ソビエト連邦においての行政的基盤(自治体)ソ連共産党(レーニン)においては社会主義以降革命をへて〈究極の目的〉を遂行するための労働者権力(行政・政府)を保障する機関である。
「ソビエト」という言葉自体は、集まり・グループ・委員会・評議会などの意味を持つ。
なので、ソ連崩壊後のロシア連邦でも「ソビエト」という言葉は比較的聞きやすい。後ロシアでは村規模行政はソビエトと表記するようだ。(村ソビエト)
マルクス主義では「政府・国家」を否定するような論があり、ソビエト連邦や〈社会主義国〉などの共和国などでも政府・役所というものが(建前上でも)存在しない、もしくは〈市町村共産党委員会かソビエト〉というもので表記する。
ソ連邦では「すべての権力をソビエトへ」というスローガンのもと、民主主義的中央集権(一言で言えば、議会が立法権はおろか行政・司法含む国家の最高権力を掌握する)が図られた。だが、一党独裁体制も一緒に築かれたので共産党関係者しか議員になることができず、実質的には共産党の決定に法的根拠を与えて民意の名目で追認するための機関でしかなかった。これは他の社会主義国も多少の差はあれ、共通している。
pixivではもっぱらソビエト連邦(ソ連)の意味で使用される。