ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

白鳥の湖

10

はくちょうのみずうみ

チャイコフスキーが作曲したバレエ音楽、およびそれに基づいて振付られた多幕バレエ作品。

概要

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーが作曲したバレエ音楽、およびそれに基づいて振付られた多幕バレエ作品。初演(1877年)から100年以上を経た今もなお世界各地で公演されており、クラシックバレエを代表する作品と言っても過言ではない。

なお、物語に登場するオデット姫とオディール王女は基本的に一人二役が鉄則なのだが、近年では新人のお披露目や舞台設定により別々に演じる事もある。

とりわけ、私たちに馴染みのある曲は第2幕の「情景」と「四羽の白鳥たちの踊り」である。

作品のあらすじ

中世ドイツのとある王国の王子ジークフリートは誕生日の成人の祝いの席で、近日中に妻を娶り王位を継ぐべきことを母親の摂政妃に告げられ憂鬱な気分になる。王子の友人たちは、憂さ晴らしに城の近くにある湖へと白鳥狩りに行くことを提案する。

夜の湖に到着し、白鳥を狩ろうとしたジークフリートたちの前に白鳥の女王オデットが現れ、この白鳥たちは森の悪魔ロッドバルトによって呪いをかけられ昼の間は白鳥の姿となっていることを説明する。ジークフリートは数奇な運命に操られながらも凛然としているオデットに心打たれ、愛を告白し、ふたりは恋仲となる。だが、オデットは自分にかけられた呪いを解くには未だかつて女性を愛したことのない者が永遠に変わらない真実の愛を捧げなければならないことを告げる。ジークフリートは必ずや真実の愛を捧げると誓ってオデットと口づけを交わし、夜明け前に二人は別れる。

悪魔ロットバルトは城で開かれたジークフリートの花嫁選びの宴にオデットそっくりな娘オディールとともに現れ、ジークフリートの心を惑わしてオディールに愛を誓わせることに成功する。その直後ロットバルトは正体を現し、誘惑に負けた王子の誓いが砕かれたこと告げる。ジークフリートは激しい後悔とともに湖のオデットのもとへと向かう。

悪魔の手によって愛の誓いが破られたことを知ったオデットは悲嘆に暮れていたが、湖にやってきたジークフリートの謝罪をうけいれる。もはやジークフリートとは結ばれ得ないこの世に生きる意味はないと告げ、湖に身を投じる。ジークフリートも覚悟を決めてその後を追う。悪魔ロットバルトは死を恐れずに二人が貫いた愛の力によって滅び、オデットとジークフリートの魂は天上の世界において結ばれる。

※結末には現在においてはさまざまなバリエーションがありますが、オリジナル版ではこうした悲劇的な結末となっています。

関連動画

白鳥の湖(ロシア版) Лебединое озеро(Videosaltter)

音楽ファンタジーゆめ

序盤はまともな曲だが、途中からロックアレンジに変化する。

関連タグ

バレエ バレリーナ

エドガー・ドガ(1834-1917)・・・フランス共和国・パリの印象派の画家。バレエの画家として世界的な逸材となる。チャイコフスキーの4歳上であり、出身もロシア帝国・モスクワと異なり、当時の時代背景を考えると、『白鳥の湖』は知らないとされているが、詳しい因果関係は不明。

ソビエト連邦(1922-1991)・・・歴史上初の社会主義国家。この政党のガイダンス(指揮部)の共産党員が亡くなると『白鳥の湖』のBGMが流されたらしい(特に書記長やソビエト議長)。この習慣は共産党・それ系統の組織でもソビエト共産党(ボリシェビキーズ)だけだった。

高橋大輔・・・2007年のアメリカ大会で、第2幕の情景をヒップホップアレンジしたものをショートプログラムで披露し、優勝した。

ファイナルファンタジー2・・・ラミアクイーンがフリオニールをだまして誘惑するときに、この曲が流れた。・・・ゴクッ・・・

ジーク(イマジン)・・・仮面ライダー電王に登場する、「白鳥の湖」の白鳥をモチーフにしたイマジン

もしかして

東村山音頭

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • Swan lake

    Swan Lake

    お久しぶりです。 バレエ作品の白鳥の湖の創作もどきです。 続けられたら続くと思います。
  • 月と星の子守唄

    幻影の踊り

    「月と星の子守唄」第二話です。この前の続きです。 あらすじ オディールと温かい時間を過ごし、人の魂を奪うことを忘れたロットバルト。これが悪魔の王の逆鱗に触れる。高潔な姫の魂を奪ってこいと厳命されたロットバルトは、オデットの魂を奪うため、昼は白鳥になる呪いをかける。それでも、姫は諦めない。挙句の果てに、姫の呪いを解こうとする王子までもが現れる。業を煮やした悪魔の王は恐るべき計画を実行に移す。それは、オディールの力を利用し、オデットの幻を作り出し、呪いが解けないようにすることだった。
  • 月と星の子守唄

