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概要

首都モスクワ
面積2240万2200平方キロメートル
人口2億9304万7571人
国歌ソ連国歌
建国1922年12月30日
崩壊1991年12月25日
公用語ロシア語
政体一党独裁制 社会主義連邦共和国


ソビエト社会主義共和国連邦(ソビエトしゃかいしゅぎきょうわこくれんぽう、ロシア語:Союз Советских Социалистических Республик、読み:サユース・サヴェーツキフ・サツィアリスチーチェスキフ・リスプーブリク、英語:Union of Soviet Socialist Republics、略称:ソビエト連邦、ソ連、ソビエト、ソ連邦)は、1922年12月から1991年12月までユーラシア大陸に存在した社会主義連邦共和国。1917年11月のクーデターの後、1918年5月のロシア内戦(チェコ軍団の蜂起)を経てボリシェヴィキ党がロシア帝国の領土に建国した。

ソビエト連邦は2240万2200平方キロメートルの広大な国土を有しており、世界の6分の1を占めた超巨大連邦共和国であった。

ソビエト連邦の国名についてはソ同盟という訳語もあるが、原語のсоюз(サユース)が英語・ドイツ語のunion(ユニオン)に当たる語である事を考えると不正確では無い。しかしスターリン本人が「連合では無く連邦を求めている。」と同国の成立時に発言した事もあり、連邦の訳語が適切で無いとも決して言えない。いずれにせよソ連は連邦制の国であると自らを位置付けており、Советский Союз/Soviet unionという国名はどう訳すことができるかという議論については、日本のソ連史研究者では塩川伸明先生などが詳細に論じられている。

ソビエト連邦は世界第2位の経済力と世界最大の常備軍を有していた。国際連合安全保障理事会常任理事国であり、公式核保有国の他にもワルシャワ条約機構加盟国であった。また、1945年9月の第二次世界大戦終結後から崩壊する1991年12月まで、アメリカ合衆国と並ぶ超大国の地位を維持していた。

ソビエト連邦の国家機構は官僚制の「悪しき典型」とも呼ばれた。国家崩壊に至った原因は省庁再編・共産党統治機構・民主主義導入の改革の失敗などがある。歴史的にロシアはアジアのように官僚ピラミッドを構築する訳では無いようで、ソ連が例外的に官僚国のようになったらしい。

ソビエト連邦は1945年9月に第2次世界大戦が終結した後、1991年12月に崩壊するまでアメリカと並ぶ世界の超大国の地位を維持していた。ソビエト帝国とも呼ばれ、軍事力・経済力・代理戦争・発展途上国への影響力・宇宙技術と兵器を中心とした科学研究への資金提供などで、東部・中央ヨーロッパを初めとして世界的に覇権を行使していた。

歴史

1721年11月にロマノフ朝のロシア帝国が成立したが、王侯貴族と農民労働者との溝は深まり、1904年2月の日露戦争で国力は低下した。1914年7月に始まった第一次世界大戦で国民生活が逼迫し、1917年9月にストライキを機にレーニンによってロシア革命が起こされ、ソヴィエト政権が樹立された。革命を認めない国内の反革命派や外国勢力の干渉を退け、1922年12月に世界初の社会主義共和国としてソビエト連邦の成立が宣言された。

1929年2月にレフ・トロツキーを国外追放させ、実権を掌握したスターリンは独裁体制を敷いた。工業・農業・国防の増進を図って世界恐慌の中で成功させ、各国から国家承認を受けて1934年9月に国際連盟に加盟した。

1939年9月に始まった第二次世界大戦ではナチス・ドイツと共謀してポーランドバルト三国を分割・併合し、冬戦争ではフィンランドを侵略して国際的な非難を受けた。連合国に属して独ソ戦に勝利し、対日参戦してアジア方面も攻略した。終戦後は旧ドイツ東部領土・東ヨーロッパ諸国を支配下に置いた。

