『アーイ!』
『バッチリミィヤー! バッチリミィヤー!』
『カイガン! ネクロム! ヒウィーゴー!覚悟!乗っ取りゴースト!』
アラン『これで私たちは本当の友になった』
概要
深海マコトがネクロムゴーストアイコンに憑依されたスペクターの亜種形態。
初登場は第17話。アランがマコトのゴーストドライバーに無理矢理ネクロムアイコンを装填し、強制的に変身させたことによって誕生。
マコトの意志はなく、アランの意志で行動している模様。
アランはこの状態のマコトを「自分と1つになった」「本当の友」と評している。
第18話にて初めて天空寺タケル達の前に現れた際には彼の説得に全く応じず彼に襲い掛かったが、マコトの実の妹である深海カノンの呼びかけには少しだけ反応。
その後、第20話でタケルとカノン、更にはマコトの所持していたゴーストアイコンたちによってネクロムゴーストアイコンを取り除かれたことで変身を解除させられ、ようやくマコトの元の意識を取り戻すことが出来た。同時にネクロムゴーストアイコンもアランの元へと戻された。
このため、アランが改心した現在では再びこのフォームに変身する機会は限りなく0に近い。
ストーリー上においても急造フォームとして、ゴーストアイコンを奪われて他のフォームに変身できないという状況に追い込まれる必要がある。
スペック
パンチ力 | 8.7t |
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キック力 | 12.9t |
ジャンプ力 | 44m |
走力 | 5s/100m |
スペック自体はジャンプ力を除けば通常形態のスペクター魂を上回っている。
一方、素体や変身システムとの相性の関係(あるいは後述の戦闘スタイルの事情)なのか、同じアイコンを用いたネクロムと比較すると全体的な能力は大きく劣る。
容姿
名前の通りスペクターのトランジェントにネクロムゴーストを纏わせたデザインでマスク部分もネクロムと同様丸型のゴーグルであり、素体、パーカー共に変更点はない。そのためネクロム各形態と異なりヴァリアスバイザー内に単眼のような意匠はない。
また、あくまで特殊な形態であるためか他のスペクターの形態と異なり、顔部分の角「スゥイープホーン」が2本ではなくネクロムと同じ1本になっている。
ちなみに『ガンバライジング』でグリム魂とサンゾウ魂にスペクターが変身した場合も1本のままである(ゴースト用の場合は「ウィスプホーン」が2本に変化する)。
戦闘スタイル
パンチやキックによる格闘戦のほか、ガンガンハンドによる武器攻撃を得意とする。
上記の通りフォームのスペック自体はスペクター魂より強力なものの、変身中はマコトの意思が封じられてしまっているのでアランの指示がないと自発的に動けないという欠点がある。
必殺技
- オメガドライブ ネクロム
ネクロムスペクターのキック必殺技。劇中では発動途中で中断された。
ガンガンハンド銃モードにエネルギーを集中させ、光弾を一発放つパターンもある。
- オメガスパーク
ガンガンハンド銃モードをアイコンタクトさせて発動する射撃必殺技。
ネクロムの制止によって中断された。
- オメガスマッシュ
ガンガンハンドをアイコンタクトさせて発動する。ネクロムの紋章から緑色の拳型エネルギーを発生させ、敵を押し潰す。ガンバライジング限定技。
余談
このフォームが誕生したきっかけはマコト役の山本涼介氏がこの登場回の前後に撮影スケジュールが確保出来なかった(ある舞台公演に出演していた)ため、玩具のネクロムアイコンに収録されていた「乗っ取りゴースト!」の音声から着想を得て誕生したものである(ネクロムがゴーストドライバーで変身する初期案でもあったのだろうか?)。
アクションフィギュア・GC(ゴーストチェンジ)シリーズでもスペクターの素体にネクロムゴーストを装着する事で再現可能。