画材眼魔
がざいがんま
「吾輩は美しいものを描きたいんだな!」
「だって…"友達"だから…。」
第19話「爆発!絵を描く心!」から登場。
眼魔アサルトが画材と融合して誕生した眼魔怪人。様々な色や顔が不規則に混ざり合ったような姿をしており、眼魔の中で唯一両目が揃っていない(左目が上側にある)のが特徴。「なんだな」が口癖。
モデルとした建造物や物体を様々な色が混じり合った抽象画のように変化させる能力を持つ(今のところ外見が変わる以外に悪影響はない)。ただし、描いたものが描かれた紙を破くとモデルとなった物は元に戻ってしまう。
他の眼魔とは異なりあまり悪意を感じられず、戦闘よりも絵を描くことを好む温厚な性格であり、ただ純粋に絵を描くことを楽しんでいる。特に「形の丸いもの」を美しいと感じており丸いものを描くことを好む。そのせいかイゴールには初めは彼が絵を描く事に対しては計画を進めるために良く思われていたものの、「絵を描きたい」と言って言う事を聞かず、徐々に苛立たせる存在となっている。
また、イゴールからは「人間は信用できない存在」と教え込まれており、人間であるタケルを最初は警戒していたが、彼の絵によって頭部に変化を起こされた御成やアカリと違い、「友達になろうよ」と言われており、「友達」と言う事については僅かながら疑問を抱いている。
第20話で最初は命令されるがままに絵を描いていたが、次第にそれが楽しくなったという本心を語り、本当に戦いを嫌う様子を見せる。
しかし、全く言う事を聞かない事に痺れを切らしたイゴールに粛清の対象として狙われてしまい、
イゴールが変身した眼魔スペリオル・青竜刀に始末されそうになるが、タケルが身を挺して守り、一命を取り留めた。
その後イゴールの攻撃から自分を救い、友達になろうと頑張っていたタケルに恩義を感じ、ネクロムスペクターによって止めを刺されそうになった所を攻撃から庇い、その命を散らせた…
と思いきや、実はただ気絶していただけであり、無事生存していた事が発覚した。
「気絶してただけなんだな〜」
と言って目を覚ますと、タケルと視聴者を安堵させ、晴れてタケル達と友達になったのだった。
アカリからキュビちゃんという名前を与えられ、現在は大天空寺に居候させてもらっている。
第21話では、眼魔の世界へ赴くために必要な手がかりを掴むきっかけを作る。
第22話では裏切り者として甲冑眼魔に粛清されそうになるも、甲冑眼魔曰く「くだらない理由」であった為、思い留まれ粛清を免れた。
それからも大天空寺で居候を続けていたが、第27話でスランプに陥ってしまい彼自身が納得する絵を描けなくなってしまう。そんな中、第28話でイゴールに何度もダメ出しをされて同じくスランプを抱える音符眼魔に出会い、彼と意気投合する。その直後、再びイゴールに命を狙われるがジャベルに救われた。そして、スランプを脱出するため音符眼魔と共に諸国を巡る旅に出る事にし、しばらくタケル達とお別れすることとなった。
第46話で諸国を巡る旅をしていたがアデルの力に侵食された人々を目撃し、タケル達を心配していた。
第49話では、暴れ回るアイザージャイアントによって、音符眼魔と一緒に魂を取り込まれてしまったが、タケルの活躍によって救われる。さらにガンマイザーが完全に滅びたために眼魂システムが作動しなくなり、他の多くの眼魔世界の人々と一緒に人間の姿で目を覚ました。本来の人間態の姿は茶髪の青年であり、開口一番「絵が描きたいんだな」と笑顔で呟いていた。
モチーフは19世紀に活躍し、キュビズムを確立した画家のパブロ・ピカソ。
また口癖は同じく画家の山下清の口癖である…というかむしろ「裸の大将」というべきかもしれない。
なお第19話サブタイトル「爆発!絵を描く心!」から、岡本太郎も意識されていると考えられる。
担当声優の松野氏は仮面ライダーフォーゼでキグナス・ゾディアーツを演じており、仮面ライダーシリーズへの出演は4年ぶりとなった。
松野氏は残念ながら2024年6月26日に急逝したため、仮面ライダーシリーズへの出演は本作が最後となった。
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