概要
CV:小尾元政(PS1版またはPSP版)
FF2の主人公。年齢は18歳(小説版における設定)。
元はマリアやガイ、レオンハルトと共にフィン王国に住んでいた一般市民だったが、パラメキア帝国の襲撃を受けて瀕死の重傷を負って死にかけていた所を反乱軍に助けられる。
その後は、帝国軍に襲われた際に行方不明となったレオンハルトを探しつつ「のばら」を旗印にしている反乱軍の遊撃隊(鉄砲玉)を率いる切り込み隊長として、仲間達と共に戦火へ身を投じる。
RPGの主人公としては珍しく伝説の勇者とか血筋とかそういう類の話は一切出ないし、特殊な経験をしたとかクリスタルに選ばれたとかみたいな話も一切ない、平々凡々を地で行く身分。同シリーズでは他にヴァンがいるが、フリオニールは最終メンバー全員が一般人という点でも一線を画する。
目的も「殺された家族と故郷の仇打ち」と極めてシンプル。
数々の武勲をあげた気鋭の戦士でありながら、王女に化けていたラミアクィーンに誘惑され、それが嘘だとわかると本気でくやしがるウブ?な一面もある。
(その割にはかなりきわどい格好のマリアやレイラとの絡みは無かったりする)
ちなみにこの悔しがるシーンについては、原作では「くそ!おうじょにばけていたな!」というセリフが、一部のリメイク版では「貴様、王女ではないな!」というものに変更されている。
オリジナル版では前述の王女の件以外にも「いいじゃないか!ただ だし」など他にも迷言を残している。
戦闘能力
初期の時点で回避がやや低めな事を除けば、主人公らしくバランスの取れたステータスを持つ。基本的には前衛で戦う事になりやすいが、どう育てるかはプレイヤーのお好み次第。
なお、リメイク版では「ラグナロク」という剣系の専用武器も登場するので、FC版よりも前衛として活躍しやすくなっている。
小説版
寺田憲史によるノベライズ『ファイナルファンタジ-2 夢魔の迷宮』では、ゲームからおおいに改変されたストーリーが展開。
フィンではなく、ミシディアの小村で狩猟を生業とする青年。
剣やナイフ、石斧や吹き矢を得物とする。
元はサラマンドの戦災孤児であり、同地を訪れたレオンハルトとマリアの父により保護。二人とは兄妹のように共に成長した。
狩りの練習としてゴリラのような巨獣マウザーを狙い、幼体を弓で仕留めたが、その亡骸を抱いて立ち去った親の姿に激しく後悔。詫びようと群れを探していた所でマウザーと行動を共にする野生児を見つける。
何度か追跡の末に彼を捕まえて互いの掌を合わせ、同じ人間である事を教えた。以後保護された野生児はガイの名を与えられ、一緒に暮らすようになった。
かなりストイックな性格。
幼少時に毒蛇に噛まれた時、薬草ではなく傷口を切り開いて毒を絞り出す方を選び、その血が流れるのをじっと観察するなど、自身の肉体に起きる事を冷静にとらえている。
ミシディアの謝肉祭では、適齢期の乙女が若者に石斧を渡し、若者は石斧だけで岩山に上る試練の果てに頂上で待つ乙女と結ばれるという「婿選びの儀式」があった。
フリオニールもエルマという少女に(マリアを通じて)石斧を渡され、試練を超えて結ばれようとしたが、直前に「魔」に魅入られていたエルマが異形と化して彼を襲撃。傷つきながらもマリアの助けを借りてエルマを倒したが、同時期に眠れる大国パラメキアが全世界に侵攻を開始する。
村は滅び、レオンハルトも行方不明となり、フリオニールとマリアとガイはフィンの反乱軍に身を寄せる事となる。
DFFシリーズ
CV緑川光
「誰かを傷つけるだけの力に 意味などない」
「俺にはッ―」
「命をかける 夢がある!」
皇帝「虫けらに何ができる?」
「未来を信じ―」
「現在(いま)を貫く それだけだ」
DFFシリーズではコスモス側のキャラクターとして出演。
異名は「義士」。
ストーリー序盤ではセシル、クラウド、ティーダと4人で行動していたため、pixiv内では彼らとセットのイラスト(24710)も描かれている。
ストーリーではパーティーのまとめ役のような存在となっている。
またレオンハルトとの因縁が影響しているのか、敵陣営に所属するゴルベーザと接触していたセシルに「身内とは言え今は敵同士」と警告している。
ティーダとは仲良し。アイテムを発見して「いいじゃないか!ただだし」を披露した時には「やるなあフリオニール」と感心され、はぐれた時には「のばら~?出てこーい」と呼ばれている。
他の三人は何かしらの目的があってそれぞれ別行動を取る一方、自分はコスモスの戦士としての使命を全うする事ばかりを考えて明確な目的を持っていないと皇帝に指摘される。
しかし実は「世界中を花で満たせるような平和な世界にしたい」という夢を心に秘めており、気恥ずかしさからそれを誰にも打ち明けられずにいた。
コスモスにこれを打ち明けた後は己の夢に強い自信を持つようになり、ティナやクラウドも彼の夢を共有するようになる。
また、元の世界の記憶をあまり持っていなかった彼に「のばら」という言葉を教え、道端に落ちていた一輪の花を彼が13回目の戦いまで大事に持ち続けるようにしたのはラグナである事も判明する。同行していたスコールの(脳内)ツッコミは必見。
シヴァの召喚石を前に『ゴ…ゴクリ…』と生唾を飲み下していたほか、ティナを相手に「むうっ…手加減はしない!」と一瞬ためらい、アルティミシアに対しては「見た目には、惑わされん!」と言い放っている。
このように、歴代FF主人公の中でも女性との付き合いはかなり苦手なことから童帝という不名誉なあだ名をつけられたりしている。
肩書は「ウェポンスペシャリスト」。
武器は専用武器以外なら全て装備が可能。地上戦を得意とし、使いこなせば空中にいる相手を一気に地上まで引きずり下ろす事も可能。武器を用いたブレイブ攻撃は派生HP攻撃に繋げる事もでき、特に強力。
魔法も一応使えるが、性能はイマイチで牽制用といった所。しかし、熟練したフリオ使いの間ではファイアをわざと敵に跳ね返させる→HP攻撃のシールドバッシュで防いで自発的にカウンターを発動させるといった使い方も開発されている。
EXモードでは全ての武器が原作のブラッドソードをイメージした「ブラッドウェポン」に変化し、HP攻撃を命中させると与えたダメージ分だけ自分のHPを回復できるようになる。
EXバーストは武器の力を解放し、あらゆる武器と魔法による乱舞攻撃を食らわせた後に全ての武器を矢のように放つ「ファービッドブレイザー」。
容姿
容姿は二つあるが、ここではソフトパッケージの方を説明する。
銀髪の髪をし、薄茶気味の瞳をもつ。少しカラフルぎみなバンダナをしている。
髪型はボサボサぎみで、いっけん短髪にみえるが後ろは結んでおり長髪である。
関連イラスト
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