システムボイス:m.c.A・T
概要
『仮面ライダーゴースト』の主人公、天空寺タケルが第1話にて仙人に渡された本作における変身ベルト。普段はタケルと同化しており、戦闘時に実体化する仕組みとなっている。
仮面ライダースペクターこと深海マコトも所持している。
カバーを開きゴーストアイコンをセットすると「アーイ!」の音声と共に起動。
「バッチリミナー!」の待機音が鳴り、ハンドルを押し込むと「カイガン!(アイコン名)!」の音声の後ラップ調の独特の音声と共に変身する。ちなみにスペクター用アイコンをセットした時は「バッチリミロー!」の待機音になる。変身解除時の音声は「オヤスミー!」。
またネクロムゴーストアイコンをセットすると、「バッチリミィヤー!」の待機音となる。これは当初玩具のオマケ要素のように見えたが、後に劇中でも一度使用されることになった。
各フォームの状態でもう一回グリップを操作すると必殺技を発動可能。
また、レバー操作を4回連続で行うと、全エネルギーを消費して巨大なゴーストアイコン型エネルギー体である「オオメダマ」を生成可能。
他にもガンガンセイバーの「エナジーアイクレスト」と言う眼球を模した部分をドライバー中央の「グリントアイ」にかざすことでエネルギーの送受信「アイコンタクト」を行い、必殺技を発動させることも可能である。
更に「パーカーゴースト」を取り込み眼魂を生成することも可能で、例として第1話ではタケルが父親に託された「宮本武蔵の刀の鍔」から生み出されたパーカーゴーストからムサシゴーストアイコンを生成してみせた。
半透明のカバー部分「レイスインヴォーグ」の下には牙のような意匠が隠されており一つ目の怪物のような見た目になっているが、これは単なる造形で生物的な要素ではない。
第32話にて出自が天空寺龍、西園寺主税、五十嵐健次郎にある事が判明。本来の想定では眼魂システムに対抗し、変身者がアバター化して戦うものだった。
台数
映像作品に登場した数と所有者は以下の通り。
- 天空寺タケルのゴーストドライバー
第一話で死亡直後に仙人から授けられたもの。
製造時期はともかく、実際に稼働したのはゴースト作品内では最も遅いドライバーと思われる。
- 深海マコトのゴーストドライバー
本編登場時から所有。
子供時代に仙人から与えられた為、最低でも十年前から存在している。
- 西園寺主税が持ち出したゴーストドライバー
五十嵐健次郎と天空寺龍とから奪い取った、少なくとも十年前から存在しているドライバー。
正面のクリアパーツが無い内側の造形が剥き出しの状態でカバンの中に納まっており、英雄のアイコン生成に使われていた。
試作品らしく、仮面ライダー図鑑では「プロトドライバー」という名前で載っている。
西園寺が第11話でモノリスの中に吸い込まれて以降行方不明。
- アルゴスのゴーストドライバー
『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間』で使用。
アルゴス自身は遠い昔に死亡してゴーストとなったため、使用するドライバーは初期型の出力増幅装置を有する物で高い能力を発揮する代わりに負荷が大きい。
訳あって終盤で使われなくなり所在不明となっていたが、TV本編47話で仙人が変身する形でダークゴーストは登場したのでダークゴーストアイコン同様にドライバーも再利用している可能性がある。
- 深海大悟のゴーストドライバー
同じく『100の眼魂とゴースト運命の瞬間』で使用。
彼の変身するゼロスペクターは「スペクターの試作体」だとされ、使用するドライバーもアルゴスの物と同様初期型の出力増幅装置を組み込んだタイプ。
大悟がアルゴスに敗れて以降は所在不明。描写を考えれば彼の死と共に消滅したと思われる。
- 深海カノンのゴーストドライバー
『仮面ライダーセイバー』のスピンオフドラマ『仮面ライダースペクター×ブレイズ』で使用。
装填したカノンスペクターゴーストアイコン共々出所は不明。
なおファイナルステージ「天下一英雄武道会」や『小説 仮面ライダーゴースト 〜未来への記憶〜』では更に別のゴーストドライバーが登場している。
使用ライダー
玩具
2015年10月3日に「変身ベルト DXゴーストドライバー」の商品名で発売。
オレゴーストアイコンとエジソンゴーストアイコンが付属する。
アイコン底面のピンを認識してドライバーから音声が鳴るギミックであり、変身待機音はアイコンの主な使用者に準じて固定されているためスペクターエジソン魂やゴースト闘魂フーディーニ魂の音声の再現は出来ない。
前年の仮面ライダードライブはライダーやフォームごとの待機音を維持したまま換装遊びが出来たため、この点に不満を持つ意見が多かった。
一方で未使用に終わる音声も多い音声内蔵型のベルトとしては珍しく、ステージやガンバライジングを含めればほぼ全ての音声が使われている。
余談
m.c.A・Tがボイスを担当しているためか、ゴースト版の待機音はかつて氏が発表していた「Bomb A Head!」のリズム感に近い(ちなみに、本作のイメージソングの『Go! Go! Ghost!』の歌詞にはモロに同タイトルが使用されている)。
音声がラップ調なのは、ポルターガイストの一種の「ラップ現象」が由来とのことと思われる。
関連タグ
アイコンドライバーG:眼魂でありドライバー。
フォーゼドライバー ゲネシスドライバー:レバー操作によって変身するベルト。
ドライブドライバー → ゴーストドライバー → ゲーマドライバー
マッハドライバー炎 → ゴーストドライバー → ゲーマドライバー
外部リンク
仮面ライダーゴースト - ゴーストドライバー - テレビ朝日