概要
背びれを開閉させる動作を行ったあと、ジャンプして腕を上段に振りかぶり、手首の刃「アームカッター」で獣人の身体を切り裂く。更に身体を捻りながらもう一度切り裂いたり、脚の「フットカッター」を使ったハイキック、回し蹴りを併用することもある。
切られた相手はとんでもない勢いで血を吹き出し血みどろになって息絶えるのが特徴。
獣人大ムカデやワニ獣人など序盤の敵は失血死することが多かったが、黒ネコ獣人の首を斬り落としたのを皮切りに、首がすっ飛んだり、突然写真のごとくペラペラになった身体が十字に裂けて飛び散ったりとドンドン演出が派手になっていき、ガマ獣人戦に至っては切っただけで大爆発した(従来のシリーズでは敵怪人は常に爆発するものではあるが)。
この技があまりにもグロかったため、当時トラウマになった子供たちも多いらしい（爆笑問題・太田光、さくらももこなど）。
なお、物語当初はあまり使いこなせていなかったのか、敵との揉みあいの最中にアームカッターを叩きつけて切り裂く地味な技として使っており、クモ獣人、獣人吸血コウモリ、カマキリ獣人、モグラ獣人にはトドメを刺せなかった。
また、「大切断！」という掛け声を発するようになったのはアマゾンが日本語で会話できるようになった番組後半以降である。
客演作品での使用例
カードゲームガンバライドでは残虐表現の回避のためか、切断された際に血飛沫の代わりに火花が飛び散るようになっており、クライマックスヒーローズシリーズや映画作品ではこれに倣った表現で大切断をする場合が多い。
映画『MOVIE大戦MEGAMAX』では複製スミロドン・ドーパントとの決戦時に使用し、なんと背中まで火花が到達していた（早い話が真っ二つ）。
2017年11月26日放送のアメトーーク「仮面ライダー芸人SP」第3回では、スタジオを襲撃したショッカー(戦闘員とイカデビルにアンガールズの田中が拉致された)を撃退するため、仮面ライダービルド ラビットタンクフォームと共闘。
ボルテックフィニッシュのグラフ軌道にアマゾンライダーも乗りながら大切断を放つという「ボルテック大切断」とも言うべき合体技が成立した……が、スペースイカデビルはボルテックフィニッシュに一撃で倒されてしまい、その爆風によって吹き飛ばされてきたアンガールズの田中が第3回本編内で紹介されたガマ獣人のごとく四分割にされて、ペラペラになり飛ばされてしまう……
しかし、
ナレーションと共に田中は無事復活したのであった(ただし、服はボロボロになり、体には4つに切られた跡が残っていた)。
スーパー大切断
ガガの腕輪を合体させて2つの腕輪を合わせて放つ強化版の大切断であり、アマゾンの最強技。
その威力はガランダー帝国の全能の支配者＝真のゼロ大帝の首を一撃で斬り落とすほど強力である
後年のゲーム作品では最後にゼロ大帝の首を落とした横薙ぎチョップを通常の大切断との違いとして強調する場合が多い。
基本的にはガガの腕輪を合体させた凄い大切断として扱われ、通常の大切断よりもド派手な演出の最強技として位置付けられている。
バトライド・ウォー創生ではガガの腕輪を合体させた状態がある種の最強フォームとして扱われている。
『仮面ライダーディケイド』で十面鬼ユム・キミルに対しスーパー大切断を放った際には、通常の大切断とは異なりアームカッターから光の軌跡のようなものが放たれたほか、一瞬だけ緑色の血が噴き出すシーンがある。
漫画『仮面ライダーSPIRITS』では発動時にアームカッターの刃が曲刀のように長く伸びるなど、通常の大切断との違いが見た目でわかりやすく演出されている。
ダブル大切断
他のライダーの斬撃系必殺技と同時に敵を切り裂く合体技。
『仮面ライダーフォーゼ 超バトルDVD 友情のロケットドリルスイッチ』では仮面ライダーフォーゼのシザースモジュールと、『仮面ライダーSPIRITS』では仮面ライダーZXの電磁ナイフと同時に使用した。
仮面ライダーアマゾンズでは
リブート作『仮面ライダーアマゾンズ』にも、大切断に相当する必殺技「バイオレントパニッシュ」「バイオレントスラッシュ」が登場しており、やはり切られた相手は激しく体液を噴き出して絶命する。しかも本作の怪人「アマゾン」は特性上爆発しないため、切断された上半身が崩れ落ちたり、残された死体がドロドロに液状化するなど、余計にグロさを追求した表現になっている。
ただし、アマゾンは人工生命体であるため、体液は黒く、あくまで人間や他の動物とは異なる存在である事が強調されていた。
……のだが、Season2から登場する溶原性細胞アマゾンは元人間ということで血の色も赤になり、戦闘シーンのグロテスクさが更に増してしまった。
前述の必殺技を使用することは減ったものの、敵の身体を貫手で突き破ってアームカッターで強引に引き裂くなど、ヒーローとは到底思えない方法で敵を惨殺することが増え、しっかりと大切断の系譜は受け継がれている。
シリーズ後半では仮面ライダーアマゾンネオや仮面ライダーアマゾンネオアルファなど武器を多用するライダーも増えたが、一応必殺技が切断系の技であることは共通している。
また、Season2主題歌のタイトルは『DIE_SET_DOWN』
すなわち、空耳で大切断と聞こえるようになっている。
関連イラスト
主に仮面ライダーアマゾンのイラストが大多数だが、相手を両断する系のイラストにも本タグが付けられる事がある。