    梟と黒鳥

    童話をもとにした創作に憧れていたkuroaです。憧れてるなら、書けばいいよねってことで書いてみました。童話「白鳥の湖」をもとにした創作小説です。もとにしたってだけなので、お話はもとの童話と別物です。あらすじを読んで、大丈夫!という方は、お付き合いください。自分史上、最も長くなったので、5話ぐらいに分けて上げます。 あらすじ ある所に、ロットバルトという名の悪魔がいた。悪魔の仕事は人間の魂を奪うこと。彼も人の魂を奪っては、悪魔の王に献上していた。彼はある日、黒鳥の化身の少女オディールが森で彷徨っているところに出会う。オディールを娘として引き取ったロットバルトは穏やかな時間を過ごし、心に抱えていた虚無感が消えていることに気付く。そのうち、人の魂を奪うことを忘れてしまう。これに激怒した悪魔の王は、ロットバルトに高潔な姫の魂を奪ってくるように命じる。姫の名はオデット。ロットバルトはあの手この手でオデットを誘惑するが、きっぱりと跳ね除けられてしまう。ロットバルトは、オデットに昼は白鳥になってしまう呪いをかける。それでも、姫は諦めない。なかなか魂を奪ってこないことに業を煮やした悪魔の王は恐るべき計画を実行に移す。それは、ロットバルトの娘オディールをも巻き込んでしまうものだった。
  • 月と星の子守唄

    消えない想い

    「月と星の子守唄」第三話です。 あらすじ いつまでもオデットの魂を持ってこないことに、業を煮やした悪魔の王は恐るべき計画を実行に移す。それは、オディールの力を利用し、オデットの幻を作り出し、姫の呪いが解けないようにすることだった。娘を巻き込まれたことに激怒したロットバルトは、悪魔の王に反旗を翻す。一介の悪魔は悪魔の王の力には敵わない。オディールを守るため、彼はある決断をする。それは、娘と離れ離れになってしまうものだった。
  • Swan Lake

    A princess's love for a swan king overcomes an evil sorceress's spell in this fairy tale adaption of the classic ballet.
  • 王子と白い翼の物語

    ◆ マシュー・ボーン版・白鳥の湖のトレーラー的、ネタバレ散文詩的なものです。 ◆ 舞台を見た人には失笑もの。見たことない人には疑問符しか飛ばないという誰にも面白くないものですが、自己満足で。 ◆ なんでこんなもんをアップしたかっていうと、黒バスクラスタでスワンも好きな人がいたら、火神君の「ザ・スワン/ザ・ストレンジャー」私に見せてください!!!! っていう乞食発動中だからです。一目でいいから見たい……。火神ザ・スワンに癒やされたい。火神ストレンジャーに悩殺されたい……。 これ以上のキャストはないだろってくらい合ってると思うんですけどねぇ……。(爆死) (注:この投稿作の中には、別段火神君の「か」の字も出てきません。黒バスとは無関係です) ◆ マシュー・ボーンの白鳥という作品自体はもっともっと深くて、登場する一人一人のキャラクターに語り尽くせぬ物語のある(モブとして登場するバーの常連や、姫様たちまで全てに背景があり感情のある)作品なのですが、一つ一つを掘り下げるのは見た人だけの楽しみかと思います。 ◆ また、実際の舞台よりも細部展開は省いていたり(特に1幕・4幕)かなり嘘っぱちな部分もあるので雰囲気のみで……。 ◆内容としては脈絡のない散文詩みたいなものではありますが、舞台の結末まで全て書いてはいるので、ネタバレなしでDVDを見たいとか、次回来日の際にちゃんと見たいという方などは避けてください。  初演から20年近く、日本初演から10年以上経っても未だにファンを増やし続け色あせない、稀代の名作です。気持ちを汚されたくない人は回れ右でお願いします。 ◆ こんなもん書いてしまいましたが、10年前、仕事辞めてまで海外公演を追っかけたぐらいに、マシューの白鳥に狂ってましたし、今も愛してます。どのキャストも愛しいし、カンパニーの全キャスト・スタッフに心から感謝しています。今回の来日公演も素晴らしい舞台をありがとうございました。上海公演頑張ってください~~!(行きたい……) ◆ 初出:ぷらいべったー:フォロワー限定公開 (2014/9/13) ◆ 素敵な羽モチーフの表紙画像は、こちらから頂きました。http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=42241398
  • the little swan

    the little swan 第1章~・始まりの教室・~

    初めての投稿になりますが、どうぞよろしくお願いします。 記念すべき第一作目は、感動系ストーリーです。頑張って考えましたので、よかったらぜひ見てください。 設定;ミク(初音ミク)=主人公 カイト(kaito)=ミクの先輩 リン・レン(鏡音リンレン)=ミクの後輩 メグミ(gumi)=ミクの親友 その他。
  • 絶対に笑ってはいけないリゼロの大脱獄 アイカツ中央刑務所篇

    絶対に笑ってはいけないリゼロの大脱獄 アイカツ中央刑務所篇PART7

    囚人達の刑務作業に、捕まってはいけないが5人を襲う。 助っ人のアクア(駄女神)も恐ろしい罰を喰らって大変な目に。 怒濤のアイカツ中央刑務所篇第7話だ。
  • ムジカ・ピッコリーノ トゥッカティーナ号の冒険譚

    〜鳥の舞う湖〜

    皆様、Bonjour。ヴォール司令官です。今回は第2話にしてコラボ作品。スマホゲーム takt op.運命は真紅き旋律の街を のキャラクターとトゥッカティーナ号の仲間たちが共にモンストロと音楽に向き合っていきます。 今回はどんな音楽に出会えるのか、どんな展開になっていくのか。想像しながら読んでみてくださいね。 それでは、音楽の世界へ、Bon Voyage! ※コメント大歓迎ですが、誹謗中傷などはお控えください。
  • スワンズレッグ

    白鳥の湖を扱った詩・・?です

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

白鳥の湖
10
編集履歴
白鳥の湖
10
編集履歴