共産主義の陣営拡大を図って資本主義国のアメリカ合衆国・イギリスと対立し、共産圏諸国が集まる「東側陣営」の盟主となり、冷戦」となった。この為幾分昔のアメリカ映画だと悪の国設定によく使われていた。1950年6月の朝鮮戦争・1955年11月のベトナム戦争などの代理戦争を通してアメリカと対立し、核兵器開発・宇宙ロケット開発でも競争を繰り返した。共産党の一党支配で現在のロシアよりもはるかに国民の権利なども制限されており、1983年9月の大韓航空機撃墜事件・1986年4月のチェルノブイリ原発事故など、他国をも巻き込んだ事件にも当初は「やっていない。」とシラを切り通したりとなかなかエグいこともやっていた。またスターリンなど、苛烈な独裁者のエピソードにも事欠かない。

1953年9月にフルシチョフが指導者となるとスターリン批判を展開し、雪解けとして西側との関係改善を図ったが、これを契機に毛沢東党主席率いる中国と対立状態になった。しかし途中で米ソ関係の改善は暗礁に乗り、ベルリンの壁の建設・キューバ危機となった。

1964年10月に指導者となったブレジネフは、西側との緊張緩和と共にスターリン時代への回帰を進め、チェコスロバキアの民主化に干渉してこれを潰した。これによってフルシチョフ時代から進んでいた西側共産主義勢力のソ連への幻滅・離反は決定的になった。1970年代頃からソ連経済は硬直化し、莫大な軍事費の支出と宇宙開発計画のような国威高揚プロジェクトによって疲弊する一方だった。

1979年12月に始まったアフガニスタン侵攻で同国が泥沼に喘ぐ中、1985年3月に指導者となったゴルバチョフは経済立て直しの為にペレストロイカ(ロシア語で「改革」の意味)を実施し、統制を緩めて情報公開(グラスノスチ)を推進した。しかしこれによってブレジネフ体制のもとで進んでいたソ連の体制の硬直化が一気に表面化し、崩壊の道を歩むことになるのである。同時に連邦を構成していた各共和国のナショナリズムが高揚する。

1991年8月19日にゴルバチョフの改革に反発する保守派による議会立てこもりが発生した(ソ連8月クーデター)。クーデターに関与した政治家は結局逮捕されてクーデターは失敗し、事態は一応収束したものの結果的に共産党の失墜を招き、同月20日と21日にバルト三国が独立した。同年12月にロシア連邦を初めとする残りの構成共和国が全て独立して消滅し、これを受けて共産党も解散となった。

国際関係

アメリカ合衆国

1933年11月に外交関係を樹立し、冷戦が開始された1947年3月以降は対立した。1991年12月に崩壊するまで、地政学・イデオロギー・経済での闘争を長引かせた。

日本

1925年1月に外交関係を樹立し、この時に日ソ基本条約が締結された。1936年11月以降から両国関係は悪化したが、1956年10月に日ソ共同宣言を締結して外交関係の回復・戦争状態の終結を実現させた。

国家機構

行政単位

  • ソヴィエト〈勤労者代表ソヴィエト〉

『ソ連政府』〈当局〉

元首相当

  • ソ連大統領(1990年3月 – 1991年12月、初代、最後ゴルバチョフ)
  • ソヴィエト議長(1938年1月 – 1989年5月、初代議長はカリーニン)

国会相当(憲法での最高権力)

二院制〈連邦会議(上)、民族会議(下)〉、任期5(4)年〉各共和国一院制ソヴィエト議会が存在。

  • 一党独裁制の国であるが、連邦共和国のようなな要素も多い。
  • 一院制では無く二院制である。こんな無意味な二院制は無いと思うが。
  • 構成共和国は『一院制』ではある。
  • ソ連共産党〉と〈連邦構成15共和国の共産党〉が存在したが、相互関係は一概に明確では無い。

  • 人民代議員大会(1989年5月 – 1991年9月)〈ソヴィエト自治体側の機関〉
  • 最高ソヴィエト(1936年12月 – 1991年12月):共産党側の機関、旧名:ソ連(全ロシア)中央執行委員会、初代ソヴィエト議長カリーニン)

内閣相当

  • 閣僚議長(首相相当、初代議長レーニン)
  • 閣僚理事会(旧最高権力機関、旧名:人民委員会議、構成共和国にも存在)


