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キグナス・ゾディアーツ

きぐなすぞでぃあーつ

キグナス・ゾディアーツとは、特撮番組・仮面ライダーフォーゼの第23-24話に登場する怪人・ゾディアーツの1体である。
目次 [非表示]

小さな親切、大きなお世話。それでも、必ずやって来る。愛と正義の名の下(もと)に…」


cv:松野太紀


詳細編集

白鳥の勇者キッグナスを名乗り、天高周辺で悪事を働く者達(ゾディアーツも含む)から弱き者を救う慈善活動を行っていた一般ゾディアーツ。

気障でクールな性格をしており「ヒーローとは常に孤独であるもの」が持論である。

また、行動を見て相手を採点する癖がある。


その存在を知る生徒達から崇拝され、彼に救われた者も多いことから鳥居崎ミサを会長とした「醜いアヒルの子の会」なるファンクラブまで生まれるほど。

一見するとゾディアーツらしからぬ行動だが、かなりのレアケースで誕生したらしく、リブラ・ゾディアーツもホロスコープスとしての進化を期待していた。


初登場時はBGMに白鳥の湖が流れ、舞い落ちる羽と共に登場した。お前はジーク


外見編集

白鳥座の怪人だが、見た目はヒーロー寄りのデザインである。カラーリングはフォーゼと連想する白一色。

胸部にゾディアーツ特有のコアがあるが、白鳥座の別名・北十字星に由来するのか十字の形をとっている。


能力編集

バレエのように華麗な蹴り技を決め、両腕の爪と全身から撒き散らして射出する羽で攻撃する。

また白鳥座がモチーフのため飛行能力も有しているなど、ヒーローらしい見た目に相応しい能力を持つ。


本性編集

そんなキッグナスの実態は自分に敬意を示さない者や侮辱した者に対しても、一方的に制裁を加える独善的な黒鳥(ブラック・スワン)

自らを正義のヒーローと嘯き、一方的な理由で暴力を振るいながら嘲笑う姿は邪悪そのもの。


上記の戦闘スタイルも単なる不良や一般人にしか振るえない見せ掛けのもので実際の戦闘力はかなり低い

劇中では長期戦や格闘技の経験者を相手にした時は終始圧倒されていた。


「醜いアヒルの子の会」の活動内容もキッグナスの応援などではなく、彼を信仰し崇めるだけの新興宗教紛いのもので非常に胡散臭い。


「讃えよう!私達の英雄を!キッグナス!」

「みにくい くいくい アヒルの子♪ ホントはホントは スワンスワン♪」


会員もキッグナスを神聖視するあまり、外部へのコミュニティに対して攻撃的になっているなど、かなり問題が多い。

真の目的は自分を崇拝する「醜いアヒルの子」を町中に増やすことであり、ヒーローとして悪を裁く自分に陶酔した歪な承認欲求の持ち主であることが窺える。


メテオとの対決では、友子を人質に取るというヒーローには程遠い卑劣な手段を使い、負傷させる。

自分は今までフォーゼの分身だったと語るが……。


備考編集

声は松野太紀氏が演じているが、一般ゾディアーツの声をプロの声優が演じたのはこれが初。因みに松野氏は平成ライダーシリーズ初出演であり、過去のスーパー戦隊シリーズでヒーローや数々の怪人を演じた経験がある。


因みに前作にも当初は正義のヒーローに思われた怪人が登場している。

また、「白地に金の十字架状の装飾と赤い瞳」、「正義を自称する」、「他人の行動を採点する」

などどことなく某ライダーとその変身者を連想させる容姿と言動である。また、見た目は同じなこちらと混同しないように注意(麻宮騎亜氏によるとキグナスの裏モチーフとして採用したらしい。

それを裏付けるかのように、初登場時の演出は彼及び彼が変身するライダーを彷彿とさせる)。


アヒルの会の一員である鳥居崎ミサを演じた浅野かやは、後に日置かやと改名して平成二期第7作にも出演した(何の因果か、松野氏もこの作品で怪人を演じている)。因みに女史が得意なのはジャズダンスである。

また、ミサの名前の由来は今回登場したゾディアーツの特徴や、アヒルの会から考えて白ミサまたは黒ミサからだと思われる。



関連タグ編集

仮面ライダーフォーゼ ゾディアーツ

白鳥 みにくいアヒルの子 ヒーロー


オセッカイザー:案外似ている?


コックローチ・ドーパントコマンダー・ドーパントバッタヤミージャッジ・ロイミュード:似たようなことをしてたやつら


ハクチョウメギド9年後に登場する白鳥モチーフのライダー怪人。


キック・アス:放送の2ヶ月ほど前に日本で放映されたアメコミ映画。ヒーローに憧れ自分もヒーロー活動を始めた男子高校生の活躍を描く。「白鳥の勇者キグナス」でもいいのにわざわざ「キグナス」と名乗っている理由は恐らくこの映画のオマージュ


真相と最期編集

ネタバレ注意







「無理だ、お前には手放せねぇよ」


人間態:永嶋柊吾(人間態のみ)

スイッチャーは「醜いアヒルの子の会」の会員で、ヒーローに憧れていた江口規夫。本人は忘れていたが下校中にリブラと遭遇し、彼からゾディアーツスイッチを与えられていた。


江口はゾディアーツと戦うフォーゼの姿を目撃しており、人間を越えた力で人々を助けるヒーローへの憧れからその場でスイッチを押してしまう。しかし、その際にヒーローへの憧れを歪ませた悪の人格が芽生え、更に帰宅途中で不良集団にリンチされたことへの怒りと反撃から再度スイッチを押したことでヒーロー・キッグナスが誕生した。

キグナス・ゾディアーツに変身している時は常にその人格が出ており、変身前後で声が変わるのも恐らくそのため。

本来の人格である江口は指摘されるまで二重人格の自覚がなく、キグナスの行動を陰から見ていると思っていた。しかし、友子と流星がキッグナスに制裁されている光景を発見・バガミールに記録を納めたことで仮面ライダー部に正体が散見される。


一度は弦太朗たちの手助けもあってスイッチを捨てようとするが、キャンサー・ゾディアーツに攫われ、キッグナスの存在を望むミサたち「醜いアヒルの子の会」にラストワンのスイッチを無理矢理押させられ、江口の人格が閉鎖されてしまった。

しかし、ダチを利用されて静かに怒る弦太朗の変身するフォーゼと対峙。今度は自分に忠誠を誓ったミサを盾にする。


「お前たちは使い捨ての駒だ、代わりはいくらでもいる」


結果としてフォーゼに人質を奪還されるが、キャンサーの介入によって逃走することには成功するも、リベンジに燃えるメテオに阻まれてしまう。


「邪魔をするなぁ!私は正義のヒーローだ……悪を全て滅ぼすのだっ!!」


飛行能力を駆使して突撃するも呆気なく蹴り飛ばされ、独善かつ傲慢な姿勢を文字通りの悪だと断じたメテオのリミットブレイクが直撃し、爆散。ラストワンスイッチも彼の手で消滅したことによってヒーローを騙る悪党は完全に消滅することとなった。


キグナスの撃破によって江口の人格が復活。崇拝していたヒーローの醜悪な本性を直視したことでショックを受けた会も解散することとなった。

ヒーローが持つ本当の強さと優しさを理解した江口はキグナスからフォーゼの格好をするようになり、横断歩道を渡る老人の手助けをするなど本当の意味で小さな親切ができるようになった


余談編集

フォーゼの次回予告ではミスリードを誘うような演出が多く、このストーリーでもミサがキグナス・ゾディアーツのスイッチャーであるかのように見せていた。

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