブルの負け分を要求。しかも分割払いにして欲しいというRXを「やかましい!今すぐ払うんだ」と一蹴してプロレス技で脅す
・RXが落とした箱を借金のカタに預かろうとするが、彼が「ミチル」という名を口にすると「場合によっちゃ許してやる」と言いながら何故か刑事ドラマ風に尋問する(しかもご丁寧にカツ丼付き)。
・その後、公園で彼がまだ思いを伝えられていないことを知り、「予行練習をしよう」と言い出して告白番組に出演させる…が、 RXがライダーマンに蜂女を取られて泣いて逃げ去るのを見て大笑いする。
・その直後、スカイライダーにグランショッカーの暗躍を知らされると、「こんな時に何をしてるんだRXの奴!?」とかぬかす(無論一号に「お前のせいだろうが」とツッコまれた)。
・世界的テニスプレーヤーの伊藤選手を怪しまれずに見張る為に女子テニスプレーヤーに変装するが、一号に「一発でバレる」と言われる程下手
・その姿のままRXを応援するがクッソ気持ち悪い(パンチラまで入れてる)
・直後に偶然ミチルと遭遇。RXに「今度こそ大丈夫」と言って彼の気持ちをミチルに伝えようとするが、その時出てきたのは上記2番目の台詞(こちらもご丁寧にリーゼントにサングラス、アロハシャツという格好に変装)
・ミチルが蜘蛛男に拐われてしまい、自責の念に駆られるRXを励まそうと上記3番目の台詞を言う(しかも彼の上に偉そうに座りながら)。当然RXに「そういう問題じゃないでしょうが!」とツッコまれた。
…お前ZX乗っ取ったJUDOだろ。
でも流石に悪い所ばかりでなく(そりゃそうだ)、怪人と戦ってる時は基本真面目だし、最後にミチルを救出したRXにプレゼントを彼女に渡すように促すなど、なんだかんだで彼の恋を普通に応援していた模様(諸事情により失敗に終わるが)。
尚演じたのはあの難波圭一氏である。大御所何やってんすか。
そして氏の怪演とZXのマイナーさも相まって本編のZXのイメージに風評被害が生じるレベル。
あとアドリブも非常に多く、戦闘員との戦いでは「バク転!バク転!」とか言ってたり、蜘蛛男の糸に絡め取られた際には「イモムシ!」と言う、蜘蛛男に吹っ飛ばされて「センパーイ!」と叫びながら落ちるRXを急に現れて助けるシーンでは「呼んだ?」と言っている。そして極め付けはこの後のテレビバエが目から放った光線を受けて「わー、テレビを見ない時は電気を消せー!」と叫ぶシーンである。
関連イラスト
演者
CV
- 菅田俊
- 吉野正裕(『オールライダー対大ショッカー』)
- 堀之紀(『ライダージェネレーション』シリーズなど)
- 難波圭一(「仮面ライダーSD」)
スーツアクター
関連タグ
10号誕生!仮面ライダー全員集合!! 仮面ライダー大戦
コマンドロイド サイボーグ忍者
仮面ライダー一覧 主役ライダー 忍者ライダー
仮面ライダーギルス:「カミキリムシ」をモチーフにした後輩ライダー。
仮面ライダーフィフティーン:後の時代に誕生したバダン製仮面ライダー。
仮面ライダーマッハ:姉がいるライダーであり、『バトライド・ウォー創生』では固有の掛け合いがある。
磁雷矢:同じく赤い忍者である特撮ヒーロー。
レジェンドライダー関連
クジャクゲノム
スーパー1 → ZX → BLACK