声:槐柳二
※5、6話OPテロップでは池水通洋と表記。「テロップが誤り」「初回放送時は5,6話のみ池水氏だった(講談社「仮面ライダー怪人大全集」に明記)が再放送以降差し替えられた」の2説が存在。
概要
「チチューン!」
『仮面ライダーアマゾン』に登場した、秘密結社ゲドンによって生み出されたモグラの獣人。鳴き声は「チチューン」。
仮面ライダーアマゾンと死闘を演じ敗北したが、その後情けをかけられ仲間になる。
『仮面ライダーシリーズ』史上初、悪の組織から正義の側に回った怪人。はっきり言うと、ライダーマンばりに活躍し、視聴者に猛烈な印象を与えた。平成以降ならサブライダーにされてたかもしれない。
同様のポジションには、『仮面ライダーBLACK』のクジラ怪人などがいる。
性格は気弱だが、いざというときは活躍する。アマゾンと共に、時にはジューシャたちを倒し、時には穴を掘って人質の逃げ道を確保する。
おまけに、ムードメーカーかつギャグメーカー。
岡村マサヒコとの、「モグラがラジオどうすんのさ?」「これから俺も生きていくために社会勉強しないとな」「バッカみたい!!」というやり取りが印象的。
その後もマサヒコやアマゾン達と交友を深めるが、ゲドン壊滅後に現れたガランダー帝国との戦いの中で、キノコ獣人の起こそうとする作戦を阻止しようと奮戦し、その毒によって命を落とす。
その勇敢な最期に、アマゾン、岡村マサヒコ、その姉リツ子、立花藤兵衛ら皆が涙し、墓銘碑には「勇気の士モグラ獣人の墓」と書かれている。
仮面ライダーSPIRITSにて
『仮面ライダーSPIRITS』では、他の怪人同様、九州で魂を失った状態で復活。十面鬼ゴルゴスに命令されて阿蘇山火口にダイナマイトを仕掛け、アマゾンライダーを噴火に巻き込んで吹き飛ばそうとした。アマゾンはギギとガガの腕輪の力でマグマを石化させるが、クロネコ獣人にガガの腕輪を奪われ、腕輪は十面鬼のもとに渡ってしまう。十面鬼は時空魔法陣で沖縄に向かい、アマゾンもその後を追った。取り残されたモグラ獣人は阿蘇山に駆けつけていたマサヒコにより保護され、SPIRITSに捕獲される。
記憶を持たないモグラ獣人は周囲の環境の変化にビビりまくり、その外見からSPIRITS隊員にも迫害されることとなるが、アマゾンとマサヒコとの絆により、かつてのモグラを彷彿とさせる活躍を見せる。
その活躍は、BADANには言葉を超えた恨みを持っているゴードンが「そいつを絶対死なせるんじゃねぇぞ」と言うほど(ちなみに、ゴードンは「BADAN製の複製品で魂がないから」という理由で復活モグラをリンチする一方で、ゲドンのモグラ獣人についてはその功績を讃える発言をしている)。
しかし、ヤマアラシロイドの毒針で凶暴な巨大怪獣に変身させられてしまい、理性を失ってアマゾンの左腕を斬り落としてしまう。元に戻ったモグラは責任を感じ切断された左腕(外すと死ぬギギの腕輪がハマったまま)を捜し、ヤマアラシロイドの卑劣な妨害を受けながらもそれを見つけ出す。そこにSPIRITSが駆けつけ、なんとかアマゾンの腕は本人の元に届けられた。
全てが終わった後、モグラ獣人を待っていたのはマサヒコと大介、そして新しいトモダチとの熱い抱擁であった。
関連タグ
仮面ライダーアマゾン 獣人(仮面ライダーアマゾン) 秘密結社ゲドン ガランダー帝国 モグラ
クジラ怪人:『仮面ライダーBLACK』に登場したゴルゴム怪人の内の1体。ゴルゴムを裏切り、主人公の命を救う等の活躍を見せた。
ロイミュード072・バガモンバグスター:平成ライダーの各作品において、人間と友好関係を築き、他者の手により壮絶な最期を遂げた怪人。
ジョーカーアンデッド・イマジンズ・アームズモンスター・アンク・チェイス・画材眼魔:平成ライダーの各作品において、人類や主人公サイドに味方する怪人。
モグラアマゾン:『仮面ライダーアマゾンズ』に登場するアマゾンの内の1体。モグラ獣人と同じく人類側に味方して怪人と戦う。