概要
ソ連崩壊(ソれんほうかい、ロシア語:Распад СССР)は、1991年12月13日のソビエト連邦共産党の解散を受け、同国を構成する12カ国の共和国が独立主権国として宣言し、同月25日のソビエト連邦大統領ミハイル・ゴルバチョフの辞任によって同国が解体され、事実上崩壊した事件である。
崩壊の要因
2015年3月に出版された『冷静終結の真実と21世紀の危機』では、軍事費の使い過ぎである事が語られた。また現在はロシアの国営の報道機関であるラジオスプートニクの同年7月10日の記事で、ソ連崩壊の要因になったのは中央政府の官僚主義であると語り、更に「中央政府の利害及び公式イデオロギーが、ソ連市民の大半及びソ連を構成する諸共和国の利害及び世界観とどんどん乖離していったためである。」と報道した。
またエマニュエル・ドットは、ソ連崩壊前に乳児死亡率が急激に増加している事が明らかになった。
崩壊前後に独立した国
崩壊によって独立した12カ国
全てNIS諸国と呼ばれる国であり、1991年12月26日をもって正式に独立した。
国名 | 独立宣言 | 備考 |
---|---|---|
ロシア | 1991年12月12日 | |
ウクライナ | 1991年8月24日 | |
ベラルーシ | 1991年12月10日 | |
モルドバ | 1991年8月27日 | |
トルクメニスタン | 1991年10月27日 | |
ウズベキスタン | 1991年8月31日 | |
キルギス | 1991年8月31日 | |
タジキスタン | 1991年9月9日 | |
カザフスタン | 1991年12月16日 | |
グルジア | 1991年4月9日 | 2015年4月にジョージアに改称した |
アルメニア | 1991年9月21日 | |
アゼルバイジャン | 1991年8月30日 |
崩壊前に独立した3カ国
NIS諸国に含まれない国であり、1991年9月6日をもって正式に独立した。
国名 | 独立宣言 |
---|---|
エストニア | 1991年8月20日 |
ラトビア | 1990年5月4日 |
リトアニア | 1990年3月11日 |
備考
※1『ゴルバチョフが語る。冷戦終結の真実と21世紀の危機』(NHK新書)
※2『EU崩壊はいつ?そして何故起こる?』(ラジオスプートニク2015年7月10日の記事。)
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