中央省庁

  • 航空産業省
  • 自動車・農業機械省
  • 原子力産業省
  • 対外経済関係省
  • 総務省
  • 地質省
  • 民間航空省
  • 衛生部
  • 外務省
  • 情報報道省
  • 文化省
  • 素材資源省
  • 冶金省
  • 海洋省
  • 石油・ガス産業省
  • 防衛産業省
  • 防衛省
  • 一般機械建設(ビルティング)省
  • 自然・環境省
  • 運輸省
  • ラジオ産業省
  • 漁業省
  • 交通部
  • 農業・食品省
  • 特殊構造と事業省
  • 造船産業省
  • 貿易省
  • 交通建設省
  • 労働社会問題省
  • 石炭産業省
  • 財務省
  • 化学・石油産業省
  • 経済産業予測省
  • 電子産業省
  • 電気電子業界機器省
  • エネルギー・電化省
  • 法務省


ソ連共産党(実際上最高権力)

  • ソ連共産党大会(党紀上での最高意思決定機関、理論的には〈党綱領,鉄の規律〉を変更できる。しかし実際には鉄の規律はまったく変更できないまま28回大会で終わる。、上記の『最高ソヴィエト』と一緒くたにされている感もある。)
  • 書記(書記長・第一書記)(最高権力者、初代書記長スターリン)
  • 政治局(通称:ポリトビューロ、レーニン一派が社会主義労働党員を制御するのに使ったのに始まる。共産党世界ではここが最高政治決定機関になる。閣僚理事会メンバー。日本共産党にはこの機関はない。
  • 中央委員会(旧名:中央執行委員会)(通称:中央委、大会の代行として党〈ソ連他〈社会主義国〉の場合中央省庁・国家機関もだけど〉の運営をする。)
  • 書記局(中央委の書記業務な扱いだが、実質中央委員会を統率する局であり、実際は中央委よりも上。)

〈閣僚理事会(内閣)〉関連だが実質〈中央委員会〉直属

  • 国家保安委員会(略KGB、旧名:GPU他、チェーカー、秘密政治警察の代名詞的存在、KGB以前の名称の時代のほうが遥かに危険な組織であった(独自軍保有、拷問、即処刑、不逮捕特権等)初代議長ジェルジンスキー)
  • 食料資源調達国家委員会
  • 森林国家委員会
  • 建設国家委員会
  • 公教育国家委員会(通称:教育委員会)
  • 科学技術国家委員会
  • 国の問題国家委員会
  • 中央統計局
  • 建設投資国家委員会
  • 生物工学・化学委員会
他・・。

ソ連の政党

全連邦共産党

  • ソヴィエト連邦共産党(ソ連共産党、旧名:ロシア共産党)

行政

(ソヴィエト共和国共産党(各ソヴィエト共和国の政府))

  • ウクライナ共産党
  • ベロルシア(ベラルーシ)共産党
  • ウズベク共産党
  • カザフ共産党
  • グルジア共産党
  • アゼルバイジャン共産党
  • リトアニア共産党
  • モルダビア共産党
  • ラトビア共産党
  • キルギス共産党
  • タジク共産党
  • アルメニア共産党
  • トルクメン共産党
  • エストニア共産党
ソヴィエト(勤労者代表ソヴィエト)
  • ソヴィエト共和国
  • 自治共和国ソヴィエト
  • 自治州ソヴィエト
  • 民族自治ソヴィエト
  • 市ソヴィエト
  • 町ソヴィエト
  • 村ソヴィエト

経済

  • 社会主義的所有(国家統制計画社会、〈貨幣価値が非常に低い社会〉)
  • 社会主義的計画経済(五カ年計画


農業

  • ソフホーズ
  • コルホーズ

経済運営設定

  • ゴスプラン(国家計画委員会、五カ年計画の作成。旧名:国家電化委員会〈ゴルエロ〉)

労働組合

  • 全ソヴィエト労働組合中央ソヴィエト(ソ連の労働組合、労働者の国なのに労働組合がある。)


中央銀行

  • ゴスバンク(ソ連邦国立銀行)


新聞(2誌のみ)

  • プラヴダ(『真理』、ソ連共産党中央委員会機関紙兼一般大衆紙)
  • イズヴェスチヤ(『報道』、最高ソヴィエト機関紙兼一般大衆紙)


テレビ(1社のみ)

  • タス(ソ連電報通信社、海外クレジット『イタル・タス』)


航空機(1社のみ)


鉄道


関連タグ

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